農業高校の放射性物質検査 [放射能]

5月17日(木)

農業高校の生産物

農業高校で作っている野菜、畜産物の放射能を測っているか・・・。気になるところですが、実際はまったく測っていないのが現状のようです。

東京都の農業高校で、学習作業で生産した農産物の放射能検査を、生徒・保護者、地域住民が希望しているのに、都教育委員会が<後ろ向き>で、計測できないという報告が、所属している政策研究グループメンバーからのMLで、上がってきています。

東京都は、ホットスポットもあり、昨年はお茶の放射性物質濃度が基準をオーバーしていました。(この時期、埼玉県でも市場に出回ったあとに基準オーバーの製品が見つかり、すべて回収するにいたったことがありました)。在学している生徒はもとより、農業高校に子どもが通う家では、農業高校が生産する茶葉、野菜、畜産物の放射能濃度を計測するように希望を出していましたが、未だに実施されていません。

農業高校の生産物はどうなっているんだろう。気になっていました。私は、このほど、県・教育局から、当町に設置された<ベクレル測定器>で、農業高校の生産物を計測すべきと、杉戸農業高校、および県・教育局・保健体育部に問い合わせました。「教育局の測定器なんだから使って計測し、値を公表すべきでは、と。

杉戸農業高校の担当の方は「測れるものなら、そうした方がいい」との意見をおっしゃっていました。杉戸農業高校でできた野菜などは、即売会、地元杉戸町役場や、杉戸警察などで販売されているそうです。

学業の面からも、社会的見地からもしっかり測ってみるというのは必要だと思います。

次に、問い合わせた県・教育局ではこういいました。

「アレは、文科省が急きょ予算化したもので、全国に広がる給食食材への不安、測定器を持たない、測定する用意が無い自治体をサポートする目的で、各県(青森から南、関東、東海も含む17都県に)5台配置ということで通達が来た。あくまで給食食材を測るのが目的。県立の農業高校であっても、給食食材でなければ測れない」のだそうです。

宮代町に設置されている測定器では、近隣自治体の小中学校・保育園などの給食食材、宮代町にある県立特別支援学校(養護学校)の給食食材を測っている、とのことです。

東京都でも、未だに計測が実施されていません。計測器が空いている時間があるのに、教育局所管の計測器が(給食食材以外)使用できないというのも、お役所仕事の(四角四面の解釈での)ゆうずう性のなさだと思いました。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。