IT融合時代の電子自治体の推進」 [学習会]

1月27日(金)

「地方政治改革ネット」の学習会

今日は、所属している「地方政治改革ネット」の公開学習会と、忘年会です。

本日の公開学習会は、ITアドバイザーとして全国区で有名であります廉 宗淳 (ヨム・ジョンスン)氏です。数年前、氏の講演会を聞いたメンバーが、「ぜひ ヨムさんを呼ぼう」と企画したものです。ちなみに私もヨム・ジョンスン氏の講演会を聞いた一人です。

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「政治改革ネット」の運営委員会は、先取り学習を検討していました。「次は、どんな学習会にしよう」と話し合っていたとき、「自治体のクラウド・電子化で、IT関係の予算があがるけど適切なの? わかんないでは議会で審議できないよね」から始まった。

ヨムさんは、佐賀県や浦添市のITアドバイザーを務め、電子自治体の先駆的な役割をしました。そのヨムさんの学習会に参加したのは学習会に積極的に出かけていく我々3人だった。この時の講義は、私の場合、半分しかわからなかったかもしれない。しかし、今後、受け身でいたらだめだろうと漠然と思う分野ではありました。

で、今日の学習会と相成ったわけです。今回の学習会は、無理を申し上げて、本来の講師料を半分に負けてもらいました。こういうことはたまにあるのですが、ほとんど地方議員というこの団体の熱心さに、「まっ、いいか。このくらい聴いてくれるのなら」と相手が負けてくれる。

しかし、得難い講師をゲットできたせっかくの機会。メンバーは「IT融合時代の電子自治体の推進方向」と銘打った小難しいタイトルにもかかわらず、周りに声をかけ、「一緒に勉強しようよ」と誘っています。

私も、ダメもとで、今度会派を組んだ連中に「こういうのあるんだけど」と誘ってみた。そしたら、なんと、おじさん議員たち「おおー、行くよ」と言ってくれたのであります。これまで同僚の議員を誘ったことがありました。でも、1回きりで続きません。義理で付き合ってもらっても続かないもので、それにみなさん仕事などで忙しいのだろうと誘うのをやめていました。

春日部市議は、市役所の担当課の職員に声をかけたところ、4人の職員が「行きます」と参加の意思を表したそうです。いいなぁ、こういうのって。

私は、わが町の職員に声をかけるのを、このところやめています。返ってくる答えがわかっている。「一人の議員さんのお誘いを受けると議員みなさんのお誘いを受けなきゃならないですから」「忙しいので無理ですね」と、まァ、こんなところだろう。

(一人の議員さんのお誘いを受けると・・・から)というのは、勉強会の中身以前の問題。とにかく断りたい、ということなのだ。また、(忙しいので・・・)というのは、忙しさを何とかしてまで行きたくないですよ、ということなんだろうと、余計なお世話をしないことにしている。

実際、春日部市役所という大きな組織なら4人くらい行けても、宮代役場では2人でも行くのは「無理!!」なのかも、と百歩ゆずります。

でも、今日の学習会に限らず「これ、いいな」という先進的な学習会ってあるもんですよ。

もう、7、8年前になりますか。防災の取り組みで先進的な取り組みをしていた(当時)日本一アクティブな防災課長を呼んだとき、職員に声をかけた。日曜日だったからか、参加してくれた。

あの時「改革ネット」のメンバーに、「うち、今日は職員がくるんだ[わーい(嬉しい顔)]」という時、みんなが「へー、宮代、やるね~」。ちょっと胸を張れた。


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図書館のおかげ [学習会]

12月22日(日)

高価な本

教育委員会に関した本を読んでみたいと思っていました。

先日、自治体議員間の情報メールで、「教育委員会制度で参考になる本は?」 との「教えてメール」が出、即座に「それなら、これがいいですよ」と、いくつかの本が情報提供されました。見識と情報をふんだんにもっている人たちが多いことが、この情報政策集団の強みです。

(ありがたい!)と、さっそくネットで購入することに決め、二女に「アマゾンで買ってちょうだい」(自分では注文しないのがダメなんですが)と頼む。アマゾンだと翌日には届くし、支払いは二女の口座から落とされている。

いつものことなので、二女は写メで撮って「この本?」と。私は「それ、それ、お願いね」と気楽に頼む。ここまではよかった。

二女は「いいのー? 8,400円もするけど」 私「ええーっ、知らなかった・・・。やめます。やめる!」 ああ、よかった、発注する前で。8,400円もするなんて・・。

ふー[ダッシュ(走り出すさま)][たらーっ(汗)] 痛い出費しないで済みました。とても買えませんよ、町議員のような零細企業には。

図書館でリクエスト

宮代町立図書館でリクエストしました。1か月以上もかかることもあるのですが、さすがにこういった専門書は借り手が少ないのか、他の図書館の蔵書ですけど、5日後には「入りました」の連絡がケータイに。

助かります、町の図書館。

手に取ってみるとずっしりと重いけど厚さも量もそうヘビーではない。中を開いてみると、(やっぱり、改めて買わなくてよかったー![がく~(落胆した顔)][もうやだ~(悲しい顔)])小難しい表現で文字がいっぱい。こんなの買ってしまったら、自分の軽々しさと、価格のもったいなさに1週間はうなされる。

指定管理した(株)「TRC」(図書館流通センターの略)、けっこう頑張っている。今や、全国の200事例近い指定管理を受けていると思われます。1極集中している感じですが、その分検索も速くかかるのでしょうか。

半分も読まないで(必要なところしか読まない)積んである我が家の本たち。持っていれば繰り返し読めるメリットはあるが、ツン読は無駄だ。どんどん借りて読もう。


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小さいことは面白いー構想日本 [学習会]

11月29日(金)

「JIフォーラム 小さいことは面白いことだ」

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昨日28日夜6:30~8:30 シンクタンク「構想日本」の194回フォーラムに出かけた。場所はいつものように霞が関「日本財団ビル」。地下鉄「国会議事堂前駅」周辺は、厳重警戒の車両が何台も。「特定秘密保護法」反対の若者たちの団体が集会を企画している。

今回のフォーラムは、「小さいことは面白いことだ」と題して、小さいけれど注目されている自治体の首長を招いてパネルディスカッション。「小さいことはいいことだ」じゃなく「面白いことだ」というのが気が利いている。自治体で(いいことだ)なんて言える自治体は、そう無い。しかし、面白いところはある!

面白くやっていることだけでも、その自治体は注目するところなのです。

参加したのは、①愛知県豊根村の村長・伊藤実氏。②北海道ニセコ町の町長・片山健也氏。③岡山県新庄村(しんじょうそん・関西地方ではまちと言わずそんという) ④場所文化機構代表・後藤健市氏。(後藤さんの話は後日)

愛知県・豊根村のこと 

村長の伊藤氏は、1950年生まれの63歳。1969年(昭和44年)3月、豊根村役場に臨時職員で採用された。次いで11月、職員に条件付き採用。1970年5月職員にやっと採用される。その後昭和63年から、財団法人茶臼山高原協会に出向。平成5年から(社福)法人明峰福社会出向、平成7年から役場にもどり、建設課長、経済課長を歴任、H14年役場を退職してからは、助役、副町長を経て2011年から町長。というように徹底して村に関連した事業にかかわってきた人だ。

愛知県は、88あった自治体が平成合併で54に。そのうち市が38、町が14、村が2だけです。豊根村は現在人口1336人。昭和30年ごろが人口のピークで5500人いた人口は、佐久間ダム、その後の新豊根ダム完成で村から人が出ていかざるを得なくなったそうだ。

徹底した現役世代支援

高齢化率43パーセントン60歳以上が57%。徹底した「現役世代支援」をうたう。高齢者対策」なんて言わないところが面白い。高齢者をささえる現役世代が暮らしやすいように施策がちりばめられている。

地域のことは地域でやろう。そのための実費、原材料代は役場が用意する。地域づくり交付金は総額500万円になる。人口1300人ほどの村で500万円はなかなかだ。

教育は全寮制。責任をもって子供を預かる。その間の教育の指針は「ふるさとに自信を持つ」教育。先生自身が村を愛していることが基本だそうだ。成人して、同窓会・同級会を開くとき「同窓会支援金」はでる。一人2000円の同窓会費補助。戻ってきた人の特典もある。

観光と交流に力を入れている。村全体が「作り物」でないあったかさをもっているのだろう。(村長の伊藤さんもいい雰囲気をもっている)高原に広がる「芝桜の回廊」のころは1か月で31万人がこの村を訪れる。すごい。

ニセコ町

言わずと知れた北海道ニセコ町。前町長の逢坂氏は、つとに有名で、我々もお話を伺う機会がたくさんあった。今は、衆議院議員で民主党時代「地域主権」を先導した。その跡を継いだのが現町長・片山氏だ。

ニセコ町は、いつも新鮮な刺激をもらえる町だ。10数年前、全国に先駆けて作った「自治基本条例」のころは、全国から視察が絶えなかった。この時の視察団には、一人500円の資料代をもらったことでも≪てらいのない先進性≫があり、かえって面白がられた。

片山氏は民間から役場に入った人だ。役場に入って役場には改革意欲がないと感じた。もちろん、職員は夜中まで仕事をする誠実な人間が多かった。しかし、前例主義に浸かっていてもダメ。仕事の効率化、それに徹底した情報公開をした。これは前町長逢坂氏の時代からだ。

住民は、情報がないから勝手なおねだりを言う。それに首長が変わるたびに情報の出方が違うのでは、不信が生まれる。徹底した情報公開、環境に立脚した町をかかげ、次々に政策を打ち出す。条例で規制もする。

地域の価値は町が守る

地域の価値は適切な規制で守られる。北海道は水資源などを狙って、外国から土地を買い取られかねない。ニセコは、「地下水保護条例」「水道水保護条例」などで網をかける。これにも「他人の土地に勝手に網をかけるな」と住民から苦情が出る。しかし、これにも徹底した情報公開。地域の経済も地域循環、地域のエネルギーも地域で賄おう。こういった地域のことは地域で考える、はじわじわと広がっている。

町長は「行政側は住民を何とか説得しようとするから住民を恐れたり、対応が疲れる」。情報をすべて出して住民に考えてもらうのがいい。「住民のエゴ」に恐れをなしているのはどこの自治体にもある。にたりよったりだ。

地域循環。地域のことは地域で賄おう。町長は言う。「東京が風邪をひいてもニセコはひかない」

穏やかに笑っていったが、ぐっと来た。自治体は疲弊している。どこも同じだ。だから住民は「隣の芝生が青く見え」よそがうらやましい。

だけど、多分、ニセコの町民は、満足しているといわないが、「よそをうらやましがらない」のではないだろうか。これって、いまどき≪小さいことは面白い≫ことなのだ。

そういう私は、ちょっとニセコをうらやましがっている。


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JIAMの研修2 [学習会]

11月18日(月)

JIAMへの道を急ぐ議員達

唐崎駅は、京都から湖西線で15分もかからない。この時間駅に降り立った人はほとんどが「JIAM」市町村アカデミーに行く人といってもいい。駅から3分。H14年(だったか)、はじめて参加した時もこんな紅葉の季節だった。

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287名が集まった↓

入寮手続きを済ませて11時半に昼食。13時からの講義が始まる前に撮った写真。

北海道から沖縄までたくさん集まった。ちなみに埼玉県からは、八潮市の男性議員3人と私だけ。岐阜県、長野県などが多い。

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手続きを済ませて部屋に行こうとすると、後ろから「加納さ~ん」。観ると八潮の議員。彼は「地方政治改革ネット」のメンバーです。「Yさん(同女性メンバー)から、今週の講義には加納さんも行くよ、と聞いていました」と。結局、287名中、知り合いは彼ただ一人だった。自分としては知り合いがいない方が実は集中しやすい。

1時間半の講義を2回聞いて、17:30からは夕食。「JIAM」は、夕食とは言わず「交流会」という。立食式です。できるだけたくさんの人と交流して情報、知識を増やしてほしいという目的から。アルコールもいっぱい出て、飲み放題。が、翌日のためを思ってか控える人も多い。

ちょっと遅く行った私はセンターから離れたテーブルに。一つのテーブルに7,8人が着く。女性が一人でいた。(こういう人は市民派か、無所属)と思って話しかけた。そしたら、K党の人だった。よく見るとK党の男性も3人ほど。あまり、話、情報が合わないと思って、当方は早々に部屋に引き上げる。


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JIAMの研修 [学習会]

11月18日(月)

今日と明日

今日は3時に起きました。「市町村議員特別セミナー」で滋賀県唐崎。京都駅から湖西線で15分ほど戻る。

6時半くらいの電車で、できればでかけたい。東京駅では余裕をもって新幹線を待ちたいものです。アカデミーには11:00に入村手続、11:30の昼食からはじまる。

久しぶりの「JIAM」市町村アカデミーの研修が今日と明日。講師陣がいい。いつも刺激をいただく、。片山義博(元鳥取県知事、総務大臣)慶応大学法学部教授の話が楽しみだ。これは明日のメニュー。

今日の楽しみは、大森・東京大学教授の「地方議員のありかた」など今日の多いメニューもある。大森先生はいくつになられたのでしょうか。あいかわらず〈旬〉の問題を外さない内容だと思う。このほか防災やら、財政やら興味いっぱいの講義だ。


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市川市「子ども・子育て」会議-傍聴 [学習会]

11月14日(木)

事務方サイドに関連課総勢25名がズラッ

昨日は、電車の乗り換えが極めてうまくいき、9時には市川市役所に到着。そのまま3Fの第5委員会室に。かなり広い委員会室です。受付で、当日委員に渡される資料は我々傍聴者にもいただけた。

委員会はコの字型に机が並べられ正面に委員長。これに向き合う形で、今日諮問する内容を読み上げる市長、教育長の席がある。その後ろに3列の関連職員席が設けられ、担当課(説明)職員などがずらっと控える。傍聴席がこの配列をすぐ横の傍聴席からじっくり聞けるという好位置。

「子ども・子育て会議」地方版は、政府の消費税増税分の社会保障投入の「子育て支援」分の切り札。予定通り、消費税増税なれば、国から大きな手当が下りてくることになり、それぞれの自治体ならではの、取り組みができる。

そういう意味で、先行して検討している市川市の力の入れ具合が伝わる布陣だった。

最前列の面々は、保育課長、保育担当、子育て支援課長、就学支援課長、青少年健全育成課長、発達支援課長、教育政策課長など10人。子育て支援課長(女性)が中心になって進行していった。

2列目には、それぞれを所轄する、子ども部長、児童福祉部長など8人。3列目はよく確かめなかったけど、担当課の若手職員などが資料を出したり、メモをとったりしていた(と思う)。

委員は12人ほど

これに対して諮問される委員は委員長、副委員長を含めて12人ほどだったと思う。私立保育園代表、学童保育関係者、ファミリーサポート関係、子育てグループ、子育てネットワーク関係などから1名ずつ出ているようでした。つまり、「あて職」が出ている感じですが、いわゆる「アリバイ参加」で参加しているだけの人は一人としていなかった。過半数が女性、それも子育て世代ととんでもなく年齢が離れている世代の人はいず、「10年前の私の子育てのとき・・」という発言の中にも、積極的に課題を探ろうとしている姿勢が感じられる。

委員は、卓上の会議に出ているわけですが、委員自ら「卓上で細かいこと、大事なことを決めないで、現場の声を聞いて決めてほしい」というのも面白い。

市の基準を

国が示す基準に照らして、自治体は独自の基準を作る必要がある。国がまだ具体的なものを示しきれないでいる中、先にその可能性を探りながら市川スタイルを造ろうという意欲は見習いたい。

我々は、先進事例、意欲的な事例をネットワークの情報などから仕入れて視察したりするのですが、市川市の委員会の委員発言で、この市川市が参考にした自治体がほかにもあるのを知る。千葉県内では、流山市、浦安市、松戸市などで、参考になる「子育て支援」政策をやっている。女性たちは「気になるところ」の情報を得るのが速いのだ。女性たちの声を吸い上げるのに。女性職員の感覚が働くだろう。市川スタイルは、さらにブラッシュアップされるのでしょう。

委員が提出した資料(意見書)

委員の一人で、子育て中のお母さん世代の人が、同世代のお母さんたち9人の研究グループの声を集めた=「意見書」なる資料を委員会に提出していた。(これも傍聴者に配られる)

この意見省は、17の項目別に70の現場の声を箇条書きにしたもので、委員のみなさんには大変参考になるものだった。地域版の計画を作るとき「小さな単位」「地域単位」の課題、ニーズをあぶりだすことが「カギ」で、見えていない「現実」の出てくるものである。

たとえば、≪一時預かり≫の項目には、働いていないママたちの一時預かりの必要性、なども挙げられ、実際には使いにくい制度であったり、一時預かりを実施している認可保育園が少ない、無認可のところが料金が3倍もする、など、プレ就労希望にも壁があることをうかがわせるものがあった。

学童も新たな環境

学童保育も、今までは10歳までだったものが、小学6年生まで利用できるようになる。市川市には、43学童クラブ91室ある。これ一つとっても、指導員の問題、受け入れる学童クラブに必要な面積、場所、新たな予算など行政の対応も変わってくることは喫緊に検討を始めなければならない。また、今までは、高学年が学童保育を利用できなかった分、おけいこや塾に(逃げていた)。塾などの時間のつぶし方、学童での時間のつぶし方など、多様な生活形態が出てくるということだ。

「子育て」環境を整えるということは、人口増加策、高齢化対策と遠からず関係してくる、と思う。

※ ある職員が「加納さんのブログは嫌いだから職員は見ないんですよー」といっていた。(くっだらないよその事例なんか見てくるなよ、うざい!)ということだと思うんですけど、どこでも、そう思う人と、そうでない人はいるもんサ。


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研修2件 [学習会]

11月13日(水)

市川市の「子ども・子育て会議」

今日の午前中は、市川市・子育て支援課が全国自治体に先駆ける形で実施している「子ども・子育て会議」自治体版を傍聴することにしました。

増税なった消費税の使い道として、内閣が本腰を入れている少子化対策。増税分の使途は自治体のニーズ、工夫次第といえる。大きな発想の転換をする自治体も支援できる政府予算になるのでは・・と我々は考えている。

先行例、良好な事例をネットワークの中から探ろうとしているが、まずは、いち早く「子ども・子育て」地域会議をスタートさせた市川市の第4回「子ども・子育て会議」を見てこようと思います。

前もって、ネットで乗り換え案内を調べる。東武線牛田駅から京成関屋駅の乗り換えが問題。これがうまくいけば、京成八幡駅に9:01に到着。9:30からの会議を余裕で傍聴できる。

昨日、仲間が一人、「私も行くよ」と電話くれた。よかった[ハートたち(複数ハート)]。仲間がいたほうがいい。

午後は「企業会計」の学習会

今日は、もう一つ学習会を入れることができた。こちらのほうは友人が申し込んだのを、(友人はほかのところに行くので)譲ってもらうことができた。公会計もどんどん変わってくる。水道会計や、下水道会計はインフラの行進、減価償却をどう考えるか、収支会計だけといわれる公会計では当然やっていけなくなる。おもしろそうだけど、難しい。理解力が衰えている頭に詰め込まなきゃ。

こちらは、「日経グローカル」の学習会。茅場町が会場。午後1時に本八幡を出て、1時40分会場についている予定。これもネットでget on、get offの時間は調べておいた。

あぶな~い

18,19日は、京都経由、湖西線で滋賀県唐崎。市町村アカデミー(1泊2日)の研修に申し込んである。10月初めに「受付OK」の通知をもらって、そのままにしていた。実はこの時点から、私の頭の中は、17,18日と思い込んでしまったらしい。猫の世話のために二女に留守番を頼むのも「17日から18日おねがい」。

昨日、「東武トラベル」で新幹線チケットを買おうとしたとき、何気なく「市町村アカデミー」の書類を見た。そしたら、何と日程は18,19日だったではないか[ダッシュ(走り出すさま)]

あぶない、あぶない。17日からじゃなかった。18日、19日のチケットを買って、二女には改めて「18日お願い」と連絡した。「まったくー あぶな~い[がく~(落胆した顔)]」といわれてしまった。(ドジは死んでも治らない[たらーっ(汗)]

綱渡り式に毎日過ごしているが、生来の(ドジ)が災いして、ヒヤッとすることもままある私です。


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秘密保護法の問題点 [学習会]

10月12日(土)

特定秘密保護法の対象

秘密保護法において、秘密の作成、取得主体の対象者は、国や自治体に限定せず、行政機関、事業委託を受けた民間事業者、大学にまで及ぶのである。

国民の「知る権利」に応えて取材・報道活動をする報道関係の活動も処罰の対象になる。

その処罰でありますが、従来の秘密保護法下では、国家公務員法違反で懲役1年以下、自衛隊法では懲役5年以下となっているが、秘密保護法では10年以下で法制化になる。

これだけ広範な分野の国民が処罰の対象になる。実際に法律が適用されなくても、法律の存在自体が国民の表現活動に対して大きな萎縮効果を持つといわれる。

だから、10日の集会での、毎日新聞、元記者西山太吉氏の発言が重みをもつ。あれは、当然国民が知るべき〈沖縄返還時に交わされた日米の密約〉をすっぱ抜いた内容だった。西山氏も、情報を提供したといわれる人も処罰された。

今後「秘密」が肥大化すると、≪情報公開≫も、「知る権利」も後退する。上智大・田島教授は「長い時間をかけて、情報公開法を作った。これが消滅する危機だ」と。

国民は、限られた、少ない情報の中で、生活させられる。これはなめられているし、バカらしいことではないか。

TPPも

「今朝のTBS番組「サタディーずばっと」に出演していた国会議員のコメントには、以下のようなものがあった。〇「TPP対象の品目586項目も公表されていない」△「今後、秘密保護法が制定されると、公表されないこともある。秘密保護法の外交上、秘密にされるべきもの、に当たる。」〇「いつまで秘密という規定もない」△「秘密保護法がネックになって、対象外といわれるコメなど5品目の交渉も見えなくなる」・・・きちんとメモしてみていたのでないから、言葉は違うかもしれないが、秘密保護法が制定されれば、こういうことにもなり、あらゆる分野に影響が及んでくる。

「フクシマ」の放射性物質・汚染水たれ流しの問題も、これまでも出てこなかった情報が、テロだとか国際外交上、とかいう法律の文言を盾に、秘密の中におかれる。それが、合法上にである。

私が、ずっと取り組んできた「公益通報者保護法」も「秘密保護法」の前には効力を失う。

やっぱり、そういうのって、なし崩しになっていく。イヤですね、私は。

※公益通報者保護法:「公益」に反する、違反、欠陥商品などの隠ぺい、不正行為などを、内部告発した人が、不当な扱いを受けないように保護される法。


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秘密保護法・緊急に300人集まる [学習会]

10月11日(金)

「国×地方」政策研究会

衆議院第2議員会館で実施された、自治体議員政策情報センター主催の「地方×国」政策研究会に参加しました。私は「自治体議員政策情報センター」(拠点・岡山市)に所属していまして、年に数回、担当省庁から職員を招いて、最前線の学習会を開きます。場所はほとんど議員会館です。

議員会館内の会議室を借りるのは(衆議院議員会館なら衆議院議員の、参議院会館なら参議院議員の)紹介が必要ですが、その都度知り合いの国会議員に頼みます。

昨日は、沖縄から出ている衆議院議員の玉城デニー氏の力を借りたそうです。

10時から午後5時まで

昨日は、AM10:00~17:00まで、1時間の昼食休憩をはさんで、4つの項目。招いたのは、内閣府、厚生労働省、文部科学省、総務省の職員でした。自治体議員、県議の研究会なので、みんなアグレッシブ、(トイレに行きたい人は勝手に行け。休憩はとらない)というのはいつものこと。

タイムスケジュール

10:00~10:30 センター長(元国立市長)あいさつ、そのあと、玉城デニー氏から「沖縄基地政策の現状について」早口で報告

10:30~11:30 国の「子ども子育て会議」委員の白梅学院大教授-無藤隆さんから内容講義(センター手配講師)

11:30~12:30 子ども政策 説明:内閣府、文科省、厚労省の職員

12:30~13:30 昼食休憩

13:00~14:20 女性の雇用政策 説明:内閣府職員

14:30~15:30 ネット選挙解禁について  説明:総務省

15:30~16:00 ネット選挙で戦った三宅洋平氏の選挙事務所スタッフ岡田哲夫氏(センター手配講師)の体験からなる話

16:00~  参加国会議員コメント

以上、ぎっしりのスケジュールでした。全部大事な勉強でおもしろそう。子ども子育て関連法は、消費税アップ後の財源が安定するのを前提とした政策で、自治体の技量がためされる。

が、私たち3人(島根県益田市議を含む)は午後3時でここを抜けだし、隣の参議院議員に移動。参議院議員会館で「秘密保護法」の緊急勉強会が開かれる情報を聞き、そっちに飛び込みました。

「子ども・子育て支援」の新しい内容は、自治体にとって大変重要な政策になることと思いますので、後日お知らせするとして、今日は、緊急集会「特定秘密保護法の制定を阻止しよう」集会のことをお知らせします。

秘密保護法の中身

お隣の参議院議員会館1F講堂は、250人入るのですが、立ち見の方を含め、300人ほどがぎっしり。関心の深さがわかります。ジャーナリスト、弁護士、研究者、それに市民グループが混在。

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「秘密」を守るために厳罰

政府は、9月26日、「特定秘密の保護に関する法律案」の原案を、自民党の「インテリジェンス・秘密保全等検討プロジェクトチーム」に提示した。それが10月上旬、最終法案にまとめられ、10月15日召集の臨時国会に(16日提出か)出される方針だ。

法案の文言は小難しいが、簡単に言うと、これにより、広範囲の秘密を“お上”だけの判断で勝手に「秘密」と決め、(「秘密」指定は政府側が随意で、誰にもチェックされずにできる)従わない、また、その恐れがある段階も厳罰をもって処するという法案だ。

民間企業の従業員や政府3役も規制対象に加え、漏えいを厳罰に処するだけでなく、適正評価の名のもとに、公務員等を選別して内部告発を抑制することによって情報源を委縮させ、取得行為や教え伝えること、扇動など重罰を科することで、ジャーナリストや市民の取材に制限を加える。まさに「知る権利」抑圧法、情報統制法なのである。

特定とは①防衛に関するもの②外交に関するもの③特定有害活動(スパイ活動)に関するもの④テロの防止に関するもので、特定秘密に当たるかどうかは行政機関の長が指定する、というもの。

処罰::漏えいは最高懲役10年、(従来の国家公務員法では1年)、不正に情報を取得した場合でも10年、共謀やそそのかしだけでも5年という厳罰。

そうなると、秘密の肥大化(何でもかんでも秘密に指定される)になる恐れがある。

「集団的自衛権」にかかるアメリカなどからの情報の秘密保全、漏えいを防ぐという〈備えの法案〉として可決を急いでいる法案なのだ。

情報公開はぐ~んと力を失う

昨日集会に参加した田島泰彦・上智大教授は、「情報公開や知る権利を前提に、できるだけ秘密を少なくするのが民主主義国の大きな流れだ。秘密を肥大化させていくのは世界の潮流と時代に逆行する」と訴えた。

自由と民主主義の崩壊につながりかねないこの法案の上程を阻止し、撤回させる必要があります。

民主党政権時に、有識者会議報告書で示された提言を基本的にできた法案を踏襲しているが、あまりにも急で、危険である。

昨日の集会など、超党派の国会議員で勉強会が結成され、一気に可決に持って行かれるのを防ごうとしている。

「西山事件」の西山太吉元新聞記者も九州から駆け付け基調講演をし(本当なら1時間は必要なのに30分にまとめてという主催者。無茶な講演だが、発言者が多い)、「知る権利」を守るための緊急勉強会は、熱気を帯びていた。

18:30分からは、少し離れた場所にある「プレスセンター」でも緊急集会が予定されていた。東京に出たついでに、そっちも参加しようと思ったけど、朝からの学習会。少し疲れた。帰ろう。

今週も来週もほとんど予定が入っている。15日、17日の「議会だより編集員会」の間の16日だけ予定が入っていない。「遅かりし」になるかどうかわからないけど、この日の集会にも参加したい。

ある県議会で、緊急に意見書が可決された、という。

日本は、今でさえ、放射性物質の拡散状況など国民が知るべき情報が出てこない。これ以上抑制されるなんて、どうも(安倍総理のやわらかい言葉の裏で)かなり窮屈な社会になっていきそうなのだ。時間がないが阻止したい。 


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スペインでは送電線会社 [学習会]

9月14日(土)

67%が太陽光発電

スペインでの再生エネルギー発電の中で、67%がソーラー発電。1万キロワット以下の発電会社などが99%を占めているそうです。日本では、送電線が独占されているため、PPSなど新電力の会社の発電は、大手電力会社の送電線に乗せるしかない。

スペインの再生エネルギー発電で、進んでいるところは、送電を請け負う会社があることだ。この仕組みを話してくれたアナ・クエンカさんは、33歳の女性だが、再生エネルギー制御センター発展、遠隔測定基準の普及に指導的にかかわっている人だった。

送電会社「レッド・エレクトリカ」

アナ・クエンカさんは、2007年より、中央給電指令所の一翼を担う送電会社「レッド・エレクトロ」(REE)社のシニアエンジニアを務めています。

アナさんのスペインの状況報告のあと、質疑応答。もちろん、受付で渡された(同時通訳)のイアホンをつけての質疑応答ですけど。

Q 福島での小規模電力会社は、脱原発。再生可能エネで発電している。レッドエレクトロ社は、送電だけか。

A そうです。送電だけの会社は1社だけ。20%を政府が持っている会社だ。1970年代から1社体制。2002年、政府は送電線の機能を、1社だけに売りなさいと。というのは、市場があった。発電会社からofferがあった。価格競争になり、マッチングが行われた。これにより、発電の市場が自由化された。送電線は、時間ごとにマッチングし、コントロール(REE社が?)する仕組み。

Q 日本の場合、送電線の系統連系しようとすると、(空き)があるか連絡と取ったりするのに2ヶ月かかる。スペインでは?

A 私たちには、アクセスデパートメントがあり、予測できる→グリッドが事前調整する→計画を立てることができる。これはすべて情報公開だ。

 佐藤さんへの質問

Q 再生可能エネは、地域の理解が第一。どうやって地域住民と合意形成したのか

A そもそもまちづくりは、どこがやるの? 地域とのコンセンサスより 、やろうというエネルギーのほうが大事。

Q まさにマンパワー。これから増えていくのかどうか、疑問。

〇 確かにマンパワーが弱くなっている気がする。でも、ある。「続きはカクテル・レセプションで」という。何しろ参加者の9割以上は男性。その多くが場所を移したレセプションに参加する。私は帰りを急ぐあまり、過去1回しか参加したことない。


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