「子ども・命・未来」埼玉ネットワーク発足イベント [放射能]
5月19日(土)
放射能から守りたい
埼玉県に大きなネットワークができました。10:00~16:30 越谷中央市民会館で行われた「子ども・命・未来」と題したイベントに参加してきました。250人が集まったそうです。第2部は、U-streamで配信されました。
このイベントは、福島第1原発事故の後、東日本全域で広がった、親たちによる放射能への不安、国、県、自治体への働きかけが、大きなネットワークとなり、埼玉県内の各地でたくさんの活動を生み、その結束を<再確認>するイベントでありました。
43団体が参加
参加した団体は、なんと43団体。私たちの作った「子どもたちの未来を守る・みやしろ」も微力ながらネットワークの末端を担い、おとなり杉戸町、春日部市、白岡町など本当にたくさんの人たちの集いになりました。
中心は、越谷市、さいたま市など、人口の多い市ならではの力強い活動ですが、それぞれの取り組みは地域の特徴を捉え、網目のようにつながっています。
また、小さい子どもを抱える生活の中の緊急性、切迫性をもった運動だったので、若いお母さん、お父さんおよび市民など、小さい子どもをつれての参加が目立ったのも、今日の特徴です。子供たちはにぎやかに元気でした。
預かり保育があったにもかかわらず、会場にいた幼児も多く、また、首のすわっていない赤ちゃんを連れた女性も。妊娠中から不安に襲われていたに違いありません。
子どもたちの未来に責任を持ち、守っていけるのは自分達しかいない・・・若い母親の情報収集力、行動、ネットワークに絶えることの無いエネルギーを感じた一日でした。
午前中は、各地の活動報告
<つながる> 各地の報告
●嵐山町の自治体対策 ●川口市の行政と市民による除染 ●三郷市の現状・除染 ●吉川市の自治体の取り組み・除染 ●埼玉県のガレキ受け入れ問題(埼玉がれきネットの報告と、寄居町・ごみ処分場の現状報告) ●越谷市の(2台の放射能測定器を使った)給食対策 ●原発国民投票の呼びかけ
午後は、講演
<知る>情報を共有して・・
◎一人目は、武藤類子さん=ハイロ(廃炉)アクション福島原発40周年実行委員会。「原発に依存しない」生き方を実践し、2003年、三春町に住む。昨年明治公園6万人集会「サヨナラ原発」で、福島を代表して発言。避難者の人権と健康を守る活動に奔走している。
武藤さんは言う。「こういう活動は、壊れやすい。意見の違いから、住民が分断されていく。大きな権力は、分断させるのは簡単ですから。」
活動の大きさに反比例するように、穏やかな語り口は説得力に富み、小さな力でも持続可能な活動にできるというヒントになったようです。
◎2人目は山田真さん=小児科医。子ども対を放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表。東京都西東京市で梅村子ども診療所運営。「障害児を普通学校へ全国連絡会」世話人。「小さい・おおきい・よわい・つよい」編集代表。福島でたくさんの子供たちを診察している。
彼は言う。政府は、医学上の終息宣言をした。しかし、医学上の問題はこれから出てくる。「除染」幻想でしかない。本当は「移染」だ。放射能のゆくえを追わなければならない。人と人は、結束して行動しなければ強くなれない。国は、分断して結束力を弱めて行く。分断されれば、ただの心配性の人にされてしまう。もっと過酷になれば、孤立して行く。不安なことは正していきたい。
電力の消費者が選択したい
これまで、電力の消費者が<原発>の是非を考えたことは無かった。<原発>自治体に「交付金、補助金を上げます。原発を受け入れますか」という問いかけはあったけど。
国民投票で決めたい。自分で決めたことは守らねばならないし、我慢できる。
※ こういう取り組み・活動の会場(の入り口など)には、他の講演会、学習会、作業案内チラシがずらっと並ぶ。類が類を呼び、「これ、行ってみようかな」と思った人がもって行く。
私たち「地方政治改革ネットワーク」も、23日に開催する「ガレキについての学習会」のチラシを50枚ほどもっていった。けっこうもっていってくれる。最後には1枚もなくなっていた。この中から何人か来てくれることを期待します。
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