それでもしぼり続ける牛乳、餓死を待つしかない鶏 [災害]

3月26日(土)

原乳から放射性ヨウ素検出

福島県などの酪農家を苦しめている原発からの放射能。出荷規制がかかり、原乳はすべて廃棄される。それでも酪農業者は、しぼり続けなくてはならない。牛乳が出なくなってしまう。それどころかしぼらなければ牛の健康にも重大な影響が出てくる。

年をとった鶏からえさを休止

ここのところ卵が値上がりしている。震災前の1.5倍くらいだ。ガソリンが手に入らない、飼料が不足している.

震災、原発事故の影響は養卵業者も直撃している。

まる1日えさが与えられない鶏は、ストレスから羽毛が抜けていた。1日えさが与えられないと、卵を産む率は半分になってしまうそうだ。これだけで単純に考えても値段は2倍になってしまう計算だ。ほかの産地もあるので、いきなり2倍にはならないにしても、業者は、目の前の鶏にえさを与えられないというのは本当につらいでしょう。

昨日は3分の1の鶏が死亡し、廃棄される場面が映った。病気でもなんでもない。餓死したのだ。テレビには元気な鶏の姿が映った。でも「このニワトリ達も餓死を待つしかない」という。明日か、明後日になるのか、えさを待って死んでいくのを見る業者の心中をお察しする。

業者は言う。「年取った鶏にはえさをやれない。その分を若い鶏のえさに集中させていくしか、今は方法がない」と。何とかならないのだろうか。

風評被害

風評被害も拍車をかけている。福島県で地震や津波の被害をまぬがれた地域も深刻だ。「放射能が危ない」と、人も物資も入ってこない、ゴーストタウンのようだ。「一度疑ったら、消費者は信用してくれない」出荷も出来ない。

ダンボール1箱1円

いつもは1箱2,500円で取引されるほうれん草が1箱1円だそうだ。政府が「放射能の数値が下がって問題ない」といっても、消費者はもう買わないのだ。生産者は「それでもいい。引き取ってくれれば。自分のところで処理するのよりいい」と言っていた。「私は買います」

ブログをアップするひまがあるならボランティアに行け

 ブログにコメントが来た。「結局何もできない型ですね、あなたは・・・ 結局、報道に惑わされ、水を買いあさり(1本も買っていません)・・・ 本当に足りないのか解らず紙おむつを届け・・・ こんなブログをアップしている暇があるのなら、被災地に出向きボランティア活動をしろ。 できもしない癖に」 

この文章に心当たりはある。以前「ババー、この町を出て行け!」といった人か・・。

 たいしたことは出来ない。でも、今自分にできることはしています。


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コメント 1

匿名

失礼なことを言う人、コメントかく人がいるものですね。
同じ町内かと思ったら腹がたちます。
その人こそ他にやることがあるだろうと思います。

このコメントは加納さんだけみていただき載せないでお願いいたします。

出身が福島でしたので心苦しい気持ちで一杯です。
早く原発がおさまるとよいのですが・・・。
復興も福島は中々進めず、また転居したほうがよいのか、とどまっていて大丈夫なのか・・・仕事のこと、家のこと色々皆さん苦労されています。
TVでやる地域は同じ場所ばかりですが、それ以外の地域も地震だけで相当の被害です。
集まりつつある義捐金の使い道をよく考えていただくことを祈ってます。

それから、回覧板の件賛成です。
富岡町の避難民の方のことは、全然知りませんでした。
当方、30代の主婦ですが、周りの友人もみんなふれ愛センターが
立ち入り禁止になっていた!ということで知ったようです。
噂で杉戸が受け入れた一部を預かった!?ようなかんじで聞きました。
ボランティアも支援物資もお断り。
みんな何かしらつながりたいと思っているのに・・・。
まるで隔離されたような空間はちょっと異質ですよね。
スーパーアリーナのような大規模なボランティアとまではいかないけれど、あまりにも隔離した感じで
富岡町のかたがたもどう思っているのか・・・と思ってしまいます。

地震が起きたときの小学校の避難もひどかったです。
1年生はすでに下校、地震時、子供たちで道路を歩いてる状態でした。
他は電話ができなかったからか!?迎えにきた親の子だけ引渡し、となっていましたが、数十分後には、迎えにこなくても子供だけで帰してしまっていて、余計 不明事故に陥りかねないかなと心配になりました。

色々反省点が個人にも町にもあると思います。
みんなで話し合って、改善しなくてはと思っています。
加納さんの正直な政治を応援しています!
by 匿名 (2011-03-29 22:45) 

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