「放射能の子供への影響」講演会の講師決まる [学習会]

9月22日(木)

講師が決まった

「放射能のことを専門医に聞こう」講演会については、講師を「高木学校」から派遣してもらいたいと思って、この間、ずっと連絡を取ってきました。もちろん、第一希望は、崎山比早子先生(医学博士、放射線の専門医、子供への被ばく影響について講演の依頼が殺到している)でした。が、内容が同じならば、崎山先生に限らない、ということにしました。昨日の電話で、瀬川先生に確定しました。

<高木学校>へのコンタクトを取り始め、メールではラチがあかないと電話した時、最初電話に出たのが瀬川先生。その時点で、第一希望の崎山先生は、当方が会場を押さえた10月23日のスケジュールはすでに詰まっていました。そこで、「僕行きましょうか」といってくださったのが瀬川先生でした。詳細はメールで確認したいのに、講演依頼を受け、講師を調整してくれる「高木学校」そのものが、会議を開けない状態だったのです。

「高木学校」

ここで、<高木学校>について少し説明します。

原子力資料情報室前代表・高木仁三郎氏は、1997年12月、プルトニウム利用のことを世界に広く知らせた科学的・社会的貢献によりライト・ライブリフッド賞(Right Livelifood Award)を受賞しました。この賞は、平和や人権、環境など人類が今日直面する課題の解決に力を尽くした個人、団体に与えられるもので、別名「もう一つのノーベル賞」と呼ばれています。

※ライトライブリフッド賞・・・賞金は、ノーベル賞の5%。世界で4人が選ばれる。そのうち1人は名誉賞で賞金はない。ノーベル賞が、ある意味選考過程が分からないのに対して、ライトライブリフッド賞は、推薦を受け、選考過程を公開している。日本では、高木仁三郎氏、団体では生活クラブ生協が受けている。

高木氏は、その賞金と多くの方々の支援をもとに、市民の立場から問題に取り組むことのできるオルターナティブな科学、「市民科学者」を育成したいと、「高木学校」の創立を呼びかけました。これに応えて全国から多くの人が集い、1998年「高木学校」がスタートしました。

「オルターナティブな科学者」とは?

●現代社会の直面する環境、核、人権などの問題について、市民が抱く不安や憂慮を共有し、市民の視線で物事を考えることができる人(科学者) ●実際に非政府組織(NGO)などと連携して研究、活動ができる人(科学者) ●地球市民の時代にふさわしい国際性を持つ人(科学者)  です

高木仁三郎氏

1938年群馬県に生まれる。1961年東京大学理学部卒業。日本原子力事業などに携わる。1997年、「ライト・ライブリフット賞」受賞、1998年<高木学校>設立。設立から2年後の2000年、(62歳で)永眠。

高木氏の言葉「科学者が科学者たりえるのは、本来社会がその時代時代で科学という営みに託した期待に応えようとする努力によってであろう。--社会と科学者の間には本来このような暗黙の契約関係が成り立っているとみるべきだ。だとしたら、科学者達は、まず市民の不安を共有するところからはじめるべきだ。そうでなくては、たとえいかに理科教育に工夫を施してみても、社会(市民)の支持を失った科学は活力を失うだろう」

高木学校には、たくさんのスタッフ、研究者が所属し、活動は、〇医療被曝問題グループ、〇原子力問題グループ、〇化学物質問題グループなどや、〇リサイクル班、〇暮らしの中から変えるプロジェクト、など多岐にわたっています。

私たちは、宮代で<放射能の基本>を勉強する計画を立てたとき、真っ先に医療被曝問題グループのメンバー、医学博士・崎山比早子先生を考えました。埼玉県内外でもさいたま市、越谷市、松戸市、柏市などで精力的に「こどもの被曝」「放射線のこどもへの影響」について講演活動をしていましたから。しかし、職務以外の土日のスケジュールはすでにいっぱいでした。

そこで、第2希望の(すみません)、瀬川先生です。

瀬川嘉之氏のプロフィール

1964年生まれ。早稲田大学理工学部物理学科卒業。科学技術館職員後、<高木学校>医療被曝問題研究グループ-低線量被曝研究会。4月以降講演多数。著書に「受ける?受けない?エックス線、CT検査」(七つ森書館) 「原爆調査の歴史を問い直す」(市民科学研究室)  「福島原発事故はなぜ起きたか」(藤原書店)、他。 

さて、今日から、案内チラシを作成しなくてはならない。チラシ原稿ができたら、「宮代町」「宮代町教育委員会」に後援を依頼したいと思っています。タイトル「放射能のこと専門家に聞こう」・・・サブタイトル(子供たちのために、無用な不安をなくし、必要な心配をするために)、、など考えています。いいのがあったら教えてください。

実行委員会形式でやります。賛同する方、どうかお集まりください。


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