老猫さらに弱る [日常]

6月20日(土)

腹水増える

猫を拾ってくるというのは、路頭に迷う子猫を(悩みながら)結局家に連れて帰る、癒されて楽しい生活というのだけじゃない。当然、そのはてに、年老いて弱って死ぬ、ということもあるわけで、もちろん、その責任は果たそうと思っている。

21歳のミケちゃんは、日ごと弱っている。昨日も点滴のための日帰り入院に連れて行く。3.3kgだったのが、今日は3.5kgになっている。太ったのではない。「腹水が増えていますね」と獣医が言う。

毎日、点滴に通い、夕方つれて帰るとき、「じゃ、また明日来てください」といわれるだけ。点滴料金は税込6480円。検査が入ると1万円を超える。だけど、、これからどうなるのか、今どういう状態なのか、皆目わからない。せめて、老猫が痛がっているのか、苦しいのか、それがどのくらいなのかくらいは知りたい。数日前は「だるいと思う」と獣医はおっしゃる。

言おうと思って用意していた疑問を言う。「腹水は増えるばかりだけど、何とかならないのか」「検査して、何か原因が分かったとして、治療できるのか。原因が分かっただけということか」と。

点滴で保っている体だけど、腹水でおなかだけ膨れて、顔や首はますます細くなって痛々しい。獣医は「腹水は抜くといいというわけではない」とは、数日前の説明で聞いた。でも、でも、このまま増えるのを見ているだけ?(へらへら聞いているけど、叫びたいくらいだ)

獣医「そうですね。抜くことも考えてみましょう。抜くとショック状態になることもあるんですよ」と。だけど、ショックで、万一死ぬようなことになったとしても、このまま毎日点滴入院を繰り返しているのは、猫としてもつらいだろう。でも・・・おとといして外注に出した検査の結果が出る前に、ほかのことをするだろうか・・。

猫も孤独だろうが、私もまた孤独の中に居る。

「明日は、それも考えてください」とお願いして、会計する。「今日は、お会計4320円です」 私「えっ? 今日は昨日までと違うの?」「、6日目から4320円になるんです」財布が痛まないのは気持ちが少しほっとする。家に連れ帰る。

 老猫は、シンドイながらも、必死の顔で私を見るような気がする。「ミケちゃん、がんばれ。ママがついてるからね」。人間で言ったら100歳を越えている猫も、みんな飼い主が「お母さん」「ママ」なのですよ。

しんどい時には夢を見る(眠りが浅いということか)。昨晩の夢は、8匹も捨て猫を拾ってしまった私が悪戦苦闘していた。

早朝の会報配りに出かけます。紙折も予定通り、自分でやっています。何しろ、私は紙折機の大口使用者なのだ。自分のことは自分でしなければ、文句を言ってはいけないと思う。


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