合併/請願の賛否 [議会]

9月25日(金)

杉戸町との合併協議を求める・・・

長かった9月議会も、28日、29日に最後の本会議。議案によっては賛成か反対の討論もよういしなければ、と思っています。

その中で、悩みに悩んでいるものがあります。

今回、請願が2つ出ています。①小中学校の全教室にエアコン設置を求める と、②杉戸町との合併協議会を設置することを求める  、です。①は、共産党の丸藤議員が紹介議員、②は自分の会派でご一緒している金子議員が紹介議員になっています。

請願は2つとも「総務・文教常任委員会」が所管するもので、委員会審議は終わっています。

①は、請願そのものには反対が多く「否決」、動議で「趣旨採択」が出、趣旨採択(請願の趣旨は理解するがなお、研究、検討を要する)に、賛成4、反対1(紹介議員)で、審議・採決を終わっています。

②は、反対4、退席1、委員会では「否決」でした。退席1というのは加納です。

さて、この2つの請願は、29日の本会議で、議員全員の採決となります。悩みに悩んでいます。私は、ここでも請願②の採決時、退席を選びたい・・・のですが・・・。

一番円満なのは、私が賛成で、起立することでしょう。反対でも、退席を選んでも、どちらも、ずっと具合の悪い立場になるのは想像できます。なぜなら、紹介議員は同じ会派、請願人はご近所の方。委員会と同じく、ご近所の方が傍聴にたくさん来られるでしょう。

一方で、この「杉戸・宮代」という枠組み良しとしない人には、「加納は、賛成したひどい奴だ。絶対許さない」となる。過去の例から、これも予想できる。

H16年当時、「杉戸町との合併協議会設置」議案の時、私は賛成の立場をとりました。この時「春日部+3町」が住民投票で消えた後で、春日部合併派は「杉戸・宮代」絶対阻止と、大勢傍聴に来ていました。結果は僅差で否決になりました。(同時に行われた杉戸町議会では、可決していました)

傍聴席には、反対派、賛成派が、かたずをのんで賛否を監視する、という異常な雰囲気でした。(そう、まさに監視だった!)反対する住民、業者は、否決した途端、議場の外に飛び出し、ケータイでどこかに連絡「なんとか否決したよ。いやー、やれやれだ」

あの時、(「杉戸」で賛成した)加納だから、今回もそうするべきだ、というのも違う。政治や、時代は生き物だ。時間の経過とともに変わってくる。

紹介議員は「合併問題は8合目だ」と言っているが、私は合併の機運が高まっているとは思えない。反対か、賛成か、という選択がむずかしい。相手としている杉戸町には、まったく気配が感じられない。

委員会で退席したのは(ぎりぎりの良心)だと思っているが、他人はそう思わない。委員会での全員反対、ひとり退席という結果に、許しがたいと思う人たちがつめかけていた。

他議員のブログは見ない。

合併問題は、立場によっても、地域によっても、利益の度合いによっても、考えが180度違う。

合併は、気運やタイミング、相手自治体との足並み、色々な要素を考えなければなりません。

(何としてもあの町と合併を)と推進する方々にとっては命がけです。まちを真っ二つにします。

29日の本会議。賛成、反対、「退席」、、、三択。どの立場も後味が悪い。おそらく、直前まで悩むでしょう。


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