道路に書かれた標識 [危機管理]
10月31日(金)
消えている標識
昨日、桃山台団地を歩いているとき、「あっ、本人?ならちょっと聞いて」と、呼び止められた。
「私、もうすぐ後期高齢者。でも、車はハナセない交通手段なんですよ。最近、よく気が付くんですけど、道路に書かれている〈止まれ〉などの標識、消えかかって薄くなっているのとか、完全に消えているのとか、多いんですよ。こういうのって、どこに言ったらいいのかわからないから、加納さんと会ったらお話しようと思って」とおっしゃる。
ハイ、そういう時私にお話しください。私もどこが所管かわからないことあるけど、役場で「これはどこに言ったらいいの?」と聞きますから。
実際、いっぱいある
気を付けてみると、町内の道路にいっぱいあります。消えかけた道路文字。
↑ 「止」が消えている。
↑ 全体が薄くなっている文字
それは警察の分野です
「おもに町道のような細い道で、多いんだけど、道路の文字消えていますよ」と、役場の道路担当に言ったら「それは、多分警察のほうです」といい、他の人も「そうですね、警察です」と。
そこで、私「わかりました。私も警察に言います。こちらも(関係所管として)警察に言ってね。2か所から言われた方が警察も気にしてくれるから」と複数作戦。
お巡りさんと
その日の夕方、折よくパトロールしている警察車両を見つける。
手を挙げるとけげんな顔の警官。「用事があるの?」 私「ハイ」 警官「お巡りさんに?」 私「はい、お巡りさんにです」
ちょうど町道が交差する四つ角、道路2か所に〈止まれ〉と書かれていて、運よく?消えかかっている文字。
「ほらっ、これなんですけどね。文字消えているでしょ? 高齢の方は見えないというんです。どう見たって〈止まれ〉の「止」が消えているでしょ」
そのおまわりさん、案の定「これは、パトをしている我々の仕事じゃなく、公安の・・交通課の所管で・・」とかなんとか言っていたけど、私「一般の人、そういうことわからないもの。あなた方からお伝えください。私も杉戸警察の交通安全かなんかの係りに言うから。両方で言った方がいいでしょ」と、ここでも複数からの要望作戦。
例によって、名前、住所、年齢、連絡方法を聞かれるのは、いつものこと。
「こんだけ聞かれたのだから、他のこともお願いしちゃうね。今朝、メモした新聞紙の持ち去り犯のナンバーと車種、色、犯人の特徴です」とメモを渡す。(今朝、また、資源ごみの持ち去り犯のナンバー、メモしちゃいました。)
お巡りさん、2つのお仕事、頼みましたからね。
家庭学習の手引き・・長野県富士見町 [教育]
10月30日(木)
全家庭に「家庭学習の手引き」を
富士見町の教育の続きです。教育委員会は、家庭での学習の大切さを浸透させようと、保護者に対して、「家庭学習の手引き」を作り、配布しています。
「無料塾」が、学力の底上げを目標としているのと同じで、家庭学習も、教育の〝基本のキ”を(学校任せにしないで)家庭で(できること)に気をつけてもらうというもの。
26ページになるその冊子は、まず「なぜ、家庭学習が大事なのか」をけん引する中心人物・教育長のあいさつ〈勉強してhappyに〉で始まる。
次のページで〈保護者のみなさんへ〉。ここでなぜ、家庭学習が大事なのかをやさしい言葉で綴っています。
そのあとのページは、「小学校版」「中学校版」と、別々の編集になっています。これも、さらに細かく、小学1年生では、小学2年生では、3、4年生では、5、6年生では、と分けて、その時々に家庭でできることをわかりやすく伝えます。人によっては(そんなことわかっている)と思う人もありましょうし、人によっては(なるほど、あらためてそう思う)と基本に戻れる人もあると思います。
「中学校版」になると、(どうして?)にこたえる形で、丁寧に伝えています。↓
・・・中学校では、家庭学習をしてはいてもなかなか成果に結びついて行かないことがあるようです。なぜでしょうか?中学校での、家庭学習は、学校で学んだことの中の自分自身に足りないものを見つめなおす機会であり、必要だと思う内容を学習する時間です。宿題をやらされているという意識でやっていると学習が形式的になり、いくら時間を使っても身に付きません。また、日々の学校の授業にも生きてきません。・・・etc
本当に、読めば読むほど(そのとおり)と思えることが「手引き」として配布されているのです。これは親切だと思いました。
ワンポイントアドバイスも、いいですよ。「今日あった楽しかったことを書いて教えて」「音楽の時間に習った歌を聞かせてよ」「新聞やニュースで気になったことは何?」「新聞の中で、習った漢字をマーカーで塗ってみようヨ」なんて、家庭で楽しみながらできそうなこともいっぱい。
国が、競争の世の中、エリート教育に軸足を移している中、教育の平等や学ぶことの楽しさを地道に遂行し、それによって全体の底上げをしていこうとする、教育長の考え、町の基本的姿勢が伝わってきます。
子ども課の担当者は、「長野県はもう教育の県ではないですよ。秋田県や福井県など学力テストの上位は別の県に移っています」と、へりくだっておっしゃっていたけど、〝教育の県”の本旨はこういうことだと思います。
※ この年になっても、今更ながら、自分の子供時代に、なんてつまらない時間の使い方をしてきたんだろう。もっと落ち着いて学べたはず、物事をいっぱい吸収できた時代を、いい加減に過ごしてきちゃった。もったいないと思う。あの時もっと本を読んでいたら、もう少し上等な人間になれたかも、、と後悔したりします。
教育の町・・長野県富士見町 [教育]
10月29日(水)
子育てから中学校卒業までを包括的に支援
先週訪問した富士見町の報告です。道で立ち話した方は、「富士見町視察に行ったんだって?なじみの町なんだよ。報告してよ」とおっしゃる。はい、わかりました。一部ですが、報告します。いい町ですねー。
南アルプスと、八ヶ岳の展望。特にこの時期は、黄金に輝くカラマツと、木々の赤い紅葉が美しい季節ですが、これはまた別の機会にお知らせします。
ひと言でいうと、子どもを地域や行政の仕組みで大きく支援する体制を整備している町でした。
教育委員会は、「子ども課」と、「生涯学習課」に分かれ、子ども課は、ふつうの役場でいえば、福祉課が担当する児童福祉、児童手当、保育園などの分野も所管するという仕組み。これは、異例と言えば異例。教育委員会にこれだけ権能を持たせるというのも町の特徴でしょう。
時代に合わせた取り組み
きっかけは、たくさんあって、そのどれもに対策を練っていくといった感じです。H23年度に学習指導要領の改訂に伴い、ゆとり教育からの転換。それにH26年度から開始が始まる、諏訪青陵高校による中高一貫教育。これにより、近隣の市町村では基礎学力の強化が課題になったそうです。
長野県といったら、一般的には「教育の県」という印象がありますが、担当者は「そうではありません。秋田県や福井県など日本海側の県が学力ランキングの上位を占める。強化を図ったところは結果に出ている。学力の底上げもしなければならないのが長野県です」と。
学力が遅れていたら、学校で辛いだろう、、というのが始まりで、教育委員会としていくつかの取り組みを掲げました。私たちの第一の関心、「無料塾」について、まずお知らせします。
無料塾
〇塾長ー町長 副塾長ー教育長
もちろん、有料の学習塾は富士見町にもある。しかし、無料塾の目指すものは、基礎学力をつける場という位置づけで、H24年度から始まった。「無料塾」で学ぶことにより、①知らないことを知る ②わからないことがわかるようになる ③できなかったことができるようになる という喜びを受講生に感じてもらい、同時に学習意欲を高める、事が目的です。
講師は、元教員などの学習支援ボランティア。〇夏休み夏期講習 7日間全9回対象3年生、〇秋季講座 H26年9月27日(土)~11月15日(土)全6回 対象3年生、〇水曜講座 通年 毎週水曜全27回 対象1,2年生
〇内容ー英語、数学、国語の総復習。模試も実施する。
〇場所、第1~第3中学校 学習室、被服室を使用予定。学校には迷惑をかけない。(場所)を借りるだけ、という姿勢だそうです。
(講師募集)・同時に講師を町内広く募集しています。交通費だけ実費支給します。募集後、打ち合わせを含め、2回程度の研修を実施します。
(生徒募集)・富士見町内の中学校に在籍するもの。予定の講座に原則すべて参加でき、1年間学び続ける意思のあるものに限ります。
費用・無料。保険料、必要に応じて教材費は自己負担。
3年生は、過去問(題集)を使う。マンツーマンが基本。講師の先生の経験談。
「あの時、自分だってこうだったんだよ」という講師の経験談が効果を示しているという。わかりますねー、みんなで一緒に過ごした勉強の時間は、後になって暖かな思い出としてよみがえってくると思います。
明日は、全家庭向けに配布した「家庭学習の手引き」などの取り組みについてお知らせします。
学習のつながり [議会]
10月28日(火)
学習会の季節
学習会の季節とでもいうんでしょうか、集会、研究会などのお知らせが多く、自分を過密スケジュールに追い込んでいます。
今回は、視点220号の配布も頑張ろうと思っているので、毎朝メールをチェックして、行きたい集会案内を見つけると(ありゃー、どうしよう。会報も滞っている。でもこれは行っとかないと・・)
昨日は早朝と午後で600枚を配布。これはやや多い方です。ただしんどかったのは、午後3時台の電車に乗り、夜の部の学習会も入れて欲張ったから。
5時半からの「開かれた政府をつくるプロジェクト」は、50人ほどを集めるも、まだ立ち上げたばかりで何をどうするのか、これからという段階だった。(内容を報告しようと思ったのですが)
参加した意味はある。あるにはあるんだけど、超過密のなか、昨日は正直キツかった。
会津美里町が訪庁
11月5日に国会議員会館で開かれる「国×地方議員」研究会に、「よかったら来てみませんか」と、7月に視察した際、知り合った福島県会津美里町の議員(女性の市民派議員)にメールを送っておいた。
彼女も忙しい人で、この日(11/5)は別用が入っているのでダメだったのですが、その女性議員、「私も連絡しようと思ったんです。実は御議会(宮代議会のこと)に伺うんですよ。今月31日に」と。内容は議会運営と、公共施設の管理更新計画、その元手となった東洋大学PPP、美里で進めている庁舎建設に絡んで宮代町庁舎の機能について、などだそうです。
アラ、そうだったんですか。いいと思います。わが町の庁舎。木造で、明るくて、自慢です。
合併で行きつ戻りつした庁舎建設計画でしたが、完成なった宮代町役場はすごくいいと思っています。それまでのかなり老朽化した役場で仕事をする職員さんたちは気の毒と思っていましたが、近隣役所のどこもがボロくなっている現状を見ると、いまや宮代町の職員は幸せではないかと思っています。
そう言えば、会津美里町の役場、年代物の古さでした。議会が入っている建物は、木造の古い校舎のよう。(ご当地出身の野口英世が出てきそうな)。昔の学校のように靴を脱いで下駄箱に入れて、スリッパで会議室に向かう我々視察団、ギシギシいう階段を上がりながら、「めずらしい」「なつかしい」を連発。
そうですか、あの庁舎がいよいよ建て替えられるんですね。ぜひ、宮代庁舎を参考にしてください。山間の、あの町にきっと似合うさわやかな役場が出現すると思うんですけどね。
いずれにしても、31日、お会いできればいいのですが・・・。さて、どうでしょう。
「子ども・子育て新制度」での私立幼稚園 [子育て支援]
10月26日(日)
この日のブログは、削除しました。申し訳ありません。ご了承ください。
元校長が卒業生名簿を使って布教活動 [地域発]
10月25日(土)
卒業生に宗教関係の本を郵送
神奈川県座間市の中学校の元校長が、2010年度の名簿を使い、当時1,2年生(現在17,18歳)だった約500人に、私的な郵便物を送っていたという報道。来年の4月開校を目指している「幸福の科学」の大学案内、大川隆法総裁著作の本、2000円相当を発送したのだという。
元校長は、10月の10日前後、「来年4月に『幸福の科学大学』が開校します」と書かれた手紙と大学案内、大川氏の著作を送ったのだそうで、受け取った卒業生、その親がびっくりした。「変なのが来た。これ、やばいんじゃね?」と卒業生たちはネットに投稿したり、スマホで連絡したりで、あっという間に広がった。
保護者たちからは「なぜ、住所がわかったのか」との不安や苦情が、卒業した学校や市に寄せられ、教育委員会の発表するところとなった。
教育委員会によると、「元校長は11年3月に退職するまでの38年間の名簿を持っていた。現在、そのすべてを返却してもらった。宗教に勧誘の意思はなく、生徒たちの将来の選択肢として、学校の開校を知らせたかったようです」
元校長が勧誘などもってのほかですが、将来の選択肢として「こういう大学が開校します」と手紙を出すのもおかしい。しかも1冊2000円もする本を添えて、だもの。
教育現場には圧倒的な個人情報が・・・
この元校長、送付作業を家族3人で行い、費用(500人分×2000円≒約100万円)も自分で出しました」と言ったそうです。教団からの指示ではなかったことを強調したらしい。「あくまで個人の意思」ということで、騒ぎはこれでおさまったというのですが、考えたら恐ろしい話です。
学校の現場には圧倒的な個人情報があり、それは退職した後でも個人が持っていられるわけで、元教育者が、特定の宗教の信者だったりすると、強力なデータになる。
ちなみに、「幸福の科学大学」は、まだ、認可が下りていないので、開校が決定したわけではない段階ですが、パンフはもうあるのですね。
女性プロモーションチーム [男女共同参画]
10月24日(金)
女子力で観光を変えるー山梨市役所
視察2日目は、山梨県山梨市。山梨県北東部に位置する山梨市(雁坂峠を超えると埼玉県秩父市につながる)は、人口約39,000人の自然豊かなまちです。
市役所の中のセクションを超えた女性プロモーションチームが全国的に注目を浴びています。
四季を通じて楽しめるフルーツ狩り、温泉、お土産、豊富な観光資源を持つ町が最大限に強みを生かすのに、女性のセンスが不可欠。なぜなら、これら行楽やアウトドア活動で、消費のカギを握っているのは女性だから。
なぜ、〝箱根”になれないの!?
市役所など自治体で観光分野に主としてかかわるのは男性。どこでも女性がサブ的にサポートしてくれればいい、というのが普通です。民間なら、企画段階から女性がかかわり、否応なく働かされる。女性消費者の目を意識すればなおさらだ。
自分で持っておしゃれ、他人にあげてかわいいものは買いたい。おいしいスイーツなら人にも教えたい。素敵なところがあれば行きたい。女性はこだわる、(ただ行けばいい)なんて思っていない。
「女性の視点を生かそう」チーム立ち上げに、観光企画課の女性が手を挙げた。「なぜ、資源はそろっているのに、山梨市は≪箱根になれないの≫。でも、一人ではできない。
2009年7月~8月、山梨市役所は、全女性職員を対象に募集をかけた。「私にできる! 私が変える! 山梨市の観光」。すると、まず、7人の女性が手を挙げた。総務課、環境課、福祉事務所、学校教育課、など所属部署が違い、年齢層も20代~50代とさまざま。
このメンバーで9月、プロモーションチームが動き出しました。学校教育課の女性は「一部を除いて、女性が企画にかかわれる場面はあまりない。だから、ぜひ応募したいと上司に言いました」。
ここはオアシス
私たちの研修には、「女子プロ」(プロレスではありません。略して女子プロと庁内では呼ばれているとか)の中の3人が説明に時間を割いてくださいました。今は12人でやっているという「女子プロ」。「この活動はオアシスです」という。
ああ、(オアシスなんだ)。オアシスと感じられるというのは、かなり、かなりいい状態です、きっと。のびのび、やりがいを持ってやっているんだろうなー。
これですよ。男性の中の女性ではなく、チームの女性。これが「みそ」なんだと思います。1人や2人ではできない。チームを自由に泳がせてくれる庁内の寛容、トップの決断、うらやましい。
男性がやりやすいように進めようとするから、女性は居心地悪いのだし、いつの間にか(控えめにしていた方が無難)と影をひそめてしまうのだと思います。
お土産のキャッチは、「かわいい」「おしゃれ」。買う楽しみって女性特有のもの。一つ一つがこだわって作った特産。
生姜がブームのとき、健康志向とかわいらしさをコラボした「生姜ジャム」。ラベルからこだわった。ピンクと赤がかわいく目を引く。
人に自慢しながらあげられるもの。もらった人が(義理でなく)嬉しがるもの。お土産で人気が出れば・・・。生姜ジャムが1000個売れた。
ヘイトスピーチに法規制を [地域発]
10月23日(木)
ヘイトスピーチの法規制を求める
ヘイトスピーチの法規制を求める意見書が、東京国立市議会や名古屋市議会で採択されたということです。こういった意見書は、必ずと言っていいほど、抗議や嫌がらせがある。だから、地方議会は出しにくい。
運よく採択されたのを知ると、時間がたってからも「なぜ、採択したのか」といった抗議や陳情書などが他の自治体の住人から送られてきたりもする。
しかし、いけないことはいけない。ヘイトスピーチは「汚い言葉」「差別に満ちた言葉」を並べることで、おもいきり嫌悪の気持ちを表す、文字通り「ヘイト=嫌悪」感情を吐き出すことだからです。
日本を取り巻く国々に関して、いろいろな感情があるでしょう、誰でも。好き嫌いは当然あってもいい。だけど、感情をむき出し、他人もそう思ってほしいを呼びかけ、相手国の国民に対しては徹底的にやっつけるのは、日本国民として恥ずかしいですよ。
マスコミも
新聞やテレビ・ラジオなども、特徴を出してそういった論調を支持するようなところもある。
シンプルに考えてほしい。ナショナリスト、国粋主義者は、外国を排除、中傷することで国威を上げようとするかのようですが、それは逆効果。品位のある行動でしか国威、国力は上がらないのではないでしょうか。
12月議会に向けて、意見書を準備しようと思っています。さて、宮代町議会ではどうなるか。結果は12月まで待つことになります。
※ 久しぶりの雨で少し休息の時間が持てました。今日と明日一泊で議会の視察に出かけます。山梨県に行きます。8:15 役場集合・出発に遅れないように行ってきます。
首長と国会議員の密接な関係 [選挙]
10月23日(木)
中之条町の町長
数年前、中之条町を通過した時、「小渕優子」の道路を埋め尽くした立て看板のことはお知らせしたところです。(この町は小渕優子一色なのか?)と、保守色まん延の町を眺めましたが、その町の町長が、辞職願を出して行方をくらましているらしい。
この町長、小渕優子氏の金庫番。例の疑惑紛れの収支報告書を作成した本人だという。報告書を作成したころは、小渕氏の地元役員、その後「功」を認められて、町長候補→選挙で勝利ということが2年前。
小渕氏にとっては最も信頼できる人が地元の首長となったわけです。
何で行方をくらますの?
だけど、公務をいきなり放り出して辞職願、直後から行方不明というのはどういうことか。よほど聞かれたくないことをもっているのか。まぁ、たまーに役場に連絡をしているらしいが。
中之条町は50日以内に選挙をするということから11月下旬の告示日、投開票日も決めた。しかし、こう雲隠れしたいということなら新たな選挙には出ないということ。出たらもっと突っつかれるのは明らか。
国会議員と、地元首長の密接すぎる関係の見本みたいなもの。
小渕氏を次期総理大臣と、メディアは悪乗りであおったものの、こうなると手のひらを反して次々に疑惑を暴く。今日は東京の旧小渕邸の問題が浮上(ある財団に売却したはずの小渕邸に小渕氏の母親が住んでいる)。
もてはやされた当時は、「小渕氏は身辺がきれい」「地元がしっかりしている」「女性に嫌われていない唯一の国会議員」などと、コメンテイターがもっともらしく言っていた。(そうかな? 女性って謙虚でないセレブって嫌いだと思うけど…)
女性の重要ポストへの起用、には大いに賛成するけど、一番それがなじまないのが国会ではないのか。
一般企業の中の女性管理職は、例外なく努力とある程度の犠牲を払って仕事をしてきた人たちだと思うからぜひとも起用していただきたいと思うけど、国会議員のそれって、多くの場合(努力や犠牲)ではなく(家柄や有名人キャラ)みたいだから。
小渕カレンダー、松島カレンダー [政治活動]
10月22日(水)
政治家カレンダー
うちわに始まって、政治家が出すカレンダーなどがワイドショーを賑わしています。
関東地方では、最も保守的で古い政治活動がまかり通る群馬県では、いろいろな政治活動が普通に行われているようです。
八ン場ダム造成の進捗を見に行った数年前、県道沿いには「小渕優子」氏の立て看板がどこまでも続いていました。当時は民主党政権でありましたが、群馬県ではそんなものなんのその。脈々と続く政治家一族を今こそ盛り立てようと地元の結束は一段とかたくなっていました。
自民党が復権したから気が緩んだのかどうかはわかりませんが、「なってしまえばご安泰」の国会議員、潤沢なお金を古い慣例に使って使い放題。油断から(足をひっぱられた)。
小渕さんの顔と事務所の所在地が入ったカレンダーはやっぱり有価物でしょう。小渕さんの顔がラベルに貼ってあるワインは有価物そのもの。こういったものが地元で通用する時代と、認識を誤った支持者たちの〈うっかり〉を、責めているようなご本人でしたが、地元以外は「アウトでしょ」と誰もが思う。
本人は「私は知らなかったんですよ、誰かがやっちゃったんですよねー」。これは通用しない。
松島カレンダーも松島うちわも、同じです。カレンダーやうちわは、もらいすぎて困る代物です。すぐには捨てられないからどこの家にもしばらくは滞留しますが、いずれ捨てられる運命。それでも(少しでも目に留まればそれでいい)と、政治家は大量生産するのです。私ももらったことがある。すぐには捨てられないから、じいちゃんの部屋に「これ、字が大きくて見やすいでしょ」と押し付けた。
宮代だって
この頃、立ち話などで「松島大臣のうちわダメだよね」「観劇もダメだよね」と、私の周りでも言う人がいますが、宮代町だって、そういうことけっこうあったんですよ、つい最近まで。
誰のころとは言いませんが、名前の入ったカレンダーは配られていましたよ。農家などでは玄関入ったところの特等席に飾られていましたよ。いつか町長がうちに来たとき(ほらっ、うちでは一番いいところに飾ってあるんですよ)と言いたいために? はたまた、他の訪問者に(ほらっ、町長とはこういうじっこんの仲なんだよ)と自慢したいために?
観劇や交流バス旅行も、やる人はやっていましたよ。ある議員は、サクランボ狩りだか何だかのバス旅行の差額を自分が出す形で実施していましたゾ。
保守的な政治は、上(国会議員レベル)がやるようなことを下(地方議員レベル)がやるのが常道、というか王道。もの作戦と(根回し)、それに(昼の議論はほどほどに夜の宴席を有効利用)も常道で、これをやれるのが大物政治家、といくらか勘違い。
この頃は、そういうことで足がツクのを嫌うのか、個別対応で1軒1軒違う対応をしている人もいます。出かけていっちゃー、鼻をくすぐるやりかたですが、もらった人やどこかでおごってもらった人は、どうしても人に言いたがるもの。こんな姑息な手段をやってもバレてしまうのです。
まぁ、これまでよくあることが、メディアが「それはダメですよ」になれば効果はあります。〝政治に金はつきもの”が少なくなるので、大いにフッタかってほしいもんです、この手の話題。