「日本の女性は家庭で働くのが喜び」?中山発言に抗議 [男女協働]
中山政務官、血迷ったか
APEC「アジア太平洋経済協力機構」中小企業相会合の関連会議が、10月1日岐阜市で開かれました。この一環である「女性起業家サミット」の昼食会で、こともあろうに担当の経済産業省の政務官・中山義活氏が「日本の女性は、家庭で働くことを喜びとしている。日本の文化だ」と発言した。
同じテーブルにいた人も、一瞬耳を疑った。こりゃーまずい、と思ったに違いない。女性企業家、女性の社会進出を支援する会議で、政府高官がまったく違う趣旨の発言をし、考えを押し付けた形だ。
中山政務官は、日本女性は家庭で働く=文化だと発言し、<ウケ>を取ろうとしたのか、オフィシャルの場で「日本の奥さんは力がある。デパートに行けば、はじめに子供のもの、次に自分のもの、その次がペットのもの、4番目にご主人のものを買う」とも語った。
発言直後から、会場内の女性を中心に大ブーイング。「世界の女性の意識にまったくついていけてない。日本の評価が下がる」と大きな批判になった。
「女性企業家サミット」は、クリントン・アメリカ国務長官の呼びかけではじまり、日米両国政府が主催している。APEC加盟21カ国・地域の女性企業経営者ら300人が参加して論議している。
集会の趣旨そのものを理解してない
中山さんという政治家は、結局、人が集まるところで、面白おかしく演説をして、<ウケ>をねらう低レベルな政治家(圧倒的に多い)なのではないだろうか。地方に行くと、こういう人の話は面白くてウケる。当の女性たちも「あらっ、やだー」といいながら大いにもてはやすのだから、発言した政治家はますますご満悦になるのだ。
しかし、中山さん、政務官だ。まったく重要な役職についた自覚がない。国際会議という「場」にふさわしい話ができる「センス」もなかったのだ。
自民党時代も、女性を持ち上げて、その実、蔑視している御仁が多かったけど、内容としては民主党も変わらない。国際会議に出る前に「意識改革」をしてほしい。
いや、こういうものは「性格」「体質」と関係あるから、根っから「意識」を改革できそうもない。「オレ様政治家」に、不適格な「役割」ははじめから振り当てないほうがいいかも。いつボロをだすかわかりゃーしない。
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