インフルエンザワクチン・こども接種に助成? [医療]

1月30日(金)

あらためて考えたインフルワクチン

今年の冬の初め、私はインフルエンザワクチンは、やはり効くから打ったほうがいいという医師の文章を紹介したことがありました。2014・12・19日のブログで、「週刊文春」に載った記事でした。

それより前、私自身もインフルエンザ予防ワクチンを接種しています。

※ほとんどの自治体は、65歳以上の高齢者の接種に補助をし、高齢者は1000円程度で受けられるようになっています。

さて、そういったことを踏まえてですが、今回、あらためてインフルワクチンを再考することになりました。

いくつかの自治体で、1歳から15歳までの子どもの接種に、保護者の負担を軽減するための助成を始めたからです。

集団接種が中止された後

1994年に、インフルエンザワクチンの集団接種が中止されたあと、子どもへのワクチン接種は、保護者の判断により、個人負担になっています。

それが、最近子育て世代の支援の一環として、ワクチン接種費用の一部を助成する自治体がでてきました。

1歳から13歳未満の子どもは、(大人と違い)2回接種となります。1回につき1000円×2回の2000円を補助するというところが多いと思います。

私は、議員仲間への「教えてメール」を発信したり、ネットで調べたりしました。

その結果ですが、(これは自己責任しかない。自治体が一部費用を助成するのは、かなり慎重を要するナ)と、あらためて考えました。

いろんなワクチンに共通していることだけど、接種する、接種しない、は本人(子供や高齢者の場合、家族が)が得た情報をもとに自己責任で決めるしかない,との結論に至りました。

インフルエンザワクチンの場合、被害者連絡会が発足した「子宮頸がん予防ワクチン」のようなひどい副反応はありません。ですが、副反応に差はあっても、ワクチンにはリスクが伴うというのは同じだと思います。

高齢者の場合、抵抗力が弱っているため、肺炎などになりやすく死亡に至ることもあるので、自治体は補助金を出していますが、子どもへの助成となるとまだまだ慎重論が多く占めていると思います。

先日、子育て世代の方から「2回接種で負担が多い。宮代町で助成してもらえるようにならないか」と言われたもので,(できるなら宮代町も補助を検討するべき)と思った私です。しかし、あらためてネットで調べたり、友人から意見を聞いたりして、慎重論を持つに至りました。

自分では、(自己責任で)接種を受けてはいますが、子育て支援の一環という施策となると、悩ましい問題です。

子育て世代を支援する政策なら、ほかの費用を減らしてあげることの方が安全のように思った次第です。


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20年経た借り上げ住宅・・阪神淡路 [震災]

1月29日(木)

阪神淡路大震災から、1月17日で丸20年たちました。震災による倒壊、火災などで家を失った人たちは遠くの縁者を頼って引っ越したり、急きょ建設された仮設住宅に住みました。

借り上げ住宅は20年で終了

 行政が用意した住宅に、「借り上げ復興住宅」があります。民間のアパートなどを自治体が借り上げて、被災者に供給するものです。

この借り上げ住宅の入居期限が20年間ということで、今年中に他に移ってください、と引っ越しを迫られているというニュースが先日放映されました。入居者のほとんどが高齢者であり、いまさらどこに行けっていうんだ、第一20年間だけだという説明は、入居時に聞いてなかった、と住民たちの怒りの声が流されたのを覚えています。

 たしかに、私もこの番組を見たけど、住民の声に対して、市の職員は「当時は、速やかに住居を確保して入居してもらうということが先に立って、20年の契約で借り上げていることなどの説明は丁寧でなかったかもしれない」とタジタジでした。

このテレビ放映をめぐって、西宮市の市長が抗議の取材拒否を発表していました。その後、取材拒否は修正したが、市の広報職員にテレビ取材を録画させ(チェックする)という方針は撤回していません。

発端となったのは、阪神淡路大震災の被災者に対する「借り上げ復興住宅」の返還期限が迫っていることを取り上げたテレビ番組。西宮市は、住み替え用の住宅あっせんなどの支援策をしていたのに、それには触れず、入居者の不安な声だけを取り上げたと、抗議しました。市の抗議を受け、制作したテレビ局はすでに謝罪しているという。

 医療・介護などのニュースを発信しているニュース会社は、「メディア側に問題があったのは重々承知している、としながら次のように指摘している。

今回の報道で残念に思ったのは、市長が番組終了後、借り上げ復興住宅の住民に会って、安心させるような行動をとらなかったことだ。報道が「偏向している」と感じたのであれば、メディアに抗議するだけでなく、改めて住民に支援策を説明する姿勢があってもよかったと思う。被災者の高齢化が問題になっている。市長に求められているのは、支配者の不安をなくするための市長の強い行動力ではないだろうか

テレビ番組の報道のしかたによって、視聴者の受ける印象は変わります。市が敏感になっているのはわかります。一方、全国の人々は、被災地で起こっていることを知る必要がある。 悩ましい問題です。

言えることは、震災から20年、確実に高齢化が進んでいるということ。


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I am KENJI

1月28日(水)

I am KENJI

世界中の人たちが、祈るように「I am KENJI」(わたしたち、ひとりひとりが後藤健二だ)「彼を生きて返してください」と訴えています。

私などだって、決してこの人質問題に無関心ではない。何とかできないものか日本中の人々が気をもんでいるし、私も同じです。しかし、わが身はあまりにも非力で小さい。

そういう人たちが、せめてできる行動としての「I am KENJI」。

安倍総理の招いた事態

起こってしまってから攻めても仕方ないが、きっかけを与えてしまった責任は日本の外交戦略にある。安倍総理の招いた(想定できた)事態といえる。

 昨年8月には湯川さんがイスラム国の人質に、10月末には、湯川さんを救出に行った後藤さんがとらえられてしまった。人質をもっている組織はいかようにもカードを切れる。慎重に言葉を選ばなければならないことは、政府の要人なら想像できたはずではないか。しかし今回、安倍総理は、イスラム国の言葉を借りるなら〈得意そうに〉「イスラム国と闘っている周辺の国への支援に2億ドルを提供する」といった。

 これまで日本が、中東地域やアフガニスタン、アフリカにおける紛争地域に対して行ってきたことは、難民救済、医療チームの派遣など、直接紛争相手を刺激する方法ではなかったはずだ。

それが、一気に、今回はイスラム国に対する空爆などを実施している(イスラムと敵対している)有志連合国を支援するためにお金を出すと表明した。安倍氏の基本姿勢、本懐を世界に示したことで、これまでとはっきり違っていた。

 人質の映像が映し出され、ついでその人と思われる人質の一人が殺された事態に、「テロには屈しない」「人命第一」と言うばかり。いまさら「イスラム国を敵対したつもりはない」のような言葉は、国民の多くは納得できないはず。

国と国との、慎重な対応にしか、われわれ非力な国民はゆだねるところはない。政府に頼るしかない。だから、「積極的平和主義」をうたい、進める安倍総理にお願いする。世界中で行動する善意の日本国民を窮地に陥らせる、不用意な言葉はやめてほしい。軍事力強化でも集団的自衛権でも、命が刻まれている日本人は救えない。

 今回の2億ドルの支援も、(事件が起こらず)何事もなくアメリカはじめ連合する国々に感謝されたら、支持率はさらに上がっただろう。集団的自衛権行使にも突き進みやすくなってだろう。その目算あっての宣言だったのだろうが、政治的発言とは、紙一重の危ない橋を渡るに等しい。

「得意げに」とみられても仕方ない宣言であり、その結果がこの事態だ。

日本は、戦争の犠牲になっている女性や子供、負傷者への救済、支援を基本とすべきだ。皮肉にも、そういうことを地道にやってきた後藤健二さんが、命の〈時間〉を刻まれていることを直視すべきだ。

私のように非力な人間は、「I am KENJI」と訴えるしかできない。


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how much お布施 [日常]

1月26日(月)

3回忌に

日曜日、午前中は義父の3回忌のため、浅草のお寺に。お墓は白岡市に移しましたが、法事は浅草まで行って執り行っていただく。

家族だけ参加の法要は10時から30分ほどで終了。ご住職にお礼を申し上げ、おとなしくしていた孫には、お寺事務所に常備しているおもちゃの中から持ちきれないほどのおもちゃをいただき、帰路に。

ところで、いつも気になるところですが、1周忌、3回忌のお布施っていくら包めばいいの? 私は19歳のころから喪主を務めている人生ですが、実は、お布施の金額はいつもあいまいなまま。こういうものは、お坊さんに直接聞いても「お気持ちで・・」とか言われてますますわかりにくい。

そもそも檀家というのは、寺により先祖とつながらせていただき、子孫を守ってもらっている立場。系図などもよくご存じだし、葬儀などにもすぐ対応してくださるありがたい存在。別の見方をすれば、檀家というのは、いわば寺のスポンサーのようなもので、「お布施」をお渡しする代わりに墓守、法要をしてもらうもの。菩提寺と檀家は対義語ということになります。

ですが、我が家の場合、先祖代々浅草の菩提寺にあったお墓を、夫の1周忌をきっかけに菩提寺に返上(表現はいいのかな)して、こちらに新しいお墓を購入した。5年前、遺骨は全部こちらに移しているのでありますが・・。

だから、義父の葬儀など一連の作業はもちろん菩提寺にお願いしますが、墓守は新しい(宗派の制限のない、いわゆるガーデン式霊園)にやってもらってるわけです。つまり、純粋な菩提寺⇔檀家の関係ではない。

浅草には大小150ものお寺さんがあるという。が、まわりはビル群という都会の限られた静寂の場所。お墓を移す人もないではない。若い世代になって寺離れが進み、縁遠くなるお寺も少なくないでしょう。

我が家の場合も、1周忌はこちらの霊園で執り行います。最近のご住職は、車にナビがついていますから、(BMWなどイケテル車に)乗ってきて、お経をあげて(会食は遠慮してすぐ)お帰りになるなんてことが多い。(お布施+配膳料+お車代を気持として受け取っていただく。)

そういう事情だから、さらにお布施の相場がわからない。浅草の近くならしょっちゅうお寺に出向き、お墓に線香を手向け、お布施も置いてくるでしょう。

 でも、離れているから、正直、お寺に参るのはお葬式、1周忌、3回忌の折々だけになる(7回忌になるとやったりやらなかったりになる)。そういった≪ご無沙汰≫しているお寺様、近所に墓を持つ人よりお布施の機会は少ない。

 菩提寺だけど、お墓を移したので、ご先祖様を一括管理してくださっているというのでもない。

人に聞いてもわかったようでわからない。議員仲間にこの前聞いたら、「1万円でいいよ」という人もいた。これにはびっくり。

「えーっ、私のところではいつも10万円だったけど」というと、「それ、多いよ」という。でもね、嫁の立場としては、(あそこの家は、嫁だけになったら、額が少なくなったら・・申し訳ない。自信がないのです。)

ネットで調べたら

インターネットで調べるという方法があった! そうすると、1周忌、3回忌の一般的相場は3万円から5万円というのが多くでてくる。なるほどー。これを参考にしたらいい。

 で、中を取って? 今回7万円に決めた。(微妙な金額・・)+お花とかお供え物とか持参。(先方に事前に頼むこともできる)

結論・・・今までと違う額にすると、これはこれで後々が気になって仕方ありません。娘は「今回、講和がなかった気がする。やっぱり少なくしたのは、いけなかったよ」と不安な心に追い打ちをかけるし。でも、こういうものは「少なかったので、追加です」と後で足すことできませんよ、ホント。[ふらふら]

さらに結論・・・しかし、インターネットというのは親切です。世間の相場を見て決めた、といえるからいい。お布施の額から、あらゆる立場のそれぞれのお香典の世間相場まで、親切丁寧にご教示してくれる。


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感染性胃腸炎 猛威 [医療]

1月25日(日)

感染性胃腸炎、東北などで流行

先々週、娘がかかり、先週から今週にかけて友人がかかって大変だったと聞いていたウイルス性胃腸炎(いわゆるおなかにくる風邪)、昨日は妹がダウンしてしまったようです。

北海道、東北などでかなり流行しているようですが、関東地方でもあちらこちらで聞くようになりました。

一口で、ウイルス性といいますが、ノロウイルス、ロタウイルス、サポウイルス、アデノウイルスなどあって、最初は風邪かなと思っていると、嘔吐、下痢などに苦しめられることになります。

ウイルス性胃腸炎の悪いところは、感染力が極めて強いというところにあります。家族がかかった場合、小さな飛沫でさえ完全に拭きとらないと、あっという間に全員感染、となることも。

大人は大丈夫ですが、乳幼児がかかると、脱水症状はじめ、体が消耗する状態になります。重くならないように注意する必要があります。

早く治す方法

〇水分を取る・・下痢やおう吐を繰り返すことで体内の水分が排出されます。吐き気がひどくて水分吸収が十分でないときは病院で適切な処置をしてもらわなくてはなりません。しろうと判断はやめてお医者さんに。

〇下痢止め・吐き気止めはダメ・・市販の薬で早く治そうと、下痢止め・吐き気止めを飲むのはやめたほうがよさそうです。急性胃腸炎のときの症状は体に有害なものを体外に排出するため防衛反応。それを止めることは、症状を長引かせることになるそうです。これも医師の判断で。

〇症状がよくなるまで食事は控える・・何とか体力をつけようと口に物を入れようとしますが、これも逆効果。食べられないときは水分だけでも。食べられるようになってからも、お粥のようなものをすこーしずつ、一日に5,6回に分けて食べる、というのがいいようで。

よくなってくれば、どんどん回復しますから焦らないことです。とにかく、他人からうつされない、運悪くうつされたら人にうつさない。無理しないでゆっくり治す、というのがいいようです。

それにしても、1月というのは、人込みに出る機会が多いです。どうか、みなさん、お気をつけて。


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取り返しできない負け・サッカー [日常]

1月24日(土)

時間は返ってこない

「まさか、ここで負けるとは・・」と選手が言っていたけど、それはこっちが言う言葉ですよ!。いいお金とって、ちやほやされて、いいところなしで負けました。

ここで勝ってもらって、自分の気分も上げたいと思っていた八方塞がりの国民全部がひどい落ち込みを味わってしまった。他力本願がいけなかったですねー。自分の力で自分の気分やモチベーションを上げようと思ったほうがよっぽどいい。

シュート35本?(相手5本) コーナー取ったのが18回(相手0回1回?) ・・・。それで1:1。そのあとPK負け。あそこでこうやってくれれば、あそこでもうちょっと左に打ってくれればと、、、。

何か、この先しばらくいいことはないだろうなーと、思い知らされた時間だったですね、昨晩の「サッカーアジアカップ」は。延長戦のとき、選手の思考力はだいぶ落ちていた気がします。 疲れ切った選手たち、気の毒ですけど、テレビ前の観戦者たちもみんな疲れました。

予想

昨日、桜の開花予想が出ました。東京は3月24日だそうです。春が来ればいいことがあります。


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「クリッペルウェバー症候群」の難病指定を求める運動 続行中 [難病指定を求める]

1月23日(金)

「私も」と、クリッペルウェバー症候群の方から

今回で何通目になるでしょう、「クリッペルウェバー症候群」という、あまり人に知られていない難病に寄せられたコメントがまたひとつ。年に数回は「私も、その病気です」との声が届く。

私も30歳の時、神奈川の大学病院の教授にクリッペルウェバー症候群と診断された40代の女性です。難病指定のために日々尽力くださりありがとうございます。

生まれつき全身にアザがあり、成長とともに足の長さや手足の指の長さが普通以上に長かったり短かったり…。そのために学校でいじめの対象になりました。

20代後半から、血管が異常に浮き出てコブになり始めて、暑さ寒さに敏感になる症状が出始め、今も年齢以上に全身疲れやすく体力低下しています。

難病指定についても保健所・役所関係に尋ねましたが、10年くらい前は全く取り合っていただけず、いつまで働けるかわからない自分の体に、不安と理不尽さにやりきれなかった気持ちを今でも昨日のことのようにおぼえています。

いまだに有効な治療法もなく、体に増え続ける血管瘤、さらに体や骨の異常のためにおこる他の症状になやむ方は私だけでないはず! ちなみに私は現在北海道〇〇市に在住ですが、この難病の専門医を探しています。情報がありましたら、上記のメールアドレスにご連絡ください。よろしくお願いします

1週間ほど前に(私の発信するブログに)いただいたコメントです。クリッペルウェバー症候群という、血管異常のなせる複雑な症状にお悩みの様子が伝わってきます。大変だとお察しします。

こちらにある情報で、お役にたつことがあったら、とメールしたいのですが、実はどこを探してもメルアドが見つかりませんでした。個人情報のことなので、躊躇なさったかもしれません。不特定多数向けに情報を(ブログ経由で)発信できるかもしれませんが、私などよりもっと精力的に取り組んでいる仲間がおられます。その方たち、今ある対応医情報などを共有できるかもしれません。コメント投稿名・コバチャン、どうぞ、よろしく。


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点滅している商店街街路灯 [まちづくり]

1月22日(木)

街路灯いっそのこと消しちゃおう

地元学園台(旧)商店街の街路灯(宣伝灯)問題は、しばらく動きがなかった。今後どうする、の話し合い(と言っても出席するのは3,4人)も、すっかり沈黙したように開かれない。

 相談していた町の担当課(産業観光課、町民生活課)も、ほとほと手を焼き、「会合に出席する人が正味の賛同者ということではないの?」という。確かに、そういわれてみるとそうかもしれない。

シャッターを閉ざしてしまった旧商店街の街路灯26基を、ただいま営業中の5、6軒の力で灯しつづけるのは到底無理な話だ。主に年間の電気料に使っている貯金もどんどん減っていく。

3,4か月ぶりになろうか。「会合を開くので出席してください」との連絡がありました。場所は仲間内の喫茶店。3日前のことだ。

 この間、さらに賛同者は減り、ボロボロと脱退者が出ているという。最後の会合で、例えば、とりあえず14軒で灯しつづけようと意思確認したところで、一人の脱退者が出れば「実は、私もやめたい」ということになる。ひとり減れば維持費(電気料)の1件当たりの按分金額も即座に違ってくる。軒数が少なければ少ないほど、まともに打撃になる。前回の会合で仮に「年会費1万円で何とか・・」とした金額は、3人の脱退で1.5倍にもなる。(それじゃー、うちは無理だ・・)と連鎖を呼ぶ。

人が聞けば、なぜ、決まった内容でできないの?と思うかもしれないが、余力のない組織とはそういう雪崩を起こしやすいもんなんです。

全ての灯を消そう

会計兼代表をがんばってやってくださっているHさんが、「もうほとんどないよ、金が。今月でなくなる」という。出席者「えーっ、早く言ってよ!」「だから俺、言ったんだよ」と責めモード。

 話はどんどん後ろ向きになる。会合に出てこない人はそもそも続ける気力がない。何度も話し合ってきた。町にも相談した。「やる気(覚悟)はあるのか」と反対に訊ねられたが、周りの人を見ると即答できない。ここにいる人たちで(5人で)灯しつづける余力が、いや、その前に灯す意義があるだろうか。

 とうとう資金がなくなる今月いっぱいで全部の街路灯を消そう、ということになった。「県道沿いが真っ暗だよ」「いや、現実を見なければだめだよ」「町は、防犯上、防犯灯は設置するよといっているんだからサ」と。

それで、決まった。「もう、消そう」 肩を落としながらも、長い葛藤に決着がついた(すっきり感)も漂った。

 私は「確認しますよ。スズラン会(街路灯がスズランの形)は解散。街路灯は全部消す。そして撤去。撤去費用はそれぞれ個人負担。あとは町に全部ゆだねて防犯灯をつけてもらう。これでいいですね」みんなうなずく。

 わたし「わかりました。今まで補助金などでお世話になった町、地元自治会に連絡しましょう。」

わたし続けて言う「その前に、今集まっている少なくとも5軒の方は、営業中ですよね。それに後継者のいる人も多い。防犯灯は設置してもらっても、個人としてはそれぞれ今までの街路灯を活かす、という、つまりベストミックスの方法はないかを、産業観光課に相談してみますよ」と、この部分を提案して請け負った。≪消す≫ことが決まった後の、ベストミックス。ダメ元という気軽さで当たってみよう。

規模縮小でつけよう

ところが、昨日夕、また、首がつながった街路灯。少なくとも今灯している14灯の続投はできないか、継続案が浮上した。あいかわらず、消す・消さないの議論は点滅している。しかし、まだ灯しつづける。風前のともしび、とはこのことだよね。がんばれ、学園台のともしび。


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「住民の健康管理のありかた」環境省のパブコメ募集に [放射能]

1月21日(水)

野田市長に続いて、柏市も環境省へパブコメ

昨年12月22日から本年1月21日まで環境省が意見募集していた「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議の中間とりまとめを踏まえた環境省における当面の施策の方向性(案)」に関する意見募集(パブリックコメント)が締め切られました。広く国民から意見をお聞きするというものですが、これに野田市長がパブリックコメントを提出したのに続いて、柏市でも環境省へパブコメを出していました。

これは、平成24年6月に「東京電力原子力事故により被災した子供をはじめとする住民等の生活を守りささえるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律(平成26年6月27日法律第48号)が成立したのを受けて、その第13条...〈国は放射線による健康への影響に関する調査等に関し必要な施策を講ずる...に意見を聞こうとするものです。

ご存知のように、福島第一原発の原子炉爆発事故によって流出した放射性物質は、風の流れで、群馬県の一部、千葉県の一部などに、いわゆるホットエリアを作りました。この流れは、埼玉県においても三郷市、八潮市などにも数値の高い地域を生み出しました。

福島県の子どもだけでなく

 野田市長(野田市)の意見は、「放射能汚染から子どもたちを守る会・野田」などの母親たちによる市への強い働きかけがあって、市長が自ら動いた。市長名で出したことに意味があると思います。

福島県の子どもたちはもとより、放射線の影響を受け、不安がある(野田市のようなエリアの)住民に対しても、調査、住民の費用負担に支援する施策についても項目に入れ、対策を講じるべきというものです。

これに続き、同様の意見を柏市でも提出しています。

 同じようなホットエリア、ホットスポットのあった埼玉県内の自治体でも、パブコメはするべきではなかったか、と思います。しかし、県内自治体は、環境省のパブコメは、よそ事と思っていたフシがあり、仮にエリアとして同じようなことが懸念されようが、「以下同文で、ひとつ・・」というような薄い関心だったことが推測されるのではないかと思います。

三郷市市議の一人が「みんな必死です」といっているのに、いやぁー、ほとんどの人は動くわけではなかったし、行政としては(いや、いや、忙しくてそれどころではないんですよ、との〈常とう句〉よろしく)無関心だったです。

野田市の根本市長は、自ら案文をつくるくらいの関心事だったでしょうし、柏市だって担当課が案文は作ったとしても(ふつうはほとんど担当課が作るもので、首長がやることはないんですがね)、きちっと住民への手当はしている。

埼玉県内では、早くも風化しているんでしょうか。

〇昨日、宮代町選挙管理委員会に、「『原発反対』に関する≪埼玉県条例制定請求者名簿≫に集まった署名簿を届けて、受理書をもらってきました。(提出締め切り1/20)

恥ずかしいことに、私は忙しさにかまけて、署名活動をやらず、集まった署名簿を届けるだけの届出人です。この署名は、選挙管理委員会で慎重な(名簿の)審査を経て縦覧となります。時期としては2月10日前後でしょうか。


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大人にならざるを得ないとき [教育]

1月20日(火)

自分以外を守るとき

17日、阪神淡路大震災から20年。「あの時」を想起させる番組がたくさんあった。同じく災害を受けた東日本大震災の被災地の人たちも「あの時」を語った。

石巻市(だったと思うけど)の女子高生が言った言葉が深く心に残りました。「津波が急速に近づいてくる中、中学生だった自分が近所の小学生を連れて逃げた。自分ががんばらないと小さい小学生は津波にのまれてしまうと思った。必死の作業を続け、その時急速に大人になることが要求された」

この少女は、自然の脅威にさらされるなか、自分より弱いものを背負うこと、一瞬の甘えも許されない状況で耐えることを知ることで、否応なく大人にならざるを得なかったと思うとイタイタしい。

対照的に、20歳の若者を見てみよう。成人式を迎えたのだから、確かに実年齢は20歳だろう。カメラに向かってピースをしている希望にあふれた、初々しい若者はどこかあどけない。(急速に大人になることを)要求されていない身の上だからか…。

どちらがいいとか、悪いとか言っているのではありません。希望にあふれた青春時代はあったほうがいい。悩むことの訓練はした方がいい。どちらも、弱者にやさしい大人になるために必要なこと、くらいしか言えない。

「道徳」を人工的につくる

話はそれますが、1月17日の新聞に、「道徳を教えるということ」という紙面があった。そこで作家の石井光太氏の記事があった。

「昔なら戦争で人を殺したお年寄りがいたり、被差別部落の問題が今より顕著だったりして、くらしの中で道徳を考えることができた。現在、その機会が減った以上、教科化によって人工的にでもきっかけを用意することは必要だと思います。

ただ、いじめはよくないとか、誰が考えても当たり前な話をするだけなら時間の無駄です。そんなこと誰だって(いじめる側だって)わかっている。

道徳教育の重要さは、答えの出ない問題を考え続けるところにある。-中略ー 社会に出れば、善悪の判断がつかない問題であふれています。それでも自分でどちらか選択しなきゃいけない。選ばなければ前に進めないわけだから。本当に正しいのか悩み続け、何度も間違えて、後悔して、また進む。そのために必要な勇気と気力を身に付ける訓練が、道徳の授業だと思う」

評価することの意味

同じ紙面に、教育評論家の尾木直樹氏の記事が。

「道徳教育の強化ということで教科にすることが決まりましたが反対です。教科にすると評価が入ってくる。評価されるとわかると子どもの行動も逆に制約を受けるんです。教師に縛りをかけ、こどもたちも縛ることになる。

子どもに規範を与えていくことが重要なのは確かです。でも、問題は何をやらなければならないか分かっていても、実際にはできない子がいることなんです。判断力から行動力にうつせるかどうかが問われている。その段差を埋めるカギになるのは自己肯定感です。自分を肯定できない子は他人を認める感性が育ちにくいからです。

そういう子をどう育てるかシチズンシップの教育が大事だと考えています。道徳教育というと過去の偉人に学べとかいう。教育勅語だっていいところがある。でもそれって過去を向いた教育なんです。これからの市民社会をどう形成するかが大事です」

どちらの記事がいいとか言ってない。どちらの考えも十分わかる。

いえることは、屈折して、悩みを乗り越えられない、それでいて(いいかっこしい)のうすっぺらな14歳の私だったころ、道徳でいい評価をもらえるコツくらいは知っていたんじゃないだろうか、と思ってしまうことです。


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