人口増・昨年同期比較 [まちづくり]

5月3日(日)

広報から人口比

広報みやしろの表紙に記載されている現在の人口。2015年5月号では、人口33,435人、世帯数14,062世帯。1年前の5月号では、人口33,221人、世帯数13,779世帯。比較すると、人口で214人、世帯数では283世帯増えています。

道仏区画整理地や役場周辺、本田地区などで、ミニ住宅団地、小家族向けアパートが増えていることによる〈増〉です。人口の増え方より、世帯数の増え方の方が大きいというのは、分析が必要です。

新築住宅に、順調に人口の流入が進んでいるから、世帯数が増えていると考えていいのか。単純に町内の人が町内の別の場所に移ったり、分離したりで世帯数が増えたということがあると、新たな人口が流入したということではなく、空き家が増える可能性だって増えてくるわけで。

 しかし、人口が減っている自治体も多いことを考えると、とにかくここ2年ばかり〈増〉に転じていることはいいことです。

区画整理事業は、だらだらと(そのうち)人が張り付くだろうというのでは、事業効果がない。道仏区画整理地は、2600人の人口増を目的とした事業で、短期間に街区ができ、人が住みつかなければならない。

 そう考えると、平均して1か月に30人、1年間で300人を超える人口が張り付かなければ意味がないのでは・・? 私は、どうもそこが気になり、「広報みやしろ」が配布されると、人口増減(+、-)を、まずおさえる習慣がついてしまった。

 あたらしい住居地は、人々が自分の街を運営し始め、個性が生まれ、ストーリーができていかなければならない。そういうものがまだできていないと思う。ただただ、大きなスーパーがあれば、そこに生活のほとんどを依存できる、というのでは快適空間や、コミュニティーが育たない。

 かつて、わが学園台は、500世帯ほどの新興住宅団地でしたが、子どもや主婦を中心に、必要な場所・お店が300mほどの県道沿いに並んでいた。喫茶店、食堂、塾、歯医者、本屋、自転車屋、そしてスーパー、児童公園・・・。

こういったお店は、子どもや主婦が必要であるからできるわけで、今、高齢化率が町一番高いといわれる地域になると、すべての商店街や公園が「子供仕様」からかけ離れ、必要でなくなり、街並みそのものが消える。

 これは、繰り返しだからしょうがない。したがって、新しい街並みには、新しい居場所がつくられるのを期待したい。

高齢化の予備地帯

 昨日から泊まり込んでいる二女が、「〇〇駅から徒歩5分のマンション、築30年くらい経っているかな。だけど800万円台から買えるんだって、安いね」という。「そりゃー、安いね。マンションは、駅から近ければ、多少古くても資産価値はそう減らないと思うよ」と相づちをうった。近隣のこの地域は、駅名もその開発団地の名前がついたほどの大きな開発地だった。

ですが、話していて、ふと、気が付いた。(ああ、あの地域は、この学園台より10年ほど後にできたところだ。つまり、これから高齢化地帯になっていく気配濃厚なところ)だと。

「その安さの中に、周りの住人が急速に高齢化に入っていく分が加味されているのかもよ。そうするとね、ここ(学園台)みたいに、喫茶店は消えるし、スーパーは撤退するし、食堂も無くなるという可能性があるってことじゃない。高齢化ってお店が成立しないところがさびしいね。それだったら、区画整理地の新築の方がいいよ、きっと。これから人が集まる場所ができてくるから」なんて、それとなく(宮代町もけっこういいよ)と、そそのかした。


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