福島市内で43万ベクレル [放射能]

5月9日(木)

福島市立図書館などから高濃度

9日朝の「河北新報」のニュースによりますと、福島市立図書館などから43万ベクレルと高濃度の放射性セシウムが検出されたとのことです。

これは福島市のNPO法人・市民放射能測定所が、市内の福島市立図書館、福島県立図書館、県立美術館の駐車場などの土を採取し、ゲルマニウム半導体検出器で測定したものです。

市立図書館で、1キログラム当たり43万3800ベクレル、県立図書館で28万1100ベクレル、美術館で28万9100ベクレルの放射性セシウムが検出されました。

県と市は、同法人から報告を受け、土壌のあった場所をシートで覆うなど立ち入り制限する措置を取ったということです。同法人は、「周辺住民や施設職員の健康を守るための実態調査と適切な対応を求めたい」と話しています。

福島県内への修学旅行

福島県の活性化、復興を図るためにも、観光地、歴史にゆかりの地を訪れることに基本的に賛成です。福島県は、これまで多くの修学旅行生徒が訪れていた地域です。県は、「風評被害もある。震災のあとほかに移った修学旅行先。また、福島県を選んでください」と、昨年から呼びかけています。

宮代町でも、小学校の修学旅行先であった福島県をまた、訪問先に戻すことになりました。基本的に賛成ですが、福島市内などには、いまだにホットスポットがあり、風や雨の影響で、こういった高濃度の土壌が移動してもいます。事前に情報を十分にとって、出かけてほしいと思います。


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放射線量が高い場所・・学校の測定から [放射能]

3月20日(水)

19日は、議会常任員会の町内視察。以下の場所を一日かけて視察しました。予算と事業費、管理費の関係など実地検分です。

①西原自然須賀島地区の自主防犯組織の会長さんなどから活動の様子を聞く。 ②中島地内の5差路(の危険なところ)。 ③同じく中島地区の(あいかわらず)野放しの廃屋(でも、周りの木が切ってあった)。 ④笠原小の放射能測定場所、除去後埋め立て ⑤新しい村のトラスト保全地(県は購入し、町が500万円出して管理する追加の森林) ⑥新しい村に続く山﨑の(危険な通学路) ⑦給食センター、給食の説明と試食 ⑧西原自然の森(歴史資料館~旧進修館~ふれあいセンター)、この一帯は借地9割、官地1割、管理する公共の施設群がある。

笠原小・比較的高い放射線量

笠原小には、何か所か、放射線量の高い場所がある。

笠原小雨樋下などから、依然基準を超えた放射能が検出されました。木々が多く、屋根も大きい笠原小は、放射能が集まりやすい環境だ。定期的に測定が必要。

雨樋下.jpg

地盤沈下が激しい教室下

同じ笠原にて。放射能の値が高かった場所3か所を視察した時、雨どいのそばの階段下が下がっている。元沼地に建っている低学年教室。独創的はデザインの貴重な建物ですが、これを保全していくのには、これから結構な経費が必要になってくるのではないか・・・。

地盤沈下.jpg

保全地---ほっつけ

笠原小の前面に広がる≪ほっつけ≫いわゆる堀上田の風景。沼地はこのように彫り上げて田圃を作っていましたが、全国には埋め立てられたところが多く、駅から5、6分のところに、こういった歴史的な田んぼが残っているのは貴重。

ほっつけ.jpg

保全林の中の春蘭

25年度、新たに埼玉県トラスト保全地が増えた。今までの保全林につながる屋敷林のほうに人の手が入らず、陽射しのないうっそうとした雑木林になっていた。そこを県に進言して、購入してもらったとか。購入は、県。維持管理は宮代町です。所沢の「トトロの森」など数か所が管理されている。貴重な春蘭が花をつけていました。木漏れ日程度の日差しと落ち葉のベッドがあるのが最低限必要。

春蘭.jpg

 


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放射性食材の産地拡大 [放射能]

12月4日(火)

放射能食材、産地が広がっている

今日の東京新聞28面に、興味深い記事が載っています。タイトルは「福島県以外にも産地拡大」。放射性食品の出荷制限地域が、広がっているという。なぜ、今?

これまで、例えば、埼玉県産(一部地域)のお茶などから基準を超える放射性セシウムが検出され、出荷が停止になった(処分された)ことがあった。その後、基準を超えるお茶は出ていない。このように、出荷制限、解除を繰り返し、少なくなっているように、(消費者には)感じられているが、かえって地域は増えているのです。

基準を超えた食品は、原子力災害対策特別措置法に基づき、(首相により)出荷制限が指示される。これに触れたものがあった。その後、今年4月からは、新しい基準値(1キロ当たり500ベクレル⇒100ベクレル)がきびしくなった。これも対象地域が広がった要因だと新聞は言う。

野生きのこなど

千葉県や茨城県、栃木県などでは、依然としてお茶、原木しいたけ、たけのこなどに出荷制限が残る地域が複数以上ある。地域は広がってさえいる。

そのほか、いのししの肉、天然イワナ、ヤマメなど山間の清流にすむ魚などに、福島県内産出をはじめとして、制限がかかっている。

これは、食物連鎖などにより、放射性セシウムなどが移行しているのです。半減するのに30年もかかる放射性物質、枯葉が川に流れ込み、微生物などに移行し、それを食べた魚に移行する。

特に野生きのこから高い濃度が検出されるケースが増えているという。埼玉県で、今、制限がかかっているのが野生きのこで、山間に近い4町で、出荷制限が続いている。

「路傍の土」

階段下の吹き溜まり、水はけの悪い水溜り、側溝、河川敷にたまってきて、小さいエリアだけかなり高い濃度が出る、いわゆるホットスポットを、「路傍の土」と呼んで、小さい子どもを持つお母さんたち、環境に関心を深める人たちが警戒している。

消えることのない放射性物質が、移行し、ある場所にたまっているというのは、これからも注意しなくてはならない。つい先ごろ、蓮田市でも超高濃度の「路傍の土」が、継続して計測しているグループから報告され、行政に対策が願い出された。

「さいたま子どもネット」のグループなどは、食品だけを計測している測定器で、(空いている時間に)定期的に土も測るべき、といっています。


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おしろい花・ガレキの量 [放射能]

8月13日(月)

おしろい花 /ガレキの量

↓夕方の花。悩ましい香りを放って誘うと言ったら失礼でしょうか。夏の花として好きです。

おしろい花.jpg

ガレキ

「視点199号」に、(間に合って)、埼玉県が受け入れる予定だった岩手県のガレキが、実際は、10分の1しかなくて、大幅に下方修正すること、また、国の補助金(95%~100%)の利権をめぐって、受け入れ量の調整が行われていることを書いた。

その後、続報がどんどん入っている。

県からの連絡

受け入れを表明している熊谷市に県から連絡が入りました。--引用-ー

熊谷工場 5150トン、 埼玉工場 1000トン、 横瀬工場 5150トン、合計11300トン --だそうです。

ちなみに、下方修正(18万トンが、1.8万トンだった)する前の受け入れ予定量は、

熊谷工場 2万トン、埼玉工場(日高市) 2千トン、横瀬工場 2万トン、各自治体(希望するところ)8千トン 合計6万トンだったそうです。

貴金属も石綿も

市民測定所浦和からの情報。市民(放射能)測定所は、ネットワークを広げています。が、貴金属や石綿もガレキに含有され、それを測定できる測定所は、まだ極めて少ないのだそうです。市民による、市民のための測定所が増えて行くことを願っています。


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汚染地図 [放射能]

8月12日(日)

福島第一原発の放射能汚染地図

これは 2012年・8月8日に七訂版として出た、群馬大学の早川由起夫教授の「放射能汚染地図」です。(初版2011年4月21日)

http://kipuka.blog70.fc2.com/

汚染地図.jpg

埼玉子どもネットの仲間である白岡町のNさんからいただいた。その中から一部だけ掲載しました。

言われているように、放射能は同心円では決して拡散しない。地図にみるように、風に乗り、雨で落とされ、あるいは山脈などに当たり、空、川、大地、海を汚していった。

関東では

栃木県、群馬県の山沿いに流れ、奥多摩、丹沢の方まで濃くなっています。

もう一つの流れは、太平洋側北茨城、水戸、霞ヶ浦、取手、柏への流れは、三郷、八潮、吉川、越谷市の汚染度も高くした。

セシウムは今どこにあるの?

同地図には、付録として、下記のことなどが記載してあります。消えるわけではない放射能、(中でもセシウムなどは)半減するのに30年もかかります。今、どこにあるのでしょう。ずっと注意していかなければなりません。

例えば、町の中では、セシウムは、側溝(どぶ)、雨樋、水溜り、吹き溜まりなどにたまります。しかし、山野では、2011年3月以来、ほとんど動いていません。

だから

だから、コケ、落ち葉、きのこ、山菜などは十分注意しなければいけないといっています。たけのこも茎系が地表近くを這っているので注意が必要です。

香魚などの淡水魚(水の移動がない)、野生の猪や鹿、栗、銀杏、きのこなど山でとれる食べ物は注意が必要。

そとで

吹く風に注意が必要だそうです。地表がからからに乾燥したときに強い風が吹くと、地表にあるセシウムが、風に巻き上げられ再移動します。関東だったら4月と5月が要注意だそうです。

放射性物質が集っているところを見つけて掃除をすれば、地域を効率よく除染することができます。


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プール掃除その③・・戸田市の速い対応 [放射能]

6月19日(火)

子どもたちにはさせない

戸田市のさいたま子どもネット(ここは、子どもたちに安心・安全な給食を食べてほしい@todamamaが参加)から、プール清掃についてMLに報告があがっています。

戸田市は去年と同様、こどもたちには掃除をさせないようにと各校に通知を出して、先生方が清掃したそうです。すでにプールの水も測定して不検出。間もなくホームページにupするそうです

戸田市は対応が速い。校長の判断などに任せるのでなく、教育委員会が素早く判断し、実施してほしいです。質問、要望も受ける窓口は教育委員会1ヶ所。市や町の予算であっても、教育委員会がプールの水を測定し、公表することを決めるべきです。費用は、ベクミルなど民間測定所で、限界測定値10ベクレルの機器で、1検体3000円くらいからできます。


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児童によるプール掃除-その② [放射能]

6月17日(日)

児童・生徒の(プール開き前の)プール清掃について、次々に報告が寄せられています。「子ども埼玉ネット」(県内約30の自治体で誕生した行動ネットワーク)のMLに載った報告です。)

靴を履いてプールに入って

近隣S町では、 ---ここから引用---「S町でも、教育的見地から児童にプール清掃をさせています。私の子どもが通う小学校では、昨年はプールの水を抜き、先生方が汚泥や付着物を取り除いたあと、高学年から低学年まで順番に清掃させました。はだしでの実施だったので、校長先生の許可を取り、靴を持たせました。

今年は、昨年同様水を抜き、先生方が掃除をしたあと、高学年のみが行いました。ぬれてもよい運動靴持参の指示がありました。

学校ごとに対応が違います。私の子どもが通う小学校の校長は、放射線被ばくの影響を心配する保護者の気持ちを受け止めてくださっています。

ちなみに、今年の林間学校は、日光から志賀高原に変更していただきました。」 ---引用ここまで---

プール清掃については、学校の判断に任せる、とする教育委員会が多いです。しかし、学校に任せられるのも困る、と教育委員会の指示待ちのところもあるにはある。

教育委員会から指導があり、訂正します

教育委員会に決めてもらいたい、というのは(気持ち的に)あるようです。H市からの報告にそれが見て取れます。

---ここから引用---「保護者の1人が連絡帳に『〇〇小ではプール清掃の汚泥を子どもたちが運んでいたと聞きました。子どもには掃除をさせてほしくないのですが』と担任の先生に尋ねました。

その後、教育委員会に上記のプール清掃の質問をすると、『確認します』とのこと。

子どもが持ち帰った連絡帳に、教頭から下記の返信

『ご連絡ありがとうございます。H市小学校・中学校において、放射線量を毎日測定しております。その結果について、市のホームページの<緊急情報>の中に公表しております。新学期以降基準を超えていません。また、プール清掃に関してですが、水を抜いた後、汚泥の放射線量を測る予定です。基準を超えた場合は児童に作業をさせません。今後とも、お気づきの点がありましたら、ご連絡ください』

そして訂正がありました。

「※訂正させていただきます。本日昼過ぎ、H市教育委員会より指導がありました。子どもに汚泥の運搬等の作業はさせません

細かく注視して、気になることは学校と教育委員会(両方)に確認すべき、という結論です。---引用ここまで---

まだ、たくさん報告がありますが、今日のところはここまで。


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プール清掃、今年はどのように [放射能]

6月15日(金)

プールに入るのは、あくまで仕上げの時だけ

埼玉県「子どもネット」のMLに、「みなさんのところではどうですか」メールを発信した。『プール開きを前に、高学年の清掃活動はどうですか』

今、ML上には、「中学生の奉仕活動-側溝清掃」と「プール清掃に高学年児童はどう参加するか」で、各地の情報がでている。

宮代町は、実施されていないのですが、中学生が奉仕活動として「側溝清掃」をやっている自治体があります。

体力的にも充実している中学生、奉仕活動はできる限りやってもらい、社会とのつながり、地域とのつながりを広げるのはすごくいいことだと思います。

ところが、昨年、今年と放射性物質の問題があり、どう参加させるかが心配されていました。これからもっと事例が挙がってくると思います。

※宮代町では、中学生の側溝清掃はありません。一方で、主に、4月5月ごろ、地域では各自治体単位で、側溝掃除が行われます。ヘドロ状になった物が、カマスなどに入れられて、しばらく道路の隅に置かれたりします。少々悪臭がするところもあります。いくつか検体をとり、これらの放射能検査をするべきだと思います。当町はどうだったか、聞いていませんが。

さて、学校のプール清掃です。いくつか事例が上がってきました。プール清掃は、教育委員会で直接指示するものでなく、各学校でそれぞれ実施するものだそうです。

いずれも、無難に、「あくまで仕上げの段階で生徒、児童をプール清掃に参加させました」という報告が多い。「教育的見地」は継続させたい、しかし子どもを参加させることでクレーム等にも対応せざるを得ない。そこで、あくまで(仕上げ段階で)清掃させました、ということみたいです。

越谷市のある小学校の例・・・泥などは先生が取り除き、ある程度水で流してから、(最終段階で)高学年児童を入れました、と。う~ん、こうなると教育的見地か、プール前のイベントか、って感じになります。

県・教育局の放射能計測器

文科省が県・教育局を通じて貸与した計測器が、宮代町庁舎に設置されているのはご承知のとおりです。教育局のものだから、学校関係の心配事(例えばプール)に対応したらいいものを、『これはあくまで給食食材に関する不安に対応するためのもの』だから、と、ほかのものの計測には絶対使えない、らしい。

近隣市では、校舎の縁石の下で高濃度な放射能値が測定された、あるいはプールの水が心配、教育の現場で問題はある。測定できたら安心できることを、杓子定規な規程(給食以外ダメ)がじゃまをする。

消費者庁貸与の測定器で

消費者庁から貸与される「放射能測定器」の到着を待とう。こっちは自由度が高い。こうなると、消費者庁からの配備を受けられた宮代町、久喜市、蓮田市などが、自主的にどのような活用を図っていくか、気になるところです。


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マイクロスポットの存在 [放射能]

5月20日(日)

三郷市からの報告

昨日の集会ではたくさんの取り組み、現状報告がありました。私のメモの中から報告します。

三郷市は埼玉県の中でも放射能濃度の高い自治体です。隣接した八潮、吉川市ともに小さな子どもを持つ親が不安を抱えているのは同じです。

しかし、現状では、自治体の把握、取り組みに微妙に(いえ、明らかに)差がでてきています。三郷市からの若いお母さんの報告です。ちなみに、これまで活動を引っ張ってきた(前)代表の若い母親は四国に移住されたそうです。自治体の現状把握、取り組みに限界を感じたのだといいます。

昨年8月、三郷市のある小学校の校門脇で、13812ベクレルという数値が出ました。線量も1マイクロシーベルト以上のマイクロスポットが何ヶ所もあったそうです。

しかし、県の特別除染区域煮指定されたにもかかわらず、除染が始まったのは、かなり時間が経過したころでした。今年3月はじめ、28の小中学校の除染がやっと終了したのですが・・・。

校庭などの測定は速く実施したところも多いのですが、建物周りの危険ヵ所の測定に着手したのは、どこの自治体でも遅かったようです。本当はこういうところが危ない。呼吸による内部被曝の可能性を考えたら、もっと速く取り組むべきでした。

他の地域と比べて遅い対応は、執行に現状認識、想像力が薄いからだと思われます。三郷市は、市民が不安を持たないように、「放射能安全派」の講師を招いての講演会も2回ほど実施され、市民の多くが「だいじょうぶ」と思う中、小さな子どもを持つ親たちは、「心配性」⇒「心配症」という雰囲気にもなっていたようです。

若い親たちは、ネット世代です。行政、政府が一方的な情報しか出さないので、あらゆる角度の情報をネットから取り入れようとする若い世代。その中には過剰、過激な情報も混じっているでしょう。こういう不安を取り除く意味でも、自治体は積極的な取り組みを打っていかなければならないのです。

報告者はいいます。「それなのに、今日5月19日、江戸川河川敷では、スプリングフェスティバルが開催されています。0.4から0.5マイクロシーベルトあると思われる河川敷で。

自治体は、いろんな思いをごちゃ混ぜにして、イベントをやる。イベントを過大評価するのは、行政の悪いクセだ。

この前、話したある住民は、「イベントは、学園祭の出し物のようなもの。騒いで、職員を繰り出して、終わってしまえば何も残らない」といっていました。「内なる声」に気がついていないのは、行政本人たち?

子供たちを守りたいエネルギー

子供たちを守りたい思いから、活動で結束する若いお母さん達。ともすれば急進的になり、相容れない意見に結束が崩れる場合も見られる。実は、昨日の集会にもほんの少しそれを感じました。「息切れしないように」と。

が、少子高齢化の社会を背負って、行政が大きく反応してくれそうなのも、この世代の行動なのです。

その力の小さくないことを知った若い世代のエネルギーは、まだまだ持続可能です。

金曜日から、あちこちの集会に参加して、行政がアンテナを高く張っているところ、議会が活性化して有効な提言ができるところは、反比例するように住民力が弱いのかもと思いました。

反対に行政が「旧態依然」(耳を真摯にかたむけない)、議会が「来賓席」のところは、住民力(とりわけ若い生活者達の)ががんばっているナーと、感じました。白岡町などあきらかにこちら。

近隣自治体を、名前入りでご紹介して、すみません。近隣と対比して「わが町はどうか」を考えたいだけです。

宮代町の若いお母さんも、現実には、昨年「関西に引っ越したい」と真剣に悩んでいた人がいたのです。行政にその話をすると、多分「考えすぎですよ」と一笑に付されてしまうでしょうけど・・・。現実にそういう若いお母さんがいたのは、情報のなかで翻弄され、保育園などで(タブーな話を)話し合える雰囲気がなかったからです。

この間、その方の広い庭にこいのぼりが泳ぎました。「やっと、ここに住むことに決められました」と言っていました。「よかった」 一家族の人口流失まぬがれた、といったら、「そんなぁー、おおげさな」と行政は笑うでしょうか。

若い親たちの(一途さ)にふれ、支えたいと思います。


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「子ども・命・未来」埼玉ネットワーク発足イベント [放射能]

5月19日(土)

放射能から守りたい

埼玉県に大きなネットワークができました。10:00~16:30 越谷中央市民会館で行われた「子ども・命・未来」と題したイベントに参加してきました。250人が集まったそうです。第2部は、U-streamで配信されました。

このイベントは、福島第1原発事故の後、東日本全域で広がった、親たちによる放射能への不安、国、県、自治体への働きかけが、大きなネットワークとなり、埼玉県内の各地でたくさんの活動を生み、その結束を<再確認>するイベントでありました。

43団体が参加

参加した団体は、なんと43団体。私たちの作った「子どもたちの未来を守る・みやしろ」も微力ながらネットワークの末端を担い、おとなり杉戸町、春日部市、白岡町など本当にたくさんの人たちの集いになりました。

中心は、越谷市、さいたま市など、人口の多い市ならではの力強い活動ですが、それぞれの取り組みは地域の特徴を捉え、網目のようにつながっています。

また、小さい子どもを抱える生活の中の緊急性、切迫性をもった運動だったので、若いお母さん、お父さんおよび市民など、小さい子どもをつれての参加が目立ったのも、今日の特徴です。子供たちはにぎやかに元気でした。

預かり保育があったにもかかわらず、会場にいた幼児も多く、また、首のすわっていない赤ちゃんを連れた女性も。妊娠中から不安に襲われていたに違いありません。

子どもたちの未来に責任を持ち、守っていけるのは自分達しかいない・・・若い母親の情報収集力、行動、ネットワークに絶えることの無いエネルギーを感じた一日でした。

午前中は、各地の活動報告

<つながる> 各地の報告

●嵐山町の自治体対策 ●川口市の行政と市民による除染 ●三郷市の現状・除染 ●吉川市の自治体の取り組み・除染 ●埼玉県のガレキ受け入れ問題(埼玉がれきネットの報告と、寄居町・ごみ処分場の現状報告) ●越谷市の(2台の放射能測定器を使った)給食対策 ●原発国民投票の呼びかけ

午後は、講演

<知る>情報を共有して・・

◎一人目は、武藤類子さん=ハイロ(廃炉)アクション福島原発40周年実行委員会。「原発に依存しない」生き方を実践し、2003年、三春町に住む。昨年明治公園6万人集会「サヨナラ原発」で、福島を代表して発言。避難者の人権と健康を守る活動に奔走している。

武藤さんは言う。「こういう活動は、壊れやすい。意見の違いから、住民が分断されていく。大きな権力は、分断させるのは簡単ですから。」

活動の大きさに反比例するように、穏やかな語り口は説得力に富み、小さな力でも持続可能な活動にできるというヒントになったようです。

◎2人目は山田真さん=小児科医。子ども対を放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表。東京都西東京市で梅村子ども診療所運営。「障害児を普通学校へ全国連絡会」世話人。「小さい・おおきい・よわい・つよい」編集代表。福島でたくさんの子供たちを診察している。

彼は言う。政府は、医学上の終息宣言をした。しかし、医学上の問題はこれから出てくる。「除染」幻想でしかない。本当は「移染」だ。放射能のゆくえを追わなければならない。人と人は、結束して行動しなければ強くなれない。国は、分断して結束力を弱めて行く。分断されれば、ただの心配性の人にされてしまう。もっと過酷になれば、孤立して行く。不安なことは正していきたい。

電力の消費者が選択したい

これまで、電力の消費者が<原発>の是非を考えたことは無かった。<原発>自治体に「交付金、補助金を上げます。原発を受け入れますか」という問いかけはあったけど。

国民投票で決めたい。自分で決めたことは守らねばならないし、我慢できる。

※ こういう取り組み・活動の会場(の入り口など)には、他の講演会、学習会、作業案内チラシがずらっと並ぶ。類が類を呼び、「これ、行ってみようかな」と思った人がもって行く。

私たち「地方政治改革ネットワーク」も、23日に開催する「ガレキについての学習会」のチラシを50枚ほどもっていった。けっこうもっていってくれる。最後には1枚もなくなっていた。この中から何人か来てくれることを期待します。


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