もてあました?「男女共同参画」 [地域発]

2月1日(金)

東京・小金井市でのこと

私の所属している政策研究ネットワークのメンバー、東京・小金井市議会議員からの発信です。以下引用します。

小金井市では、市の施策のほぼ中心となる企画財政部企画政策課の中に男女共同参画室があり、企画政策課長補佐のひとりが男女共同参画の担当をしています。でも、これまで、あまりちゃんと仕事ができていませんでした。

今回、組織改編があり、男女共同参画室が市民部コミュニティー文化課に異動され、市民協働と合わせた課となる、という話を聞きました。あわせてDV相談室を庁舎内に作るということですが、男性が多いほかの部署の前を通る奥の奥に作るという。しかも、工事の関係ですぐに予算措置しなくてはならず、1月30日本会議で即決してほしいと。

しかし、そんな話は初めて聞いた話ですし、これまでまったく表で議論されてきませんでした。男女共同参画の部署が企画制作課という市の施策の中枢を担う部署から外されることは、どのような影響があるのか。本来は、とことん議論しなくてはならない問題だと思います。

市民協働についても、市はもっとしっかりとした体制を整えるべきだと思いますが、今回の改編では、市でやりきれない男女共同参画施策と、やはりやりきれず面倒くさいと思っている市民協働を市民に丸投げしているような感があります。

行政の中だけで話し合って決めたとすれば、まさに市民協働をないがしろにする、大きな問題ではないかと思っています。

---中略---

これまで男女共同参画の推進を担ってきた市内女性団体関係者たちからも、連名で要望書(抗議文)が提出され、陳情も出ています。

各自治体の男女共同参画の部署はどうなっているのか、相談室などはどのような所に設置されているのか教えていただけると助かります。---引用ここまで---

小金井市でも同じような悩みを持つ、議員や市民がいるのですね。おそらく、こういったジレンマや悩みを持つ人が、(少なくとも)表に出ているのはごくわずか。ほとんどの人たちや職員には、「男女共同参画?なに、それ」といった関心しかないのだと思います。

それでも、役所は国や県(都)は、男女共同、男女共同といっているから、なくすわけにはいかない、さて、どこに担わせようか、といった対応しかされないのだと思います。

しかも、こういった政策を決めるのが、男主導の役所の中ときたら、男女共同そのものの意義や必要性も議論されないまま、(あっちいったりこっちいったり)お飾り程度に置かれる。

[わーい(嬉しい顔)][わーい(嬉しい顔)]同じです。同じです。しかも市民協働や民生員会などに、趣旨を取り違えた(こともわからないのかなー)、丸投げのパートタイムの人の作業。

小金井市もそうですか・・・。これらの施策が設けられるのは、行政のほうで、こなしやすいように、こなしやすいように考えられているだけで、内容にはあまり頓着しない、というのが、執行側のスムーズにこなせるコツなんだと思います。

わが町は、民生委員会の女性たちが、ほんの少しのレクチャーを受けて、「DV」「デートDV」部門を(?)切り離して請け負っていました。請け負っているといっても、チラシを作って配るということだったようですけど。

とにかく、男女共同の施策は、女性職員チームで掘り下げてと、ずー(わ)っと提言し続けているのに、本気で取り上げてもらったことはないです。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
公益通報者保護法生活弱者への対応 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。