定例会も後半・委員会審議に入る [議会]

3月12日(木)

予算審議の委員会

3月定例議会は、昨日11日から予算を審議する委員会に入りました。本会議で上程説明されましたが、細かい審議はこの委員会で行われます。

予算委員会は5日間。今日は予算に関係する町内の施設などを視察。毎年のことですが、お昼は給食センターで、学校給食を食べます。楽しみにしていますが、中学生のカロリーだと、少々きつい年齢です・・。[ふらふら]

私が所属している総務文教委員会は、歳入全般、歳出では総務、税務、教育などの予算を審議します。

国会ではマイナンバー関連法案の改定

国会では3月10日、共通番号制の改正案2つを閣議決定しました。「個人情報の保護に関する法律および行政手続きにおける特定の個人御識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正する法律案」で、2つはセットになっていて、採決は1回で済んじゃうそうです。

住基ネットのときは、自治義務だったのが、マイナンバー制度は法定受託義務なので、行政の立場ではやるしかなく、改正案をだしながら、なにげに広げていく段取りみたいです。

昨日の委員会審議でも、「情報漏えいとか、なりすましとか心配なのでは?」という私の質問にも「便利になるだけ」「リスクは特にない」との答弁でした。(そうですか・・・)

役所としてはそう考えているのだろうと思いました。とりあえず、税と社会保障分野だけといっていますが、やりようによっては国の管理はどんどん拡大していく可能性があります。 現に↓

3月10日可決された共通番号法の改正では、個人の預金口座のひも付けに広がりました。金融資産の管理・元本捕捉を目的にしています。国は所得を管理し、脱税などできないようにするのだといいますが、所得の捕捉だけにとどまりません。所得、金融資産の分離管理ができるということになります。

国は、日本は遅れているのだといい、総番号制、官民共通性に持っていこうとしていますが、この方式を取っているのはアメリカ、スエーデン、韓国、マレーシアなどで、何でもかんでもひも付して管理した結果、アメリカ、韓国では、情報の大量流出での犯罪が社会問題化している事態です。(著作「共通番号の危険な使われ方」から)

ドイツのように、番号は税制のみに使用、オーストラリアは国民的議論の末、税制と医療だけという限定仕様の国の方が多い。イギリスは、これから日本が進めようとしている顔写真入りのICカード化は撤廃したところです。

ベルギーでは、あまりの管理、ひも付に、総番号制度は人権侵害になるとの憲法違反判決が出た事例があります。

3月10日の政府の法改正を受けて、日弁連は反対の意見を出しています。

「大丈夫」だという国や役所を信じるしかない、住民としては受け身の立場です。が、議会はチェック機関ですから、緊張しながら、この制度の進捗を見守らなければならないだろうと思います。

何しろ、国から、県から、市町村まで行政側は「便利なだけです。心配はいりません」といっているのですから。


nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。