地域サロン活況 [地域発]

7月28日(火)

酷暑の中、超満員

月に2回開催される学園台「お喋りサロン」、前から(今度こそ)行こうと思っていたのに、朝から段取り悪く、結局行くのをやめてしまった。

どんなだったかな、と思っていたところ、さっそく参加者から報告あり。ナント、超満員だったそうです。

昨日、午後のティータイムの出し物は、ハーモニカクラブの方々の演奏。学園台集会所ホールは、宮代ハーモニカクラブのメンバー9人、参加者31人、それといつものおもてなしスタッフ約20人が一堂に会し、熱気むんむんだったそうです。

ハーモニカの音色にうっとりしたり、例によって大きな声で歌ったりしたんでしょうね。

メル友Sさんの報告では、冷房機の設定温度を20度にする異常さ❢ とありました。

家に居ても暑い、どこに居ても暑い、かくなるうえは「お喋りサロン」で盛り上がるか、と集まったゲストの面々なのでしょう。ランチに、ティータイムにと、美味しいメニューを考えてくださる人たち、そして出し物も素晴らしい。スタッフのみなさん、お疲れ様です。

次回はいきますからね。行くと約束していながらごめんなさい。

さて、8月の2回目(第4月曜)は、私がご紹介した「琵琶法師の語り」。旧盆のあとだから、「耳なし芳一」でもやってもらってゾォーっとしたら、と知人の琵琶法師?にセッションしたところ、これがどうして、出し物がたくさんあるではないですか。

「なんでも」とおっしゃるので、「じゃー、時節柄、『東京大空襲』と・・それだけじゃちょっと暗いから、『京の五条橋』(ほら、弁慶と牛若丸のアレです)なんかお願いしちゃおうかしら」と勝手に選んでしまった。2つの出し物、休憩をちょっとはさんで50分といったところか。

こういった地域サロンは、おもてなしを担当する人がいて、行ってみようかと腰を上げる人がいて、そして芸事を極める人も・・・こういった同じ地域にいる人たちの全員参加でできること。なかなかできることではないですよ。だからすごい。

ただただ、もりあがり部隊を担当するだけの私、お隣地区の本田「金曜クラブ」でも「次回は絶対お邪魔します!」と言いながら、行けていない。すみません、次回はぜったい絶対行きますからね。参加させてくださいね。

暑いなんて言ってられない。汗だくで準備する人たちがいるんだもの。

今、早朝の3:20、眠れないから起きちゃいました。テレビでは、シンクロナイズド・スイミングの中継やってます。ものすごく過酷な水中運動なのに、観る方にはコケティッシュにしか映らない。シンクロって大変ですね。

[手(チョキ)]たった今、チームが銅メダル取りました。(パチパチっ)。昨日のデュエット銅に続いて、またメダル。表彰を終えた選手2人が井村雅代コーチの首に銅メダルをかける。嬉しそうなコーチ。

ここのところ、幸せな人を続けてみた。11人目の宇宙飛行士になって飛んで行った油井亀美也氏の老父は「息子を尊敬しています」と言った。幸せそうだった。

やり投げで記録を更新している長瀞町の若いアスリートがいる。子どもの頃、やんちゃで親を困らせていたが、今は毎年1回親に「ありがとう」と言葉で感謝を表すのだそうだ。父親は言う。「ヤツは、競技に出あって人柄までかわったよ」と。ここにも幸せな親がいる。そういうのを見るのは、(他人事でも)いいもんだ。


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高速道路計画と強制執行 [地域発]

7月15日(水)

あるみかん園の抵抗

「東九州高速道路」計画で、最後まで反対していたみかん園で、行政代執行が行われたと報じるテレビ。画面ではこの持ち主のみかん山に重機が入り、根こそぎみかんの木がなぎ倒される様子が映し出される。もう小さな密柑の実がいっぱいなっていた。

この道路は北九州市と宮崎をむすぶ九州を縦に結ぶ道路です。計画が出てから長い時間が費やされてきたことでしょう。最初に着工されたところと、最後まで残ったところと、思いは天と地ほどの違いがある。

みかん農家の営むみかん山を真っ二つに割って、高速道路が走る計画です。ミカン山のふもとまで南北に道路が迫っている。上空から見ると、このみかん山のど真ん中を道路が通れば完成という、全体図直前のところまで来ているのがわかる。

みかん農家にとっては、このみかん山は、農家の歴史そのものであり、高速道で真っ二つに分かれてしまったら、残っている土地も少ない。69歳という農家の主は、事実上みかん作りをやめなければならない。

日当たりのいい山で、鈴なりになった蜜柑の実の映像。見ていてつらい画面でした。だからといって、こういう地域発のニュースは取り上げなければならない。日本の国土を縦横に走る高速道、賛成だけの中で工事が進むとは限らない。そういった現場の姿は、みんなが目にしなければならない。

国会でも強制採決

国会でも、衆議院特別委員会で「安保関連法案」が、今日強制採決される予定だ。国のありようが変わるほどの法案が決められようとするのに、国民のほとんどが十分かみくだけてないし、納得できていない。国民との間に大きなかい離があるままの突入。

多勢に無勢。強い勢力に押し切られるのか。

梅雨明けとほぼ同時に視点の7月号=228号の配布を始めています。朝5時に家を出ようが、すでに空はピーカンの青空。昨日は館林市で39.3℃だったとか。

朝早くと、夕方は5時からの配布作業。[あせあせ(飛び散る汗)][ダッシュ(走り出すさま)][たらーっ(汗)]


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鼻笛! [地域発]

5月11日(月)

学園台お喋りサロン

午後、久しぶりに地元・学園台の「お喋りサロン」に出かけました。寒いころに行った記憶があるから2か月くらいはご無沙汰している。

午前中から、みなさん集まって昼食を食べたりしているのですが、私の場合、いつも午後のコーヒーをいただきに行く感じ。

サロンを開催し、サービスする側が20人くらい、くつろぎにいらっしゃるお客様が50人ほど。こんなに楽しいのだから、新しい方もたくさんおいでになったらいいのに、と思いますが、そこはなかなか・・。家で過ごすのが好きな人、人と話すのがあまり好きでない人をお誘いするのは、難しい。

それでも、陽気な高齢者の方々が集うのはいいことだ。お昼のメニューを毎回考えて、お茶とお菓子を手作りで用意し、しかもいつも何らかのお楽しみコーナーがある、というのはすごいことです。主催してくださるグループに感謝しています。

私は、お料理やお茶をお手伝いするでもなく、ただ喫茶室に行くがごとく出かけて、ゲームに参加し、お菓子を食べ、深い味わい贅沢なコーヒーをいただく。「コーヒーだけ飲みに来てもいいのよ」といってくださるのに甘える。

せめて、じゃんけんゲームで勝ち残って景品をゲットするのは遠慮したい、と思っているのに、なぜか勝ち残ってしまい、「最後まで残った人、あっ、加納さん」と、景品を渡される・・・。すいません、そんなつもりじゃなかったのに。「ラッキーな人はいつもラッキーだね」って、本当に申し訳ない。

鼻笛

午後は、鼻笛を聴き、歌い、そのあとはお抹茶を(自分で)立てて、羊羹を食べて、2時半に帰宅。

で、鼻笛でありますが、はじめて聞く演奏でした。はな笛、と聞いたので、花弁でもふるわせて音を出すのかと思っていたら、これが何と、小さな笛(と言うのか、小さなマスクみたいな楽器)を鼻にあてて、鼻息で音を出すというもの。

オカリナのような音色。音符が読めなくても、いい声が出なくとも、鼻息があって、いつものハナ歌気分があれば、誰でもできる。口から息を吸い込んで鼻から出すとき、口の中の容量の多少で、音階ができる。と、言うのですが、「慣れ」るまでにちょっとコツがいる。

肺活量は多い方がいい。音符が読めなくとも大丈夫。楽器はたいてい両手を使うけど片手(で鼻に押し当てる)だけでいいんです。音痴は、それなり音をはずします。と奏者の説明。うん、うん、なるほど、なんとなくわかる。ハミングにだって音痴とそうじゃない人の差は出るからね。

日本に、何人もいない、鼻笛奏者。杉戸高野台に住んでいるという鼻笛奏者の話に、私はえらく興味を持ちました。骨髄異型性症候群の持病は、どんどん良くなっているけど、それと引き換えに、(薬の副作用で)どんどんかすれてくるわが声。だけど、鼻笛ってもしかしたら、かすれた声にも関係なくメロディが出るんじゃないのかな、と妙な期待を持ったのです。

「先生、弟子にしてください」と半分冗談でいいました。名刺をもらってきました。

このノリがずっと続くとは思えません・・・・。昔カラオケの女王だったわたし(えっ、私のことですよ)、今は、声変わりし始めの少年のように突然ひっくり返る〈だみ声〉です。そんな私の新しい余興になるかもしれない、との淡い期待でしたが。

だけど、縦横5×4㎝ほどのマスクみたいな笛を鼻に押し付け奏でる、「鼻笛」メロディ。聴き入るオーディエンスと目が合っただけで、ちょっと恥ずかしいではありませんか。その姿を想像するだけで、(で、できない~)

月2回ある、「お喋りサロン」、同じ出し物はほとんどありません。みんなの「ツテ」で、かわった芸能人を探してくるエネルギーに、ただただ謝意を表する次第です。今日も楽しめました。

※写真にとって来れば、「鼻笛」がどんなものか、よくわかるのに、今日に限ってケータイを忘れていきました。残念。


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盛岡駅の「祝卒業」ボード [地域発]

3月31日(火)

早朝番組のアナウンサーが「今日で今年の4分の1が終わっちゃうんですね」と言いました。確かに1年を4等分すると区分の終わり。ネガティブな私は、ああ、時間が過ぎていくー。何もしなかった4分の1、と思う。

盛岡駅の「祝・卒業」メッセージボード

朝、盛岡駅に行ったら心温まるメッセージを書いたホワイトボードがあったそうで、これが話題になっています。ホワイトボードは、手作りの造花に囲まれた、手書きのもの。私も(好いなぁ)と思ったので、以下紹介します。

[ハートたち(複数ハート)]「この春に卒業を迎えたみなさまへ ご卒業おめでとうございます。雨の日も、雪の日も、鹿や熊が出た日も、東北本線、田沢湖線、山田線、花輪線、新幹線の列車をご利用いただきまして、ありがとうございました。

朝、早起きして、列車に揺られ、勉強して、部活をして、友達との楽しい時間を過ごして、夜の列車に揺られて帰る、、、。疲れて寝過ごしそうになったこともあったでしょう。

そんなみなさまの毎日を、私たちが少しでもサポートさせていただけたなら、とても幸いです。4月からはじまる新生活、ふるさとを離れる人もいらっしゃるでしょうね。また一つ大人になったみなさまが、今度は新幹線で岩手に帰ってきてくださることを私たちは心よりお待ちしています。

これまで盛岡駅をご利用くださり、ありがとうございました。これからも引き続き盛岡駅をよろしくお願いいたします。お祝いと感謝をこめて 盛岡駅社員一同」

送り出す人たちの心の中には「きっといつか帰ってきて」の思いがあるのだと思います。

大きなことをしなくてもいい、有名にならなくてもいい、お金持ちにならなくてもいい。だけど、いつでも<胸を張っていられる>大人になっていることが大事、この頃そう思います。


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地域では総会の季節 [地域発]

3月23日(月)

地元の「総会」

昨日は、地元学園台の総会。第38回を迎えた。現在会員数493世帯。総会には92会員が出席し、委任状は284通。

議案は9件。発足から38年もたてば、現状に沿わなくなる規則や規約もあって、変更、改定議案もいくつかある。

役員に謝金

 学園台や宮代台、桃山台など、いわゆる住宅団地では、自治会長をはじめすべての役員が無報酬、ボランテァでこれまで勤めてこられた。古くからある町会、農村部などでは、町から交付される区長手当がまるまる区長さんに支給されるところもある。どちらがいいとか悪いとかではなく、慣例ですから、地域で決めればいいと思います。

 学園台でも、役員の負担感が大きくなってきた。みんなが若く企業戦士だったころ、徹夜明けでも役をこなした団地住民でありましたが、2回目の役が回ってくるころになって、年を取った。気力、体力も、思うようについて行けない。

 そこで、役員のご苦労に、気休め程度でも謝金を出そうという雰囲気になった。(ほかの団地では、そういう声があっても踏ん張っているようです)

 実は、H21年に、はじめて謝金がついた。役員(会長から一般役員まで18人ほどいる)一人年間1000円、班長(スパンごとにいる、40人)に年間500円。

子どもの「お駄賃」だってもう少し多い。やりたくない人には、5万円だって辞退したいところだ。だけど地域を支えるのに自分勝手は言えないから1年間頑張るのだ。

 そう考えると、500円の謝金がいるだろうか。それは辞退するから自治会のために使ってください、と言いたい人もおありでしょう。(私はそう思っている)。だけど、4年前総会で可決され、4年間やってきた。

 それが、今回、大幅に見直された。 H27年度から適用される。(賛成多数で可決された。私は挙手しなかったけど、決まったことには喜んで従う)

会長  30,000円  副会長3人 15,000円   役員 10,000円   会計監査 5,000円   班長 3,000円   建築協定委員 3,000円 

これに27年度、40万円が予算計上された。

「突然やってくる災害のため、高齢化に適応するため財産を減らすのはどうか?」といった意見もあったが、「財産には手を付けない」「町から交付される金をこれに充てる」という執行役員の論に納得し、賛成多数になった。

さらに、27年度から、自治会費月額300円+環境維持費月額100円=400円が、1本に統合され、自治会費350円となる。年間で、たったの24,650円ですが収入減になる勘定です。これまで特に切り崩さないで基金となった環境費の減額は納得です。

 ある質問「会長と副会長の謝金に、2倍の差がある。額に差がありすぎるのではないか」。今期の会長「いや、会長は出る回数がとにかく多い。町民まつりが近づくと、6月15回、7月18回、8月〇〇回と、町、コミュニティー関係の会合に出ずっぱりだった。会長の時間的拘束を考えると2倍の差は必要」とのこと。

 町などの会合の多さもあることながら、防災、高齢者の見回り、地域の居場所づくり、と町から地域におろされてくる役目の多さは、確かにこれからの課題になってくるでしょう。

「街路灯は消えているが・・」

「街路灯問題はどうなっているんだ」「この頃消えている」といった意見が途中であった。(ん?関心を持ってくれている人もいるようだ)

 これについては、会長が町の産業観光課と話したことを報告していた。町が48,000円負担するので、自治会の補助も48,000円になる、など。

 この1年間、当事者の「スズラン会」と一緒に会合を重ねてきた私だけど、発言を求められていない。だから、黙っていた。時間が限られる中、自治会総会と街路灯問題は、なじみそうにない。

 この件については、H27年度の自治会役員さんに、あいさつして、現状報告をしよう、と思いました。27年度の役員会は3月29日から始まるということだ。

みんなが集まる年に1回の「総会」。2時間半の貴重な時間はあっという間に過ぎていった。総会というと、町から町長や議員などを来賓として招いたりするところが多いのですが、わが学園台は一切そういうことはない。それがいいところだ、と思う。


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ホワイトタイガー4匹生まれる [地域発]

2月8日(日)

東武動物公園でホワイトタイガーの赤ちゃん

東武動物公園で、また、ホワイトタイガーの赤ちゃんが4匹も生まれた。めでたい。2013年にも4匹うまれているし、親タイガーのロッキーとカーラからはその前にも2匹生まれている。

ホワイトタイガーは、毛が白で目がブルー。めずらしいし美しい。

現在、世界には200頭ほどのホワイトタイガーが飼育されているらしい。その中の12匹(頭)がわが町の東武動物公園にいるなんてすごいではありませんか。(大人になったタイガーはほかにもらわれていったとかで、全部いないのかな。そこんところはわからないです)

1月25日に生まれた赤ちゃんタイガーは、2月1日になってオス3匹、メス1匹と発表されました。また、昨日からは映像ライブ中継がはじまり、タイガー舎の前では、お母さんタイガーと赤ちゃんの様子が見られるそうで、来園者にはうれしい。

4月から一般公開

4月になると一般公開になるそうで、これはゴールデンウイークにお客さん倍増ですね。

 この町も、子どもが多かった1990年ころは東武動物公園に行くファミリーカーで県道が大渋滞。地元の車が走れないと苦情が出るほどだったけど。今では、いつでも無理なく入園できる。

そういうわけで、子だくさんで、子育て上手なホワイトタイガーご一家には、ますます幸せになっていただきたい。[揺れるハート]


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戻らぬ住人 [地域発]

1月13日(火)

阪神淡路大震災から20年

17日で、阪神淡路大震災から20年になります。繁華街を中心にした復興の速さに日本の底力を見、心からエールを送ったものでした。

1995年1月17日午前5時47分に起きた淡路北部を震源とするマグニチュード7.3(震度7)の地震で、死者6434人、負傷者4万4000人、住宅の全壊10万5000棟、約14万4000が半壊しました。

そこから、素早い復興だった。

しかし、元そこに住んでいた人々には違和感があるという。地域の防災力が上がったけど、戻って住んでいる人は、実は多くない。一体感は失われました。

「復興したのは建物や道路。目に見えないものを失ったのではないだろうか」と住民は地域の変容ぶりを見て言う。

地区人口は震災前の85%の水準にとどまり、しかも当初8割の人たちが地域内での再建を望んだが、実際戻った世帯、事業者は3割に満たないそうです。半分以上が他地域からの転入者が占めている。

同様の区画整理事業は神戸市内11か所で実施されましたが、ほとんどの地区で人口は震災前の水準に戻ることはなかったといいます。

なぜか

行政主導の都市計画が決まったのは、1995年3月、震災から2か月後には動き出していました。市は住民を交えた「まちづくり協議会」を立ち上げましたが、分散して避難している住民の関心は集まらない。協議会には10人が参加しただけでした。

「論議をせかされ、できたのは条件闘争。行政は人が住めばいいのだろうが、誰のための復興だったのだろう」

多分、復興でできたのは、≪別の町≫だったのでしょう。

東日本大震災の被災地でも

1月13日の河北新報では、<移転希望少なく、阪神と同じ問題が起きている>と指摘する。石巻市でも、高台移転計画がありますが、移転希望者は少なく、復興事業後の世帯は中心部で1割、全体でも4割を切るとみられています。

さらに、「阪神淡路」の被災地は都市部とあって、ハードさえ整備すれば新住民(でも)流入が期待できた。東北の沿岸部が同じような求心力を持てるわけがない、と。

現行の復興施策には既存コミュニティー再生の視点が欠けている、と住民代表は言う。


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廃止される公共施設 [地域発]

11月24日(月)

廃校

学校は、今も昔も地域コミュニティーの中心です。しかし、全国的に見ると毎年500校ほどが廃校になっているといいます。20年間で7600校が廃校になりました。

少子化や市町村合併による統廃合が主な理由です。その結果、通学する学校まで遠くなり、スクールバスが何コースも走るという地域もあります。(おととし、事業仕分けを見学した栃木県大田原市でもそうでしたし、先日伺った長野県富士見町もスクールバス地域がありました)

老朽化した公共施設を維持できない、修繕費がかかるという事情は、どこでも抱えている問題でして、学校はなおさらです。その理由は、教育施設ということで耐震などいち早く基準を満たさなくてはならない。ある程度の人数がいなくては成育、マス活動が満たされない、など必要条件が当然あるからです。

標準学級数

小中学校の標準学級数は12~18、つまり小学校なら1学年3クラス以下と定められています。が、実情によって1学年1クラスというところもたくさんあります。その結果、中学校では、十分な部活動ができないという事態になっているそうです。反対にクラス数が多すぎても需要が満たされません。(我が家が九州の福岡市に住んでいる頃は、転勤族のメッカ福岡市の小学校は、軒並み1学年6クラス以上といった状態でした。急きょ新設校を作ってもすぐ3クラスを超えるという状態。でも、きめ細かい配慮がありました)

思い出のシンボル

何と言っても、学校は〈思い出のよりどころ〉です。(昔のまま)あるのは一番いいけど、(昔、この辺にあった)という目安のために、周りの環境、建物の一部が残っていたりするのでもいい。しかし、廃校を維持するには、人々のかかわりやお金が必要です。

強みと弱み

廃校のいいところは、教室、運動場、体育館、プールなどがどこでも揃っていて、採光のため窓が大きく取ってあること、卒業生が必ずいるため、思い出とつながる事業などを計画できること。駐車場も確保できる。

 廃校の弱みは、施設群が大きいため、維持管理にお金がかかること。要る施設と、いらない施設が共存すること。つまり、切り売りできない、まるごとの利用ができないこと。

首都圏の片隅だと残すのは至難の業。思いはわかるが、維持管理しているより解体→さら地→売却の道が選択されるのも仕方ない。そんな中、過疎だから、山間の学校だから活かせる廃校が全国にはたくさんあるようです。

養鶏場で、町活性

秋田県大館市では、山間の気候と、民家から離れた場所という強みを生かして、養鶏場に。あるいは生ハムの製造工場に。元気な卵や、自然の中で十分に熟成させたハムは街の特産品になっているようです。

北海道美唄市の「アルテピアッツア美唄」

北海道の美唄(びばい)では、廃校の栄小学校が、ひろーい校庭を生かして野外彫刻公園に。校舎は、1階教室が保育園+2階教室が彫刻ギャラリーリーになった。

地域密着介護施設に

熊本県山都(やまと)町で、2007年廃校になった中島西部小学校は、「地域密着介護施設」になっています。高齢者が住みなれた場所で暮らしつづけられるように、という点では学校はかなりの「地域密着度」。散歩したり、日光浴したりのスペースも十分あります。

都心の学校跡は

世田谷区の池尻小学校は2004年廃校。そのあとは、ものづくりにかかわる企業の40社が入居するシェアオフィス。イベントも開催する。新宿区の四谷第4小学校は2008年廃校。そのあとは「東京おもちゃ美術館」

そこに何があったかが大事

廃校になって、そのあとがさら地になったとしても、(そこに何があって)(どんな思い出があるか)がわかる拠点にしておくことが大事だと思います。

宮代町でも、4校ある小学校の一つが統廃合される計画ですが、(まだ何も決まってないようです)たとえ解体されても、さら地になって別利用されようが、卒業生にとって(そこに何があって、どんな思い出があったか)のよりどころとなることが大事だと思います。


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本物の機関車に乗った! [地域発]

11月2日(日)

日工大の蒸気機関車

昨日から、すぐ前の大学で学園祭が開催中です。遊びに来ていた孫と、猫を探しに家を出て、そのまま正門から大学へ入った。機関車博物館のほうを見ると大人や子供が並んでいます。「何かやっているよ、機関庫で」。

今日は、大学が保有しているSLが活躍する日だった。蒸気を吹き上げ、機関車が動いています。

機関車.jpg

 走っているとは言えませんけど、堂々たる雄姿。子どもたちは≪トーマス≫やプラレールしか知らない頭に、目の前に現れた蒸気機関車の思いがけない大きさにびっくり。

2機関車.jpg

「あれに乗ろう!」というと、「えー、ちょっと怖い」。行列に並んでいるうちにだんだん興味が大きくなって「乗りたーい。早く乗りたーい」に変わっていった。

1回に、大人3,4人、子ども3,4人くらい乗れる。もちろん機関士(みたいな)おじさんが二人乗っているから、走り出しても安心。

ピーッと汽笛を鳴らし、蒸気をふかして走り出す。中はあったかい。孫「あっ、石炭がある。やっぱりね」

この機関車、今日は何人の子どもたちを喜ばせたんでしょうか。家の庭みたいなところで学園祭が行われている。明日はもっとゆっくり見てみよう。先日、学園台団地は、日工大の大学祭(若杉祭)の案内を回覧で回した。


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元校長が卒業生名簿を使って布教活動 [地域発]

10月25日(土)

卒業生に宗教関係の本を郵送

神奈川県座間市の中学校の元校長が、2010年度の名簿を使い、当時1,2年生(現在17,18歳)だった約500人に、私的な郵便物を送っていたという報道。来年の4月開校を目指している「幸福の科学」の大学案内、大川隆法総裁著作の本、2000円相当を発送したのだという。

元校長は、10月の10日前後、「来年4月に『幸福の科学大学』が開校します」と書かれた手紙と大学案内、大川氏の著作を送ったのだそうで、受け取った卒業生、その親がびっくりした。「変なのが来た。これ、やばいんじゃね?」と卒業生たちはネットに投稿したり、スマホで連絡したりで、あっという間に広がった。

保護者たちからは「なぜ、住所がわかったのか」との不安や苦情が、卒業した学校や市に寄せられ、教育委員会の発表するところとなった。

教育委員会によると、「元校長は11年3月に退職するまでの38年間の名簿を持っていた。現在、そのすべてを返却してもらった。宗教に勧誘の意思はなく、生徒たちの将来の選択肢として、学校の開校を知らせたかったようです」

元校長が勧誘などもってのほかですが、将来の選択肢として「こういう大学が開校します」と手紙を出すのもおかしい。しかも1冊2000円もする本を添えて、だもの。

教育現場には圧倒的な個人情報が・・・

この元校長、送付作業を家族3人で行い、費用(500人分×2000円≒約100万円)も自分で出しました」と言ったそうです。教団からの指示ではなかったことを強調したらしい。「あくまで個人の意思」ということで、騒ぎはこれでおさまったというのですが、考えたら恐ろしい話です。

学校の現場には圧倒的な個人情報があり、それは退職した後でも個人が持っていられるわけで、元教育者が、特定の宗教の信者だったりすると、強力なデータになる。

ちなみに、「幸福の科学大学」は、まだ、認可が下りていないので、開校が決定したわけではない段階ですが、パンフはもうあるのですね。


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