男性中心議会に風穴 [議会]

3月3日(火)

お花のカレンダーをめくって3月にすると、お陽様の光をいっぱい浴びた水仙とスイートピー。ああ、春だと感じる。昨日は、道端にある野菜直売所の、2か所で「フキノトウ」を見つけました。小さなビニール袋に入って100円。これも、ああ、春だ、と。

女の議会道

東京新聞が2015統一選に関する特集で、「女の議会道」と称する特集を連載している。千葉県浦安市の女性議員が「病児保育」の導入を市に迫った経緯が紹介され、4度目(4年目)にしてようやく市長の前向きの答弁を得、思わず涙がこぼれたことが書かれていた。「病児保育は日本人の働き方の問題。社会を変える一歩になる」と、この女性市議。

続けて記事から引用

「女性が多いと議論がしやすい。おじいさん連中にありがちな<縄張りあらそい>がなく話が速い。」と女性議員が6割を占める神奈川県大磯町議会の3期,Wさん(68)は言う。委員会審議では議員の質問に町側が答えるだけで、「私はこう思うけど、あなたは?」という議員間の会話は成立しなかった。

2年前、常任委員会の委員長に就任したとき、「一つのテーマをもって、みんなで勉強しましょう」と呼びかけ、議員同士の意見交換を取り入れた。闊達なやり取りが生まれ、昨年12月、再生エネルギー推進条例案の全会一致の可決につながったという。

議員が意見を出し合い議論や理解を深める「議員間討議」は、議会改革の手法として注目される。国立市議会の1期、Mさん(53)は「調和を求める女性のやり方が活かされるのでは」と期待する。(しかし、現実には、これができないのが議会だ)

女性議員の割合が8.3%と関東1都6県で最低の群馬県では、市町村を主に、国、県も含めて「群馬女性議員政策会議」を作り、毎年知事に政策提言をしている。

「女のくせに」と言われて悔しい思いをしている議員は多く、情報交換や勉強会を続けて資質を高めようと15年前に発足した。市町村の実情を反映した提言をし、なによりめげた時に気持ちが違う」と桐生市議のOさん。

ー引用ここまでー

多勢に無勢。感覚も違えば、発信の仕方も違う。しかし、生活に根付いた提言、ヒントを活かしたいと思う女性議員は多いと思います。それを頭ごなしにオレ様流に合ってない、男性の言い分で門前払いできるのは、数が多いからだ。

自分流しか許してくれない男性社会だけが世に認められるなんて、おかしい。違った目線、違った質問の仕方、違った感覚があってこそ議会の多様性が生まれるのではないでしょうか。自分の流儀に合わないから「問答無用」にさえぎってしまう議会が生まれ変わるのに、もう少し時間がかかるようです。


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