避難所のIS値が0.23!! [防災]

6月16日(水)

IS値が0.23!!

IS値=構造耐震指数のことです。宮代町が災害時の避難所に指定している「避難所のIS値」について6月議会・一般質問を準備しています。

IS値のことは、以前ブログに書いたことがあります。IS値の0.6未満の建物は、震度6強の地震で崩壊・倒壊する危険性があるとされ、0.3なら「危険性が高い」といわれます。文科省は学校の建物について0.7以上のIS値を求めています。

旧耐震基準だった昭和56年以前に建てられた建造物は、診断をし、満たされていなければ、耐震補強をしなければなりません。

あらためて、避難所はどうか、気になりました。避難所および避難場所に指定されている日工大の総務課(の中の施設環境)に問い合わせました。

災害時の避難所によく使われるのが体育館です。日工大の体育館は相当古いです。あれ、ずっと気になっていました。もちろん昭和56年以前に建てられたものでしょう。

日工大・施設環境担当職員さんの話はこうです。「体育館と、4号館が基準を満たしていません。体育館2階は、X方向が0.23、Y方向が0.24で、早期に補強工事が必要との診断を受けています。4号館もIS値が低く補強が必要ですが、こちらは避難所に使うことはないと思います。そこで、体育館は24年度予算で、補強工事に着手します」

コの字型の本館は、2000年に補強工事をやっていますし、その他のS56年度以前の建物も、4号館以外は、取り壊して新しいものに建て替えられたりしています。

しかし、心配はしていましたがIS値が0.23だったとは!! いままで、何事も無くてよかった。

避難所に指定させていただいた日工大は、町の中の施設とは言え、公共施設ではありません。こちらからどうこう言える立場にありませんから、耐震補強工事の終わるのを待つことに致しましょう。

ほかの(避難所に指定されている)ところはだいじょうぶでしょうか。近隣より早く耐震診断、補強工事をやったと思っていた当町ですが、(それは住民も自慢していたのですが)実際、避難所なのに、IS値が低い、という盲点があるかもしれません。

私たち(ネットワークを組む議員たち)は、施設の耐震化などについて話す時、IS値を使って情報交換することが多いです。

小中学校の耐震化が進んでない自治体、IS値が低い教育施設などを抱えている自治体議員に、「IS値が0.3? えーっ、そんなに低いのー! うちはだいじょうぶョ」なんて言っていた私ですが、しばらく静かにしています。


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