「従軍慰安婦」意見書 [議会]

11月10日(月)

かつて可決した意見書

昨日夜、名前を名乗らない方からの電話。「宮代議会は、H23年、従軍慰安婦(がいたというような)意見書を可決した。朝日(新聞)のでたらめ記事・謝罪があったんだから、手直ししないのか」と。

わたし「確かに、議会にそういった内容(意見書のタイトルは定かでないが、要するに従軍慰安婦は存在した。政府は誠実に対応すべき、という内容)が賛成多数で可決されたのは知っている。私はその時、議会にいないので、関与できない。」

名乗らない人「自分には関係ないって言うのか。宮代議会が可決したんだよ!! 日本全国の町議会で可決したのは10にも満たない。県議会ではあったみたいだけど。同窓会で、宮代町は可決したね、と友達に言われて、非常に恥ずかしかった。直せないのか?議会事務局に電話したら、事務局は直したり、修正したりするところではない。議員の仕事だというので、議員のあんたに電話した」

わたし「市町村議会でいくつの自治体で可決したか、はっきり今いえないので、少なかったか、そうでもなかったかもいえないが。朝日の記事は、当時出ていなかったし、当時の議会が審議して採決して可決されたこと。一応終了している。それを、後になって、手直しするということを議会はしない。もし、仮に朝日の謝罪記事が出たからと、従軍慰安婦問題で新たな考えがある議員がいたら、また意見書を出せばいいのではないか」

名乗らない人「じゃー、あんたが出せばいい。あんた、意見書をだしてよ」」

わたし「私は出しません。意見書はいくつも出すこともある。12月議会も準備している。でも、従軍慰安婦問題で出す気はない。ほかの議員に頼んだらどうか。」

名乗らない人「ほかに議員、誰も知らない。自分が投票した人は落選した。あんたの会報が今日ポストに入っていたから電話した。じゃー、あんたは自分には関係ないというのか。関心もないと?」

わたし「関係ないとは言っていない。この問題で意見書は出さないと言っている。」

名乗らない人「宮代議会、恥なんだよ。直してもらいたい」

わたし「人それぞれだから。恥だと思わない人もいれば、憤慨する人もいる。」

名乗らない人「賛成した人と、反対した人の名前はわかるんだろう?」

わたし「議決は、賛成多数で可決、賛成少数で否決、という議事録で残る。記録に議員個人の名前は残らない。でも、誰が賛成したか、反対したかは傍聴でもすればすぐわかる」

名乗らない人「じゃー、議会事務局に聞くからいい」

わたし「・・・・・・」

 以上のようなやり取りが、28分続いた。

たしかに、朝日新聞は間違った認識のところがあったとして、訂正・謝罪した。

ですが、それが、この問題のすべてではなく、様々な資料がある。(朝日の謝罪は、いわゆる≪吉田調書≫の解釈を間違ったということ。河野談話もあるし、村山資料もあるし・・・。もちろん、この方と同じ意見の資料もあるんでしょう。

しかし、朝日記事の謝罪からあと、「さぁ、直せ」「さぁ、謝れ」と言う単刀直入な声。いえることは、こういう声は大きな声であり、この際認識を改めよと迫る声(時に圧力)である。

小さな声は、「戦争という異常事態では、さまざまな酷いこと、醜いこと、つらいこと、がおきてしまう。戦争という非常事態をを起こさないためにも、歴史の中の出来事をしっかり検証しよう」という声。声には出さない無言もあるし、出しても小さな声かもしれない。が、たくさんあるかもしれない。

宮代町議会で、今一度採決せよ、と新たな内容の意見書が挙がってくるのか。

万一、上記のように歴史認識の中の一つと言うことで、新たな意見書案が(万一ですよ)また否決されてしまったら、「恥の上塗りだ」だと、名乗らない人のような考えの人はさらに怒り、居ても立っても居られないようになるのか。さらに議会を罵倒することになるのか。

どっちにしても、わたしには、もっと出したい意見書があるので、この問題にはノータッチにしたい。


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