老猫、弱る [日常]
6月14日(日)
早朝から、会報を配りに出ようと思い、4時半起床。そしたらなんと、雨。静かに降り出したのか、気が付かなかった。(なんだ、雨か・・じゃぁ 出られない)、こんな立派な理由はない。大いばりで午前中はゆっくりしよう。
21歳の猫
拾ってから21年たつ老猫がいます。三毛猫(当然、メス猫です)
それが、どうも具合よくない。食べることに執着していた猫なのに、あまり食べなくなった。食べ過ぎると吐いてしまうので、こちらも少量ずつ与えるようにはなっていますが、小太りだったのが、すっかり痩せてきた。毛並みもよくない。毛づくろいもやらなくなってきた。
人間で言ったら、100歳超えていると思うから、いろいろ衰えるのは仕方ない。
猫も長生きの時代になりました。飼い猫で、居心地良く、医療なども適切だったら、20年生きる。
サバイバル猫
この猫には、一度だけ危機がありました。1歳の頃、真夏の、連日36、7度が続く日、行方不明になりました。名前を呼びながら、毎日探しましたが、出てきません。
あきらめようかと思い始めた3日目の午後、上の方から「にゃーん」と聞き覚えのある声。見上げると3軒隣の2階屋根にちらっと見えた! 2階まで届くはしごを、電気屋さんから借りてきて、二女が登り、私がはしごを下で支え、やっとの思いで猫を下した。
それにしても、真夏の屋根の上といったらすごい温度になっていたでしょう。日中は少しでも熱くない北側の屋根に移動しながら、3日間飲まず食わずで、頑張った(生きる力)にびっくりしました。猫は1週間くらいは何も食べないでも平気だとは聞いていましたが、あの暑さの中でしたから・・。野生が残っている猫は、サバイバルに強い。
この猫の強さは、無理をしない、無駄をしない、無茶をしない、という性格からきていると思います。道路に出ても道の端を歩く。決して走らない。飛び出さない。
20年ほど前は、我が家には拾ってきた猫が5匹ほどいた。犬のようにみんなで仲良く、なんて芸当は猫にはできないものだ。家主の人間はお気楽に(かわいそうな捨て猫)を拾ってくるのですが、猫にとっては生存権にかかわる話です。
新入りが入るたびに緊張する。大人猫は即、勢力争い。無言の勢力争いに負けて、家を飛び出してそのまま帰ってこないネコもいた。(多分、事故にあっているか、よそに居住区を探した)
そんな中、この三毛猫は全く動揺しなかった。おとなしい顔をして、けっこういじわるだったのかもしれない。新入りで、若いのには眼力ですごんだ。強そうなやつには無関心を装った。きわめて人間臭い、要領のいい生き方も幸いしたのでしょう。
オス猫は長く生きられない。オスのサガで目と目が合えばけんかになる。傷が絶えない。外に出ればはしゃいで突進するから車にあたる。
どちらかといえば、でっかくなるオス猫、それもキジドラか白毛が好きな私ですが、こういうのは、けがをするか交通事故に合うなどして、長生きできなかった。
結果、今家にいるのは、21歳の三毛猫、16、7歳の白猫で、どちらもメスです。高齢ネコ用のかんづめを食べている。
飼い主の愛情を独り占めすることはなかった猫ですが、ここまで生きると「頑張っているねー」とねぎらいたい。
さて、今日は雨。動物病院に連れて行くか・・・。点滴で元気を回復すると思う。
追記::
・猫は、高機能検査とやらをしてもらった。白血球が多くなっているほか、特に異常はないようでした。それでも食欲は戻らない。しばらくは、点滴のため通院。10時ごろ連れて行って、夕方5時ころ連れ戻すことになる。まァ、そんなもんだ。仕方ない。