議会終わり [議会]

9月29日(火)

議会終わりました

会期が34日間というのは、長い。やっと終わりました。自分としては、ストレートに、シンプルに考え、一生懸命やったつもりです。そういう意味ではとても晴々しています。

最終に近づいたころ、議会として調査ができるか、という課題も生じ、会派を越えた話し合いもあった(様な気がする)。が、立ち消えになった。どういう場合も、自分は複雑な動きもしなかったし・・・、一生懸命考え、行動したから、けっかオーライ![グッド(上向き矢印)]です。[わーい(嬉しい顔)]

最終日。清濁あわせ飲・・・   んで「おつかれさん!」、シャンシャン打ち上げしている人たち、いるのかしら。私は一切そういうことないけど、みなさん、おつかれさん。

お疲れ様

議会に長いこと 縛られた職員さん、ほんとうにおつかれさま。お世話様でした。

そして 頻繁にとられる(気がするでしょうね)休憩にもめげず、ずっと傍聴席で成り行きを見守った請願、支援者も含めた町民の皆様、お疲れさま、ありがとうございました。

委員会で、思ったような結果が出なかった時、請願者たちの「議会、狂ってるよ」「本当に悔しい」という声も耳にはさんだ。

今日の本会議でも、採決の結果が思わしくなかったのでしょう、「こんどは選挙だよ」「落としてやる」と。私は、ひとりでそういった喧噪や、かたまりのわきをすり抜けるとき、思わず口を突いて出る、そのような落胆の声を聞いた。

請願のための署名集めに奔走した方々を考えると、私の賛否は必ずしも添ったものになっていなくて、申し訳ない。議会とはいろいろな考えがぶつかる合議体だとご理解ください。

いつもそうですが、暑い〈夏〉に始まる9月定例議会は、最終日、辺りはすっかり〈秋〉になっている。

明日から、また、たまりにたまっている会報を、せっせセッセと配らなくちゃ。「ばあちゃん、げんきだった?」と世間話、しよう。


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合併/請願の賛否 [議会]

9月25日(金)

杉戸町との合併協議を求める・・・

長かった9月議会も、28日、29日に最後の本会議。議案によっては賛成か反対の討論もよういしなければ、と思っています。

その中で、悩みに悩んでいるものがあります。

今回、請願が2つ出ています。①小中学校の全教室にエアコン設置を求める と、②杉戸町との合併協議会を設置することを求める  、です。①は、共産党の丸藤議員が紹介議員、②は自分の会派でご一緒している金子議員が紹介議員になっています。

請願は2つとも「総務・文教常任委員会」が所管するもので、委員会審議は終わっています。

①は、請願そのものには反対が多く「否決」、動議で「趣旨採択」が出、趣旨採択(請願の趣旨は理解するがなお、研究、検討を要する)に、賛成4、反対1(紹介議員)で、審議・採決を終わっています。

②は、反対4、退席1、委員会では「否決」でした。退席1というのは加納です。

さて、この2つの請願は、29日の本会議で、議員全員の採決となります。悩みに悩んでいます。私は、ここでも請願②の採決時、退席を選びたい・・・のですが・・・。

一番円満なのは、私が賛成で、起立することでしょう。反対でも、退席を選んでも、どちらも、ずっと具合の悪い立場になるのは想像できます。なぜなら、紹介議員は同じ会派、請願人はご近所の方。委員会と同じく、ご近所の方が傍聴にたくさん来られるでしょう。

一方で、この「杉戸・宮代」という枠組み良しとしない人には、「加納は、賛成したひどい奴だ。絶対許さない」となる。過去の例から、これも予想できる。

H16年当時、「杉戸町との合併協議会設置」議案の時、私は賛成の立場をとりました。この時「春日部+3町」が住民投票で消えた後で、春日部合併派は「杉戸・宮代」絶対阻止と、大勢傍聴に来ていました。結果は僅差で否決になりました。(同時に行われた杉戸町議会では、可決していました)

傍聴席には、反対派、賛成派が、かたずをのんで賛否を監視する、という異常な雰囲気でした。(そう、まさに監視だった!)反対する住民、業者は、否決した途端、議場の外に飛び出し、ケータイでどこかに連絡「なんとか否決したよ。いやー、やれやれだ」

あの時、(「杉戸」で賛成した)加納だから、今回もそうするべきだ、というのも違う。政治や、時代は生き物だ。時間の経過とともに変わってくる。

紹介議員は「合併問題は8合目だ」と言っているが、私は合併の機運が高まっているとは思えない。反対か、賛成か、という選択がむずかしい。相手としている杉戸町には、まったく気配が感じられない。

委員会で退席したのは(ぎりぎりの良心)だと思っているが、他人はそう思わない。委員会での全員反対、ひとり退席という結果に、許しがたいと思う人たちがつめかけていた。

他議員のブログは見ない。

合併問題は、立場によっても、地域によっても、利益の度合いによっても、考えが180度違う。

合併は、気運やタイミング、相手自治体との足並み、色々な要素を考えなければなりません。

(何としてもあの町と合併を)と推進する方々にとっては命がけです。まちを真っ二つにします。

29日の本会議。賛成、反対、「退席」、、、三択。どの立場も後味が悪い。おそらく、直前まで悩むでしょう。


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エアコン設置の請願 [議会]

9月8日(火)

委員会で請願を審議・採決

定例議会では、議案審議(9月議会は、26年度決算を審議する特に重要な議会)、一般質問などのほか、住民のみなさまから出てきた請願を審議するため、委員会が開催されます。

今回、2つの請願が出ています。「小・中学校の教室にエアコン設置を求める」請願、宮代町において、杉戸町と合併協議会を進めること、を求める請願 です。

昨日は、①のエアコン設置請願について委員会審議・採決が行われました。(②については明日9/9開かれます)

署名4100名を超えた請願。この夏の暑さの中、署名集めに奔走した方々に頭が下がります。傍聴席は30席くらい埋まっていました。ほぼ全員請願を積極的にすすめた方だと思われます。

※これに先立ち、先週の土曜日、中学生と高校生をお持ちのお母さんから電話をいただきました。「エアコンについての宣伝カーが回っているようだけど」という。私「来週の月曜日、委員会があります。関心を持ってもらおうと、請願側の宣伝じゃないかしら」

その方は言う。「エアコン設置は望まないわけじゃないけど、総合的な財政負担と、後世負担を考えたい。」 私「そう思うけど、4000人を超える署名というのはすごい数ですからね」。その方「私の周りのお母さんたちに聞いたんだけど、署名した人はいなかったの。いったいどういう人が署名したんだろうねって話していたのよ。小中学生の親というより、署名集めの人の知り合いとか、どちらかというと年齢層の高い人が多いんじゃないの」と。

「実際、子育て中の人は、エアコンにかかわらず、子育ては一筋縄でいかないと思うんだけど」ともいう・・・。この方、傍聴には用事があっていけないけど、どうなるのか、と心配していました。

さて、昨日の委員会。

紹介議員の丸藤(共産党)議員の請願説明のあと、委員から紹介議員、出席してくださった教育総務課長、企画財政課長に対する質問が始まった。

私は、3月議会、6月議会と否決された案件に、また(請願という)手法で提出された事態になやんでいる。

「2回続けて否定されたものだ。せめて1年間くらい研究、検討をじっくりしてほしい」というのが、偽らない心情です。

が、それをいっても請願者の方々には伝わらないので、これまでずっと疑問をうったえてきたことを紹介議員、担当課長に質問した。

〇夏休みに入る7月18日以前、夏休みが明けた9月1日以降の日々で、30℃以上の日が何日あったか 〇環境教育に力を注いできた宮代町。快適な勉強環境というのは、一方で環境に負荷を与えることになる、ということを、どう子どもに伝えるか 〇こどもの成長過程において、小学校3,4年生(など)は、格段に自然環境への適応能力がついてくるころだが 〇このたび、宮代町は「小中学校の適正配置」における答申を得、小学校3校、中学校1校という体制を方向性として出した。特に中学校の1点集積、多機能化は急がれる。この時期のエアコン投資はどうか、という点を挙げた。エアコン設置に反対ではないが、総合的に教育環境の向上を考えるべきと、糺した。

ほかにも、2人質問した。6人いる総務文教委員会の議員。委員長は特に質問しない。ひとりがこの請願の紹介議員ということで、残りは4人。うち3人が質問したことになる。

動議!

この質疑応答に1時間半近くを費やし、やっと委員会採決となった。と、そこに「動議!」

 「動議」の内容は、「趣旨採択としたい」というもの。

「趣旨採択」というのは、〈議会用語〉で、請願された趣旨には賛同するが、実施するにはさらに多くの研究、検討が必要と、条件を付けたもので、多くの場合、実行に向けた動きにはなりにくい。

委員長は、まず、動議を受けるかどうかを諮り、これに紹介議員1人が反対、他の4人の委員が賛成した。「動議」で出た「趣旨採択」には賛成が4人、反対が1人、本請願には賛成が1人、反対が4人、それぞれに討論がついた。

私は、「趣旨採択」に賛成し、短く賛成討論をした。これにより、所管する総務文教委員会では、「趣旨採択」となった。

これは、議会最終日の(おそらく)9月29日に開催される本会議で採決され、請願の行方が決まる。委員会通り、「趣旨採択」となるのか、本会議では請願の方を採択するのか、まだ断言することはできない。 午後は緊急に「全協」がひらかれた。

緊急の「全員協議会」

土曜日の夜遅く、電話が入った。「月曜日の請願審査が終わり次第、緊急の全員協議会を開く。委員会メンバー以外の議員も参集するように」

(このところ、緊急性の高い「全協」が多い。)

 とりあえず昼食。「全協」は午後1時20分から。

1:20 「全協」の内容は、「あたらしい村」のことだった。

 来年度から指定管理者として民間などを含む一般競争入札で指定管理者を決めるとなっていた「あたらしい村」。

しかし、9月4日の締め切りまでに2社(厳密には1社)しか応募がなかった。現在、指定管理者となっている(株)新しい村の申請書に不備があり、受け付けられなかった、という報告だった。

不備と言っても、(株)新しい村の申請書は、ほとんど申請書の体をなしていなかった。突然辞めることになった(まだ現状社長であるが)社長印がない、目標とする運営、労働要件の欄などほとんどが空白。つまり、締め切り時間に間に合わせはしたが、まったく後ろ向きの申請書を提出したわけだ。

じゃ、もう一つの方の申請書条件を満たした方は、というと、代表は、なんと、2年ほど前にやめた2代前の、社長だった人。

いったい、どうなっているの。

議会は猛反発した。公共事業のアウトソーシングと言っても、指定管理者制度は、議会の議決を要する重大な事業だ。議会には承認した責任がある。「議会はなめられているのか」「事後報告だけで、何もわからない」と。

議会は、突然辞めた、社長から事情聴取することを決め、とりあえずこの場は散会。

「新しい村」は農あるまちづくりのシンボルだ。一度、行政直轄に戻すべきではないのか。建て直して、それから、あらためて民間に託してもいいのではないかと、思う。


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選挙を意識した9月議会? [議会]

9月2日(水)

一般質問ややヒートアップ

昨日、一般質問1日目。

私・加納目線で言わせてもらうと、少々過熱気味の議会。

傍聴者が多かった。いつも傍聴者が駆けつける共産党さんの質問があった。それに、地元の問題を質問に取り入れている議員にも地元から応援団。

傍聴者が多いと、議員席でも、いくらか傍聴席を意識することになるみたい。質問者が脱線して、質問と関係ないところに話がいっても、誰も何とも云わない。(ヘタにブーイングを出そうものなら応援団である傍聴席ににらまれかねない)傍聴席の無言の圧力はあるのだ。

エアコン問題を争点に

一般質問1日目は、5人の質問者のうち、2人がエアコン問題をあげていた。(この後もだれか、いたかな)

 これについては、共産党をはじめとする推進議員の請願に向けた署名集めがあった。3月当初予算、6月補正予算に続いて、今回は請願採択を勝ち取って、設置に向けた本格的作業にしたい、と力が入る。4000名を超える署名を添えて請願提出とか・・すごい。

こういった動きもあってか、答弁に立った町長は涙ぐむ・。

少し、力んだ議会になりそうだ。

前回、町議選挙の前、共産党さんが「有料ゴミ袋を廃止に」を争点にしたのとやや似ている。

有料ゴミ袋というのは、杉戸町のように、1枚30円とか40円というごみ袋のお値段に、ごみ処理料を入れているものをいうわけで・・。久喜宮代衛生組合の「指定袋」とは根本的に違う。指定袋というのは、ゴミの減量化のために指定袋(1枚9円くらい)を買ってもらい減量化につなげたい(実際には、効果が明確ではないが)というもの。

しかし、この時も、選挙の争点、公約としての効果はあったように感じる。

住民の負担増、というのは住民の注目を集めるポイントだから。

 今回のエアコン問題も、自治体の多くが導入している、とか、子どもの教育環境、健康問題というところに訴える。(これはこれで私は、否定しないが・・。)

おまけに反対した議員はだれか、推進したのはだれか、と広報することで選挙の争点になり得る。

それよりマイナンバー制度のことです。

ある自治体は、庁内LANが標的型攻撃を受けたことを公表しました。総務省の指示によりLGWANや住基ネットの接続まで遮断する深刻な事態だった、とか。

まだまだ出てくるようです、問題点が。通知カードの書留送致まで1か月となりました。


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今日から9月定例議会 [議会]

8月27日(木)

9月議会始まる

今日から9月議会。いつものことですが長い。初日は残暑厳しい8月末ですが、最終日(今回は9月29日)のころともなりますと、朝晩ひんやりして、そこかしこに「小さい秋見ーつけた」が出現します。

昨日あたりからMLに、意見書、陳情の例が紹介され、あなたの議会でも出しませんか、と呼びかける。だけど、自治体によって運営の仕方が違う。宮代町議会などは、一般質問の通告は8月半ば、そのあと陳情、請願、意見書などを受け付けるので、締め切りはとうに過ぎています。

8月27,28日  決算認定などの議案説明 

9月1,2,3日  一般質問  お目当ての議員がいつごろ質問するかは、議会事務局にお問い合わせください。(私は2日目の午前11時くらいです)

9月7日 総務文教委員会 (請第1号の審議)  9月9日 (請願第2号の審議)

 9月11日、14日、16日、18日 決算特別委員会(26年度の決算に関する事業、会計を徹底審議)

9月28日、29日  討論、採決

以上、主な日程だけ、お知らせしました。


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討論が通告制だなんて [議会]

8月26日(水)

討論が通告制の議会

「討論するには2日前に通告して」には正直驚きました。県内のY市議会のことです。

仲間の市議がML上に出してきた「皆様の議会ではどうですか?」の内容にびっくり。

「Y市議会では、採決をする(最終日が多い)日二討論の通行をすることになっていますが,それを最終日の2日に通告をするというルールに変更する案が出ています。

理由は、議長が読んで進行する次第書を(議会事務局が)作成するうえで必要だということと、前もって議長に(こういう討論が出る予定だと)レクチャーする必要からだということです」

驚きました。いまどき、そういう議会があるなんて。形式や格式だけのため? 議会の活性化とか、議会改革が叫ばれている今、こんな時代がかったやり方に変えようだなんて。

さっそく、全国の議員仲間が反応し、「我が議会はこうです」と、現状を伝えています。Y市議会の変更しようとする案に、驚きと、やや(気の毒に)の意見が上がってきています。

宮代町議会は、おかげさまで、通告制ではありません。まぁ、20年ほど前なら、(あの議員が反対討論しそうだ。だったら、対抗上、賛成討論を用意しよう)とバランスを取ったかもしれません。しかし、それだって、通告なんか要りません。

考えてみてください。「討論」ですよ。論を戦わせるのに、なんで通告しておくんですか!?

ところで、賛成討論を執行の職員に書いてもらう議員が、昔はいました。(宮代町も昔はいた)、この頃、ほとんどいなくなったのはいいことです。(て言うか、当然のことですけどね)

※ すみません、朝のブログを、訂正しました。(Y市議会では、これから(2日前の通告にしようという案が出ているということでした。)


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議会全員協議会 [議会]

8月21日(金)

昨日は、午前10時から自治医大の定期検診。3年前くらいから驚異のV字復活している血液検査の数字。ヘモグロビン、白血球数、血小板数、ともに右肩上がりは止まらない。自覚症状があるのはヘモグロビンだけで、数年前の6.0前後から10.5という増加は、私にとっては絶好調。(通常女性のヘモグロビン数値は、平均は13(万個)くらいでありますが、もともと少ない成分に慣れているので、私は、この数字でタッタッタッと足取り軽い)

髄異形成症候群、再生不良性貧血など、骨髄系の病気を持っている方、骨髄移植を考えている方、こういうこともあるんですよ。生身の体、何が起こるかわかりません。希望を持ってください。昨日も、私は「進化する体ですから無敵です」なんて主治医に冗談を言っていました。

前置きが長くすみません。午前中の定期検診を済ませて、午後1時からの議会全員協議会に間に合うか、と少々心配していましたが、楽勝で役場に戻れました。

9月議会は長帳場

議会開催の1週間前。たいてい議会運営委員会(議運)、次いで午後には議会全員協議会(全協)が開かれる。議運は、会期、運営方法などが協議され、決められます。全協は、必ず開かれるものではないのですが、ここ数年は、行政側の経過報告みたいな内容で、たいていやっていますね。

9月定例議会は、8月27日から、9月29日まで開かれます。9月議会は決算議会、(26年度)の宮代町における税金の使われ方を審議、チェックする議会ですから会期は十分とる。それに今回は、条例などの議案も多そう。

11月1日発行の「議会だより」は、議会終了後の作業だ。(10月10日過ぎでないと会議録が上がってこない。印刷会社へ渡しは、10月21だという!)かなり、忙しい作業を強いられる。

全員協議会

午後の全協、行政からの報告案件は多かった。

①第4次宮代町後期実行計画事業および宮代町人口ビジョン  ②第8次住居表示実施区域案など        ③防災行政無線の整備  ④「株式会社ティーエムオーみやしろ」株主説明会の結果について  ⑤新会計基準を適用した水道事業決算について  ⑥宮代町下水道審議会の設置、開催について  ⑦宮代町立小中学校の適正配置に関する基本方針について

午後1時から、4時半過ぎまで途中休憩2回。結構時間がかかる。①、③、⑦などに質疑あり。

ティーエムオーみやしろ

③の案件について少し述べさせてください。8月17日夜、急きょ、開かれた株主説明会の報告(株主総会という前触れだったが、結局、当日は株主への説明だった)が担当課から議員に報告されました。

行政側からは、〇社長からの説明文、〇当日あった質疑をまとめたもの、の2枚の資料が配布されました。微妙な問題だからか、議員からの質問はない。無いように見えたが、1人質問、2人質問、と質疑が始まった。

株主説明会に出ていた議員(株主だから)は3人いた。出席していた金子議員から町の責任、対応などに質問があり、それにこたえる担当課、町長。

このやり取りに、これが全協の共通認識になってはまずいと、私・加納も発言することにした。(一般質問で通告しているので、本当はここでやるつもりはなかったが)、つまり、社長は雇われ経営者だった。資金繰りに苦労しているのを町は突き放した。町は社長をここまで追い込んだ、という金子議員の発言部分に、修正を加えるつもりだった。

今の事態をどうするかに、話が集中しそうになるが、こういった補助金事業は、そもそもどういう経緯で構想が持ち上がったか、どういう経緯で補助金が下りたか、どのように町が絡んで、どのように社長が決まり、いつごろ町が手を引いていったか、を抜きにしては、まちづくり会社の意味は問えない。

裏側では、商工会、町のアドバイスなどがたくさんあったにせよ、表側では(設立総会を含む)12回に及ぶ株主総会では、町、商工会は全く音なしであったのはたしか。株主の中には、そっち側=TMO側に属する立ち位置だと思っていた人もいたかもしれない。

今起こっている事態を猶予ならぬ大変な事態と考えるなら、これまで限りなく距離を置いてきた町に問題はなかったか。もちろん、株式会社TMO社長の暴走に、責任のほとんどはある。追求の論をまたないが・・・。

とにかく、これまでの無言の構え、から突然、≪饒舌になった≫町。いろいろ思考が巡っているでしょう。関係者が、どういう決着を想定して饒舌になっているのか、気になる。

ポーカーフェイス

議員、幹部職員、町長、副町長などの表情を垣間見るのも、かなり興味深い。議員のある人は、明らかに顔に思っていることが出てしまう。質問、追及している議員に(馬鹿だな、なんで今そういうこと言うの!)とでも言いたいようだった。饒舌になる町長。ポーカーフェイス気味の副町長と職員。少なくとも、庁内戦略会議に出ているような幹部職員は、町の思惑は承知していように、できるだけ無表情を装う。

議員は、何も言わない。(廊下やお茶室では噂しているが)公で言うことで、波及することに気を使っていると思う。その配慮は正しい。もし、町長や関係者などの意を受けている議員がいるとすれば、(いるとすれば、だ、あしからず)ここは当然黙っている。発言議員に(あいつ、何を言っているんだ!)と苦々しい顔にもなる。

若輩者で、住民感覚のわたしは(ジャクハイだけに)、だれからも(こうしたほうがいい)といった要請がかからない。

むやみにことを荒立てるつもりはない。しかし、少なくとも議会が承認した(と同じ)補助金事業、町民を巻き込んだまちづくり事業という部分においてだけは、真摯に向き合わなければならないと思っている。

そして、誰の痛手も少なくすめば、と願っています。


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「私は署名できません」と [議会]

8月11日(火)

「私は請願に署名できません」

昨日3時、お約束通り、進修館2Fに行きました。「エアコン設置」の請願に向けた署名集めの方、お二人が先にいらしていて(すみません、)お待たせしたのは当方でした。

お二人は、大変誠実に「加納さんに紹介議員になっていただけないかと。いや、署名だけでも。そして議会では賛同していただけないかとお願いに上がりました」とおっしゃる。

目的や思いなどを伺い、書面を読んだ。何度か読んだものでしたが。(結論を早く申し上げなければ)と思い、切りだした。

「結論から言いますが、申し訳ありません。私は署名もしませんし、紹介議員にもなりません。また、請願として議会に上程されたとき、今回は賛成の立場に立たないと思っています」と端的に言いました。

「この暑さですから、エアコンを設置してあげたいというみなさんの思いはよくわかります。暑い中、署名を集めていらっしゃる方々には敬意を表します。頭が下がります」

「賛成しない理由は、猛暑と言われる日は、夏休みに入る7月20日以降に記録されるのがほとんど。今年はカレンダーの関係で7月18日から夏休みでしたが。7月中の何日か、9月から10日くらいは暑い日があると思う。環境を学習するにおいて、快適な生活は、どこかで環境保護と正反対の作業の上に成り立っている。子供の健康は十分配慮してあげなければならない。一方で、環境に対応できる体作りは、子どもの頃にすることも大事 〇最後に、今回これが一番こだわっている点ですが、当初予算で否決のあと、27年度中はじっくり研究するという姿勢が、執行にも議会にも必要だと思う。議会の可否がテクニックに左右されている。」

以上の理由を言って、「それでも、2000人、3000人という署名は十分な説得力があります。大変なご努力だと思います。今回は賛成多数で請願が採択されるかもしれません。反対は、私一人かもしれません。採択されたらそれに従うのが民主主義です」と付け加えて申し上げた。

せっかくお会いする時間をつくっていただいたのに、はっきりと反対の意志をお伝えしたのは、申し訳なかったと思います。でも、お二人は「わかりました」と。気持ちよく当方の気持ちを理解してくださった。

失礼する前に「私は賛同できませんが、他の人に『署名などしないように』などというネガティブ運動は一切しませんから」とも言いました。

私は今回、所属する会派の賛否も聞いていません。所属する「政策会議みやしろ」は、もともとそういう会派です。

さて、昨日は、学園台「お喋りサロン」で、懐メロで大いに盛り上がりました。が、ここでは、もう一つの署名活動「杉戸町との合併」のことで、聞かれました。これも個人の思い、考えで行動するしかない、とお答えしました。

追記:

「TMO宮代」臨時株主総会のお知らせハガキが届いた。議題は 1、るーばんMIYASHIRO建物登記変更の経緯について 2、現在での財務状況について  です。

多くの町民株主は、この表題で何を感じ、何人出席するか。


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エアコン設置の請願署名 [議会]

8月7日(金)

「どうしたらいいでしょうか?」

昨晩、久しぶりにある支援者の方から電話。「今日、エアコン設置の請願を出すための署名っていうのが来たんです。加納さんはどう思っているのか、聞かせてほしい」と。

この署名活動については2週間ほど前に、別の方からも「加納さんはどっちなんだい」「加納さんの会派の議員も,K党さんの署名用紙で集めているから同じでいいんかな」と電話で聞かれました。

まったく悩ましい問題です。

エアコン設置予算は、3月議会の27年度当初予算で否決されました。(も、同然だと解釈できる。反対の多くの議員がエアコン設置の財源について触れていたから) 

当初予算は否決されたのです。このことは重く受け止めてほしいのですが・・・。

続いて、6月議会では(当初予算というたくさんの予算と切り離して)、改めて補正予算で提案された。私は、否決されたらすぐ他の方法で(間髪を入れず)提案してくるのは、教育の構想や、町長の政治哲学とははるかに隔たった、単なるテクニックだけの問題になってしまった、と反対討論した。

ここでも否決されたのだから、少なくともH28年度予算までは、ゆっくり研究される課題だと思っていました。

でも、ナントまた9月議会で出てくるようです。今度は多くの町民の署名を添えた請願として。

しかも、連日記録を更新するような猛暑。「この暑さなら通るだろう」というのでしょうか。

署名集めに回る議員の中には「来年2月の選挙」の選挙対策も無いわけではない、と人は言う。(おそらく、ですが、今回ダメなら12月議会で別の方法で出すのでは、と思っています)

たしかに相当数の署名は説得力があります。

私は、正直困りました。反対することによるイメージダウン?(そっか、それかぁ、困っているのは)「加納さんて非常な、子どもの人権を無視した議員なんだね」「こんなひどい議員の言うことなんかもう聞かない。読まない」という声が多くなる。う~ン、ダメージはそりゃーあるなぁ・・・。

当初予算、6月補正に反対した多くの議員が、「やむを得ない」と、今回は「賛成します」となるのか!?

私は、昨晩の電話に言いました。「判断は個人の見解で。じっくり考えてやったらいいと思います。私に関係なく。確かにここのところの猛暑にはへとへとですもんね。わかるわかる。でも、耐えられない暑さになったのは夏休みに入ってからです、たしか」と。

「暑さや環境に対応できる体をつくるのも子供時代の、大事な要素」「かといって、精神論なんて古いモンを押し付ける気持ちは毛頭ありません」「エアコンそのものがダメといっていない」

その方は、「確かに、きついのは年間で10日間くらいですよね」といい、「自分で考えてみます」と電話を切りました。

自分の考えを示し、(たとえ、自分と違った意見でも)決まったら、それに従うのが民主主義です。

今回の請願の賛否は、相当な覚悟が要りそうです。私も、覚悟を決めて議会に臨みます。


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被災地の「議会だより」 [議会]

7月9日(木)

町村議会の研修

昨日は、「町村議会」広報の研修会が、「全国町村議員会館」と「全国町村会館」の2会場に分かれて行われました。2つの会場を使わなければ、地方から一つの議会4、5人という人数を収容できないからで、どちらも魅力的な講師を用意しています。

ところで、「町村議員会館」と「町村会館」紛らわしいと思いませんか。私、また間違えました。「あの辺、詳しいから大丈夫」なんて、自信満々だったのですが、また、ドジをやらかしました。

最初に行ったのが半蔵門の「町村議員会館」2F、「あっ、宮代さん、ここじゃないです」と受付が気の毒そうに言う。「あちゃー、隣りの駅?」「そうです。大丈夫です。急げば間にあいます」

こういう公共施設は駅の直近にあることが多い。すぐ半蔵門線にとって返し、隣りの永田町駅下車、「町村会館」ぎりぎりセーフ。

大熊町「ぎかい」がクリニック

職員の手が入ったり、印刷会社のスタッフが入ったりする市議会と違って町村議会は議員が編集に腕を振るうところが多い。この頃は、市議会の方でも触発されたのか、自分たちの手でグレードの高い議会報をつくろうと、県の研修会には市議会議員も参加してくるようになった。ですが、全国の研修だと、席に余裕がないことや、町村と根本的に区切りが違うのか、お見えにならない。

2会場で、全国から集まった町村議員は300人を超す。

その中で、合計で12町村議会くらいが、最新の議会報を持ち込み、講師のクリニックを受ける。宮代町は、過去に何回も積極的にアドバイスを受けてきた議会です。(今回は、なし) 

第2会場の講師はエディター・広報アナリストの芳村潔氏。この講師、すごくよかった。講師によっては、かなり独自の趣向を入れて採点するけど、それがない。地方議会の事情も知っている。

大熊町議会

 クリニックを受ける議会は参加者150人分ほどの「議会報」を持ち込まなければならない。会場に集まった人全員に、資料として行き渡らなければならないから。

手元のクリニック資料の中に、福島県大熊町の議会報がありました。「あれ、大熊って、東京電力福島発電所の直下の町だ」(今、人は住めるのだろうか。町の人はどこで暮らし、どこでこの「議会だより」を見るんだろうか。)第一、議会はどこで開催しているんだろう。

自治体がある以上、行政は予算を持ち、執行するわけだけど、・・あらためてバラバラに避難した人たちの生活を思った。

大熊町の「議会だより」に載った議員たちは、公民館にあるような長机にシンプルな椅子で写っていた。傍聴席も同じ椅子。議会のたびに議員たちは遠くから集まり、議会後も編集に汗を流しているんでしょう。

3月議会の予算審議がトップ記事。これはどこも同じです。

復興予算がすごい

大熊町は、今年の3月議会から議会中継が見られます。町で配布したタブレットや自分のパソコンで、全国どこからでも見られるのです。見損なった人でも後日動画サイトでみることができます。

大熊町のホームページから入って、≪生中継≫「録画中継」などのボタンを押すだけで画像が流れます。

過去最大の当初予算を可決…大熊町

大熊町の27年度当初予算は、過去最大の167億円! 3種類の交付金だけで99億円です。(ちなみに、宮代町の27年度一般会計の総予算は90億円ほどです)

主な交付金は中間貯蔵施設の「地権者への支援給付金」の65億8562万円、「植物工場建設費」の12億9438万円、「特定原子力施設地域振興支援金」として20億7000万円、などです。

で、支出の方で、この交付金は、総務費として計上され、59億円余りがとりあえず基金に積み立てられました。

これらの基金は、生活再建支援、復興拠点整備の2本柱からなる「第2次復興計画」に沿って執行される予定です。

たとえば、「植物工場」建設費20億円。おそらくまだまだ大熊町の田畑はあれているままでしょう。町はイノベーション・コースト構想の一環として屋内式の植物工場を建設するそうです。できた作物は、学校給食センターで活用、雇用も期待できるそうです。

予算審議でこんな質問もありました。Q「今年は国勢調査の年。どのように行うのか」A「基本は今住んでいる市町村で実施する.会津若松、いわき市の仮設住宅は町で実施する。」Q「植物工場は国・県のイノベーション・コースト構想の一環であるが、一般会計から8億6千万出している。全額補助ではないのか。」A「最終的には全額補助になる」

 Q「H27年度の「家屋損壊調査は期間困難区域を対象にしているが、地区と件数は。A「除染を計画している野上、下野上、熊地区940件、中間施設建設予定地区730件が対象。住宅に全壊で200万円、半壊で100万円の見舞金が交付される。

被災地ならではの予算審議の内容です。全国に散らばってしまった避難者一人当たり10万円も、打ち切られるという福島県の原発避難者。そのおひざ元の議会。議会のありようは、行政とともに、これからも重大な意味を持っている。被災地の模様は、27年度予算を報じた「議会だより」から垣間見える。

復興予算の使われ方は、まだまだこれからのようです。

さて、今日もこれから「議会だより」の編集で夕方まで議会室。


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