PPS(新電力)への切り替え拡大なるも [エネルギー]
3月19日(木)
大手企業、PPSに切り替え
全国の企業や自治体は、電力の購入契約を大手電力会社(東電など)から新興電力(PPS)に切り替えてきました。2014年は、四国、沖縄を除く8電力の合計で原発3基分にあたる300万キロワットの需要が新電力に移ったそうです。
これまで新電力に移った累計約1200万kwの4分の1ですが、2016年4月の電力小売り全面自由化をにらみ、今後も新電力の開業が続くとみられます。
新電力の会社は、ガスや商社、電機、電話などさまざまな企業が設立しています。
ほんの3、4年前は、新電力を使いたくても国内に50社くらいしかなく、(公共施設は、PPSに切り替えて経費を削減すべき)と担当課に言うと、最初は「それなに?」そのうち「ここまで(宮代町まで)新電力は届きません」と言われてしまったものです。
が、今ではなんと経済産業省へのPPSの登録件数は480社もあるそうです。まぁ、ほぼ半数が今年以降に営業を始める予定の会社だそうですが。
うまみは少なくなった
PPS(新電力)との契約をいち早く実施した東京立川市などは、その頃東京電力との契約より3割も安く契約できました。その情報を、立川市議などから得た我々地方議員は、こぞって役所に進言したものです。
が、今では、PPSの乱立や、エネルギー確保のむずかしさなどで安くならず、契約による削減効果は1割くらいらしい。今では需要も高まり、ほとんどの自治体で新電力に切り替えているからだ。