生活困窮者自立支援法を知ろう [学習会]

1月19日(月)

生活困窮者自立支援法の学習会

 私の所属している「地方政治改革ネット」は、23日にある学習会を企画しています。

 一昨年12月に制定された「生活困窮者自立支援法」で、これは、今年4月から施行されます。法の施行に当たっては自治体にも関係あります。ご関心がある方は、私たちの「事前勉強会」においでください。無料です。せっかくレアな講師を招く会です。我々にとっても、たくさんの方に学んでいただく方が企画費用が活きるというものです。

日時  1月23日(金) 午後2時~

場所  北越谷駅前 男女共同参画センターほっと越谷 セミナールームA

講師  NPO法人 「ほっとプラス」代表 藤田孝則さん

貧困者支援などで広く知られている人です。

 生活困窮者自立支援法とは

第185国会で成立、同年12月13日公布、今年4月から施行される。 

2013年5月、閣議決定されると、すぐ衆議院で可決、参議院では審議が長引き、時間切れ廃案となったものです。

民主党時代「生活支援戦略」と呼ばれていた生活困窮者支援を体系化するという議論を引き継いでいるもので、「生活保護」にいたるまでのワンステップの制度(法)という意味が大きい。この議論は自公政権にも引き継がれ、着々と進められてきました。

「生活保護法改正法案」と、「生活困窮者自立支援法」はセットで考えなければならない。つまり、まったく新しい(メニューを増やす)支援制度ではなく、生活保護の役割を圧縮することを〈前提〉とするいわば装置であります。

 生活保護法改正案は、新聞等で報道されています。しかし、セットのもう一つのほうは、あまり積極的に、その内容が論議、検証されていなかったし、メディアも取り上げてこなかった経緯があります。

いざ、施行ということになった時は、実施する行政は、プラス面、期待面しか言わなくなります。(そりゃー、そうです。税金と人件費を使って、これから実施するもののマイナス面は言えない。行政の宿命です)

事前の予備情報というものは必要です。一緒に勉強しませんか。


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赤で染まった国会周辺 [活動]

1月18日(日)

赤いものを身に付け・・

1月17日午後1時、国会周辺は赤いものを身に付けた女性たちで包囲された。

この呼びかけは、新年になってすぐ始まりました。仕事始めの1月5日、同時多発的に「国会を赤で取り囲もう」との呼びかけが出ました。赤・・・女性たちの意思表示です。

女性たちよ、立ち上がれ。アイスランドの「レッドストッキング」という女性からのレッドカード運動。これを学び、1月17日午後(1時集合)赤いものを身にまとった女性たちで国会包囲網を作りましょう、というものです。

私は、できれば行きたい、と思っていました。しかし、仕事の忙しさと、他に心の中を占めるものでその余裕がなくなって頭から消えていきました・・。しかし、包囲網はできていました。7000人も集まったのを新聞で知りました。

「女の平和」への願い、赤く国会を囲む

「女の平和」ヒューマンチェーン(人間の鎖)は、国会の周囲2キロを7000人が手をつなぎ包囲できました。「誰一人戦争に行かせない」「私たちは平和を望む」と声をあげました。い手袋、いマフラー、いコートの結集。行動力の弱い女性だけど、利益とつながらないところで、しかも〈個〉でも行動できるのが女性です。

新聞やネットでみて、「ああ、そうだった。みなさん、行動したんだ」と思った私は、まったくの部外者です。意志や思いを同じくしても行動を共にできないことがあります。仕方ありません。

 できれば参加したい学習会等がたくさんありました。結果として全部他の用事と「カブ」った。


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猫見つけてチラシの効果 [日常]

1月17日(土)

猫は見つかったが

今日で5日目でした。猫がいなくなって毎日、鬱々として楽しめず、落ち込んでいました。ネットで「行方不明ネコ どうしたらみつかる」と検索すると、動物好きな人の経験談がズラッと出てくる。「きっと出てきます。がんばって」「2週間飲まず食わずで痩せていたけど猫が帰ってきました。見つけてあげて」「あきらめないで呼んでみて」とか…。猫の行動範囲は200mくらい。きっと近所にいるはず。

何をがんばればいいのか。ひたすら待っている不安の時間は「がんばる」に匹敵するが・・。

写真入りの「みつけてくださいチラシ」は効果があったという。それで、今日は写真入りのチラシを100枚作って近所のポストに入れました。午前11時。

効果てきめん。午後3時電話がありました。「ポストのチラシを見ました。玄関の横に似た猫がいます」と。「ほんとですか?!」という私に「確かにそうだと思います。でも・・」と言う先方。「死んでいますか」というと「ええ」

13日の朝、飛び出してすぐに交通事故にあったようです。猫ってひん死の状態でも人の目につかないところまで移動しようとする。ぶつかってこのお宅の軒下まで移動したのでしょう。私が毎日、猫の名を呼びながらこのお宅の前を通ったって、もう声は届かなかったわけです。

よくこんなに涙の蓄積があったもんだというほど放出しました。が、何とか落ち着きました。どんな姿でも帰ってきてよかった。本当によかった。

すぐ知らせてくださったKさんには本当に感謝しています。「何もできなくてごめんなさい」と言っていました。(とんでもない)優しい心遣い身に染みました。猫嫌いの人だったら「縁起わるーい」とか言って適当に処分されちゃうことだってあったでしょうに。

「猫ぐらいでどうした」なんて笑い飛ばされたらかないませんから、姉妹でも親戚でもそういう人には話せません。道で立ち話をするような気分でもありません。

チラシの効果

ネット検索で、たくさんの猫、犬好きの「きっと帰ってきます」に励まされました。だから私も「おかげで、うちの猫帰ってきましたー!!」とうれしい報告や、こうすれば・・のアドバイスをしたかった。そうできるのを何度も想像した。でも、ダメだった。

それでもいえるのは、手作りチラシは、効果があるということです。ポストの中のメッセージは誰でも一度は見ます。見た以上、どんな姿でも飼い主に知らせてくると思います。

 家には、20歳と15歳の高齢ネコがいます。これらの猫は、もう外に出たいなんて気持ちはうすいので気が楽です。

また、喪失感にやられましたが、私は、これからもやっぱり、命の危ういような小さいネコが捨てられていたら見過ごせず拾うでしょう。


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一部事務組合議会 [議会]

1月16日(金)

猫戻らず

行方不明の猫は、まだ帰ってきません。喪失感で心が折れそうになりますが、昼間は行事をこなしています。夜の飲み会のお付き合いなどは、まったくその気になりませんので、できるならパスしたい。猫がいつ帰ってきてもいいように家に居たい。猫エサのコマーシャルがテレビに映し出され、猫たちがおいしそうに食べているのは、みるのにつらいので、目をつぶっています。

一部事務組合の期末手当アップ?

毎朝、MLを点検。迷惑メールを含めてたくさんのメールが届いている。その中に↓

一部事務組合議会の期末手当の支給割合もアップ? というのがありました。県南東部の市議からのメールです。

越谷市、草加市、三郷市、八潮市、吉川市、松伏町の5市1町で、東埼玉資源環境組合を構成し、ごみの処理をしています。(私は組合議員ではないが)新聞折り込みの組合の広報紙を見たら、何と組合議員の期末手当をアップしていました。(組合議会は、越谷市、草加市からは6名、その他の4自治体からはそれぞれ3名の議員が出て合計24名で構成されている)

越谷市長が管理者、その他の市長の首長が理事を務めています。そのすべての人たちに期末手当支給割合アップが適用されていたのです。12月期の支給分は、月額の100分の205が→100分の220に。ちなみにそれぞれの月額は↓

〇議長 月額 38,900円  〇副議長 月額 34,700円  〇 議員 月額33,700円

〇管理者 月額 99,600円  〇理事 月額 82,900円

組合議会は、年4回しか開かれず、しかもたいてい半日で閉会。私は以前から、一部事務組合の報酬は二重取りではないかと思っていますが、今回のように各自治体の期末手当の割合アップに便乗しての値上げは許せないと思っています。皆さんのところのことをお知らせください

というものです。

宮代町は、職員の期末手当支給割合アップに便乗するのはダメということで、町長等特別職と一緒に議員の期末手当改正条例も否決した数少ない自治体です。

だから、言うんじゃないけど、景気が冷え切っているのに議員が期末手当アップなど何事だ、というわけです。なのに、このほかに一部事務組合の報酬まで(職員給与と同時に)期末手当などの支給割合をアップしているなんて、二重取りの倍取りではないか。議員、首長たちの鈍感さにあきれる。

いくら人口が多いからといっても、議員の仕事は同じ。越谷市など月給は55万円ほどで、期末手当は200万円を超す。年収にしたら1000万円を超す特権層の人たちが、さらに余禄をもらうことに、市民はもっと敏感になる必要がある。これって、怒ることですよ。

ちなみに、久喜宮代衛生組合議会は、今日臨時議会がひらかれ、「職員の期末手当等の条例改正」議案を審議・採決します。


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うちの猫見かけませんか [日常]

1月14日(水)

昨日の朝から猫が失踪

昨日の朝、5時半ごろ、いつもの朝の散歩に出かけたきりうちの猫が帰ってきません。いつもなら1時間ほどで帰ってくるのに。昨年6月1日に近所で泣いていた小さな小さな猫を拾って育てたのですが、今ではうちの猫の中で一番大きな猫になっていました。

でぶになったねこ.jpg

日に日に大きくなっていく猫の成長を見るのは実に楽しく、猫好きな私の活力源といっても言い過ぎではありません。それがいなくなってしまって、私は全く元気がありません。

まァ、これまでも何回か、ほかの猫で失踪騒ぎを経験しています。2、3日で帰ってきた場合もありました。交通事故にあって死んでいた、ということもありました。

信仰心も、先祖を敬う気持ちも薄い人生を送っている私ですが、(大げさでなく)こういう時は神仏にすがりたい気持ちです。

動物がそれほど好きでない人には、バカらしい話でしょうね。


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戻らぬ住人 [地域発]

1月13日(火)

阪神淡路大震災から20年

17日で、阪神淡路大震災から20年になります。繁華街を中心にした復興の速さに日本の底力を見、心からエールを送ったものでした。

1995年1月17日午前5時47分に起きた淡路北部を震源とするマグニチュード7.3(震度7)の地震で、死者6434人、負傷者4万4000人、住宅の全壊10万5000棟、約14万4000が半壊しました。

そこから、素早い復興だった。

しかし、元そこに住んでいた人々には違和感があるという。地域の防災力が上がったけど、戻って住んでいる人は、実は多くない。一体感は失われました。

「復興したのは建物や道路。目に見えないものを失ったのではないだろうか」と住民は地域の変容ぶりを見て言う。

地区人口は震災前の85%の水準にとどまり、しかも当初8割の人たちが地域内での再建を望んだが、実際戻った世帯、事業者は3割に満たないそうです。半分以上が他地域からの転入者が占めている。

同様の区画整理事業は神戸市内11か所で実施されましたが、ほとんどの地区で人口は震災前の水準に戻ることはなかったといいます。

なぜか

行政主導の都市計画が決まったのは、1995年3月、震災から2か月後には動き出していました。市は住民を交えた「まちづくり協議会」を立ち上げましたが、分散して避難している住民の関心は集まらない。協議会には10人が参加しただけでした。

「論議をせかされ、できたのは条件闘争。行政は人が住めばいいのだろうが、誰のための復興だったのだろう」

多分、復興でできたのは、≪別の町≫だったのでしょう。

東日本大震災の被災地でも

1月13日の河北新報では、<移転希望少なく、阪神と同じ問題が起きている>と指摘する。石巻市でも、高台移転計画がありますが、移転希望者は少なく、復興事業後の世帯は中心部で1割、全体でも4割を切るとみられています。

さらに、「阪神淡路」の被災地は都市部とあって、ハードさえ整備すれば新住民(でも)流入が期待できた。東北の沿岸部が同じような求心力を持てるわけがない、と。

現行の復興施策には既存コミュニティー再生の視点が欠けている、と住民代表は言う。


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成人式は必要か [歳時記]

1月12日(月)

11日(日)、宮代町は、カレンダーより1日早く成人式。ちなみに今年の新成人は全国で126万人。埼玉県では7万5118人。宮代町では、今年の成人は356人とか。

11日に成人式を実施する県内の市町村は43市町村。12日に実施するのは20市町。

午後1時30分から始まった式には、振袖姿の美しい新成人の女性たちと、約2割の羽織袴が混ざった男性たち。

大ホールのアリーナ席に新成人、階段席にその家族、という光景はありませんでした。着飾ったお嬢さんと一緒に居たい親御さんは式が始まる前にお帰りになったようで、その前に四季の丘などでたくさん撮影は済まされたのでしょう。以前は、親御さんが階段席にいらっしゃいましたが。

それにしてもいつも振り袖姿は美しくかわいい。それに、これだけ振り袖姿が集まっても同じ柄は一つとしてないのが和装の素晴らしさではないか。つまり、絶対カブらない!これってすごい。

いくら高価なブランド服を買っても同じものはいっぱい出廻っている。それを着ればどこかで「あれ、同じだね」ってことになるのでは。

日本の芸術、伝統の素晴らしさにあらためて感じ入った次第です。

成人式は必要か

今日のテレビでやっていた、「成人式は必要か」。調査では必要44.9%、要らない47.1% どっちともいえない8%。 熟年女性の多くは「いいじゃない、あっても。若者のはヨイショしてあげる必要があるのよ」 一方、熟年男性は「要らないよ。騒ぐだけだから」「けじめは必要だからあったほうがいい」などいろいろ。

ご当人たちは、「バカやってるのはわかってるんスよ。今日一日だけだからぱっとやる」 女性は「絶対必要!ファッションショーだから目立ちたい」「一そろえ、揃えてもらって親に感謝してます。お父さん、お母さん、ありがとう」

街角で聞いた声は、対象年齢の女の子たち「無理して集まることない」「税金の無駄」「あれだけのお金稼ぐの大変」と冷めている人が多い。一方で、「同窓会なんだからいいじゃないの」

それでも、横浜市の「着付け特設会場」では、朝早くから1000人の着付けを仕上げるという。女性は花魁(おいらん)風、前で結んだ帯にアゲアゲの髪型、うなじにはタトゥー(シール) 貸衣装に着付け、写真つきで40万円とか。レンタル+着付け(写真つき)は25万~40万円が相場・・うーん。

金屏風の撮影ポイントがいくつも設けてある。その前で、まずはスポンサーのお父さんと記念撮影。お父さん嬉しそう。

男性は、騎士団風の金ぴか羽織、物足りないのは鳥の羽やマントまで。これで式典だけでは物足りないのは、わかります。どっかに繰り出さなくてはね。

再び、宮代町。いつも礼儀正しく式典をこなす新成人。よく見ると来賓あいさつは聞いていない。それでいいのだ、主賓は「自分たち」だもの。

 画面いっぱいに映し出された15歳の自分たちに再会して無邪気にうれしそう。「あ~、〇〇だー」とか「△△、なにやってんだよー」と盛り上がる。

 大きな未来は、誰もが平等にもっている。いいなぁ。「光陰矢のごとし」がわかるのに、あと40年ほどかかる…か。


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子育て給付金3000円! [子育て支援]

1月11日(日)

子育て世帯臨時特例給付金

民主党政権時代からの政策で、何かとお金が要る子育て世帯の中学生以下の子供一人当たり1万円給付します、というのがありました。(ありましたと過去形にしておきます)

消費税10%に増税する目的の一つにこういった特例金の継続(社会保障費の確保)があったけど、8%のままなので出せません、と政府はダメ出しをしていました。

ところが、昨日になって、何とか財源をひねり出し3000円出そうということになり、連休明けの14日閣議決定して2015年予算に載せる計画だと。

これ、月額じゃなく、年3000円ですよ。相続税(350万円→)770万円を巻き上げる税制改革発表のとき〈しもじものことがわかってない〉といわせていただきましたが、また言います。「まったく、しもじものことがわかってない。バカにしている」

もらえるものなら何でも喜ぶのが庶民だと思っているんでしょうね。なんかいやな感じから抜けられません。


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7課から10課へ機構改革ー宮代町役場 [行政]

1月10日(土)

 昨日は、午前9時から一部事務組合「久喜宮代衛生組合」議会の運営委員会、引き続いて10時から宮代町議会の会派別説明会と、綱渡りのスケジュール。

 「久喜宮代・・」の久喜側の議員たちは「早く終わらせないと、宮代さん、間にあわないね」などと気を使ってくれる。「大丈夫ですから、宮代のことはほっといてください」なんて冗談言いながら30分ほどで終了。

「なに? 宮代さん、全協だって?」と久喜議員が言うのを「違う、会派別説明会を全員集めてやるの」と答える。久喜議員「全協(議会全員協議会)とどこが違うの?」といわれて私は「傍聴者がいるかどう かの違いだね。傍聴は、まだマズイってことじゃないの」と混ぜ返す。(この頃、多いんですよね、この形式)

 北風の中を文字通り〝吹っ飛んで”帰り、途中、家に立ち寄り、外に出ちゃった猫を家に入れて、また吹っ飛んで役場へ。この間15分。我ながら速い。[わーい(嬉しい顔)]

組織改編(くくりがわかりやすくなった)

説明会の全容は〈27年度から取り入れたい役場内の組織改編〉。

これまで7課体制だったのが10課体制になります。これまで総務政策課だったのが〇総務課、〇企画財政課にわかれ、総務課の中にあった年金・保険室は新たにできる市民課に。市民課は、防災、コミュニティー、環境(ゴミなど)といった市民生活のかかわりが深い所管が一つにくくられることになり、かなりわかりやすくなったと思います。

これまでは、総務課の中の市民協働室に行って、防災のことは町民生活課の中の安心安全室に行って、と役場の中を行ったり来たりということもあったわけで、すっきりした形になりそう。

子ども未来室の設置

子育て新体制に沿って、新たに「子ども・未来室」ができたのも、評価できる。これまでの福祉課は、児童福祉から障害者福祉から老人福祉~子育て支援まで一つの部署でやっていた。それが(子育て施策の中で切り離せない教育分野の一部も包括する形で)子育て推進部分が独立したのも現実的で機能的です。

※、これはまだ承認されているものではないです。あしからず

基本的な考え方

 組織改編にいたった基本的な考え方に、〇きめ細かく具体的な指示命令による事務効率の向上、〇職員の育成強化および能力向上の必要性を重視 〇行政課題の高度化により求められる管理職員の能力の更なる向上、〇指定管理などの公共施設管理や廃止にともなう事務事業の見直し  などがあるようです。

上記のものは当然といえば当然のことで、了解です。管理職もそうでない人も、男性も女性もそれなりに持っている特性を余すところなく発揮できる体制でなければ、住民の期待に沿うことが難しい時代です。

 そういう意味では、宮代町役場のように200人体制の役所は、でっかい役所と違い、全職員が見渡せるというメリットがある。

住民と永久に相いれない思考回路

 さて、そこでです。公共施設を民間(NPOも)委託することによる財政改革というが、実は住民や議会が考えるほど具体的に見えるものではない。

 これまで、宮代町は10の公共施設に指定管理者制度を導入し、民間委託に移行させた。そのたびに「職員が引き上げてくることで、かなりの費用が削減される。しかも民間のノウハウを活かすことでさらに使い勝手がよくなる」と民間委託≒〝いいことずくめ”に説明される。

 だけど、「それまで公共施設にいた職員は要らなくなって、本庁にかえってくる。その職員はどこに配属されて、どう変わるのか」というのが具体的にない。

 説明はいつも「国から降りてくる事業が高度化して、とにかく人手が足りないんです」と、引き揚げてきた職員はなんとなくどこかに吸収されているだけ。

 指定管理には委託料が新たに発生するわけだから「なんとなく本庁が吸収」では、役場が言う「指定管理にしたらすごい削減効果」なのか、住民にはピンとこない。いや、議会も実はピンと来ていない。

民間に委託したおかげで、(退職して自然減している)役場200人体制をキープできているという考えは、わかります。わかりますけど、見えない。どうも納得できない。

これは、行政と住民が、永遠に相いれない思考回路なのか。

 今回の進修館の指定管理者導入にしても、1900万円の削減効果が生まれるという。進修館の管理運営からの視点では、確かにそうだ。一人平均660万円の職員が3人引き上げれば、一人200万円くらいの民間人件費で賄う方が財政効率はいい。〈削減効果1900万円〉はわかる。

 だけど、職員は役場に戻っただけだ。役場の人件費は変わらない。委託料が増えただけだ、と住民は思う。

 この問題になると、いつも役場は言う「どうしてわかってくれないんですか。役場の仕事が高度化、複雑化しているんですヨ。人手はいくらあっても足りない」と。

ここが、永遠に埋まらない「川」でして…[ふらふら]。議会も立ち入っていない。

民間の会社ならどうだ。「社員3人分外注に出して経費が減った。社員3人キルよ」となる。厳しいようだが、これが正しい「削減効果」だ。


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子宮頸がん予防ワクチン② [活動]

1月9日(木)

子宮頸がん予防ワクチンに関して「埼玉県議会」全会一致

子宮頸がん予防ワクチンの副反応に関して、早期取り組みを求めるなどの意見書が県内のいくつかの自治体で可決していますが、私の所属する「地方政治改革ネット」メンバーの自治体では、いずれも進展がなく、宮代町だけがかろうじて可決、国に送付したというところでした。

そんな中、埼玉県議会は、すでに7月11日「子宮頸がん予防ワクチン接種後の副反応被害の早期解決を求める」意見書が全党一致で可決し、総理大臣、厚労大臣に送付されていました。

実はあの時・・

12月最終日の12月10日、私が提出者となった「子宮頸がん…早期究明」の意見書案は、反対する人たちの質問を受けていました。反対することは、会派の中ではもう決まっていて、だまってただ反対するのもなんだから…ということでしょうか、3人の議員が質問をしました。「何人くらいの人が子宮がんにかかるのか」「何人くらいの人が死亡するのか」「WHOでは承認しているのに、この点はどう考えるか」などでした。

 中でもWHOに関する質問は、(WHOが出す文言に、現状でどれだけ意味があるのだろう)と思いながらも、「WHOに関しては、今どのような見解で、どんな文言なのか、手元に資料がありません」と答えたような記憶があります。

 実は、その前日の12月9日に、私のブログにコメントが寄せられていたのを、忙しさにまぎれて見逃していました。WHOに関する情報でした。

コメント本文:「WHOが子宮頸がん予防ワクチン投与法を変更 本年(2014年)10月に世界保健機構WHOは、スイスからの報告などを基に子宮頸がん予防ワクチンの投与法を変更し、9~13歳の女子に6ヵ月の間隔で2回筋注する方法を推奨した。日本では現在3回筋注する方法を用いているが、2回接種でも3回接種に劣らない効果が得られることが明らかになった。日本では2009年12月~2014年3月に約338万人が接種し、約2500人の副反応が厚生労働省に寄せられた。(あげられた症例だけの数です)

副反応を調べた結果、1112件(45%)に重い副反応が出ており、ヒトパピローマウイルスワクチン関連の神経免疫異常症候群の可能性も考えられた。3回接種を2回接種にすると副反応が減ると思われるので、日本でも投与法の変更を検討すべきである。」

 以上が12月9日に寄せられていたコメントです。(厚生労働省は、依然3回接種との見解を出していますが)

尚、宮代町議会で賛成したのは、小河原、飯山、石井、金子、丸藤、山下の各議員、それに加納でした。


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