輸入ワクチン1660万人分を廃棄 [医療]
対策は、良かったのか・・・214億円分廃棄処分
昨年春からの、新型(豚)インフルエンザに対するワクチンが、なんと1660万人分も廃棄されたということです。
政府は、大感染を想定し、9900万人分を輸入する契約を、イギリス、スイスの医薬会社と結びました。結んだ直後から需要が下降線をたどり、一部を解約しましたが、ほとんどはあまって在庫になっていました。
そのうち、スイスのノバルティス社から購入した1660万人分(約214億円)を、まず有効期限切れで廃棄処分したということです。ノバルディス社から医療機関に出荷されたのはたった2500人分ということになります。
一方、イギリスのグラクソ・スミスクライン社(GSK社)の有効期限は1年半であり、現在5030万人分の在庫をかかえ、2011年6月までに順次有効期限切れを迎えます。これから風邪の季節を迎えますが、こちらも<ノ社>を上回る廃棄処分になるのではないでしょうか。
日本の場合、承認まで時間がかかるシステムが、依然として改善されていません。にも関わらず、報道などが過熱し、かなりの量のワクチンを急きょ契約するといった対策がとられましたが、実際に承認⇒使用となるまでに6ヶ月以上かかるのです。この間に流行は下火になりました。大きな対価を払って、成果はどうだったのか、疑問視されます。
2010-10-13 08:23
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