路上喫煙禁止区域 [執行]

5月15日(日)

東武動物公園駅西口に

土曜日に開催された「議会懇談会」では、本当にいろいろな意見、要望、お叱りをいただいた。その中で、東武動物公園駅西口周辺の(吸い殻のポイ捨て)への対処について、お伝えしたい。

私は、この件について、以前から「どう思うのか」といわれていた。宮代町の玄関ともいえる駅周辺から役場までの200mほどの道に散乱するたばこの吸い殻。

通勤、通学で急ぐ人には、あまり気にならない風景かもしれませんが、この町を訪れる人を迎えるとき、非常に気になるのだとおっしゃる。 駅に降り立った時から(街の散策)は始まるのだから。 …そこで、

路上喫煙禁止区域を設けて、みんなできれいなまちづくりを維持しては、と何人かから要望されていた。

もちろん、そういった要望をそのままにしていたのではない。3月議会の予算委員会(総務文教分野の予算審議)で、私は「近隣自治体の駅周辺、大宮駅など主要な駅では、ずっと前から『喫煙禁止区域』を設け、罰則規定を設け、きびしい態度をとっている。この町も、駅西口から東武動物公園までは、路上喫煙禁止区域としたらどうか」と。

この時の会議録で、担当課は「春日部駅、久喜駅周辺で実施しているのは確認している。路上禁止区域を定める目的は、ポイ捨て防止、受動喫煙防止などがある。が、いずれにしても禁止区域を定めるには、喫煙場所の設置、管理も必要となる」と答えた記載がある。

「きれいなまちづくり条例」を持つ町

土曜日の懇談会でも、「宮代町は『きれいなまちづくり条例』を持つ町である。町などのやるべき努力規定もあるのに、まったく機能していないのは恥ずかしい。条例の実施、進行状況を検証するのは議会の仕事なのに、決めるだけで何も感じないのか」と、手厳しかった。

まちは、喫煙場所などを設置すると、管理、清掃にお金や人手がかかると後ろ向きなのは想像できる。「それは東武の管轄」「町の管理エリアじゃない」じゃないなんて言ってられないのじゃないか。

たしかに、電車に乗る前に、タバコの火をけし、灰皿に押し込んでいく人がいっぱいいたり、電車から降りた人が、「まず一服」と、火をつけるのが、駅を出たところというのはわかり、ごみの管理が発生するのは、わかるが・・・。住民は、この散乱したゴミが恥ずかしいと思っている。


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あす、議会懇談会 [議会]

5月13日(金)

議会懇談会

もう15回くらいになるのでしょうか、宮代町議会の「議会懇談会」。明日、町立宮代図書館小ホールでやります。午前10:15~12:30まで。

15名くらいの時もあれば、多い時で25名くらいの住民が参加して下さり、密度の濃い質疑の応酬?があります。

5月のこの時期は、3月議会で成立した28年度予算の審議内容、28年度事業の概要などについて、主なるやり取りがあります。11月に開催される後半の懇談会は、9月議会で承認(不承認の時もありましたが)された前年度決算の審議内容などに、質疑が交わされます。

この資料つくりなどを、昨日はやっていました。特にお知らせしなくても、と思いましたが、「ブログの書き込みが少ない」と知り合いからのご指摘がありましたので、(明日の宣伝でも)と、思いました。[たらーっ(汗)]女性の参加が極めて少ないです。どうか、お気軽にお出かけください。

今日は、国会児義堂浦の議員会館で、終日行われる自治体議員政策情報センターの「国×地方」研究会に参加してきます。

※ 予定した電車に乗るため、家を出ようとした瞬間電話。また、引きずっている「街路灯存続」問題。お話を聞いているうちに、東京まで行く気力が失せた。「国×地方」研究会、また欠席・・・。[もうやだ~(悲しい顔)]


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法律を成立させた国会が、差別を [国会]

5月12日(木)

国会が障がい者の出席を拒むとは

参議院厚生労働委員会では、10日、「障害者総合支援法」改正案の審議での参考人質疑で、難病の筋委縮性側索硬化症(ALS)患者の出席が拒まれた。障がい者に対する差別を禁止した「障害者差別解消法」が4月1日から施行されたばかりですが、その国会の委員会審議でどうしてこういうことがおきるのか・・・。

なぜ、起きたか

出席拒否がおきたのは、別の法案をめぐる与野党の対立からだという。参考人招致を求めた民進党に対して、自民党は、その見返りとして、児童福祉法の審議入りを要求した。さらに、民進党ら4党は、保育士らの賃金引き上げ法案の審議入りを要求したあたりから難しくなり、結局、障害者総合支援法審議での参考人出席がダメになったのだという。

与野党は、「あっちが悪い」「そっちが悪い」と責任を擦り付け合っているようですが、障がい者の参考意見を聞かないで決めるという最低のやり方をやってしまったことは確か。

東京新聞1面では、「日本障害者協議会」の代表は、「当事者抜きで当事者のことを決めるべきではない。模範を示すべき国会に法の理念が浸透していないことが残念」と指摘している、と記載しているが、模範を示すべき、と今更言うまでもなく、模範なんかほとんどない、おごりと党利党略にまみれた集まりが目に余る。


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コミュニティー協議会で考えること [市民活動]

5月8日(日)

H28年度コミュ協総会

5月7日土曜日午前10時から、28年度の「宮代町コミュニティー協議会」の総会が開かれ、議員は来賓という立場で参加しました。

昨日の段階で、151団体ということで、出席は151団体中83団体が参加(うち、自治会78、その他の文化、地域、スポーツなどの団体73といったところでしょうか)

大所帯を束ねる方々のご苦労をお察しし、継続してくださる力に敬意を表します。

行政のサポートから離れて

宮代町は、「公共改革2005」の策定・推進に沿って、公共がかかわってきたコミュニティ活動から行政職員が距離を置き、やがていっさいのサポートがなくなっています。まったく職員のかかわりがなくなったのは、進修館の運営が指定管理者に任せられるようになったH27年からで、活動の準備、資料作りから作製作業まで慣れない作業を手弁当でガンバていらっしゃいます。

昨年は、指定管理に移って直後の総会。まず、そうかいの準備。手弁当での報告書類、計画策定、予算決算など大変さがしのばれる総会になったことを覚えています。

その後、1年間を経ての総会です。一連の活動、そのための広報、運営など精力的にこなしていいらした理事、役員、その他大勢の団体関係者のご努力があっての1年とお見受けしました。

が、団体員構成上、メンバーのほとんどが高齢化していることは否めず、若い団体、若い地域などが加入していない現状は、1年ごとに役員、理事、関係団体が高齢化の階段を上っていることになるような気がします。

役場内の、関係する課は、必要なところで、時間的、物理的、精神的なサポートを、必要に応じてしていかなければならない、そう思いました。

その目的

宮代町コミュニティー協議会会則・第2条に、「目的」があり、

【協議会は、「自治と連帯」の新しい時代にふさわしいコミュニティづくりを町民運動として全町的かつ総合的に展開することにより、町民の幸せをめざし、心の触れ合う活力のある住みよい地域社会を建設することを目的とする。】

そのために、〇住民の連携を深める活動、〇健康な心身をつくるための活動、〇美しく豊かなまちづくりに関する活動、〇コミュニティ意識の啓発活動、〇コミュニティづくり推進のための調査・研究 〇コミュニティづくりに関する指導者の育成及び確保 〇構成団体相互のつながりに関すること、〇その他コミュニティ活動の推進に関すること、といった内容の事業を行っていく、わけです。

とはいえ、こういった活動で、町民が直接関係したり、参加したりの意識は薄く、近ごろますます薄くなり、負担が多い割には認知されていないことも多いと思われます。

町民まつりや、清掃活動、あいさつ運動が、まさにこれに関する事業なのですが、町民の多くは、(誰がやっているの?あれ)といった程度の感想でしょうし、さらに、それに参加しようと自主的に思う人も少ないと思われます。

クリーン宮代

清掃活動の、最たるものが毎年5月末に、全町一斉に行われる「クリーン宮代」です。今年も5月24日(日)午前8時から地域の人々が家の周りの清掃活動に参加する、というもの。

しかし、だんだん、これも参加者が少なくなってきているように思います。さくじつの「コミュ協」総会資料を見ると、参加者1463人。今、宮代町の世帯数は増え続けて14000世帯以上になっていますから、単純に計算すると、10軒に1軒という参加率。(職員は全員参加? だとしたら一般町民の参加率はさらに下がる)

こう考えると、やっぱり少ないなー、と思います。出てくる人は毎年しっかり参加し、出てこない人は、毎年[知らんぷり]を決め込んでいるんだろうなー、と思います。

もちろん、年々家庭事情が変化し、単身家庭、高齢者だけ家庭が増えて、参加したくても体が自由にならない、というご家庭も増えているし、これからもっと増えるだろうと思われます。

昨年の総会もそうでしたが、いろいろな課題を突き付けられながら、関係者の方々に感謝の「総会」になりました。


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資源ごみ、新ルールに [ごみ処理]

5月5日(木)

資源ごみ、置き去

まず、世の中は「ゴールデンウィークだ」「9連休だ」と浮かれている中、きっちりといつものように家庭ごみを収集していただいていることを、今更ながら感謝します。

 さて、4月から資源ごみの出し方が変わりました。ちょうど1ヵ月立ったところですが、まだ新ルールを飲み込んでいらっしゃらない人が多い。紙類の出し方がややこしい。

今日は第1木曜日。段ボールはOK。だけど、雑紙(チラシ)類、雑誌、古新聞紙、紙パックは、回収しません。

段ボール、古衣料などは第1、第3木曜日、古新聞などは第2、第4木曜日という、この微妙さが、かえってまごつく。「なんで、同じ紙なのに違う週なの?」

今日も、あちこちのごみステーションで、雑誌、雑紙などが取り残されていました。

じつは・・

雑誌などとダンボールを別枠にすることなど、実は小さい変化です。久喜宮代衛生組合では、資源ごみ全体の回収を民間回収に100%移行させる計画が検討され、審議会ではこの秋にも答申が出されようという段階です。県内では、新座市が前面民間委託方式をとっていますが、さて、、、。


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加須ージャンボこいのぼり [地域発]

5月3日(火)

巨大! 100mの鯉のぼり

6年ぶり。加須の日本一(!)鯉のぼりを見に出かけました。

前回見物したのは2010年だから、6年ぶりになる。再び、あの巨大な鯉のぼりに圧倒されました。

場所は加須市でも北のはずれ、利根川の河川敷です。

このでっかい鯉のぼりが風に泳ぐには、程よい風に乗る必要がある。

3~5mがいいのだとか。それ以下だとクレーンがいくらひっぱりあげてもだらんと下がったままだし、それ以上に風が強くなると、大きな口(直径10mか16mだったか)が吸い込んだ風の力で、布が裂けてしまう。実際、2代目のジャンボこいのぼり(110mもあった)は、口から裂けた。

今日の風は、まさにそよ風。多分3~5m。予定通り午前11時30分、巨体を持ち上げた❢

以下、ご覧下さい、その雄姿を。

鯉のぼり1.jpg

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参考までに。ジャンボ鯉の下に、メダカのような細い線が見えますか? これは普通の鯉のぼり(の特大サイズ)です。いかにジャンボこいのぼりが大きいかわかっていただけるかと思います。↓

鯉のぼり5.jpg

鯉のぼり6.jpg

鯉のぼり7.jpg

土手の上も、なだらかな坂も、河川敷も、人でいっぱい。このイベントのために、市の職員、消防、警察、地域のボランティアなど、たくさんの、たくさんの力が集まっている。

同時開催で、クラシック・カーの展示も。マニアなら喉から手が出るようなすごい車、懐かしい車が集まってきていた。

おすすめします。加須のジャンボこいのぼり。でも、シート、ゴザなど敷物は、絶対忘れないで。


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たくさんのお声をいただいた [活動]

5月1日(日)

会報配布もやっと終盤

ゴールデンウイーク3日目。今日から5月。国道や高速道路と違い、宮代町のような田舎の道は、空いている。私の会報配布作業も、すいすいとはいきませんが、いい陽気に助けられてなんとか進んでいます。

前回配布したのが1月末だったのが信じられない。2月の選挙、3月議会と会報をお休みして長いご無沙汰をしたのがウソのよう。1月といえば冬の真っ最中だったはずなのに、ついこのまえ通ったような(いつもの)道なのです。不思議。

「加納さん?本人?」

長く議員をやって、長く会報を配っていますが、この頃、今までになく、気さくに声をかけていただいている。昨日も沖の山地区のほうで、「加納さん?」と、声をかけてくださる人がいる。「わたし、Xですよ、ほら、メールで・・」

Xさん! よーく存じ上げていますとも。メールで何度も励ましていただいた人だ。選挙の前にも「がんばって。同級生などにも声をかけておくからね」とメール。ありがたかった。だけど、お会いするのも初めて、お声を聴くのも初めてだ。

今日は西原地区方面。ぶどう棚の下から「こんいちは! 久しぶり」と声をかけてくださったり、剪定した枝を集めながら、「ああ、加納さん、元気だったかい」という方も。

遠く、東武動物公園からは風に乗って、ジェットコースターに乗った観客の「キャー」という声も聞こえて、気持ちいい時間が過ぎていきます。

何でも、今年のゴールデンウィークは、全国で2340万人が動くというのです。しかも、ガソリン安の影響で、車移動がぐ~ンと増えたのだとか。昨日までが1回目の遠出、次が2~4日、その次、最後の高速混雑は8日、と「安、近、短」にで、気楽に出かけるのが特徴。いいじゃないですか、こういった傾向も。

私は、今日、図書館で「熊本地震」救援のため、わずかだけど募金した。図書館の募金箱はわかりにくい。本を借りたりするカウンターに近いところに置けないだろうか。


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「薬価」危機その2 [医療]

4月29日(金)

治療のやめ時!?

今日の産経新聞1面は「薬価」危機の3-迫られる選択  今日も購入して読んだ。   (どうやらこのシリーズは今日の3で終わりのようです)

「えてして一番いい薬を使おうというのが、今までの我々だった。しかし、どうあるべきかを考える時期に入った」日本医師会は、経済が右肩上がりでない時代の医療のありかたについてこう述べた。…で始まる今日の記事。

今回の問題提起は、「オプジーボ」という超高額薬品を事例として出した、びっくり仰天の問題提起でありました。

「オプジーボ」については、これまで医学雑誌や文芸誌(文芸春秋の3月号だったか…。でも、この時は3500万円じゃなく1500万円という額が記事の中にあった)で、少しだけ情報はありました。

が、今回の新聞記事は、医療というより費用に軸足を置いたことで、読者の注目を引き付けようとしたのでは、と思う。

言っておきますが、だから、私は異議がある、とか、同感する、といったものではありません。

さて、超高額な新薬が続々開発される、つまり「薬価」で日本は、へたすると破滅の道をたどると、警鐘を鳴らした3日間のシリーズは、どう結ぶのか。

これまでの医師会はベストの医療を選ぶべきと主張し、費用の問題に距離を置いてきたのだという。しかし、医師会も医療費のどこをどう節約するか、というところにはいっていくべきという。

今回の事例は「がん患者」をターゲットにしたが、がん医療費の25年度医療費に占める割合は13%。最も割合が大きいのは「循環器系疾患」で20%強なのだが、一般の人が抱くイメージは、少なく見積もる人で2,3割、多い人では7割が癌に使われているのではないかと答えるのだという。

こうしたイメージが先行してしまうのも怖い。医療費の考え方は様々だ。

やめ時の主導権

日本尊厳死協会副理事長の長尾医師は「高血圧、糖尿病、認知症、さまざまな薬にやめ時がある。今の医療は走るばかり」という。

長尾医師の出した事例は「大腸がんのステージ4の患者がいる。いろいろな抗がん剤をやったが、次第に効かなくなってきた。抗がん剤をやめる選択肢もあるよというと、その患者は、反対する息子たちを説得して抗がん剤治療をやめた。通院や副作用のストレスから解放されたこの男性は、花見や家族旅行を楽しんだ。」

何が言いたいかというと、尊厳死協会の医師は「やめ時」が語られないまま、医療費が右肩上がりを続けている。治療にも引き際があっていい。ということか・・・。

やめ時は哲学に近いが、その主導権は医者にあると、患者も医師も思い込んでいるが、「患者自身」の意志を大事に両者の対話の中で決めていくべきではないか、と。この点は同感する。

「生きたい!」と言っている患者をおろそかにしてどうする! 「もういい」と言っている患者の気持ちを無視してどうする!


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高額薬で薬価危機!? [医療]

4月28日(木)

新聞一面特集「薬価」危機

昨日、今日とコンビニで「産経新聞」を購入。

実は、我が家に配達してもらっているのは「東京新聞」。だから東京新聞の論調がなじんでいる。

「産経」といったら、東京新聞の対極にある(どちらかというと)右寄りな新聞。あまり読む機会がなかった。ですが、昨日ある方の家に寄らせていただいたとき、目にした一面特集「薬価」危機なる記事が気になって、続けて明日・今日と購入。

記事の趣旨はこうだ。難病、不治といわれるものに、効果も高いが費用も高い薬が続々登場している。しかし、「薬価」制度を揺るがし、これが国の医療費を跳ね上げ、国家の財政危機を招いているという内容である。

国家の存亡

4月4日、霞が関財務省会議室で、財務制度等審議会メンバー50人が集まり、「国家の存亡」について熱弁をふるった、という。

取り上げられたのは「がん治療のコスト」。一例として挙げられた「この1剤が、国をほろぼしかねない」と危機感をあおっている、がん治療薬「オプジーボ」(一般名=ニボルマブ)。

手術も、放射線治療も、抗がん剤治療からも見放された(特殊な例を持ったがん患者も含めて)癌治療医薬として注目されている免疫剤だ。

小野薬品工業が,H26年ニ、メラノーマ(悪性黒色腫)の治療薬として製造販売の承認を取った。続いて昨年12月には、切除不能な非小細胞肺がんの進行・再発がんの治療にも追加承認された。メラノーマの患者数の時とは違い、対象となる非小細胞肺がん患者は2ケタも違うほど多い。

これまでの抗がん剤と大きく作用が異なる。患者自身の免疫に働きかけて癌をおさえ、効果持続期間が長い。(完治という意味ではない)。画期医的な免疫療法役として他のがんへの適応拡大も期待されている。もちろん、効果が飛躍的に表れる人と効かない人もある。

価格が国を滅ぼす

問題は価格だという。体重60㎏の患者が1年間オプジーボを使うと、年3500万円かかるのだという。患者の自己負担は「高額療養費制度」があるので、月8~9万円で済むが、残る金額は患者が加入する医療保険や国、自治体などの公費で賄われる。これが「国を滅ぼす」というゆえんだ。

対象となる癌へつかわれると薬代だけで年1兆7500億円。年10兆円とされる国の薬剤費を2割近く跳ね上げる。極論を言う人は「単なる延命に、金を使うな」と手厳しい。

破滅回避に処方箋は「総量規制」

下手すると<国民会制度>を破滅させかねない。高額ながん治療薬「オプジーボ」をめぐり、日本赤十字社医療センターの国頭氏は「財政破壊、皆保険制度破壊回避への処方箋」を示す。

まず、薬剤の効果に照らして薬の価格を下げる(価格は国が決める)。薬が効いていない患者の治療を早期に打ち切り、効果がある人への投与も必要最小限度にとどめる。総量規制だ。

しかし、それだけではなく「高額医療費制度」を見直し、アメリカのように患者に自己負担を強いて、金がなければ高い薬を買えないようにする。あるいは75歳以上はオプジーボを使えないようにするという、年齢制限の案も出た。これには「後期高齢者といわれる75歳以上でも、寝たきりの人、働いている人と個人差がある。しかし、社会的条件でわけるのは人間の選別につながる」という意見もある。

「平等な方法は一律に年齢で切ることだ。そうでないなら、次代にツケを回し、破滅を待つだけだ」 これに対して政治家などは「年齢制限などしようものなら政権が持たない」

薬の価格は下げられるか

製薬会社など企業の立場もある.H28年度予算編成時に、処方薬や治療の価格を決める国の会議(中央社会保険医療協議会・薬価専門部会)で、売れすぎた薬の価格を引き下げるルールが決められた。

膨大な開発コストを回収するためには価格の超高額化はしかたない。しかし、このままでは、国民に安い費用で医療を提供する<国民皆保険制度>は立ち行かなくなる。

薬価をめぐる国と製薬会社の攻防が激しさを増している。開発費を確保してこそ、次の技術革新につながるという企業側の倫理もわかる。

国策で外国から輸入している治療薬も論議される。慢性C型肝炎の知慮訳「ソバルディ」「ハーボニー」なども含まれ、アメリカの業界も激しく抵抗する。

患者側を切り捨てないで

患者も苦しむ。治療法のない疾病では、特に新薬の登場だけが頼みの綱。(わらにもすがりたい)(生きたい)。

人により効果があり、副作用も飛躍的に減少する「夢の薬」は、財政、皆保険制度を破壊するという<副作用>を伴い、総量規制、年齢により使用を制限という<処方箋>まで示す有識者もいる。

が、もしかしたら助かる薬が「ある」のに手が出ない患者に、どう寄り添うか、、。((もう、じゅうぶんやった)患者と(何もしないで、検査だけ。放置されているのと同じだ)という患者でも、「生」への執着は違うはずだ。


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蕗と筍 [歳時記]

4月27日(水)

取れたての蕗

会報は、いつものように配れていない。4月8日から始まった配布は、いつものペースならもう4分の3くらいは配布を終えているところだ。しかし、今回はまだまだ。連休、それも5月になだれ込んでの配布となりましょう。それでも、2か月ぶりの会報配布に、「がんばっているね」と、お声をかけてくださる人がいつもより多い。

ここにきて、農村地域の方に足をのばしている。一昨日は西粂原。久しぶりに会ったYさんのばあちゃんは元気だった。「蕗、もっていくかい? 切ってやるよ」というので、「わーい! 大好きです、ふき」と言って遠慮なしにもらう。

すじを取って茹でて、茹で汁を捨てて薄味で煮る。ちょうど我が家にやってきていた長女と次女に提供したら、これが大好評。2人とも、まがりなりとも主婦の端くれとなったので、昔は目もくれなかった素朴な惣菜に、興味ありありらしい。「味わい深いね」「うん、料亭の味だ」なんて言っている。私の腕前は、たいしたことないんですけど・・・。

今日はたけのこ

そして、今日は山﨑方面に会報を配りに出かけた。あちこちの竹林の筍はだいぶ伸びて子どもの背丈を超すほどになっている。(今年は筍、食べなかったな。季節に目が行く余裕がなかった)なんて思って自転車を走らせていると,ナント[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]、「加納さん、竹の子、もっていくかい」という人あり!!

ラッキー! 去年もいただいたYさんが、もう3本も抜いて、手招きしている。またまた「わーい、うれしい。いただきますとも」と、今日もうれしさむき出しの私なのであります。

旬をいただけるうれしさって格別です。たった今まで生えていたものを、抜いたり、鎌で掻き切ってくださるんだもの、これ以上新鮮なことないじゃーないですか。

Yさん、「スーパーに並ぶまでに、2日はかかるからねー」に、「そう、そう」と同感。旬をいただける、すなわち、生きているって感じですねー。


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