女性プロモーションチーム [男女共同参画]

10月24日(金)

女子力で観光を変えるー山梨市役所

視察2日目は、山梨県山梨市。山梨県北東部に位置する山梨市(雁坂峠を超えると埼玉県秩父市につながる)は、人口約39,000人の自然豊かなまちです。

市役所の中のセクションを超えた女性プロモーションチームが全国的に注目を浴びています。

四季を通じて楽しめるフルーツ狩り、温泉、お土産、豊富な観光資源を持つ町が最大限に強みを生かすのに、女性のセンスが不可欠。なぜなら、これら行楽やアウトドア活動で、消費のカギを握っているのは女性だから。

なぜ、〝箱根”になれないの!?

市役所など自治体で観光分野に主としてかかわるのは男性。どこでも女性がサブ的にサポートしてくれればいい、というのが普通です。民間なら、企画段階から女性がかかわり、否応なく働かされる。女性消費者の目を意識すればなおさらだ。

自分で持っておしゃれ、他人にあげてかわいいものは買いたい。おいしいスイーツなら人にも教えたい。素敵なところがあれば行きたい。女性はこだわる、(ただ行けばいい)なんて思っていない。

「女性の視点を生かそう」チーム立ち上げに、観光企画課の女性が手を挙げた。「なぜ、資源はそろっているのに、山梨市は≪箱根になれないの≫。でも、一人ではできない。

2009年7月~8月、山梨市役所は、全女性職員を対象に募集をかけた。「私にできる! 私が変える! 山梨市の観光」。すると、まず、7人の女性が手を挙げた。総務課、環境課、福祉事務所、学校教育課、など所属部署が違い、年齢層も20代~50代とさまざま。

このメンバーで9月、プロモーションチームが動き出しました。学校教育課の女性は「一部を除いて、女性が企画にかかわれる場面はあまりない。だから、ぜひ応募したいと上司に言いました」。

ここはオアシス

私たちの研修には、「女子プロ」(プロレスではありません。略して女子プロと庁内では呼ばれているとか)の中の3人が説明に時間を割いてくださいました。今は12人でやっているという「女子プロ」。「この活動はオアシスです」という。

ああ、(オアシスなんだ)。オアシスと感じられるというのは、かなり、かなりいい状態です、きっと。のびのび、やりがいを持ってやっているんだろうなー。

 これですよ。男性の中の女性ではなく、チームの女性。これが「みそ」なんだと思います。1人や2人ではできない。チームを自由に泳がせてくれる庁内の寛容、トップの決断、うらやましい。

 男性がやりやすいように進めようとするから、女性は居心地悪いのだし、いつの間にか(控えめにしていた方が無難)と影をひそめてしまうのだと思います。

 お土産のキャッチは、「かわいい」「おしゃれ」。買う楽しみって女性特有のもの。一つ一つがこだわって作った特産。

生姜がブームのとき、健康志向とかわいらしさをコラボした「生姜ジャム」。ラベルからこだわった。ピンクと赤がかわいく目を引く。

人に自慢しながらあげられるもの。もらった人が(義理でなく)嬉しがるもの。お土産で人気が出れば・・・。生姜ジャムが1000個売れた。


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