地方議会の意見書 [議会]

11月30日(日)

「伊方」原発再稼働に「NO」

全国紙には載りにくい記事になるかもしれませんが、地方議会は、地方の事情を踏まえて機能している。南海日日新聞は、地方自治体のある「こだわり」を載せていた。

愛媛県東温市議会が、全会一致で可決した「伊方原発再稼働に反対する」意見書のことです。東温市とは、松山市の隣の自治体だそうで、伊方原発からは60~70km離れています。

東温市議会の意見書(案)は「南海トラフなど巨大地震が想定される中、原発事故が起こらないということが確約されない限り、伊方原発を稼働しないことを求める」という内容です。

再稼働をめぐっては、鬼北町、上島町議会が反対の意見書を可決し、国に送っています。日日新聞の記者は「市議会で可決は初めて」で、意義はあるという。

さらに、この時期、だから意義はある。愛媛県は11月16日に県知事選が投開票されました。(沖縄知事選のニュースの陰に隠れたが) 愛媛知事選挙では、伊方原発再稼働に触れないで、つまり争点が示されず、選挙戦が進んでいた。

そこで、地方自治体が、訴える力を失ってどうする、と、11日、議会が可決をもって態度を表明したわけです。

請願に加わった住民は「福島県の被災地を議員が視察したことが決定権を持った。当初、及び腰だった議員も賛成した」と。

議会は、「ことなかれ」主義が多い。市民の考えはいろいろ。へたに自分の考えをあらわしてしまうと、敵を作ってしまうことになり、票を失いかねない。だからできれば、態度をはっきりさせることから離れていたい。世間話や立ち話の範囲でお茶を濁していたいわけです。

そこ行くと、東温市議会は偉い。近隣では「踏み込みすぎでは」と懸念されたかもしれないが、逆に「議会が意志を示した」と、評価される形になった。

復古?調の宮代町

宮代町では、この頃なんだか「復古調」を帯びている気がする。議会の休憩時間や、世間話の範囲で取りざたされている、??のはなし。

街中では、「こういう話を聞いたんだけど、ホント?」と、聞かれる。大きな規模の自治体では、風に吹き飛ばされる話題が、小さいゆえに、小枝に止まる。「どうなの・」「復古調になるね」とか。

私などには、よくわからないが、いえることの一つに、新しい担い手を育てていない「町の姿勢」「町の施策」がバックボーンにある気がする。


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