おもちゃクリニック [ボランティア]
ぴかぴかのお鼻が光らない
9月25日、おもちゃクリニックに運びこまれたサンタさん。手を圧すとクリスマスメロディが流れ、お鼻にほわっと明かりが灯る仕掛けでした。ところが壊れてしまって久しい。ダメもとで当クリニックに連れて来られた。持ってこられたのは、年配のご夫婦。奥様は車椅子に乗り、だんな様が押してこられた。
「思い出の多いサンタなんですけど、もうずっと壊れたままで・・・。このたび人にあげることになったんだけど、できれば治したいのです。メロディが流れるだけでも、鼻に明かりが灯るだけでも」と。
クリニックの開催時間は、9:30から12:00、「時間内に治らなかったら、お預かりします」と申し上げた。「私が持って帰ってやってみます」と、Sドクター。Sドクターが治したあと、切開・縫合担当のドクター(女性)がきれいに仕上げることになった。
直りました!
「治らなかったですか」とお電話
依頼者の奥様から「治らなかったですか。それでもいいです。もっているだけでもかわいいですから」と、電話があった。(しまった! 縫合で留まっている) 「あー、すみません、治ったのですが、そのままになっていました。連絡が遅れてすみません」とわたし。実は翌日治っていたのですが、縫合をするドクターが歯痛のため、そのままにしていたのです。
歯痛のドクターは、もたついたお詫びに赤い帽子についたボンボンを新しくしてあげました。 (うん、か~わいい)
/// 暗い夜道はぁ~ ぴかぴかのぉ~ おまえの鼻が役に立つのさ~ ///
喜んでくださった!
ご夫妻そろって、玄関に出てきて喜んでくださいました。「まぁ、ボンボンまでつけてもらって」とすぐ気がついてくださった・・・。今月の「おもちゃクリニック」でみんなに報告しなくちゃー。
このごろのおもちゃは、子供たちの扱いも乱暴ですし、(こわれるように)出来ているフシもある(場合も)。そんな中、思い出の多いおもちゃを治してあげることが出来たときは、本当にほっとします。
それにしても、ドクターズよ、ご自分の体の部品もイカレてきています。無理しないで早期に直すように、ネ!
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