福袋どっと混む [歳時記]

1月6日(火)

まるで「八甲田山」-アップル札幌の福袋

お正月3が日などの全国の様子がテレビに映し出されています。その中で、かなり目を引いたのが、アップルジャパンの福袋初売り。

札幌の「アップルストア・札幌」の福袋には、前夜から並んで待つ人がどんどん増えていった。雪の降るストア前に座り込み、降る雪がフードや肩に積もっていくにもじっと耐えている姿は、まるで映画「八甲田山・死の行軍」のよう。歩いているわけではない。立って喋っているわけでもない。寝袋のようなものにくるまってじっとしている。明け方はマイナス8度とか・・。大丈夫かしら。動かない行列に、雪が降り積もっているのです。

動かない行列の目当ては、ただただ「ラッキーバッグ」と言われる36000円の福袋。

でも、中身は20万円相当のパソコンが入っている(こともある)から、並ぶ価値はあるのだそうです。

中国人組織の転売

かわって、大阪市内では、大型家電店の福袋にこれまたすごい行列。行列の話す言葉は中国語が多い。中国人の若者がだいぶ並んでいるらしい。

まず、ねらいは20000円の福袋。中身はノートパソコンなどが入っているという。

この福袋を目当てに200人以上の中国人(や、5000円で頼まれた日本人のホームレスもいるという)が並ぶ。何とか買えた福袋を待つのは、付近に止めたワンボックスカー。これに詰めるだけ詰めてどこかに持っていく。ワンボックスカーは何回か行ったり来たり。

テレビ画面では、中国語で「30000円のも買え」「35000円のでもいい」とリーダーらしき人が指図していた。他の店にもいくらしい。1回買って、また並んだ人が、客やお店の人に文句を言われている。(そりゃーそうでしょう)

中身として入っていたパソコンは、中国人組織が、本国のネット上などで売り出していた。価格はなんと5万4320円。2万円で買ったとしてもうけは3万円以上。

テレビでは、解説の人が言っていた。転売は、犯罪にはならないらしい。だけど利益が出たのだから税制上違反になるという。もちろん、中国人組織は、そんなこと気にも留めていない。

化粧品、アパレルの福袋

デパートの福袋には日本人だけが並ぶと思いきや、この頃は外国人旅行者がかなり混じる。1000円の化粧品福袋には10点もの商品が詰められていてけっこうお得感がある。5000円や1万円のアパレル福袋にはセーターやパンツ、バッグなどが入っていてこれまたお得感。外国の女性たちに大人気です。

「キュート!」「クール!」など叫びながら、何でも気に入って、すごく喜んでいる。多くは20歳前後の女性旅行客たち。

ドイツの女の子たちは、「ドイツのお正月は、ほとんどのお店が閉まっていてたいくつ」だから、日本のお正月を思い切り楽しんでいるようです。

もうすっかり、見飽きた風景かと思っていましたが、どうしてどうして。まだまだエキサイティングな福袋なんですね。見ているだけで楽しくなっちゃいました。あくまで見ているだけで、参加はしたくありませんけど。


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