DV夫に妻の居場所を教えてしまった市役所 [地域発]

2月7日(木)

除票をDV夫に渡してしまった職員

三重県熊野市で、妻の居場所を知りたいために、住民票を取りに来たDV夫に、住民課の女性職員が、新旧の住所が書いてある除票を渡してしまったという新聞記事がありました。

DV夫から逃げている妻の居場所はわからないように配慮するのは、役所として当然のこと。だから公文書の片隅に「警告」マークがついていて、十分な対策がしてあったにもかかわらず、女性職員は、そのチェックマークに気が付かず、DV夫に渡したという。

職員は、後でこの間違いに気づき、警察など関係機関に連絡をしたというが、大丈夫だったでしょうか。一歩間違えば、命さえ危うい事件になります。それでなくとも、少なくともこの女性は、あわてて次の隠れ場所を探さなければならなくなったと思います。

また、こういった事件では、逃げている女性(妻)をかくまっている人まで巻き込んで犠牲者を増やすということもあります。

市役所内で、徹底した事務連絡をして、だれでも十分な対策をとれるようにしていただきたいものです。逃げている人だとて、世間から完全に隔離されるということはないです。役所の手続きをして人間らしい生活が保障されなければなりません。

家族ゆえの執拗さ、DVの怖さに思いが行き渡らない時、ちょっとした油断から苛烈な事件になっていくのだ。おおやけの機関が、(安全に身をゆだねられる)ところでなければならない。


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