区画整理の効果は [議会]

12月5日(金)

なおも児童の数は減少傾向

 長い年月と、税金などを投入した「区画整理」事業が、「おっ、効果が出た」となるには、さらに時間がかかるのでしょう。

 次年度の保育園、幼稚園の入園者数および小学校の入学者数の変化を、質問しました。答弁は、どれも予想の答弁に反し「なおも減少傾向」。(へーっ、そう?)さびしいかぎりだ。

答弁・福祉課「保育所の希望状況は、町内388名の入所を図り、4月1日現在では待機者ゼロ。途中において、1歳児に若干の待機が生じる程度。本田保育所の開所による定員増で、H22年度と比べると66人の増となっている。

H22年度とH26年度の5年間を比べると5歳以下の就学前児童は35人の減、6歳から11歳の児童は85人の減で、減少傾向が続いている。

答弁・教育推進課「H27年度入学予定者については、須賀小学校G60名で昨年比2名の増、百間小学校が51名で33名の減、東小学校が40名で4名の増、笠原小学校が60名で4名の減となっている。学区内の当該年齢の子どもの減少と考えられる

えっ、増えるどころか、減っている? アテが外れた。百間小では、まるまる1クラス分減るということか・・。

だが、これは真正面から受けて落胆する必要はないと、私は思うのです。宮代町はH24年までじりじりと人口を減らしつづけていました。(近隣でもジリジリ減少の形状はある)しかし、25年になって、宮代町の人口は増加に転じた。(減った分が元に戻った感じといえばいいのか?)

 今日の別の議員の質問に答えて、担当課長の答弁では、「ここ1年7か月で320人増えた」と答弁している。広報みやしろの表紙でも、前月比+32など30前後のプラスの数字を刻んでいる。確かに人口は増加傾向に転じている。

だからといって、保育園や小学校の入園・入学に直、反映されて増えているだろうと、単純に期待する私が間違っていたのでしょうか。担当課長の答弁を受けて、ちょっと落胆したのは確かだけど。

しかし、小学校入学、保育所入園の児童だけを見ても全体を見たわけではない。学年全体の児童数を見れば、増えている学校もあるでしょう。

わたしなりの分析

「道仏区画整理事業」は、予定販売地37000㎡のうち33000㎡、保留地の88.1%が販売された、と行政側が答弁したのも同じ日です。道仏区画整理事業は、2600人の人口が張り付く予定(税収は3億円を見込む)の事業で、宮代町の生命線だ。それの88%が順調に売れた、というのなら、それなりに人口が増加していって当然だ。現に、道仏、あるいは笠原、本田などで、小さい子どもたちの姿が目立って多くなった。

かたや、区画整理事業は順調に保留地が売れていると担当課は言い、一方で、福祉課、教育推進課は、子どもの数は減少傾向が続くとは、なんだか変。矛盾しているような気がする。

私は、区画整理事業の進展が、プラス材料にならなければおかしいので、答弁をそのまま受け取らないことにする。今後の推移を見ることにしました。

あいかわらず、答弁する担当課長に苦笑されたり、議長に注意されたりの、加納の一般質問でした。


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