高齢者の低栄養 [学習会]

6月13日(月)

飽食の時代なのに

飽食の時代といわれて久しい。あいかわらずたくさんの食糧が捨てられていると思う。

そんな中で、高齢の方々の低栄養が心配されている。矛盾していないでしょうか。でも、現実のようです。

メタボを避けるばかりに

太っていることが成人病を発症しやすく、複数の病気を抱え込みやすい。高齢化の進む中、中高年になったころから、健康で長生きしたい、若い世代に迷惑をかけたくないという風潮が行き渡り、「メタボにだけはなりたくない」と、低栄養、低カロリー、小食の高齢者が増えているのだという。その心情はわかります。

しかし、元気なうちからあっさりしたものを食べ、低カロリーのものを選んでいるうちに筋力、骨の衰えや免疫力の低下を招いているのだそうです。さらにはこういった低栄養が認知症も招きやすく、体力がなくなっている現状は、要介護状態になりやすいのだそうです。

だとしたら、粗食や低カロリーはあまり意味がないのでは?

65歳以上の2,3割が低栄養

国内では現在、65歳以上の2~3割が低栄養の状態にあるという。中でも筋力、臓器などを形成するたんぱく質の不足が目立っている。

70歳を過ぎたらメタボの心配よりフレイル(心身の衰弱)やサルコペニア(筋力、筋肉の低下)に気をつける方がずっと大事なようです。

タンパク質は、体重60kgの男性で1日60g(肉・魚で300gくらい)を目標に取ったほうがいいそうです。

認知症発症率の差

九州大学院医学研究院の二宮利治教授が、福岡県久山町で17年間調査したところによると、住民の食事パターンと認知症の関係を検証した結果、大豆、牛乳、魚、肉、野菜、海藻を多めに食べる人ほど認知症の発症リスクは最大で4割減少するのだそうです。

脂っぽい食べ物はさける、肉は少しだけ、なんてもう考えない。食べたいものを食べたい気持ちのままに食べたほうがいいのではないでしょうか。


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よその町のこと [学習会]

3月24日(木)

久しぶりの月例会

「地方政治改革ネット」は、埼玉県東北に位置する自治体の、無党派議員で活動している団体です。ほぼ毎月集まりがありますが、私は、約5か月ぶりに参加。ずいぶんご無沙汰してしまったもんだ。思えば、昨年11月、宮代町の「小中一貫教育」を研修に、わが町を訪れて以来です。

3月の月例会は、毎年、予算審議の3月議会の議案、意見書、請願などをはじめ、いろいろな出来事を報告し合うから面白い。

28年度事業の主だったものをそれぞれが出し合い、吟味すると、職員のセンス、首長の考え方まで透けて見えたりする。具体的にお伝えすると、失礼にあたることもあったり、ほめすぎになったりするので、遠慮しますが・・・。

境町では、ふるさと納税8億円[がく~(落胆した顔)]

利根川を越えたお隣、茨城県境町の無党派女性議員も、仲間議員です。この女性が17年前に立候補した時は、一般質問に誰も通告しなかった、という骨董品級の町議会でしたが、今では毎回5,6人が質問する。もちろん、この女性議員が議会に入り、通告したことの影響は大きい。

境町議員の報告の中で、「うちはふるさと納税がすごいんです。予算を大きく超えて、8億円も。おそらく27年度県内1番じゃーないかと思います。」 (えっ?、8000万円の間違いじゃーないの? 人口2万人の境町に8億円!、どうしてそんなに集まるの?)

宮代町は、ふるさと納税を集める町として、仲間は一応注目している。27年度は約1億1000万になりそうで、県内ではベスト5以内くらい名は間違いない。これはこれで内心(大したもんだ)と思い、これから職員はお礼の特産品のお返しに頭を悩ますだろうなーと、思っていた。

ところが、その8倍の8億円とは恐れ入った。

みんなの「えっ!?」が集まった。私はまず、「すごいね。返礼品、どうしたの?なんか特産品あったっけ?」 境町議員「うん、ないけど。日立牛とか、・・とか 集めるの」

メンバー一同また「えーっ!」と、驚き、納得。つまり、よそから豪華な特産品を買ってきて返礼品としているのである。なるほどー。

これはこれで、職員の努力は大変なものでしょう。人口2万人。年間予算は、もちろん、宮代町より少ない(はずだった)。その町が8億円という収入を得る「ふるさと納税」という、(もはや)テクニック。

まァ、これはそのまま、収入ということはないが。返礼品に費やす費用もばかにならない。集めに集めた返礼品費用を差し引くと、町に入る「ふるさと納税」寄付は、境町も実質3.5億円ほどになるかも、という。

それでも、すごい。3.5億円という雑入はすごいのだ。宮代町の1.1億円だって、返礼品に費やす費用を差し引くと、実質収入は5,6千万円くらいだろう。

昨日に続いて「ふるさと納税」の話題になった。純粋にまちづくりや、自分のふるさとを応援したい気持ちの寄付=「ふるさと納税」制度だが、返礼品目当てゲームの様相は、まだまだ続くような気がした。

そのほかにも、自治体によって、面白い報告があったのですが、あした早い電車に乗るため寝ます。また後刻に。


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情報収集力アップセミナー [学習会]

2月14日(日)

地方議会の機能強化

地方議会の政策立案機能を強化させるためには、議員や議会事務局が情報収集能力を向上させなければならない。そのために、議会図書室は役割を果たしているだろうか。議会のインフラとして議会図書室の活用の仕方を学習するために企画されたセミナーに誘われて、八潮市に行ってきました。

学習会①.JPG

学習会②.JPG

講師は、国立国会図書館の塚田洋氏。これまで、国会議員向けの調査・情報サービスの経験をもとに地方議会図書館(図書室)の研修に携わった方です。期間限定ですが、議員や事務局職員を対象に、各地で研修「一般質問・政策形成に使える議会図書室」を実施し、また、議員必読(できればですが[ふらふら])の『日経グローカル』の全国議会図書室実態調査も監修、してきた人です。

あっ、最初に言っておきますが、宮代町議会に「議会図書室」はありません。会派別の議員控室屋もありません。

小さな議員室というのがあって、ここに椅子、テーブル、書棚が押し込まれている、と言った感じ。書棚には、ばらっと例規集や議員必携の書物が陳列され、議員が手に取ってみるといった形跡がありません。(誰が置いたのか「鬼嫁騒動記なんとか・・」という本も混じっていたりする・・[バッド(下向き矢印)]) 

要するに議会図書室インフラの活用のおはなしですが、インフラそのものがない! というのを申しそえておきます。

さらに、宮代町議会の図書インフラというと、ぱらっとおかれた活用歴のない書物のほかに、年代物のパソコンが埃をかぶっておかれています。これは、私が編集委員だった先日まで、たまに(私だけが)使用してました。キーを打ってから文字が出てくるまでに3秒かかるというシロモノ。しかもインターネット、プリンターとは接続していません。重ねて言います。図書インフラそのものが無い! でも、平気です。誰も必要だといっていないですから。

図書インフラがある議会

横道にそれました。失礼。

宮代町の議会図書インフラがお粗末なのは、別に困らない(!?)から[もうやだ~(悲しい顔)]いいんです。もう少し大きな自治体の議会では、議員用の部屋もたくさんありますし、議会図書室もしっかり(形としては)整備されています。

しかし、インフラとして整備されている(ふんだんな蔵書と専門司書がいる)のは、都道府県議会と政令市クラスだということです。

都道府県議会ーー蔵書は約30000冊、雑誌・新聞35.2種類、商用DB導入率57.4%。図書職員3.8人(うち専任1.5人、司書0.9人)

政令市議会ーー蔵書は12000冊、雑誌・新聞22.7種類、商用DB導入率55%、図書職員3.6人(うち図書司書0.6人)

県庁所在地の市議会--蔵書は約3000冊、新聞・雑誌12.8種類、商用DB導入率25%、図書室職員2.6人(専任0.1人)

実態は無人の書庫

上記の数字でわかるように、蔵書と司書がそろう議会図書室は、都道府県、政令市まで。どこの議会でも「議会基本条例」の制定が進んで(全国で過半数議会が制定している)いて、議会図書室の整備(活用)をうたっている例は多いのですが、実態は県庁所在地市議会でも「無人の書庫のようです。

その他の市町村議会の議会図書室(書棚)が機能しているとは思えない、と講師の塚田氏は言う。(その通り)

第一、赤じゅーたんが敷きしめられている県議会の建物の中に重厚な議会図書室があっても、ほとんどの議員は活用しないもの。

活用しようと思うなら、自分で探さなくても、パソコン検索になれていなくても、司書がついているのですぞー、うらやましい。かなりの情報が取れるものを…残念。

規模の大きな議会(国会は最たるもの)ほど図書機能など含め、なんでも(当然)整備されているものの、えらくなるほど、議員の先生はそんなものには目もくれず「やり得」「既得権」に目が向いてしまうのは、昨日のブログの例に明らか・・。

深層情報がとれる

昨日は、表層で出てくる情報、データはもとより、深層情報の取り方などにも話が及んだ。たのしかったのですが、わたしなどまだまだ未熟で、これからの課題がいっぱい出てきました。

これからの議員活動に、使える! 勉強会でした。


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全庁的に「子どもの貧困対策」に取り組む [学習会]

11月18日(水)

足立区は「子供の貧困対策元年」

貧困は、親・子・孫と世代が変わっても、その状態から脱することができない「負の連鎖」が深い問題となっている。足立区では、担当課だけでなく全庁的な取り組みをスタートさせています。

昨日、中野サンプラザで行われた「東京自治研究センター」の月例フォーラムは、「子供と若者を支える地域社会」と題し、足立区の〈子供の貧困対策担当部長〉秋生氏をお招きし,全庁を挙げての取り組みを伺い、刺激を受けました。足立区は2015年を「子供の貧困対策元年」と位置付け、「貧困の連鎖」の解消と防止に取り組んでいます。

10月5日には子供の貧困対策に係る5か年の実施計画(81事業、予算約418億円)を発表しています。

秋生部長は言います。「貧困という言葉は(内容的に)厳しい。貧困と貧乏は違う。単に経済的に苦しいのは貧乏だが、貧困は見た目からではわからないぎりぎりを生きている部分もある。」

連鎖というのは、自分が育ってきた中で欠けていた部分を、そのままつづけること。フォローしないと、自分の経験と同じ子育てをするしかない。

〇すべての子どもが家庭環境や経済状況に左右されることなく、自分の能力・可能性をのばし、夢に調査園できるように基礎的・基本的な学力の定着に向けた取り組みを進めるとともに、地域文化に親しむ体験活動や異世代交流を通して学びに意欲向上を目指す。〇すべての子どもが安心して教育を受けられるよう相談体制の充実や関係機関との連携で支援を強化し就学援助等、奨学金による高校進学支援なども整える。●保護者が不在の家庭の子度が放課後安心して過ごせるよう場所を確保し、多様な子供の居場所づくりを推進する。〇社会人、職業人への円滑な移行のために高校のキャリア教育を促進させる、また、高校の中途退学を防止するために情報交換等を行い、中途退学者が無業者やフリーターなどにならず、自立した生活を送れる、学びなおしや就労支援を行う。など様々な柱立てを用意している。

上記のような柱はほかにもたくさんあって、全庁の部局や課を横串で刺してつなげる。まさに妊産婦支援から高校卒業まで途切れの無い支援で、ささえる。

見放さない

たとえばひとり親が働きながら子どもを育てるのは大変。世間には(自己責任論)が多く、(勝手にそうなった)という見方もあり、親はなかなか相談しにくい。子どもや親が何でも気軽に話せる場所があれば、福祉担当にまでつながる。実際はネットを見る時間、情報をたぐり寄せる時間もなく、情報にアクセスすることができない世帯が多い。

母親のひとり親世帯はより顕著だ。1日に3つの仕事をこなして何とか食べられる収入を得る母親もいる。子どもとの時間なんて多分ほとんどないでしょう。

足立区は、東京23区でも貧困世帯に多さでは1,2を争う。住民に最も身近な地方自治体として、子どもの貧困の「予防する、連鎖を断つ」に力を入れる。

そのためには早期の対策の方が有効だ。そしてよりハイリスクのところから取り組む。学校を子どもの貧困対策のプラットホームとして、貧困に陥るリスクの高い家庭への重点的支援をしていく。

孤立しているという問題

貧困は、経済的な問題だけじゃなく、「孤立している」という問題もある。周りに誰もいない、というのも貧困の連鎖から抜けられない要素のひとつ。孤独感と児童虐待の関係もある。

女性区長の決断

足立区は女性の区長だ。「私は子育て支援はやらない。子ども支援をやる」という言葉に、世の中の財産である子どものためにダイレクトに響く無駄のない支援を推進していこうという気持ちがあふれる。

よく自治体は、まず計画を立てて、実施に向けて検討して・・などという。だけど、足立区の場合、計画と実施は同時進行だ。そしてダメだったら計画年の途中でもやめる、のだという。生活や地域と密着している女性ならではの「やる気」の女性区長の本懐を見た。

久しぶりに、元気をもらった学習会となった。


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たくさんの受講生 [学習会]

11月13日(金)

全国から157人

JIAM・27年度トップマネジメントセミナー『人口減少社会に対応した行政運営』には全国から157人が参加しました。今回は、首長、管理職、議員が対象でした。議員が7~8割と多く、副町長、副市長(首長はひとりもいなかった)、参与、課長、部長といった特別職、管理職職員もいました。

JIAMトップマネジメントセミナー

 セミナーでは、席が決まっていましたから、研修の2日間は、隣の席の人も、前後の席の人も同じ。受講生が落ち着いて講義を聴き、また打ち解けて意見交換ができるような雰囲気作りができていました。

私の隣の席には、北海道・新十津川町の議員さん、新十津川町議員の前の席には北海道・ニセコ町の副町長、後ろの席には北海道・陸別町の副町長といった面々。さっそく名刺交換しました。

埼玉県からは私を入れて3人だけでした。加須市の議員が2人来ていました。参加者名簿を見てびっくり。前の席には「あらーっ」偶然知り合い議員。この加須市の議員、4月の県議会議員選挙の時、ある候補者を応援した市議でした。彼ら2人は,JIAMの研修が初めてということでした。

JIAMの研修は、なぜか関西方面の参加者の方が多く、北海道3人、秋田県2人、福島県1、茨城県1名、埼玉県3人、千葉県1人と少ないのですが、地元滋賀県、京都府をはじめ西の方は多く、岐阜県8人、愛知県10人岡山県7名、大阪府11人、長崎県7人などとなっていました。

今回は、なぜか夕食交流会のとき副町長さんの多いテーブルにつきました。中でも福岡県の某市の副市長、岡山県某町の副町長(2人とも女性)と、意見交換できたのがおもしろく収穫でした。「子育て政策が際立っているのは、女性副町長の意見が反映されてですか?」と聞くと「いえ、うちの町は前から子育て政策、教育政策に力を入れていましたから」と。女性がそのポジションにいるのは(ふつう)という感じ。そうでしたか。

「あっ、宮代町さん!行きましたよ、視察に」

 また、これまた同じテーブルにいた福岡県遠賀町の副町長、交換した私の名刺を見て、「あっ、宮代町さん、行きましたよ、研修に。公共施設マネジメントで、お話を伺いました」と。全国で公共施設アセット計画に取り組み始めたころ、宮代町は、東洋大学根本チームのPPPで、白書、計画策定を済ませていましたから。みなさんに少し説明しました。

 しかし、交流の場、立食形式、ゆっくりと話すという感じではなく、目的は「和気あいあい」。食べて飲んで、ひたすら名刺交換をする議員が多い。女性副町長が来ていた岡山県のあるまちの議員、「今日は名刺50枚集めるんだ」なんて言っている。

夕食交流会は1時間余でお開き。立ちっぱなしは疲れる。

この後、男性議員たちの多くは5階のラウンジでさらに交流(ここは有料です)。女性たちは談話室で、くつろいでおしゃべり、情報交換。当然ながら、談話室では、関西弁でのトーク、打ち明け話が飛び交う。私は予定通り、スルーして自室でゆっくりサッカー観戦。

学習したことについては、会報「視点」でお伝えできる材料と思いますので、ストックしておこうかと思います。ここでは、交遊録などを、もう少し・・・。

みなさん、希望を持ち帰って

閉講式の時,JIAMの学長が「みなさん、地元に希望を持ち帰ってください」といったように、希望やヒントを持ち帰れた気がします。


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明日からJIAM研修 [学習会]

11月11日(水)

JIAM研修

12日、13日と、滋賀県「全国市町村国際文化研究所」(JIAM)の研修にいきます。JIAMの研修は2年ぶりです。「JIAM」については、職員研修のことで、これまで触れてきました。

JIAMには税金が投入され、(今がシュンな)講師陣により、旬な講義が用意されています。市町村職員、首長、市町村議会議員などを対象にした(まさに最前線の)研修が次々用意されています。年間スケジュールを見るとたくさんの研修がならんでいるのです。

特に、職員を対象にした研修は、5~10日間と比較的長く取ってあり、みっちり旬の施策を勉強し、また全国から集まった精力的な職員と切磋琢磨し、情報交換ができるという(うまみ)がある。費用は驚くほど安い。くりかえすが公費が投入されているからだ。これを活用しない手はない。

さて、私の研修ですが、仲間の議員の中には年に何回も参加する人もいる。私も事情が許せば、1か月に1回でも参加したいのですが、なかなかその時間が捻出できない。

昨年も、この時期、ぜひ行きたい研修があったので、申し込んだ。でも、全員協議会だったか、公務が入ってしまったので直前にドタキャンした経緯がある。

今回は2年ぶりに行くことになる。もう何が入ってもこっちを優先、と1週間前に新幹線の切符を買ってしまった。

人口減少時代に対応した行政運営

今回のはトップマネジメント「人口減少時代に対応した・・・」。講師がいい。先進自治体事例が興味深い。今から楽しみです。

京都駅からローカル線「湖西線」で、15分戻った唐崎という駅で降りると、「JIAM」の研修棟が見える。ここに入ると研修が終わるまで原則として外出しない。1泊2日で、先進自治体運営をびっしり学習でき、夜はアルコール付きの交流会、翌日も朝から研修、昼食を食べて研修し、14:30の閉講まで。講義(研修)代、宿泊代(個室)、食事4回全部で7300円は相当安い。

職員研修だって5日コースで15000円くらいだ。それで全国から集まってくる精鋭たちと「行政マン」のノウハウ、最新鋭の政策を学べるのだから、〝行くべき”なのだ。いまどきの職員だからこそ,≪外の風にあたる≫ことがどんなに大事だか・・・。

今回、実は申し込んだけど、一度は外れていました。キャンセル待ちの9番という位置に、あきらめていましたが、2週間前に「キャンセル出ました。どうしますか」と議会事務局に連絡が入る。「い、いきます~ぅ」と入れ込み気味に返事。

 明日は、8:30発の「のぞみ」です。収穫してきます。


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東洋大学PPP「省インフラ」 [学習会]

10月6日(火)

「省インフラ」官民マッチング

昨日午後、大手町のサンケイビルで、開会された、東洋大学PPP「省インフラ」研究会に出かけました。宮代町の「公共施設白書」「長寿命化計画」に携わった、根本教授の研究会です。メールマガジンで、研究会のたびにお知らせが入りますが、私は、約1年ぶりの参加でした。

※昨日は、〝参加者が多い場合は、自治体職員を優先します”とことわりがありました。250人くらいが入る会場いっぱいでした。ギリギリについた私は、一番前の席を見つけて確保。

今ある公共施設やインフラを維持していくのは困難です。全国どこでも人口が減る時代に、公共施設を本当に要るものだけにして、いかに公共サービスの質を落とさないでいけるか、その取り組みは不可欠です。

自治体は「公共施設等総合管理計画」を策定しなければならず、財政負担を少なく、住民に(ある程度の)満足を約束できる削減を含めた計画を模索していきます。

東洋大学PPPは、多くの民間企業と共同研究をやってきました。企業にとっても、いかに自治体と連携するかは、今やはずせないトレンドであり、大企業、ホールディングスといったところの参入が目立ちます。

昨日は、PPPと連携している企業の中から、

ハード系: 西武建設 三井住友建設 鹿島建設 (株)エスイー 鹿島道路 日本ミクニヤ(株) ジオ・サーチ(株)など。

計画・ソフト系: 国際航業 パシフイックコンサルタンツ (株)コンシスト ランドブレイン 旭化成エンジニアリング NECネッツエスアイ 住友電気工業 オリックス アズビル   (株)パスコ  ※すべて(株)が付きます。

私は第2分科会、「計画・ソフト系からのプレゼンテーション」に参加しました。

上記の会社は、自治体の現状分析、計画 実施などに技術、ノウハウなどを提供する分野をどんどん開拓しえ要る会社です。

財政難の中、自治体は、足らない技術、先見性といったところに民間の持つノウハウを模索しています。

これらの会社は、今や総合研究所を持ついわゆるホールディングス、あるいは航空写真を主な業務としていた会社などであり、自治体が手を付けられなかった(すきま)産業に支援システムを提供しつつあると感じました。

昨日の(主に企業の)プレゼンの情報は、役場の人事担当にもお伝えしました。「興味があったら、どうぞ」というようなものは,(余計なお世話と自嘲しながらも)随時メモをもっていきます。お忙しい仕事の中から、行ける時間は捻出できないかもしれませんが、(たまには)と思い・・・。

昨日の収穫。行政の人員削減傾向、専門職がいない、といった中で、民間にとって≪無限に空いているフィールド≫のITC活用を含めたノウハウを利用することは、面白いし、硬直化を和らげると思いました。

根本教授の言う「まったく新しい形態を受け入れる」意識改革が、一点突破のカギなんでしょう。

廃空港の滑走路は[がく~(落胆した顔)]

オリックス(株)の公共インフラ・PPP・ソリューションのプレゼンの中にあった面白い話。オリックスは、廃港になった鹿児島県枕崎空港の滑走路に、なんと、そのまま太陽光発電装置を設置してしまったそうだ。

背の高い草が生えたら効果の出ない太陽光発電。滑走路なら草も生えない。ずーっと長くて幅の広い滑走になら、相当たくさんの装置が、それもお金をかけないでできる。

枕崎市としても開発費用が掛からなくていいと思います。こういったアイデアで新しいことを始めるとき、事業リスクは企業が負うのだそうです。目利きが難しい新しいことに、自治体はぜったいに乗り出さないから。

金貸し業、レンタルから始まったオリックス、巨大焼却炉が埼玉県寄居町にあります。インフラ、公会計、インフラ管理運営計画,etc 企業が次に始めるのは、どんな分野なのでしょう。

企業は、ホールディングス、何でも屋ですね。

さて、今日と明日は議会の視察で、長野県に行ってきます。行ってみると、いろいろ収穫はあるもので…道中は長いけど。


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あらためて「介護保険」のことを [学習会]

7月18日(土)

「介護保険」の勉強会

介護保険制度が始まって15年、今年度5回目の介護保険料の改定があり、これはほとんどの自治体で増税になった。制度もどんどん変わっています。1号被保険者の保険料は開始時の2000年と比べ、ほとんど倍。

あらためて、しっかり勉強しなおしておきたい。

そこで、「地方政治改革ネット」では、介護保険制度創設からかかわっている人を講師に招き、学習会を開きます。ポイントは、制度改正後、地域支援事業の方向性、です。

どなたでも参加できます。無料です。

 講師:  淑徳大学教授 鏡 諭 氏

日時  7月31日(金)  午後2時~4時

会場  越谷市中央市民会館5階 第2会議室


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「マイナンバー制度」の勉強会 [学習会]

6月26日(金)

マイナンバー制度を知ろう

私が所属している「地方政治改革ネット」は、6月29日、午後1時半から「マイナンバー制度」の学習会を開催します。

場所は、越谷中央市民会館5F会議室。(越谷市役所の向かい側。越谷駅東口を降りて、まっすぐ10分ほど)

講師は、「共通番号の危険な使われ方」「マイナンバーは監視の番号」などの著書で知られている原田富弘氏、です。

 マイナンバー制度に賛成の人も、懸念を持っている人も、とりあえず勉強してみませんか。

10月5日、予定されている「通知番号」発送まで、残すところ3か月。

いっしょに行ける方は、加納までご連絡ください。


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発信される研修案内から [学習会]

6月25日(木)

9:4で可決

昨日の臨時議会では、賛成多数で修正補正議案は可決されました。

賛否を分けるポイントは「マイナンバー制度」に係る機器改修、準備作業の国庫金の考え方。10月に突入するにはあまりにも後手後手の現場。国はただ国庫金(国民の税金)を交付するだけで地方行政を急がせている、という現実はうったえなければなるまい。つまり、国の交付金に待ったをかける意味で、「反対」

結果として、反対は加納を含めて4人。小河原、加納は、予想内。共産党は「やっぱり」というか、「えーっ」というか、反対。

ぜひ、研修に送り出して

私のパソコンMLには、毎朝、10を超える情報、案内が入ります。この頃、職員、議員、活動グループを対象にした研修の案内で、いいのがいっぱいあります。(なのに、忙しくて未開封のものもいっぱい[ふらふら]

その中で、JIAMが発信した職員研修が目を引く。タイトルは「職員のやる気を引き出す自治体人事戦略」。期間は4日間。<演習>が多く含まれている。

1日目「講義」は、今旬の和江田大学大学院教授・稲継 裕有昭氏。その後、演習。2日目は先進自治体事例として豊田市のトータル人事システム改革の発表、演習1、演習2 3日目は、総務省自治行政局の職員の話、中間発表、4日目は、意見交換、総括・・・など興味を引くメニューで組み立てられている。

この盛りだくさんの4日間、全国から職員が集まる。講師陣は今「旬」の超レアな人たち、しかも夜は、飲んで食べて交流に盛り上がる、のです。この費用、全部で13700円。研修、宿泊、食事(朝食3回、昼食4回、夕食3回)、資料等にかかる費用全部でです。(夜の交流がまた、楽しく、実はアルコール類も無料です。[わーい(嬉しい顔)])(宿泊は、清潔な個室です。部屋飲みなんて禁止です!)

なぜ、こんなに安くできるか、国の施設だから、ですよ。こういった研修に「行って来い」と送り出す自治体は、大局に立ってみられて、しかも結果、効果を急がない(太っ腹な)ところです。

交通費が・・・とか、忙しくて職員を送り出せない・・とか、言ってるようじゃ、ダメですよ。

子育て、行政運営など、私がいいと思った研修案内は、担当課にお伝えしています(メルアドを教え、ML登録も促して・・・)。適当にあしらわれることもあるんですが、情報を知っているのと知らないにでは、ぜーんぜん違います。

今日から「議会だより」の編集員会が始まります。合間を抜けて、ダウンロードした情報をもって担当課に行きます。今までは、適当にあしらわれることも、無きにしも非ず、だったんですが、「井の中の蛙、大海を知らず」では、地方役場もダメですからね。

全国から集まる精鋭、夜の談笑で得る「目からうろこ」、触発される使命感、どんどん送り出すべきですよ、若手職員を。


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