マイナンバー制度・参議院審議 [マイナンバー制度]

5月24日(日)

マイナンバー、内閣委員会

まだ施行されてもいないのに、「マイナンバー制度」は、拡大利用の改正法案が出て、参議院内閣委員会での審議に入っている。

衆議院の方はすでに可決している。5月14日衆議院・内閣委員会で審議入り。14日、15日などに質問(6時間くらいやる)こうして衆議院は2Ⅰ日に一気に採決→可決となった。

参議院でも一気に今国会で決めてしまおうと必死だ。

ただいま参議院審議の真っ最中。5月26日、28日、6月2日と内閣委員会で政党別の質疑、参考人質疑などを経て、6月4日に内閣委員会で採決、そのあと直近の本会議で可決に持っていく予定、とか。

※しかし、衆議院でもそうだったが、「マイナンバー法」について、国会議員そのものも詳細を知っている人は少ない、と傍聴した人の感想メール。「わが選挙区から出ている人が委員会メンバーにいた。居眠りしていた」の感想が面白かったから、いずれご紹介したい。

自治体は追従

行政が、個人の情報をまとめて管理するマイナンバー制度は、国が費用を交付するから自治体は従うだけ。安心して制度を整える、といっていますが、どうやら自治体の持ち出しも相当出てくるようです。

6月議会でも、各自治体は補正予算で10月5日の(国民一人ひとりへの)「番号付番」スタートに向け、仕組みの構築に急ピッチです。

自治体は、遅れている仕組みの構築に精いっぱいで、しっかりとこれを監視する装置である「個人情報保護審議会」を機能させておくことに、気が回らない。

各自治体内での個人情報の利用は、それぞれの自治体の個人情報保護条例の規定や事務ごとの規定によるとされていますが、近隣を含めて、こういった作業と並行してシステムの構築を進行させているとは、とても思えません。

「ドロ縄式」に個人情報、いや、それ以前に個人情報審議会は、(お飾り)程度にしか扱われていないのでは、と考えてしまいます。

こんなに急いでいいの? そういっても、10月には番号通知、来年1月には共通番号カード(希望者へ)の交付、2017年には名寄せされ、ビッグデータ(BD)がネットワークに乗せられるかもしれない。

国会の慌ただしさ同様、地方自治体もドタバタ急がせられている。

今回の6月議会で、各自治体は関連予算を補正予算で挙げ、システム構築を進ませ(られ)る予定。国から予算をもらい、急いで間に合わせているのが自治体のせいいっぱいだ。

補正予算書とは、別に一般質問でこの問題を通告している私は、さてさて、どう進めたら、と思い悩んでいる。


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