「緑の党」 [選挙]

7月23日(火)

知名度

今回ほど、既製の党の中での勝ち負けになってしまった選挙はないと思います。既成の党が圧勝するか、さらに縮小するか、に注目が集まったようです。知名度の低い(ほとんど無い)党、個人の候補者には光を当てず、ひとくくりの≪泡沫≫候補にしてしまった。

反原発、反憲法改正に向き合う政党として(再)結成された「緑の党」は、吹っ飛んでしまった。昨日、宮代町議会の視察受け入れで、同席した議員たちも、「みどりの風」と「緑の党」の区別がわからなかったです。

無理もないとは思いましたが、せめて地方議員くらいは知っていてよ、と(遅かりしの)説明をしました。「あのね、”みどりの風”、と“緑の党”は、違う党なのよ。みどりの風、というのは国会議員の中で生活の党や民主党や国民新党などから枝分かれした議員の受け皿ともいえる党です。“緑の党”というのは、ドイツでの活動が有名な大きな政党と同じで、環境、健康、平和などをやっていく党。欧州では知名度があるよ。日本では今回、我々のような自治体の市民派議員たちが作った新党(再結成)なのよ」と。

しかし、どう言っても知名度がないのは決定的。泡沫の名のごとく、泡が吹き飛ばされました。それに、“みどりの風”も、“緑の党”も目指していることにあまり違いがない。

今朝、この党の立ち上げ、選挙に力を注いだ議員仲間からメールが届きました。

参議院選挙では『緑の党』に対して、多大なお力添えをいただきまして、ありがとうございました。知名度の低さによって埋没してしまい、良い結果につなげることはできず申し訳ありません。

しかし、後半の三宅洋平さんのムーブメントは、東京選挙区での山本太郎氏の当選とともに新たな希望につなげる動きになりました。国民の手に政治を取り戻すために、何よりも次世代にツケを回さない、エコでピースでフェアな国を作っていくための政治を実現するために、へこたれずに進んでいかなければ」・・・。

地方議員は、フロンティアでなければならない。国政の片棒を担ぐのが地方議員の役目なんてかっこ悪いよ。「地方政治改革ネット」の合言葉、≪発想はグローバルに。行動はローカルに≫をかみしめる。

※東電は、選挙が終わったとたん、福島第一の汚染水が海に流れ出ていたと発表し、謝罪しました。観測井戸の水位はどうなっているの?!(水位が同じでは、水圧で押されて海に出るんでしょ!!)


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選挙、おつかれさま [選挙]

7月22日(月)

結果

三郷市の市議選、「地方政治改革ネット」の仲間である村上候補、篠田候補、ともに当選しました。暑い中での選挙、お疲れ様です。24名の当選者中女性は4名全員当選でした。

応援の時にもお話させていただいたのですが、福祉、子育てといったソフト事業はもちろんですが、建設、都市計画といったハード事業にこそ、女性の視点を効かせるべきと思います。使いやすい建物、歩きやすい歩道などに、「生活」に根差した女性の発想こそ生かされるべきです。どのくらい必要かどうかの金銭感覚も女性の直観も用いてほしいものです。

女性議員自身が、これに気付かないのでは(元も子も)ありません。

国政選挙のほうは、自公の圧勝で、安倍総理の言う「決められる政治」が大手を振って横行するのかと思うと、法案の通りやすさにこれまで以上の監視が必要だと思います。

マスコミは、自民・公明の数の力を報じることより、どんどん出てくる法案の内容をしっかり伝えてほしいと思います。国民があまり知らないうちに、あっという間に通ってしまったというのだけは避けたいと思うのです。

脱原発、憲法改正、消費税など自民党の得票数ほど国民は賛同してはいなかった。けど、まず、自民党に任せようという国民が多かっただけだと考えますから、これから出てくる問題では論点、争点の材料を出させ、国民全体がチェック機能を持たなければ、と思います。選挙が済んだら、「ハイ、それまでよ~」なんて・・・。


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自公圧勝 [選挙]

7月21日(日)

巨大与党

選挙速報を見ています。ほんの数年前、赤いバラが民主党候補の名前の上に咲き誇った光景が、今度は自民党、公明党のに現れています。

東京都議選のときも、決してアベノミクスを評価したり、賛同したりの票ではないといっていました。今回も政策を評価したとは思えないのに、圧倒的な票を集めています。

そんな中で、東京選挙区の山本太郎候補の当確が出ました。「反原発」で孤軍奮闘してきた人ですから、これはよかったと思います。

万歳のかわりに、「もう一人じゃない!」と選対事務所の人たちは叫んでいました。


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ネット選挙まだまだ [選挙]

7月20日(土)

インターネット世代は投票しない?

インターネット世代の政治離れをストップさせ、投票行動に結びつけるのを目標にこのほど解禁になったいわゆる「ネット選挙」。ダイレクトに投票率アップに結び付かないではないかと、メディアが予想しているし、現に世間話の中にも出てこない。

ネット選挙というのが、アマゾンで買い物ができるように、パソコンなどの前に座って操作すれば投票できる仕組みのことだと漠然と思っている人もいるという。

対応したいと焦っているのは、候補者陣営だけのようです。

参議院選挙という国政選挙は、取り巻きも多い。候補者本人がITに詳しくなくても、取り巻きや金で雇った人がUPしたり、更新したり、質問に答えたりできる。そのための準備は万全だと思います。

しかし、これも思惑通りには運ばないようで、毎日選挙活動中の様子や、立会演説で、訴えている政策やお約束についての質問は、県内選挙区からのものばかりではなく、県外の、それも「オタク」や反対陣営からのものもあり、一般の人の質問に答えるというだけではないらしい。このような実情から考えても、参議院選挙は盛り上がらない、ひょっとすると投票率が下がってしまう選挙になりそう、だとメディアはつたえる。

少なくとも、私の周りでは盛り上がっていない。与党の圧勝じゃないか、なんて事前調査の結果を報道するからなのか、自分自身もだれに投票するか関心がわかないからなのか、周辺の人たちもあまり語らない。

市町村選挙は

市町村の首長選挙や、議員選挙はどうでしょうか。ことらもネット選挙解禁ですが、活用はもっと少ない。第一、本人がホームページをもっていなかったり、持っていても毎日選挙中の様子を伝えたりするより「どぶ板」選挙、つまり人海作戦で選挙カーをくまなく回したり、だれかれとなく握手したりした方が票につながると、ネットそのものをありがたがってない。

自治体の選管もわかっていない

役所の選挙管理委員会も実はよくわかっていないようだ。軽い手違いもあったようです。

昨日の朝、今日の朝と、三郷の選挙の応援に出向いているが、ネット選挙の話題は一度も出てこない。

そんな中、三郷選管は、候補者の紹介の中で、それぞれ(もっていれば)ホームページのURLを記載し、閲覧者が候補者のホームページを見られるように、「ネット選挙」に備えたのですが、選管のホームページから候補者のホームページに直接つながるようにしたのは、間違いだったようです。ホームページを記載するまでが「ネット選挙」で、直リンクさせちゃうということではなかったのに、三郷選管は、理解不足でこれをやってしまった。

近隣の役所からの指摘で理解し、あわてて修正したという情報は本当か・・。

でも、あまり問題にならなかったのは、ネット選挙を活用する議員候補者が少なく、候補者の陣営から「違っている」「選管の理解不足」のクレームが上がってこなかった?

ホームページを充実させ、ネット世代の投票行動を促そうとする候補者は、あまりいないのかもしれない。

選管ホームページから候補者ホームページに直で飛ぶようにできないの理由は以下の通りだ。

ホームページやブログをやっていない候補者がい多い現状で、そういう仕組みにすると、不公平になるから」 だそうです。

こうなると、地方自治体の選挙で、ネット選挙が本当に活用されるのは、まだまだ先のようです。

さて、今日もちょっとだけ三郷市議選の手伝いに行ってきましょうか。候補者、手伝いに遠方(所属している研究グループの関係から東京都、県外も多いが)からきている仲間、ともに、最終日の今日も元気です。


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「脱原発」に票を集めるには [選挙]

7月17日(水)

「脱原発」に不透明な態度の党は

脱原発を掲げている党に投票しようと思っている。大手の党(というのも変ですが)の自民党、公明党、民主党、維新の会は、不透明だ。景気回復、所得増など経済戦略で有権者を引き付けるほうが手っ取り早いし、そもそも強い経済と原発村とどこかでつながっている図式なのでしょう。

野党は、脱原発をはっきりとうたっているところも多い。「だけど、小さい党だから、原発ストップは無理なんじゃないか」と、あきらめないで、誠実にブレないで取り組む姿勢をあらわしている党に入れたいと思う。

小異捨て、勝てる候補者に?

東京新聞の今朝の朝刊では、「脱原発候補でも勝てそうな候補者に投じるのも手だ」と言っている。「小さい党の弱い候補者に投票するのではそれぞればらけてしまい、無駄票になってしまう可能性が高い。票を集めて脱原発議員を一人でも多く送り込む方がいい。1票でも無駄にするな」と言っている。東京新聞ならではのアドバイスと思います。本当に、力を合わせなければ無残に散ってしまう弱小な党なのであるから。

福島第一原発で、故郷を追われ、収入源の牛や豚、鶏などを泣く泣く餓死させてしまった人、家族がバラバラに住むことになった人、家はおろか収入までなくなった人が、東京電力に損害賠償をうったえた。

新聞やテレビなどが、後半の模様を伝える。片一方で、事実上、原発推進している大政党を≪有利≫≪独走≫とはやしたてるのもメディアなのである。

「脱原発」のために有効な仕事をしてくれそうな候補者を、ただいま捜索中です。

選挙の中の「癒し日」

猛暑の中、あるいは極寒の中の選挙戦というのがある。先日、手伝った三郷の「選対」で休憩をとるとき、「真冬の選挙と真夏の選挙どっちが厳しいかなー」という話題になった。

猛暑日だったその日だからじゃないが、私は「うち(宮代町)の議員選挙は2月で、時には雪が降るけど、冬のほうがいいカナ」といった。そりゃー窓を開けて手を振っていると指先の感覚がなくなるし、鼻汁が垂れていてもわからない(失礼)ほど寒いのですが、選対事務所に帰って暖かい豚汁などをすすっているのもおつなもんですから。

そこ行くと暑さは体の消耗が激しいから大変だ。

でも、選挙戦1週間(町村の場合は5日間)の間に、今日みたいな涼しい日があると一息つく。参院選のみなさんも、三郷市議選のみなさんも、昨日から始まったお隣杉戸町長選の関係者も、今日はきっと体と気持ちが軽いに違いない。

今日の気温がリフレッシュに功を奏することを祈りたい。


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候補者たちの「原発」「救援策は」 [選挙]

7月12日(金)

町の議員でも、党に所属している人は多忙(らしい)。真っ黒に陽に焼けている。候補者が近くに居ようと居まいと、連続した選挙運動を展開しなくてはならない。党の代表や主だった人が来県しようが宮代町などには来ない。あるいは来てもカスる程度かもしれない。だけど、駅立ちをしたり、チラシをまいたりの仕事は回ってくる。まったくそういうのは関係ない身の上の私ですが、他人事でも同情する。

原発に対する見解

候補者たちの主張で気になるのは、「原発」「原発事故後の救済策」です。(党の代表などはテレビ討論等で玉虫色の持論をぶちあげるけど、ピンときません。候補者本人はどうなのサ)

予算が計上されたり救済法、支援法が成立しても今までそう役に立ってきたとは思えません。法律に「命」「心」を吹き込まれていないからでしょうか。運用するする人が被災者に寄り添っていないから無駄に使われてしまうのでしょうか。2年半もたつのに、避難を余儀なくされている人たちに希望の光がない。

「フクシマ」事故が解明されていない、終わっていない状況なのに、再稼働の動きが加速する。細かい項目で質問されていないので、細かいところでどう思っているのか、いや、基本的にどのくらいの知識、情報、現状分析をもっているのかわからない。

福島における動植物の変異

今日の午後、参議院議員会館では、緊急の院内集会が開かれるので、出かけてこようと思います。

ここ数日、福島第一原発の観測用井戸から高濃度の放射性物質が計測されている。毎日濃度の発表は高くなって、一昨日はセシウム137の濃度が基準の100倍と言っていたのに、昨日は111倍、ストロンチウムも濃度が高くなっている、など情報が上書きされている。ニュースが少なくなっているだけで、「フクシマ」の周りでは、危機が連続しているのです。

今日は調査の報告、政府の計画や予算がいかに的外れで、無駄に使われてきたかの報告がある。こういうものは情報を共有しなければだめです。運動や活動の継続、連携のためにも共有する時間、情報がなければ、その空気が薄くなってしまう、と私は思っています。

選挙のときだけ、いろいろ訴えていても、選挙を盛り上げる作業や演出をこなしているようであまり興味がわかない。何をやってくれるか、とか何を考えているのか具体的なところを知りたいもんです。

そんな中、チェルノブイリでの動植物の調査をしてきたアメリカ、サウスカロライナ大学のティモシー・ムソー教授の講演も29日に予定されている。

チェルノブイリでの調査がウクライナ政府の許可により開始されて14年、継続してチェルノブイリの動植物の変化を調査してきた学者の報告に関心大です。特にツバメの変異の調査では世界的に評価されている人だといいます。その調査の中で出てきた報告では、福島ではチェルノブイリに比べ、変異の現れ方が速いという考え方をもっている、という。

福島第一原発では、高濃度の汚染水が海に流れ込んでいる疑いが強くなっています。心配、想像はしていましたが、ここ数日のニュースを見ても、ずーっと連続して流れていたんだろう。その懸念はずーっとあったんだろう、くらいは素人でもわかります。

今日の集会は夕方までかかります。どんな話が聞けるのか、また、報告します。


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公約食い違い [選挙]

7月9日(火)

「ハコモノ」見直しが公約だった

昨日の東京新聞、八千代市長の公約についての記事が目につきました。5月の市長選挙で、初当選した秋葉市長は、公約に「ハコモノ」行政の転換をうたって、都市再生整備計画の是非を争点にしました。

ハコモノ行政の≪大幅な見直し≫を掲げ、計画の継続を唱えた自公推薦の現職を破った新人候補が、「借金財政の中、今やらなくてもいい」「借金財政ストップ」と唱えたのが有権者に支持された。

ところが、当選した後も、計画は着工され、中心となる3つの施設(事業費合計40億円)の事業は粛々と進んでいるのだそうです。当選直後の5月、中央図書館や市民ギャラリーの機械工事などの仮契約が終わった。この計画の総事業費は71億円。国からの交付金が約20億円、その他は市の負担(借金)です。3施設はメインの施設と言えるでしょう。「ハコモノ」ストップの公約はどうした?!

市長は「3施設の見直しは公約に入っていない。入札公告は市長選の前の4月だったから」「仮契約を覆すのはリスクが大きくて無理」と言っているという。

公約はいいかげんなもの

耳触りのいいことを言って、関心を呼び込んだ『公約』だった。よくある話です。選挙戦の中、いつの間にか「公約」が加わったり、何でもいいから選挙をやって、あとから整理された「公約」「マニフェスト」が(いつの間にか)できていたりする。

「あれ、そんなこと言った?」「最初からありました」。そんなのどうだっていいことで、当選してから作ってくれる人はいくらでもいる。そんなもんだ。

八千代市では、住民から「計画をいったん止め、建設場所や費用の見直しをやるべき」との声が相次いでいるという。権力を握ってしまえば何でもアリ、に市民が「no!」を突きつけなければ、政治や選挙が変わるわけない。


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橋下市長のダメージコントロール [選挙]

6月8日(土)

橋下市長の≪ダメージコントロール≫

橋下大阪市長が突然、「オスプレイの訓練に大阪八尾空港を使ったらいい」と提案した。八尾市の市長でもなんでもない大阪市の市長が、「八尾空港をオスプレイの訓練空港の一つに入れて、本州で受け入れを検討する選択肢として議論のテーブルに乗せてほしい」という。

いかに政党の代表だからといっても、この政党の幹事長が大阪府知事だといっても、越権発言ではないか。八尾市長が、「せめて、発言前に私に連絡くらいしてくれるのがルールじゃないか」と言ってるのも当然です。

転勤で6年間大阪に住んだことあるけど、八尾空港は無理でしょ。

ダメージコントロール

つまり、この「とんでも発言」は、「慰安婦は必要だった」発言のマイナスを、参議院選前に出来るだけ薄めておかなければ、という焦りからの作戦なのだ。こういうのをダメージコントロールというらしい。

ダメージコントロールとは、本来、物理的攻撃などから被害をできるだけ少なくするために取る戦略、という意味です。が、彼の場合、自分の発言は(良きにしろ、悪しきにしろ)メディアがすぐ取り上げるから、(薄める)(ごまかす)コントロールだ。

橋下さんのダメージコントロールが、メディアコントロールとして効力があったかどうか知らないが、いろいろ次々に考えて手を打ってくる人だ。

話術によって「すんごい発想」「次元の高い構想」に聞こえるけど、この発想、短時間で消えてもいいものと思っていることは確かだ。ついでに「慰安婦は、必要だった」論が薄まってくれれば目的は達したということなのだから。

橋下発言をすべて受け入れないわけではない。(いいのもあった) だけど、「慰安婦」発言の不用意さのあとダッチロール状態。


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甘言に気をつけて投票 [選挙]

12月16日(日)

いよいよ投票日。今回は期日前投票が減っているという。聞いていると同じようなマニフェストだったり、ばら撒きの公約だったり、有権者は迷っているのでしょう。「ギリギリまで考えたい」少しでも時間を稼ぎ、考えてから・・が、期日前投票が減ったり理由か。

いずれにしても、「誤りの無い」「覚悟を決めた」投票にしなければ。

気がかりなのは、政治に興味の薄い若い世代が、どのくらい投票に行くか、です。投票した結果が裏切られたとしても、それが政治に参加する一歩なのですから、投票に行って欲しいと思います。

当町では、1票のために経費が520円かかっています。投票率50%では、1票1000円かかったことになってしまう。この選挙経費が、看板票、チバン票、かばん票に集中するのもちょっと・・。


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脱原発も争点にならぬ核のゴミ [選挙]

12月13日(木)

脱原発選挙の落とし穴

本日の東京新聞朝刊の28面です。「落とし穴」という言葉にピンと来ませんが、意識的にスルーしている、避けている、という感じはあります。

原発問題に多少でも関心がある人の脳裏を時々かすめるのが<使用済み核燃料>です。東京新聞「こちら特捜部」くらいは載せてもらいたいもんです。他の新聞には期待できませんから。

新聞記事引用---原発が必ず生む使用済み核燃料。処理しがたいこの「未来へのツケ」の存在が脱原発の論拠の一つであり、逆説的に核燃料サイクルの延命にもつながっている。(ここがポイント!)

今回の衆院選挙では、この本質的なテーマが議論に上がっていない。「何とかなる」「誰かがやってくれる」といった“神話”にはもう頼れない。

「原発を受け入れてきたのは、いうまでもなく東京を筆頭とする都市部である。本来ならば、東京を含む都市部に中間貯蔵施設を建設し、使用済み核燃料の受け入れを求めることになる」---引用終わり

枝野経済産業大臣の著書のなかで語られている言葉だそうですが、「言うはやすし」で現実は、ガンとした拒絶構想になっている。

高速増殖炉「もんじゅ」は、17年間で250日間しか稼動せず、膨大なお金だけが流出している。だれが考えても、もう稼動までもっていけない。

六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場の稼動も延期に延期を重ねている。

要するに、再処理は無理なのである。

なのに、全国から使用済み・・が運ばれ続けた。これらが処理できないとなると、地下に埋める直接処分案が浮上したという。

だけど、それは、青森県六ヶ所村と日本原燃が交わした覚書に無いから、圏外のどこかに持っていってくれ、となる。しかし、日本国中どこを探しても、高濃度の放射能を含む使用済み燃料を(直接埋めてもいいよ)と受け入れてくれる所は無い、のが動かしがたい事実なのに、誰も、そこに触れていない。

メディアが触れていない

いや、メディアが、そこに触れないのだから、候補者達、各党は、「いずれ廃炉」「20年で廃炉」「即廃炉」と、思い思いに言っていていいわけです。

使用済み核燃料は、どうしますか? と、コレに特化して質問したら、各候補者達はどう答えるだろう。具体的に、「こうするのが一番です」と議論を展開できるところがあるのでしょうか。


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