18歳の投票権 [ニュースから]

3月5日(木)

春めく

今日は花粉が多く飛んでいるような気がします。確かに来てますよ、これは。昨年は軽くすんだのですがさて、今年はどうでしょうか。

18歳から投票権

国会は、「18歳からの投票権」に向け、論議が進んでいるようです。これが正式に決まれば240万人が新たに投票権を持つわけです。

18歳、どう解釈すればいいのか迷う年齢ですねー。世の中、好むと好まざるにかかわらず、かなりの量の情報が発信されており、政治の情報も新聞、テレビ、本、ネットなど、関心さえあれば情報源には困らない。18歳がきちんと判断して、積極的に政治に参加してほしい、というのはわかります。が・・。

18歳、ある意味、感化されやすい頭や心にどんなふうに政治が入ってくるのか。

18歳、高校では3年生でクラスの中に、投票権を持つ18歳と、無しの17歳がいるわけです。

教育の独立性、中立性をどう保っていくのでしょう。これまで、選挙活動、街宣運動などは、学校の近所では禁止されていたわけで、選挙中も学校が近づくと選挙カーの中では、「あっ、学校だよ。マイク切って」となったし、校門の前で街頭演説など想像もできなかったのです。

それが、政治に対して中立のはずの学校の前で、18歳の有権者に対して投票をうったえる活動をすることになるんですか? どうしようもなく違和感を持ちますね、これには。

働いている境遇なら、労働環境、くらしなどと切っても切れない関係を持つ政治に投票権をもって参加してくるのは「当然」と思われます。が、教育の途上にいる、それも年齢的に17、18というボーダーラインに居る生徒への投票権、悩ましい問題と思います。

乱暴な言い方をお許しいただければ…ですが、「少年法」と思いはかぶります。少年法でフォローしなければならない心身ともに未熟な年齢の人たちの多くは、当然守らなければならない人がいる反面、少年法が壁になって裁けない事例だってある。

18歳の投票権、それでなくとも「うぜー」「かったるい」と思われている政治に、心身ともに発達途上の人たちの参入、大人たちの十分な配慮が必要に思われます。


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