台所資源ごみ袋に回収箱 [ごみ処理]
11月6日(木)
やっと着手
台所資源ごみ(生ごみ)回収袋の話です。「台所ごみの資源化」には、町内79自治会のうち6自治会しか参加していないので、「なんの話、それ?」って感じなんでしょうか。
参加協力しているところでは、「たかがふくろ、されど袋」の関心です。
久喜宮代清掃センター内の「HDM生ごみ処理」施設は日量4.8トンの生ごみを投入でき、それが菌の活躍によりこなされ減容していく仕組みがある。これは、かなり好評で、先日の衆議院議員会館での「国×地方」研究会でも、立川市の議員から「あのしくみ、まだ元気?」と聞かれたぐらいだ。
そこに投入する台所ごみを入れる袋は、清掃センターから(自治会を通して)年2回無料で配布されます。
この袋について、以前から「余る」との声が上がっていました。
「そんなに余る? そんなことないはず」反応は薄い。一方でそういう声もあった。
しかし、我が家でまず気が付いた。相当余るのであった。我が家の場合、人数が少ないから1週間に2回の生ごみ回収に毎回出さない。ので使用頻度が少なくなる。前に配られたものを半分ほど使っていると次のが届くようになる。以前、ブログで封を切っていない束を写真にとってアップしたこともある。
清掃センターに電話したら「余る?そんなわけない。普通の家は配布量くらい使うんです」という。「余ったらプラごみに日に出してください」という答えだけ。(えー、ごみにしちゃうの!)
そんなはずない。少数家庭が多くなっている。余る家庭は多いと思う。どうして「家庭によっては余る場合もある」という声が上がらないのか。
理由はある。宮代町は79自治会のうち、6自治会しかこの仕組みに参加していないから。声が少ないのだろう、と。(参加地区は少ないが、世帯数としては多い宮代台、学園台で実施しているのに?)
少ない声に、清掃センターでも始めは対応しなかった。しかし、学園台では「余る」「お金を出して他のごみ(プラごみに投入)を増やすのか」との声は、わたしに届いていた。
それが、です。今年になって、やっと久喜市のほうで「余る」との声が出始め、衛生組合議会において対応を迫る質問が出てきた。そうすると、組合事務局で対応を検討するようになったわけです。
住民のどんな声も、行政の都合で切り捨てることのない「久喜宮代衛生組合」の誠実な姿勢は健在でした。
年内にスタート
どういう形で「余った袋」を改修するか・・。会報「視点221号」に載せるつもりなので、確認するため、担当課長に聞いた。それによると。、
まず、年内に協力自治会の会長さんに、説明して、各家庭で余っている生ごみ回収用の袋を改修するボックスを設置させてもらう。これを2週間ほど設置しておいてこの間、投入されたものを集める。
ついで、プラごみとして出されてしまった未使用の袋は、選別作業の中で見つけ、もう一度使用する袋に戻す、と言う作業をやる。と言うことでありました。
この問題に、やきもきし、(もったいない)と思ってから5,6年たっています。やっと本当に無駄のない仕組みになったと、思っています。
悪くない仕組みなれど時限つき
しかし、多分、こんなに無駄のない「台所資源ごみ」の資源化処理も、ずっと続くということではなさそうだ。H35年に完成を予定している新炉は、プラごみも生ごみを一緒に投入する溶融炉ということになる。
東京3多摩地域など、新しい生ごみ処理を模索している地域が、せめてこの仕組みを継承してくれたらいいんだけど。今も「いい仕組みですよ、おすすめします」と言いながら、自然と口数は少なくなる自分です。