東大入ったら100万円のニンジン戦略 [教育]
11月18日(火)
ニンジン作戦で廃校を回避
鹿児島県伊佐市の県立大口高校が、定員割れの状況を打破しようと、ニンジン作戦。東大、京大、早慶など難関校に受かれば100万円、その他の知名度の高い(九州では知られている程度の)有名大学に入ったら30万円あげますというものです。
大口高校は定員360名のところ今267人、今年度は120名のところ61人しか集まらなかった。このままでは廃校!
大口高校のある伊佐市は、頭脳の流出を防ぐ!?ためには、難関校の合格者を作ることだと奨励金を創設することにした。そのためには、教師陣も強化しなければ・・・と鹿児島市の予備校から講師を招き、土日に特別授業をやってもらおうと。
議会が補正予算を可決
奨励金、講師招聘のための5000万円を市議会が可決した、のだという。とんでもない議会だと思ったが、そう思わない人もいるんだろうなー。可決したんだから。
でも、いくら過疎の町の高校だからといって、教育に「人参」をぶら下げて何とかしようというのはダメでしょう。
大口高校は、偏差値46くらい。今春、有名大学には、鹿児島大学に2人、山口県立大と、大分県立看護科学大にそれぞれ1人ずつ受かったという。これがヒントだった。これから奨励金の対象の大学を決定し、どんどん有名大学に合格してもらい、奨励金を支給したいという。初年度は約20人を見込んでいますと、伊佐市企画政策課はいう。(ホンキかいな)
また、教育の商品化
教育者にあるまじき考えではないか。教育委員会はどうした? 首長や企画政策課にやられちまったのか・・。
有名予備校の講師を呼び、土日に特別授業? 既存教師は無能呼ばわりではないか。面目丸つぶれで、口びる咬んでないか。きっと「心」を育てるいい先生かもしれない。
高校で流出しようが、大学で流出しようが、卒業して流出しようが、いずれ出ていくよ、こんな街。
人間を、入試のときの学力だけで、100万、30万、その他は0円と、ランク付け、それにどんな意味があるのでしょう。人格や得がたい個性、将来性などまったく無価値にしてしまう教育支援て、いかにも寒い。入試だけのテクより、素晴らしい能力を持ってる子はいっぱいいると思う。
2チャンネルではいろいろなこえがでていた。本当に頭にいいやつは100万にはつられないと思う、とか(ハハハ、本当だね) 鶴丸高校(鹿児島市の県立トップ高校)に入るには100万以上かけても入るよ、とか、ラサールに入るのはほとんど他県人(だって全寮制だもの)
熊本県の多良木高校は入学者に一律5万円を支給する対策で廃校を回避したという。この方がまだ、人間味がある。
どんな子を育てたいのか、伊佐市は。ニンジンだけ食べて、2度と帰ってこないサイボーグのような高校生に、補正予算もないもんだ。
議会懇談会 [議会]
11月17日(月)
参加者少ない議会懇談会
16日の日曜日、宮代町立図書館で議会懇談会。午後1時30分から4時まで。来てくださった住民の方は、ずらっと並んだ議員全員14人より少ない12人。少しずつ減っていく感じです。
多くの議会が目標にしている流山議会を視察した時、7人しかいない議会報告会もあるが、続けることに意義があると言っていた。(そうか、そうなんですね。でも、制度疲労してはいないか)
女性は3人(一人は議員の奥さん、もう一人は2年後の選挙出馬のためか活動を始めているらしい「幸福実現党」の女性。同党関係者と来ていた。この女性、前回も来た。)
詰問調の質問が続き、議員の答えがあっちとこっちでちぐはぐなとき、2人で苦笑いすることもあった。「幸福実現党」の両人、今回は途中で帰られた。
矢継ぎ早の質問
さて、早速、懇談(質問)内容に入る。まずはじめは、決算(9月議会)についての質問と、委員長がことわる。
Q 地方交付税は前年比、どうなっているのか。 A 微減だ。
Q 民生費とひとくくりにしているが、その中に含まれるのは何か。 A 主に福祉関係と思っていただいていい。 Q だけどそういった事業にも、決算書には職員給料などが含まれているじゃないか。 A 決算書は分野ごとに分けるので、その中に担当する職員給与が出てくる。「項」とか「節」とかに分かれているので。計上する仕組みで仕方ない。
※私の感想…民生費は社会保障に関する費用、とかいった方がわかりやすいのでは・・と思ったが、あえて発言しなかった。いたずらに長引かせてはいけない、と遠慮。
Q 町民税が下がっている原因は? A 法人の数が少ない。納税(義務)者が減っている。 Q 道仏区画整理地区で人口は増えているのではないか A 人口は計画通りには増えていない。 Q 道仏地区などの人口増で税収は増えないのか
※私の感想・・・実際人口は増えていると思うが、誰もそう答えなかった。2013年5月より213人増えた、と9月議会で答弁いただいたが、その後も増えている。広報みやしろによると、11月号にも前月比36人プラスだったか、依然として、前月比プラスをキープ。
(誰が何と言おうと人口が増えている。増えているので、確実な政策で手当てしておくことを指摘したい加納だが、町も議員も人口増とは認識したくないようだ) 一方、若年層の増加を上回るのが65歳以上の団塊の世代(つまり、納税から抜け出ている世代)というのが、現状の抜き差しならないポイントだ、というのを踏まえてほしい。と、いおうとしたが、発言は遠慮した。いたずらに長引かせてはいけない。
Q子育て・ちょっと・ほっと事業ってなにか A 子育てをしている世代が、お互いに情報交換をしたり、癒されたりするためのサロン。町内の2店舗で、実施された。効果は出ているようだ。
Q西口周辺事業は進んでいるようには見えない。それに、町が4億、県が6億、東武/URが8億といっているが、合計すると総事業費は増えているんじゃないか。町の費用が増えているのでは
A まず、駅前ロータリーや駅前道路整備が町のかかわる事業で、東武操車場跡地の再開発は別(東武の)事業というのを認識してほしい。駅前ロータリーなどは、完成年度がH27年3月となっているから、もう少しすると遅れているのかどうかがわかる。事業費は基本的に増えていないと思う。増えるのではあれば、議会としてチェックする。補助金などが入り事業費が膨らむことはある。
別事業の東武操車場跡地に商業施設(大型ショッピングモール)ができると町から説明を受けたが、その後かき消えた。今は不透明。(この部分は、私が手を挙げて説明した。加納の会報に書いてあったからと、言う人があったから)
Q ふれ愛センターに敷地の借地料は年間660万円とか聞いたが、そうか。ふれ愛センターは使えなくなるのか。利用していた人に説明不足では A 年間660万円というのは、西原自然の森一帯の借地料で、ここは87%以上が借地。その一角のふれ愛センターの地面は官地の部分が多い。(ここまで私は、手を挙げて説明した。なるべく遠慮しようと思っていたのに。すみません)その他、いろいろなご意見が議員から会ったように記憶している。
Q ふれ愛センターを使っていた人に親切な説明がない。 A(ある議員)説明不足のうえ、あそこを壊す考えです。だから私は反対している。 (ある議員)町は一応の手順を踏んでやっている。ふれ愛センターの閉鎖は「公共施設マネジメント計画」に沿って、決めてきたこと。年間5000万円の維持費。それに修繕にも金がかかる。一方、利用者はオープンした平成2年に(一日)357人だったのが、平成24年179人と半減しているのが(閉鎖する)理由だ。
Q 介護保険、後期高齢者医療保険の不納欠損について説明せよ A 生活困窮、当該者死亡、所在不明などで期限内におさめられない。失効期限の3年を過ぎると、取れないで不納欠損となる
ここで休憩(14:47~14:57) 後半はランダムな質問OKとの説明
Q 空き家が1700軒は本当か。(加納さんの会報に書いてあったが、という。ドキッ でも本当です)。条例をつくったらどうか。 A けっこう増えている(いろいろな意見が議員からあったが、特に書くべきこともないので省略)
私の感想・・・新築がすごい勢いで増えている。しかし、税対策で解体しないでそのままの老朽家屋も多い。草の中に埋もれた一戸建てアパートなどもカウントされているが、目立たない。
Q(桃山台の人)和戸横町地区の開発のことを知りたい。隣の地区なのに知らなかった。町はからんでいないのか。 A それは、先日、議員に説明があった。地元発議の案件で、47名の地権者は全員賛同しているらしい。流通関係の企業が進出したいらしい。しかし、農地で白地地区からもいったん外れた地域。県の許可などハードルは高いらしい。
Q 9月17日に締め切った合併に関するアンケート調査はどうなったか A 集計結果は、会派別説明会で、議員は一応説明は受けた。しかし、近隣首長などへの報告、あいさつも済ませていない。それが済むのが17日、18日のホームページで一般に公表する。
Q エアコン早く全教室につくよう、議会も頑張って設置してもらいたい。積算のお金は拠出できるだろう A 単純に考えたら、2億円程度だ。しかし、全体の教室だと、ガスヒートポンプ式の措置が大きくなるのでもう少し多くなる。
Q「あたらしい村」は人員整理したのか。いつまで続けるのか。 A 町の政策を実施していかなければならない施設だから。(ほかにもいろいろ意見が出ていたが省略。)
大雑把に書きましたが、私のメモからですので、あしからず。詳細は「議会だより」2月号で掲載、また、執行に確かめて返答する質問も2月号に載せます。それまでお待ちいただきます。
いっさい顔を出さなくなった人
こういった場所にいっさい来なくなった人がいる。議会懇談会もだが、本会議は初日から欠かさず、全員協議会も欠かさず傍聴していた住民がいらっしゃった。かなりに町政に通じていた。一部始終傍聴し、メモし、あるいは記憶し、その日のうちに自身のホームページにアップした。適切な感想、分析に、こちらが参考になることも多かった。
この方のホームページは、多くの人が今もアクセスしているが、町の政治については今は書かない。関心も期待もなくなったと? 現在、ホームページを飾るのはご自慢のカメラで毎日観察して写す自然。植物や小動物のきめ細かい表情に愛情あるまなざしがある。「たまには出てきてよ」とすれ違った時に声をかけたが、もう本当に徹底して町政ウオッチングをやめたようだ。
久しぶりの顔・日工大教授として [学習会]
11月16日(日)
第5回「低炭素のまちづくりフォーラムin埼玉」
昨日(11/15)、日工大で開催された「低炭素のまちづくりフォーラム」に出かけました。第一部「基調講演」は、学友会館で。約150人ほどが入っていた。
今回の基調講演の講師は、成田健一先生。H11年頃、宮代町で「環境基本計画」を策定する際、同じ策定委員会メンバーだった先生。シャイでざっくばらんな成田先生の話ってどんなの? 建築環境、風空間がご専門という。久しぶりに講演を聞こうと思って出かけました。
題目は「涼しさを感じるまちづくり」~passive urban design
私などが、下手な感想をお伝えすることもなんですので、省略します。気温は下げようにも下げられない。要するに体感温度をどうするか。そのための風の流れ。五感+心で認識する体感ということで、静けさなどももちろん、人類共有の財産とし取り入れていく、と、、ざっくりとまとめると、そんな感じだった。が、その最後のほうで、6年後の東京オリンピックのことに触れておられた。そのくだりを↓
「いわゆるオリンピックレガシーといわれるものを考える。オリンピックの遺産、その先のまちづくりを意識する必要がある。1964年のオリンピックの遺産は、歴然としたインフラ首都高、新幹線などの整備だった。これからオリンピックにために造るものが、その先のレガシーでなければならない。」「だけど、50年前のオリンピックは10月10日から開催された。2020年の東京オリンピックは真夏の開催(7月24日~8月9日)だ。あの東京の真夏の炎天下を走る競技者、それより沿道で観戦する人々、何より高齢者の状況は厳しいに違いない」 この言葉が、にわかに現実味を帯びて、去来した。そうだ、いいことばかりではなさそうだ。
分科会
見学ツアーの時間は、家に帰り、近場への会報ポスティングに専念。1時半からの分科会に再び構内にもどり合流。私は第3分科会「ごみ問題・市民が主役の発生抑制と食品リサイクル」を選んだ。
これは、HDMシステムを導入して、かなり大きい規模の生ごみ処理に成功している久喜宮代衛生組合の話や、発生抑制に取り組んでいる市民グループ、食べ物をたい肥化して小さな循環を作っている市民グループの話が中心だった。
久喜宮代衛生組合のHDMシステムは、行政が責任を持つ一般廃棄物の中の厨芥類の処理は、かなりすぐれた方法だと思っているので、とてもいい発表になると思っていた。ところが、DVDの操作ができないということで、急きょ、参加した職員の説明だけとなった。
急なことで職員さんには気の毒なことになったが、正直、説明がうまくなかった(すいません)。この優れた仕組み、どのくらいの家庭が参加しているのか、たい肥化はどのくらいできるのか、といった質問にもポイントをとらえて説明できなかったのは、残念。
久喜宮代衛生組合では、次世代炉の計画が、これから進む。優れた仕組みのHDMのゴミ処理が、いずれ不要になるのは、いかにも惜しい。こういう状況下では、HDMの説明に、事務局そのものが、積極的になれないのか、(私はそう気を回した)
久しぶりの雨宮教授
一番言いたかったのは、このこと。
第3分科会の担当は、日工大の「ものづくり環境学科」。担当教授の雨宮教授は、これまで「廃棄物学会」で活躍してきた佐藤先生の後任らしい。佐藤元教授は、われわれと20年来「アースディ in 久喜宮代」で活動してきた人だから、久喜宮代衛生組合の歴史や取り組みは、くまなく知り尽くしている人だった。その後任という役割でもあるから、日が浅い雨宮教授はまだ「久喜宮代」についても情報、認識も浅いようだ。聴いていてそれがよくわかる。
ご近所なんだし、これからいろいろ教えてもらわなければならないこともあるだろう、お近づきになっておこうと、さっそく、佐藤先生にケータイで連絡を取る。「雨宮先生を紹介してください」。先生「いいですよ、紹介します。今後いろいろ双方で役に立つと思います」と。「でも、雨宮先生、まだ当該地のごみ処理について知らないことが多いみたい」と私が言うと「そりゃーそうですよ。これからです」と佐藤先生。
「ところで、雨宮先生、元『東芝』の技術者ですよ」と佐藤先生。「H10年ごろだったか、次世代焼却炉の研究部会やっていたころ、東芝も呼んだでしょ。あの時来た社員ですよ」と。
あー!❢ そうですかー! そういえば❢ どうも見たことある顔だな、と、今日ずーっと思っていた。どこでだったかわからないが、過去に会ったことがある・・と。
もう15、6年も前になる。「久喜宮代衛生組合」の新設炉建設検討委員会が精力的に活動していた。
あの時、川崎重工だとか、三菱だとか、東芝だとか、タクマだとか、ドイツ/PKAなど、当時、焼却炉の受注でしのぎを削っていた10社ほどの焼却炉メーカーを招いて、ヒアリングをやったことがある。久喜宮代衛生組合の焼却炉建設部会でのことだった。あの時、自社の次世代炉のプレゼンにやってきた「東芝」技術者だった。
ひょんなところでひょんな人に会うもんだ。努力を重ねるも、建設用地が決まらないまま、焼却炉建設は15年以上の凍結を余儀なくされた「久喜宮代衛生組合」。老朽がさらに進んだ1号炉、2号炉はまだ現役で稼働している。
一方、15年後に再会した『東芝』の次世代炉の最前線技術者は、あいかわらずスマートで、日工大のものづくり環境学科の教授という役割で現れた。時の流れが吹っ飛んだ。
増税先送りでも待ったなし [国策]
11月16日(日)
閣議後の記者会見で
消費税の増税分は、少子高齢化社会において伸びつづける社会補償費に必要な財源を確保、これを限定して使うという目的で、導入されると政府は言い続けていました。
しかし、選挙するには今が一番いいという、まことに自分勝手な戦略のために、突然解散、消費税増税策送り・・・。
そうなると、財源とするといった「子育て政策」「高齢者政策」は挫折するのか。誰もが気にするところでしょう。
「待ったなし」のところまで来ている
担当している内閣府の担当官をはじめ、全国の(自治体担当課、市民グループ、事業者など)官民を超えた関係団体400が入っている「子ども子育て会議情報」のMLに、以下の情報が出ていた。
内閣府・Tです。
今朝の閣議決定後の記者会見において、仮に消費税の引き上げが先送りになった場合の子ども・子育て支援新制度の取り扱いについての質問が(記者から)あり、これに対し、有村大臣は、概ね以下のようなご発言をされておりますので、情報提供させていただきます。
〇現在、自治体、事業者において施行準備を進めていただいており、子育て支援は待ったなしの課題である。
〇消費税の引き上げ判断のいかんにかかわらず、予定通り来年4月から施行する方針に変わりない。6月の「骨太」にも書いてある。
〇新制度の円滑な施行のためには、財源の確保が課題だが、予算編成過程において必要な財源の確保に最大限の努力を尽くしていく。
「骨太」政策は、宮代でも予定通り、進められると思う。
子育て世代からのメール [日常]
11月15日(土)
越してきて間もない一児の母です
若いお母さんからメールをいただいた。越して間もないとおっしゃるが、宮代町をもっと知ろうとしている姿勢が微笑ましくありがたい。ご紹介します。
:自宅にインターネットの設備がありませんので、携帯からのメールになってしまい、申し訳ありません。
私は、一児の母をしております。宮代に越してきて間もないのですが、買い物などで外に出ると、町民の方々にたくさん声をかけていただき、孤独の中の子育てが癒されています。そこで、町民の方のために働ければと、今は宮代町のことをもっと知ろうとしています。
越してきてから、「視点」を毎号楽しみにしております。中でも、女性としての意見にとても同感し、いつも励みになっております。
私は〈家事シェア〉のための男性の育児家事支援講座などあると、今の世の中にピッタリなのではという意見を持っています。しかし、ある人からは「男性が悪いのか」という意見も聞き、まだまだ議論の余地があるのだなーと実感しています。
そこで、加納さんの勉強会などがあれば参加したいと思い、問い合わせしました。宮代町はまだこんな可能性があるよ、とかこんな魅力があるよ、という生の意見をぜひ聞きたいと思っています。・・:
以上、ほとんど忠実に転記いたしました。
集会や、お茶会などを計画してくれたら行きたい、というお話は何度かいただいたことがあります。そのままになっていたのは、(そうはいっても参加者は多分2、3人だろう)(クレームを言いたいだけの人が来たら、シンドイな)などと思い、腰を上げなかったからです。
やりたいですね、来年でも。子育て世代のお茶会を。宮代町って〈伸びしろ〉ありますよ。いっぱい意見を出していい町にしたいですね。
この頃、毎日のように声をかけられる。(町はどうなっているのだろう)(例のアンケート調査は、数字が出たかな)など、主に年上の人に「ちょっと、加納さん」と呼び止める・・。
昨日の人は、私の会報で「加納はこう思う」ともっと書いてほしいと誘導するタイプ。
調査をするような事項で、なんで今、「私はこう思う」「こうなるほうがいい」と誘導的な内容を書けますか!?
町は、圧倒的な無関心派と、少数の「こだわり」派とに分かれるようです。
明日は「議会懇談会」
12回目の議会懇談会が、明日午後1時半から町立図書館」ホールで開催されます。
多分、女性が参加しにくい雰囲気ですが、「議会と住民の接点」です。気おくれしないで、どんどんご参加ください。
10%先送りの影響 [国策]
11月14日(金)
税と社会保障の一体改革のゆくえ
消費税10%導入を先送りする、その評価を国民に問う「衆議院議員総選挙」の実施が濃厚と言う。
消費税の増税は庶民にとって厳しい。厳しいんだけど、増税分を社会保障に充てるといった「税と社旗保障一体改革」は、どうなってしまうのでしょうか。たとえば「子ども・子育て」新制度推進の財源は?たとえば、高齢者支援の財源は?
高齢者の貧困
「マクロ経済スライド」のことは、11日のブログでお知らせしましたが、年金改革の議論が進んでいく中、消費税アップ分の財源手当てがないのは不安です。
これまでデフレだったために、「マクロ経済スライド」を適用しなかった年金にこの制度が適用され、しかも消費税増税分などの財源のあてがなくなったとなると、高齢者の生活を直撃する。
基礎年金だけの高齢者をです。基礎年金だけの国民年金加入者は約3割いらっしゃる。40年加入して(払い続けて)いた人が、もらえる年金は現在6万4千円。加入期間が短いと5万円以下という人も約3割いらっしゃるというのだ。
今後、介護保険料とか、後期高齢者医療保険料とかの納付金額が上がってくることは予想できます。この基礎年金から引かれたら、残った金額はいくらになるのか。また、自己負担額が、現在の1割負担から2,3割負担にでもなったら、残金は、限りなく厳しくなる。
高齢者の生活保護受給者は、全体(受給者)の5割を占めているそうです。生活保護受給者からは医療、介護費はもらえない。全ての高齢者制度が、ますます悪循環をきたす。
加入期間の延長?
幸いにも、前期高齢者世代が元気だ。厚労省は、年金保険料の払い続ける加入期間を60歳までから65歳までに延長しようという案を検討しているという。(そもそも元気なのは、個人の努力で成り立っているのですよ。それにもよりかかろうとしているのか)
だけど、(加入期間延長)を支えるには、「仕事がある」という境遇も必要です。仕事がそんなにあるとは思えない。
60歳から年金がもらえない、というのは(一応、飲んだ。いやおうなく飲まされた)。だけど、60歳から65歳まで年金を払え、というのは、(飲める話)ではない。
年金、介護、医療を一体的に考える「税と社会保障の一体改革」の行方はどうなるのでしょう。体力的にも弱ってくる高齢者の貧困、きめ細かいセイフティネットを張らなければならない。
電気料上昇の真相 [市場]
11月12日(水)
来年になる前に解散→総選挙のことを前夜、ちょっと触れました。
来年になると、川内原発などが再稼働する。世論はまたにぎやかになる。そういったマイナスイメージが大きくなる前に総選挙で成績表を出してしまおう、と言う魂胆だと。
原発が稼働しないと電気料が上がってしまう、と言うダイレクトな表現で国民を洗脳しようとしているが、これについては素直になれない思いがします。
原発だけじゃない、値上がりの理由
東日本大震災のあと、原発が再稼働できず、それが電気料金値上がりの原因みたいに言いますが、原発停止の影響が電気料上昇の原因か、と言うとそうではないです。
東京電力の家庭用電力料金でいうと、震災が発生した2011年3月分は6251円だった。それが2014年9月で8477円上昇幅は2226円。
この内訳は、口座振替割額の増加で1.5円の増、2011年から導入された太陽光発電促進賦課金で217円、2011年9月からの料金改定で359円、2014年5月からの消費税引き上げの影響で230円の上昇。それ以外の1407円の上昇分は、燃料費調整制度(燃調)を通じた燃料費の値上がり分です。
燃調とは、火力発電のための原油や液化天然ガス、石炭の価格変動を毎月、自動的に電気料金に反映させる制度。
2011年料金に反映された平均燃料価格はキロリットル当たり32800円だったが、2014年9月には55100円、68%も上昇しているのです。
こういった原油価格の上昇、円安の影響が大きく出ているのが現状です。それを、原発が停止されているからこうなったというダイレクトな表現は、基本的に関係なく、表現としては間違いです。ドルベースで原油が33パーセント上昇し、円安が当時の83円から102円に大きく振れたということが間違いなく、電気料金を上げている。
原発停止と関係があるのは、料金改定値上げで、東電の場合、原発発電収入がなくなった反面、火力発電の燃料費が上がった。
燃料単価の上昇は燃調で料金に反映されるが、使用量の増加による燃料費増大は料金に反映されない。燃料費は原価格の4割を占める。そこで、値上げを申請し、平均8.46%の値上げが認められた。
料金値上げの要因は、燃調システムを通じた燃料単価が上がり、円安が影響しているというわけです。
※太陽光発電システムを支えているのは、国民が負担している促進賦課金です。一般家庭が、屋根などに太陽光発電装置を付けるのは賛成ですが、この仕組みが早くも財政負担に耐えられなくなったのは、大企業などが大きな太陽光発電システムを作ったから、とか。お金があるところには、集まるという「世の常」は健在です。
トヨタはあっという間に黒字
円安の影響と言うのは、あっという間の業績改善をもたらす。あのトヨタは、円安が進んだおかげで、あっという間に輸出の数字が伸び、経営が改善された。
先日、テレビで、あるコメンテーターが言っていた。「経済は1円円高になると、400億円の影響がある」と。
国民には、すぐ「ツケ」が回り、恩恵が現れないのに。
年金スライド [年金]
11月12日(火)
年金支給額は計画を上回っている(!?)
どんどん減らされている感がある年金ですが、まだ計画通りに減らされていないのだという。
マクロ経済スライド
年金は、本来、インフレに合わせて金額が調整されるもので、1%のインフレのとき、1%増やさないと実質的な購買力は1%小さくなってしまうのだそうです。(うん、それは、わかる)
しかし、来年4月から「マクロ経済スライド」が始まると、この通りになりません。
スライド調整率の介入
たとえば物価上昇率が2%だとすると、年金の引き上げは、2%-(スライド調整率)という引き算が入ります。スライド調整率とは、現世世代の人口減少率と平均余命の伸びを足したものだということで、1.3%とされています。
物価上昇率が2%だとして、2%-1.3%の、0.7%分だけ、引き上げられるのだそうです。なんだか、損な計算のようですが、この仕組みは小泉政権の2004年に決まった政策なんだそうです。
この「マクロ経済スライド」は、最新の年金再検証によれば、2043年ごろまで、今後30年間は続けられることになります。
これは、自民党の河野太郎氏のブログで明らかにしています。河野氏は、大きな釜の中にご飯があり、おにぎりを2個ずつもらうための行列が続いている。ところが、途中で釜の中の御飯が、このままでは足りなくなる。おにぎりを1個にするわけにいかず、後ろの方の人の分がなくなるということもダメ、そこでおにぎりを小さくしてみんなに配っていこうということになった、という絶妙な表現をしています、が。
この「おにぎりを小さくする」ことをやらなければ、行列の後ろの方までくばれないのです、と。
ところが、実際は、もっと早くから「マクロ経済スライド」を発動しなければならなかったのに、≪デフレでは発動されないことになっていたため≫、「マクロ経済スライド」の仕組みはあっても発動されなかった、と言うのです。
と言うことは…!!
「減った」「減った」と言われている年金も、物価が下落した分に合わせて差し引かれる分は引かれてなかった。本来支給されるべき年金より2.5%上回って支給されていたというわけです。
物価の下落に合わせて年金額が削減されると同時にスライド調整率分がさらに差し引かれる仕組みにしなければ意味がないという。 そのためには法律の改正が必要です。
ここ2年間、毎年1%ずつこの差が解消されてきましたが、マダ、0.5%支給されるべき金額を上回っている。この分は来年4月に引き下げられる予定だそうです。
2%物価上昇なっても
来年以降、もし、2%の物価上昇率の場合、そのまま物価調整をすれば2%年金も上がるはずですが、まず、取れなかった0.5%の解消が行われます。
そして(さらに)そこに1.3%のマクロ経済スライドが適用される。つまり、2%の物価上昇率でも、来年の年金額の引き上げは、たった0.2%ということになります。
で、その後はずっと、1.3%のマクロ経済スライドが適用されることになる。
つまり、何のことはない、ずっと、物価の上昇より(0.7%)にぶい上昇率の年金を余儀なくされるのです。
来年になる前に・・
来年になると、こういった年金目減りの表面化、原発再稼働、など与党にとってマイナス面が出てきてしまう。だから、やっぱり、どうしても年内に衆議院を解散して、消費税先延ばしの(目くらましの選挙)を済ませておいた方がいいのでしょうね。
「従軍慰安婦」意見書 [議会]
11月10日(月)
かつて可決した意見書
昨日夜、名前を名乗らない方からの電話。「宮代議会は、H23年、従軍慰安婦(がいたというような)意見書を可決した。朝日(新聞)のでたらめ記事・謝罪があったんだから、手直ししないのか」と。
わたし「確かに、議会にそういった内容(意見書のタイトルは定かでないが、要するに従軍慰安婦は存在した。政府は誠実に対応すべき、という内容)が賛成多数で可決されたのは知っている。私はその時、議会にいないので、関与できない。」
名乗らない人「自分には関係ないって言うのか。宮代議会が可決したんだよ!! 日本全国の町議会で可決したのは10にも満たない。県議会ではあったみたいだけど。同窓会で、宮代町は可決したね、と友達に言われて、非常に恥ずかしかった。直せないのか?議会事務局に電話したら、事務局は直したり、修正したりするところではない。議員の仕事だというので、議員のあんたに電話した」
わたし「市町村議会でいくつの自治体で可決したか、はっきり今いえないので、少なかったか、そうでもなかったかもいえないが。朝日の記事は、当時出ていなかったし、当時の議会が審議して採決して可決されたこと。一応終了している。それを、後になって、手直しするということを議会はしない。もし、仮に朝日の謝罪記事が出たからと、従軍慰安婦問題で新たな考えがある議員がいたら、また意見書を出せばいいのではないか」
名乗らない人「じゃー、あんたが出せばいい。あんた、意見書をだしてよ」」
わたし「私は出しません。意見書はいくつも出すこともある。12月議会も準備している。でも、従軍慰安婦問題で出す気はない。ほかの議員に頼んだらどうか。」
名乗らない人「ほかに議員、誰も知らない。自分が投票した人は落選した。あんたの会報が今日ポストに入っていたから電話した。じゃー、あんたは自分には関係ないというのか。関心もないと?」
わたし「関係ないとは言っていない。この問題で意見書は出さないと言っている。」
名乗らない人「宮代議会、恥なんだよ。直してもらいたい」
わたし「人それぞれだから。恥だと思わない人もいれば、憤慨する人もいる。」
名乗らない人「賛成した人と、反対した人の名前はわかるんだろう?」
わたし「議決は、賛成多数で可決、賛成少数で否決、という議事録で残る。記録に議員個人の名前は残らない。でも、誰が賛成したか、反対したかは傍聴でもすればすぐわかる」
名乗らない人「じゃー、議会事務局に聞くからいい」
わたし「・・・・・・」
以上のようなやり取りが、28分続いた。
たしかに、朝日新聞は間違った認識のところがあったとして、訂正・謝罪した。
ですが、それが、この問題のすべてではなく、様々な資料がある。(朝日の謝罪は、いわゆる≪吉田調書≫の解釈を間違ったということ。河野談話もあるし、村山資料もあるし・・・。もちろん、この方と同じ意見の資料もあるんでしょう。
しかし、朝日記事の謝罪からあと、「さぁ、直せ」「さぁ、謝れ」と言う単刀直入な声。いえることは、こういう声は大きな声であり、この際認識を改めよと迫る声(時に圧力)である。
小さな声は、「戦争という異常事態では、さまざまな酷いこと、醜いこと、つらいこと、がおきてしまう。戦争という非常事態をを起こさないためにも、歴史の中の出来事をしっかり検証しよう」という声。声には出さない無言もあるし、出しても小さな声かもしれない。が、たくさんあるかもしれない。
宮代町議会で、今一度採決せよ、と新たな内容の意見書が挙がってくるのか。
万一、上記のように歴史認識の中の一つと言うことで、新たな意見書案が(万一ですよ)また否決されてしまったら、「恥の上塗りだ」だと、名乗らない人のような考えの人はさらに怒り、居ても立っても居られないようになるのか。さらに議会を罵倒することになるのか。
どっちにしても、わたしには、もっと出したい意見書があるので、この問題にはノータッチにしたい。
あと10年で消える職業
11月9日(日)
消える職業・なくなる仕事
オックスフォード大学が認定
702業種を徹底調査してわかったのだというが、あと10年もすればなくなる仕事を大胆予測した論文。それによると、702のうち47%の仕事が自動化されるリスクが高い。
たとえばバーテンダー、この職業はコンピュータにとってかわられる確率は77%だそうです。
たとえば、「Google Car」に代表される無人で走る自動運転車が走ればタクシーやトラックの運転手は仕事を失うのだそうだ。
コンピュータの技術革新が進む中、これまで人間にしかできないと思われた仕事が、ロボットなどの機械にとってかわられるのだそうだ。
手縫いの仕立て屋も?!
コンピュータにとってかわられる確率が90%以上という驚くべき数字になった職業には、スポーツの審判、銀行の融資担当者、不動産ブローカー、給与・福利・厚生担当者、レジ係、カジノのディーラー、ホテルの受付、弁護士助手、メガネ・コンタクトの技術者、簿記・会計・監査の事務員、クレジットカードの申し込み承認、保険の審査担当者、洋服の仕立て屋(手縫い)、露天商、苦情処理担当者などなど・・。
各仕事のスキルはどんなもので、そのスキルをコンピュータ、機械がどれだけ自動化できるか、テクノロジーの発展のトレンドを考慮して調べると出てくるというのです。
具体的には、手先の器用さ、芸術的な能力、交渉力、説得力など、まさに人間にしかできないものを評価の対象にして、です。
まさに人間わざ、人生の機微を知っている人間にしかできない部分が、人間が作ったロボットに負けてしまう。こんなことがあるのでしょうか。
しかし、702の職業を評価したら、そのような結果が実際出たのです。
たしかにね、苦情処理担当など、生身の人間じゃ、かえってダメかもしれない。
悲しいんだか笑ってしまうのか・・。