安定ヨウ素剤勝手に配ってはダメ [原発]

11月21日(水)

ヨウ素剤は劇薬指定

前から話題にはなっていましたが、取り扱い、配付が自治体(配るのは町内会単位)にゆだねられていた安定ヨウ素剤に、服用基準、配付方法が検討されることになりました。

原子力規制委員会の田中俊一委員長は、「甲状腺被ばくを防ぐための安定ヨウ素剤を、町内会などが独自に各戸配布しないように呼びかけた。服用の時期の判断が難しく、あやまって飲めば副作用の危機もあるため、規制委員会や自治体の方針策定を待つよう」に求めた。

3・11のあと、情報や手配が後手後手になってしまったのは仕方ないとは思います。しかし、安定ヨウ素剤を飲んで、放射性ヨウ素を体外に出す、と知識があった人は、極少数で、ほとんどの人は、1ヶ月も、いや、半年もあとに飲んだりした。

私が、おじゃましたいわき市の支所にも「ヨウ素あります」の貼り紙がありました。

新潟県長岡市の住民で作る自主防災会が、日本一大きな原発を抱える東京電力柏崎・刈羽原発の事故に備えて独自に各戸に配布をしているが、田中委員長は、21日の定例記者会見で、「ヨウ素剤は劇薬指定。注意が要る」と指摘し、「住民が安心できる方針を急いで作っている。来年3月までに作る自治体の地域防災計画の中で、服用や配付を検討する。それまで待って欲しい」と言っている。

東京電力福島第一原発事故では、国の服用指示が住民に伝わらず、独自の判断で住民に配った自治体があった。こうした教訓を踏まえ、規制委員会が専門家会議を設けて服用基準、配付方法を検討している。

原発から遠いところでは

じゃ、埼玉県のように原発がないところではどうか・・。当然、ヨウ素剤服用・配布について盛り込むべきであります。

「フクシマ」事故のあと、埼玉県でも、この宮代町でも、若い母親達を中心に、どんなに不安の中にあったか、「子どもを守れなかったんではないか・・」の反省の中にあったか、知っています。

こういった声、思いは小さいし、一部であったかもしれない。だから国にも自治体はおろか、周囲にさえ届きにくかったのですが、心配で子どもの小水を検査機関に(自己負担で)送った人もいました。

単に、放射性ヨウ素の対応の件ですが(セシウムなどは別)、盛り込むことにより、全体の問題として、住民の意識に入ってくると思います。


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