女性政策 [男女共同参画]

3月2日(土)

総括質疑

昨日、〈25年度予算〉説明が終わった時点で、総括質疑。

議会に戻った昨年3月議会、今年の3月議会と、当初予算・事業に絡んで総括質疑を大事に考え、質疑をしています。昨年長い質問をしたのを覚えている議長が「加納さん、今日はどのくらい?」と前もって聞いてきた。「5問かな」とアバウトに答えておく。

町の大きな方向性を質すのに、総括質問は欠かせない。

予算説明がほぼ終わった2日目のはじめに、議長が「ここで総括質疑を受けます。質問がある議員は挙手願います」という。あらためて見たら7問ほどありました。共産党さんが質問するだろうからと思い、そっちを見る。向こうは向こうで「どうせ、加納さんがやるだろうから、そのあとで」と、なかなか手を上げない。

仕方ない、私が一番手で質疑。この後、共産党さんを含めて5人ほどが結局総括質疑をやることになった。

 ある議員、休憩時間に「総括質問って、やったほうがいいんだよな。オレ、初めてわかったよ。大きなくくりの質問は一般質問ではできないものナ」と言っていた。私「そうですよ、総括質疑って大事ですよ」と背を押す。

女性政策

いくつか町の基本姿勢を聞きましたが、女性政策について決算審議に続いて、また取り上げました。毎年のように、同じ金額、同じ事業が載っているだけの予算書。実施計画の中の事業なのに、意欲や関心が見えない。

女性が活躍するには、女性の上司がいること、と、今朝の新聞記事で見つけた。そうなのです。女性が一人ぽつんといるだけでは、特性を生かせることも、日常の問題点からのヒントを上げることもできない。「束」になっていることから、生まれる政策、エネルギーが期待できるのです。だから、女性の政策・プロジェクトチームを作るべきと、また今年も提案した。男性主導の職場で、私の提案が実現できるとは思えないまま、期待を込めての提案だ。

福井県の女性たち

ところで、福井県は、共働き率全国1位、女性の就業率全国2位の女性が働きやすい県なのだそうです。しかし、女性の管理職率は全国41位。この数字を見る限り、女性がやりがいをもって、政策、方向性を決める現場にはなっていないことがわかる。

福井県は核家族が少ない県、3世代同居が多いのだという。つまり、嫁の役割を果たしながら、家族と子育てを分担しながら働くには環境がいい、ということなのでしょう。こういった環境の中、「管理職まではねーぇ」とサブ的な仕事をやっていれば、あるいはパート的な役割をやっていれば、という立場の女性像が浮かんでくる。

だけど、女性が抱える問題は女性でなければ分からない。「束」になって活動しているうちに(イモずる式に)問題が浮上し、「束」になって考え、解決を図っていく、というまとまった行動になっていくのに。この重要性がわかっていただけるのではないですか。

特に、昨日、(議会の総括質疑で)役場内の女性チームをと、提言したのは、役場にいるのが公務員だからです。昇給も号も男女差別なく平等に上がっていくことが、約束されているのが公務員です。その職場で、女性が「方向性」「政策」を決める立場から離れているのでは、民間で期待することはもう無理ではないですか。

かわいければ「OK」、出すぎると「NO!」

ちょっと意見を言うと、「さすが、女性の意見、いいね」と褒められるけど、出すぎた発言や、決める発言をすると、とたんに疎んぜられ、蚊帳の外に置かれる女性たち。

だけど、人口の半分は女性で、生活の大部分を担っているのが女性なんですから、もっと活躍の場、意見を言う場があっていいと思うんですけど。


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