下水道②・・・中川流域下水道で大きく黒字 [決算]

9月21日(水)

昨日審議された、宮代町下水道の過去の処理にはうんざりしましたが、広く視点を移してみますと広域の組合において、実は大きな黒字が生じていたことが、9月はじめ、「地方政治改革ネット」メンバーからML情報が出ていました。これについて、黒字の組合に所属している自治体は返還を要求し、赤字の組合に所属している自治体は、県内の流域処理組合の不均衡を是正し、負担の平準化を論議すべきとの意見が上がってきている。

中川流域下水道で49億円の黒字

H21年度から、行政の会計が公会計に移行するにあたって、(財)埼玉県下水道公社が精査したところによると、8つの流域(組合)で、合計207億円の黒字が出ることが分かりました。このうち、宮代町が構成市町に入っている「中川流域下水道」は49億円の黒字(志木市が試算した資料によると)が出たそうです。

宮代町は、さいたま市の一部(旧岩槻市)、春日部市、越谷市、草加市、八潮市、三郷市、松伏町、吉川市、宮代町、白岡町、蓮田市、幸手市、杉戸町、川口市(一部)、伊奈町の11市5町で、「中川流域下水道」で広域処理しています。処理費用として、H19年までトン当たり37円、H20年から32円払ってきています。

下水道費用は、将来につながるインフラ整備(財産)といえど、負担費用が高く、これを入れると、財政指針の「将来負担比率」が高くなるので、意識的にこれを抜いたほどです。

志木市は黒字分全額返還を要求

H22年7月、荒川右岸流域下水道に所属する志木市は、黒字分68億円を全額構成市町に返還するよう申し入れています。

これについては、昨年夏、(財)さいたま下水道公社から説明があったそうです。私は、先日町の財政担当に聞いています。担当は(個人的意見でしょうが)財政厳しき折、志木市の全額返還要求には理解を示し、中川流域も返還してほしいと言っていました。


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