栄村の復興蕎麦 [地域発]
4月14日(日)
長野県栄村の震災
東日本大震災の翌日、長野県北部も震度6の大きな震災にあっていました。東北や北関東の被害があまりにも甚大だったので、記憶にの中では薄れがちですが、栄村など震源に近いところは道路の損壊、家屋の倒壊など大変なことになっていました。
中でも、純農村地帯の栄村の田んぼは地割れ、陥没などで使える田圃はほとんどなくなりました。
このままでは何年も田んぼが修復できない。収穫もできない。そうかといってほぉって置くと数年で耕作放棄地になり、復活できない。
そこで、この田んぼで蕎麦を作ることにしました。作付すれば、農地が荒れるのを防ぐことができる。
復興蕎麦がヒット
復興蕎麦と名付けられた栄村の蕎麦は、今名物になっています。生協(生活協同組合)が手を差し伸べました。先週のカタログに載りました。生協会員が目ざとく見つけ、たくさんの注文がやってくるでしょう。
しかし、実は大変だろうと察します。生協のカタログに載せるには、相当量の収穫量がなければなりません。注文がオーバーになることもあります。この小さな村で、大量の注文をこなせるか、頑張りどころです。
一度こなせば、実力が付きます。来年も「栄村の復興蕎麦」に注文が来ることになるでしょう。生協の注文量をこなすということは、村の一大プロジェクトなのです。しかし、栄村のこと、自立、自活の精神でやっていくんだろうな、と思います。
ここは、村役場からして気合が違う。ラスパイレス指数は90前後、微増で今年度93に届くか、です。
東京と違って平均所得も低い地方の自治体でも、国家公務員並みの給料を保証される、いや、ほとんどの地方公務員がラスパイレス指数は100を超えている。(国家公務員を100としての比率)ちなみに宮代町は103(このたび、管理職の昇給をストップさせ、若手には再配分する措置が取られた結果)
栄村は役場も集落も、一緒に頑張ろう、というのが(見える)のだ。
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