久喜宮代衛生組合に住民監査請求 [ごみ行政]

4月12日(木)

迷惑料の現金支払は公平性を欠くと住民監査請求

昨日(4月11日)午前、久喜宮代衛生組合では、住民監査請求の請求人陳述が行われました。久喜・宮代清掃センター(旧久喜宮代衛生組合)周辺地域の住民が起こした監査請求で、求める措置は以下のもの。

「本負担金(後述する、迷惑料として支払われてきた不適切な現金支払い)支出は、他施設周辺住民との均衡を著しく失し、また、鷲宮・栗橋町協議会との協議書にてらしても疑義があり、同執行は不適切である。よって、管理者はH23年度に組合として執行した140万9千円を、損害を与えた組合に返還するとともに、本請求要旨に係るすべての制度を見直し、場合によっては廃止するよう求める」

6270万円(H12年からの合計)も支払われてきた周辺地域迷惑料

住民監査の請求人(以下請求人)は、久喜宮代清掃センター周辺団地の住民であります。この団地を含めた旧・久喜宮代衛生組合施設周辺の住民は、こういった(いわば)迷惑料の色合い濃い現金支給を受けず、ひたすらごみ行政の向上を目指し、提言、協力を惜しまずやってきた人たちです。

ところが、久喜市が合併したことにより、財産、債務、協定をそのまま新久喜市が引き継いだ、鷲宮・栗橋清掃組合、および菖蒲清掃センターの、迷惑施設として周辺に支払った多額の現金の取り扱いが浮上してきました。

これまで、といっても記録にあるのは、H12年度以降になるらしいのですが、鷲宮・栗橋および境目に当たる幸手市千塚地域、菖蒲清掃センター周辺地域へ支払った、協議会研修費名目の現金は、6270万円にのぼります。これらは、旧「久喜宮代」の、今までの(住民と行政との連携の)経緯を知る人には、仰天の金額であり、理屈であります。

しかし、合併前の(他地域の)協定には触れるわけにはいきません。請求人は、合併後に支払った23年度協力費の140万円9千円を返還するよう、またこういった<金で解決する>旧来の方法の継続は不適切である、見直すべきと、監査請求を起こしたのです。

研修旅行と銘打った不適切旅行と飲食い

請求人は、昨年度行われた鷲宮・栗橋協議会の研修旅行を具体的に挙げています。この研修に支払われた金額は140万円。旅行費用162万5千円、研修先の南信州広域組合へのせんべいの土産4千円、1人当たりの費用は37,000円となっています(うち組合から32,000円)。

研修先として選んだ広域組合は、H12年に建設されたガス化溶融炉、日量93トン処理の施設であり、内容として特に参考になる施設ではなかった。しかも職員が1名随行したのであります。

研修先の内容を厳正に審査したのか、職員が随行するのはいかがなものか、また、研修旅行費として金額は適切であったかどうか、を監査請求の一つに挙げています。

その他、幸手地区の105万円の現金支払いなどにも触れています。


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