老猫、点滴でも好転せず [日常]

6月17日(水)

老猫、回復まだ遠い

21歳の猫は、まったく良くならない。最初の日は、高度医療が整っている近所の動物病院で、精密検査を受けた。数値はどれも悪くなかった。白血球の数値が高いのはストレスでもあるのだという。慣れない場所で慣れない検査を受けている怖さで上がっているのだろうと思う。

その他の検査数値はまぁまぁだという。

とりあえずそのまま、点滴入院。

以後、毎日朝連れて行き、夕方迎えに行く「点滴入院」となっている。病院にいるときは、ほんの少し食べられるようになった、という。だから「おうちでも食べられるようになるでしょう」と先生は言うが、家に帰ると横たわっているだけで、いっさい食べない。大好きなメーカーの缶詰でもまったく反応なし。ただ、水は飲んでいるようです。

昨日は、おなかを触った男の先生が「少し、腹水がたまっているかな」「がんなどもあるかもしれない」などとさらに心配なことを言う。

夕方迎えに行く。獣医がいっぱいいるこの病院は、その都度違った先生が説明する。(まァ、カルテがあるので見解は一致しているのだと思う)

私は「人間で言ったら老衰というか、高齢だから、全体的に弱っているということはないですか」と聞く。夕方、対応した若い女の先生は「そういうこともあるでしょうね」と。

私は、多分、毎日点滴(6480円ですよ、これが)しても、多分よくならないような気がしている。21歳、人間で言ったら100歳を越えているんだもの、いろいろ医療を重ねるのは、かえってこの猫のストレスを増やすのではないかと、思いだしてきた。

うちの中で、ゆったりさせておいた方が、この子(猫)のためなんじゃないか、と。

そうは言いながらも、何もしないことの不安がある。(また、病院か・)と嫌がっている猫をキャリーに押し込んで、また今日も1日「点滴入院」に送り出すことになる。

こんなに長生きした猫は、実は我が家にはこれまでいなかった。がんばって生きてきた長生き猫に、どうしてやることが一番いいのか、思案に暮れる。

昨夜来の大量の雨で、たっぷり水を吸い込んだ大地に、色々なものが回復しそうな雰囲気。一息つける。


nice!(1)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。