休眠口座の活用 [財政]
2月8日(火)
休眠口座の預金残高は十数兆円
日本の場合、ゆうちょ銀行は10年間利用しない場合は休眠口座になりますが、銀行の場合、各銀行によって定められた年数は異なります。そして、なんと、いったん銀行の利益として計上されます。
私も使わなくなった通帳に何十円単位の残高があった場合、そのままにしていることがあります。このように多くの国民は、きっちり0にして解約するとは限りません。
仮に他界してしてしまった人の利用の手続きのない(死亡時に届けることになっている)預金のうち、1000万円を越える部分を取り込む試算をしてみると、休眠口座の預金残高は十数兆円になるのだということです。
菅総理が「休眠口座」のことを発言しています。いろいろな論議があり、一概にこれがいいというのはありませんが、これを日本国債の元本返済に充てるべきという人はいます。
日本国債は、どうしようもないところまで来ているのだからと。つまり、ただ休眠口座と口走るのではなく、その目的まで言及するのでなければ、いつもの民主党のように、どうにでも解釈できる案になってしまうからだそうです。
イギリスの場合、「15年間口座が開かれた状態で、口座名義人の取引活動がない場合、休眠口座となり、社会政策にゆだねる仕組み」だそうです。
韓国の場合には、「債権、請求権の消滅時効が成立した」口座140億円の活用先は福祉事業ということです。
2011-02-08 08:26
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