ごみ散乱の迷惑 [ごみ処理]
6月20日(月)
バーベキューできる場所
バーベキューができる場所といったら、相当限られる。先日も許可された場所のごみ散乱、臭い、大騒ぎなどに、住民が困り果てている画像がテレビに出ていました。
しかし、画像と現地では違います。その一番大きな違いは臭気でしょう。
これから湿度、温度ともに高くなり取り残された食料、燃料などが放つ臭いはどうしようもありません。
安心して?バーベキューできる場所が少なくなればなるほど、たくさんの人が集まります。この頃はそういった業者もたくさんあるんだそうです。お祭りやイベントをする人は、身軽に現地に行けばいいだけで、あとは業者がすべておぜん立てしてくれる、という世の中。周辺の住宅住民はたまったもんではないと思います。
空き家やアパートのごみ
身近な住宅地において、のことです。
いつもなじみのご近所同士なら、長年培ってきたマナーやルール、思いやりで、お互いの許容範囲の中、ごみの処理にも対処できます。
が、急にお隣や近所に越してきた新しいご近所さんと、ごみや臭気についてコミュニケーションを取ろうとすると、かなり難しい問題になってきます。
「地域で問題解決を」とか「自治会が対応してください」が、まず挙げられるでしょう。ところが、現実これがむずかしい。
もし、ですよ。いったんこじれてしまったら、そうとう悩むことになってしまう。
微妙、デリケートなことに(いきなり)取り組むことことのむずかしさに悩んでいます。役所を中心にした多機関連携でやっていく必要を感じます。
手をこまねいている自分の非力さにもがっくりきています。
資源ごみ回収「ぼんやりミス!」 [ごみ処理]
5月31日(火)
回覧で「ぼんやりミス!」を警告
慣れ親しんだごみ回収ルールに変化があると、慣れるまで少々の時間が必要だ。
特に、資源回収(地域によって、月曜日、木曜日)の、紙類の仕分けかたに間違いが生じている。4月1日から新ルールになって今日で2か月。まだまだ間違った出し方をして、ステーションにおいて行かれるごみがあちらこちらにみられる。
私の住む、愛すべき学園台は、ことのほか間違って出したごみに厳しい。ルールが変わってもしっかり対応し、きれいな環境を保とうよ、という意気込みがあふれた(?)回覧を、よく目にするようになった。
今日も、9枚ほどの現場写真を参考に付けた回収状況(報告4)なるものが回ってきた。文面をご紹介しよう。
「みどり輝く5月を迎え、回収状況も改善したかと思いきや、かえって増加して、学園台全域で〝ぼんやりミス”が発生しています。まるで、≪学園台がぼんやり集落≫と化しています。
毎回、事前・事後の確認をと呼びかけても馬耳東風、効果なし、今まで長年粛々と培ってきた住みよいコミュニティ活動の第1歩がルールを守ることであったはず。会員各位の矜持(※注 きょうじ・・ほこり、自信とかという意味)は、どこに消えてしまったのでしょうか? 情けなくなりました。
なにも難しいことを呼び掛けているのではありません。清掃センター発行の「カレンダー」で「事前・事後の確認」を各人が実行してください」
ABC格言を忘れずに! A:当たり前のことを B:ぼんやりせずに C:ちゃんとやる
叱咤激励型
昨年あたりから、環境、ごみ関係の回覧書面は〈叱咤激励〉型になった。私などは「そんな、きびしい表現しなくても・・・」「それでなくとも高齢者、気が弱くなっているのに・・」と思っていたが、な~に、特に文句が出るほどでもないようです。
みなさん「やれやれ、ルールに慣れるまで大変だなー」「年を取ると呑み込みが悪くて・・」と(世が世であれば)(会社ではそれなりに存在感満載だった)高齢者たちは寛容だ。
(大丈夫、まだ、慣れていないところありますから。じっくり行きましょう)と言いたいところを、(できてる)先輩たちに習って、そこはユズル。
私は自転車に乗って、町内の隅々まで出かけるので、資源ごみの日など、ステーションに残されている〈間違いゴミ〉の姿を目にする。
学園台だけじゃない。まだ新ルールに慣れない地域はけっこうあるのだ。
特に紙類。同じ紙類なのに、段ボールは第1、第3木曜、新聞・雑誌・雑紙・飲料パック(内側が白)は第2、第4木曜というのがわかりにくいらしい。
これだけじゃーありませんよ。ゴミ処理は時代を背景にどんどん変わってくる傾向にあります。さて、先行き、良好か・・・。
今日、私は、一般質問で宮代町独自の「ごみ処理基本計画」について、質問をします。
資源ごみ、新ルールに [ごみ処理]
5月5日(木)
資源ごみ、置き去り
まず、世の中は「ゴールデンウィークだ」「9連休だ」と浮かれている中、きっちりといつものように家庭ごみを収集していただいていることを、今更ながら感謝します。
さて、4月から資源ごみの出し方が変わりました。ちょうど1ヵ月立ったところですが、まだ新ルールを飲み込んでいらっしゃらない人が多い。紙類の出し方がややこしい。
今日は第1木曜日。段ボールはOK。だけど、雑紙(チラシ)類、雑誌、古新聞紙、紙パックは、回収しません。
段ボール、古衣料などは第1、第3木曜日、古新聞などは第2、第4木曜日という、この微妙さが、かえってまごつく。「なんで、同じ紙なのに違う週なの?」
今日も、あちこちのごみステーションで、雑誌、雑紙などが取り残されていました。
じつは・・
雑誌などとダンボールを別枠にすることなど、実は小さい変化です。久喜宮代衛生組合では、資源ごみ全体の回収を民間回収に100%移行させる計画が検討され、審議会ではこの秋にも答申が出されようという段階です。県内では、新座市が前面民間委託方式をとっていますが、さて、、、。
資源ごみの民間収集 [ごみ処理]
12月24日(木)
資源ごみの回収方法
久喜宮代衛生組合は、資源ごみ(布類、紙類)の民間収集を、市民参加検討委員会の「ごみ減量等審議会」で検討しています。
10月に続き、12月22日午前9時から同審議会が回刺されたので、傍聴させていただきました。
どこがやっても責任は行政
資源集団回収は、久喜市でも宮代町(両方で78団体)でもやっています。ほとんどが、回収業者に資源集団回収団体が依頼し、回収業者は売却益を、資源集団回収団体は、久喜宮代衛生組合から報償金(㌔あたり7円)を得る方式です。
先進自治体と比べてみると
久喜宮代管内では、申請した団体だけがこの方式でやっており、その他はいつも通り、資源ごみの日にだして行政の一般ごみとして回収してもらうものです。
久喜宮代衛生組合の審議会では、検討の資料として、100%を集団回収に移行させた先進自治体の事例を出して、検討を始めています。
先生ん自治体は、①神奈川県横浜市 ②埼玉県新座市 です。
横浜市は人口371万2170人(世帯数約163万)、新座市は人口16万3169人(世帯数約7万)、比べて久喜宮代は、人口18万7831人(世帯数7万6千)、実施率は久喜地区24.6%、宮代地区8.3%です。
資源回収団体に支払われる報償金は、横浜市で3円、新座市で4円、(久喜宮代は7円)ですが、資源ごみの市場価格が下がった場合には、行政が補てんするというところもあります。
報償金は、現行の7円も含め、これから検討するということで、経費節減が目的ではありません。
が、いずれの方法を取るにしても、市町村の処理責任は極めて重いということをまず、審議会、執行側で確認しています。だから、単なる効率化、経費削減が目的ではありません。
久喜宮代衛生組合管内では、どういう方法がいいのか、実施する市内を含めたきめ細かい検討が始まったことをお伝えします。
議員や、政党の中には、いきなり「現業職員を減らし、行政が削減効果だけをねらって民間になげだすのは悪い!責任放棄するのか」なんて言うひともでそうですが、時間をかけた審議の中で「ごみ処理の、時代に合ったありかた」を検討しているのですから、わけのわからない反対論や、選挙の公約のための論争などに、掲げないでほしいものだと思います。
速やかな移行
なお、横浜市では公共改修から資源集団回収までに3年、新座市では17年かけて移行したという報告がありました。区長会や自治会、社協、PTA団体など、色々な団体を巻き込まなければできません。じっくりと理解を広げていく必要があります。
しかし、審議会のメンバーからは、高齢化の進捗も含めて、いまあまり時間をかけて広げていくのは、かえって難しい。周知から実施まで速やかに進めてくことも検討したい、とのご意見がありました。
そうかもしれません。5年も10年もかけて、というのはかえって実施を困難にするかもしれません。高齢者世帯など決まった日に出せない世帯には、これまでと同じように、衛生組合が個別に回収する「ふれ合い回収」のしっかり対応すればいいわけで…。
私はこの審議会の検討の行方を毎回傍聴しながら、見ていきたいと思います。
これ、指定袋? [ごみ処理]
11月9日(月)
資源ごみの日に
先週の資源ごみ排出日(木曜日)から残っている衣類。普通は、「あっ、間違えた」と気付いた人が持ち帰るか、当番が持ち帰り、正確な該当日に出しなおす。でも、誰も持ち帰らない。
資源ごみの衣類、これって指定袋に入れて出すの? 当番もわからないようですが、私も「なぜ、残された?」かわからない。
時々、こんなことがおこる。が、何とか、どこかで収集されているようです。
今日から〈生ごみ専用袋〉回収 [ごみ処理]
12月15日(月)
生ごみ専用袋
宮代町79自治会のうち、6自治会だけが参加している台所厨芥類の資源化(消滅)処理。これに使う袋は、無料で提供されています。年2回、50枚一束が配布されますが、我が家などだいぶ余ります。
「余っていますよ」衛生組合に言っても、最初は取り上げてもらえなかった。「そういう声はあまり聞きませんよ」と。と、そのうち、あちこちから「余る。どうにかして」という声が出るようになって、議会でも質問が出るようになって、やっと対応してくれることになった。「余ったら、プラスチックごみ回収日に出してください」と言っていたのを、「自治会の協力で、回収日を設ける」と回覧が回ったのが10月末。
学園台では、昨日、団地内4つの公園(ステーション)に、置かれた回収箱。どの箱にも10束(1束50枚)くらいありました。(うちの近所の回収箱には私が出した3束を含めて。)
全地域で厨芥ゴミ収集に参加している旧久喜市内からの袋回収では、今回どれくらい余った専用袋が出てくるのか、気になります。
台所資源ごみ袋に回収箱 [ごみ処理]
11月6日(木)
やっと着手
台所資源ごみ(生ごみ)回収袋の話です。「台所ごみの資源化」には、町内79自治会のうち6自治会しか参加していないので、「なんの話、それ?」って感じなんでしょうか。
参加協力しているところでは、「たかがふくろ、されど袋」の関心です。
久喜宮代清掃センター内の「HDM生ごみ処理」施設は日量4.8トンの生ごみを投入でき、それが菌の活躍によりこなされ減容していく仕組みがある。これは、かなり好評で、先日の衆議院議員会館での「国×地方」研究会でも、立川市の議員から「あのしくみ、まだ元気?」と聞かれたぐらいだ。
そこに投入する台所ごみを入れる袋は、清掃センターから(自治会を通して)年2回無料で配布されます。
この袋について、以前から「余る」との声が上がっていました。
「そんなに余る? そんなことないはず」反応は薄い。一方でそういう声もあった。
しかし、我が家でまず気が付いた。相当余るのであった。我が家の場合、人数が少ないから1週間に2回の生ごみ回収に毎回出さない。ので使用頻度が少なくなる。前に配られたものを半分ほど使っていると次のが届くようになる。以前、ブログで封を切っていない束を写真にとってアップしたこともある。
清掃センターに電話したら「余る?そんなわけない。普通の家は配布量くらい使うんです」という。「余ったらプラごみに日に出してください」という答えだけ。(えー、ごみにしちゃうの!)
そんなはずない。少数家庭が多くなっている。余る家庭は多いと思う。どうして「家庭によっては余る場合もある」という声が上がらないのか。
理由はある。宮代町は79自治会のうち、6自治会しかこの仕組みに参加していないから。声が少ないのだろう、と。(参加地区は少ないが、世帯数としては多い宮代台、学園台で実施しているのに?)
少ない声に、清掃センターでも始めは対応しなかった。しかし、学園台では「余る」「お金を出して他のごみ(プラごみに投入)を増やすのか」との声は、わたしに届いていた。
それが、です。今年になって、やっと久喜市のほうで「余る」との声が出始め、衛生組合議会において対応を迫る質問が出てきた。そうすると、組合事務局で対応を検討するようになったわけです。
住民のどんな声も、行政の都合で切り捨てることのない「久喜宮代衛生組合」の誠実な姿勢は健在でした。
年内にスタート
どういう形で「余った袋」を改修するか・・。会報「視点221号」に載せるつもりなので、確認するため、担当課長に聞いた。それによると。、
まず、年内に協力自治会の会長さんに、説明して、各家庭で余っている生ごみ回収用の袋を改修するボックスを設置させてもらう。これを2週間ほど設置しておいてこの間、投入されたものを集める。
ついで、プラごみとして出されてしまった未使用の袋は、選別作業の中で見つけ、もう一度使用する袋に戻す、と言う作業をやる。と言うことでありました。
この問題に、やきもきし、(もったいない)と思ってから5,6年たっています。やっと本当に無駄のない仕組みになったと、思っています。
悪くない仕組みなれど時限つき
しかし、多分、こんなに無駄のない「台所資源ごみ」の資源化処理も、ずっと続くということではなさそうだ。H35年に完成を予定している新炉は、プラごみも生ごみを一緒に投入する溶融炉ということになる。
東京3多摩地域など、新しい生ごみ処理を模索している地域が、せめてこの仕組みを継承してくれたらいいんだけど。今も「いい仕組みですよ、おすすめします」と言いながら、自然と口数は少なくなる自分です。
あいかわらず資源持ち去り [ごみ処理]
8月29日(金)
古新聞だけ持ち去り
昨日9時半、議会に出るために家を出ると、近くのごみステーションに、ワンボックスカー。「さては」とみると、間違いなく新聞の束だけ、せっせと車に入れている。あの車いっぱいに詰め込めたとして、いくらになるんだろう。
この頃は、持ち去りを嫌って、各家庭は戸別に玄関前に置き、1か月に1回くる民間の回収車に出し、重さによってはトイレットペーパーをいくつかもらう。だから、ステーションに出す人は極端に少なくなった。
現状で出ている紙ゴミは雑誌、チラシなどのいわゆる「雑紙」、資源価値はゼロに近い。でも、私のように、たまにやっと貯めた新聞を出す人がいるのです。理由は、1か月に1回出す日がわからない、無頓着だ、などあるでしょうが、私の場合は、民間業者に出してトイペをもらっても悪くはないが、価値のない雑紙だけ衛生組合に回収してもらうのでは、税金を使うだけ。せめて、少しでも売り払い収入が組合に入るほうが…というささやかな抵抗です。
そんな人が少数ながらいて,しっかり新聞とチラシでわけ、一生懸命ためておいて、いかにも(これは古新聞だけですよ)という姿で出すのですが・・。
それをねらって、ホイホイとステーションから持ち去るのが許せないのです。くりかえしますが、民間回収車に出す家庭がほとんどなので、ステーションにはいくつも無い。それを何十か所もステーションを回り、集めるのですから効率的にどうなんだろう。
多分、朝の暇つぶし、楽しみながら〈小遣い稼ぎ〉犯みたいな感じもあるのでは。
昨日は2人組、一人は運転席、一人がすばやく積み込むタイプ。
脅してきた持ち去り犯
持ち去りを見た私は、その場で自転車を止め(少し道路から空き地に入り)、杉戸警察生活係へTEL。車のナンバーを間違えないように反芻しながらケータイを押していた。
と、それを見た運転手が急に右に寄り、わたしに車を向けてきた。びっくり(ドキドキッ)。「どけよ、じゃまなんだよ」とすごんで脅している。
怖いので、目をそらして離れた。空き地に入った車は、また出てきて悠然と次のステーションへ。私は、持ち去り犯の車が視界からなくなってから、再度TELした。(ナンバー、車体の色は、かろうじて忘れていなかった)
警察の係りが出ても「忘れないうちに言います。ひかえてください。ナンバーは〇〇〇〇です」と最初に伝えてから、おっとりと聞く警察の質問に答えることにしている。「お名前は」「住所は」「電話は」のあとに、「要件は?」と聞かれるうちに、ナンバーの暗記があやしくなってくるのだ。
見逃しました!?
今朝、郵便受けを見たら、昨日連絡を受けたパトロール車の人が「メモ」を入れてくれていました。そこには
~ご連絡~ 付近、パトロール実施しましたが、不審者、不審車両の発見には至りませんでした。持ち去りについて情報提供ありがとうございました。今後も気を付けてパトロールを実施します。~
と書かれていました。
おつかれさま。次は捕まえてください。骨を折ってもらって言うのもなんですが、杉戸警察、検挙率悪いよね。こっちは体をハって通報しているんですから(警察には、何度も「無理をしないでください」と言われている)
ゴミ集積所で [ごみ処理]
1月17日(金)
ごみステーションの清掃当番
高齢化が進む学園台。私が住む2-3-3というスパンでも、もともと13軒あった家のうち2軒が空き家になり、2軒で高齢のためごみステーション清掃当番の免除となっている。したがって、燃やせるゴミ週2回・プラスチックゴミ週1回の清掃当番は9週に1回やってくる。
それに加えて、資源ごみ、有害ごみ、不燃ごみの当番は別サイクルで廻る。4か月に1回くらいの割合で廻ってくる。当番札が回ってくると「あら、またか」と思うのですが、済んでしまうとなんのことはない、(必要なこと)をやっている自覚に気持ち良さを覚えます。
今週は、私の当番でした。水曜日の有害ごみ、木曜日の資源ごみの週でした。
有害ごみの回収後、現場にいってみると〝回収できません”のステッカーが貼られ、残されたゴミ袋が2つ。
よく見ると、指定袋は使ってあるものの、中身がいけません。プラスチック用の入れ物に除菌シートが入っているもの、牛乳瓶のようなものなどごっちゃ混ぜ。こんなに分別してないごみ袋は、住人以外の人が置いて行ったものなのでしょうか。
とりあえず夕方まで
当番の人は、残されたものを(当番の責任として)持ち帰り、分別してそれぞれの該当日に出し直すのが通例です。
ゴミステーションを早くきれいにするのが目的の当番さん、(自分でやっちゃえばいいのだ)とすぐさま持ち帰り、「当番ノート」に、〈……が改修されずに残されていました。当番が分別して次回の該当日に出し直します〉と記し、次の当番さんに当番グッズ一式を引き継ぎます。
しかし、それでは分別が正しくない人は、いつまでもわからず、わかっていてもきちんとしない無責任な人の≪やり得≫を許すことになる。そう思い、夕方まで「回収できません」ステッカーを張ったゴミ袋をステーションに置いておきました。
さて、夜行ってみました。なんと、(多分)該当者が気が付き持ち帰ったらしく、かのゴミ袋は消えていました。よかった。
夕方まで様子を見るためにおいておくゴミ袋は(無責任にも)引き取り手がいなくて放置されっぱなしのときもありますが、今回は出した人が気が付いてくれました。
うっかりして出したもの、どの《ゴミ》の日に出すものかわからないようなゴミもあります。でも、自分の出したゴミ袋がそこにあるのに気が付いたら、即対応してほしい。
当番として
いち早く、《回収されなかったゴミ》を持ち帰るのがいいのか、少し見苦しくても、気が付いてくれるまで置いておくのがいいのか、当番の判断も難しい。
もちろん、外部者の不法投棄もあり、出した人が引き取る率は、少ないのが現実ですが・・・。今回は、いい結果でした。
八王子エコセンターでの生ごみ処理 [ごみ処理]
7月25日(木)
八王子のバイオマス・エコ・センター
八王子にある民間の生ごみ処理センターが、操業開始8か月で停止したとの報道。ここは民間会社の「イズミ環境」という会社が事業系の生ごみを請け負っている。
農林水産省の補助事業で、建設費の半分の8億7000万円を国からもらっている行政も絡んだ事業です。
息を止めたくなるほどの臭気
南多摩斎場の近くに昨年8月に操業を開始した八王子バイオマス・エコセンター。生ごみからたい肥を作るという施設です。この臭気に住民から「生活に支障があるほどのにおい」とのクレームが付き、今年4月に操業を停止している。
洗濯物や布団を干すとにおいが付く、部屋の中にも匂いが入ってくる、と言うのは気の毒です。
操業と同時に始まった強烈なにおいにたまりかねた住民がエコセンターに苦情を申し入れた。事業者は「脱臭装置を性能の良いものに変えた。中和する薬剤を変えて試している。いずれ臭気は解消される」と言っていたのですが、臭気は少なくなりませんでした。
ここの建設が始まるとき、地元説明会で事業者は、悪臭を心配した住民の質問に「匂いは出ません。そういう設計です」ときっぱりと言っていた。それが今「設計ミスでした」と。
全国で生ごみのたい肥化施設は失敗を重ねている。住民は心配して工事の延期を求めましたが、市が「手続きに不備はない」と許可し、住民の心配を引きずったままスタートした施設です。
それが案の定、足止め。4月に停止した施設は、そのままです。
大型施設では無理
ここの処理量は、日量80トン。この数字を聞いただけで「無理!!」と思いました。今までは日量20トンで操業していたということですが、これで挫折、というのでは、想像するだけで目がくらむ。
大型堆肥化プラント「大地の恵み」センターで失敗している久喜宮代衛生組合のこともあり、大きなことは言えませんが、全国の生ごみ処理で成功しているのはごくわずか。小規模であることが現状での必要セオリー。
たくさんの前例があるというのに、どうして八王子はお荷物を抱えるようなことをしたんだろう。民間施設が日量80トンもの生ごみ処理をやれるというから投げたのだろうか。
民間であるゆえ、行政の直接の責任から逃れられる、という気安さから住民説明会、住民参画を軽視したのかもしれない。無責任だ。
停止したままの施設の今後について、住民への説明会で民間会社「イズミ環境」の社長は、「社員もいる。社員の家族も生活していかなければならない」と≪トンデモ発言≫をして、暗に続行をにおわせている。
議会質問
この問題を、私も所属する自治体政策情報センターのメンバーで八王子市議(女性)が質問している。「この施設はオズマニックの前処理で悪臭は発生しないと説明していた。しかし、実際はそうではない。この近くにマンションはあるし、小学校もあるし、コンビニも公園もある。隣の町田市の議会でも問題にされた。さらに脱臭装置の出口から相当高い値のホルムアルデヒドも検出されている。他の環境確保条例に照らして、市としての見解を示せ」と迫った。
東京の多摩地域では、小規模で住民の納得できるやり方として、久喜宮代清掃センターが現在操業している小規模の消滅型の生ごみ処理施設(HDM)に注目して、これまで何回も視察に訪れている。
久喜宮代衛生組合でも紆余曲折、長い住民との対話の中でたどり着いた小規模施設だ。これだって、管内にもっと増やすのはいつになるかわからない。都市型のごみ処理で、循環型を目指すのは「言うは易し、行うはそうとうガタ、ガタし」・・。
さらなる現実は、たい肥ができたとしても、使う農家は本当に少ない。百歩譲ってタダで使ってもらえたとしても、ランニングコストが莫大になっていく、ことを覚悟しなければならない。
この少し前、藤沢市の湘南エコセンターでも、たい肥化施設が臭気で暗礁に乗り上げていた。八王子市、リサーチが甘かった。
民間に託してしまった八王子市の責任は重い、とよそごとながら思う。