久喜宮代衛生センター・・マックスの暑さでも臭気OK [ごみ処理]

8月27日(木)

「久喜宮代衛生センター」視察

衛生センタ.jpg

マックスの暑さの中でも、臭気問題ない

昨日(8/26)午前、総勢16人で、「久喜宮代衛生センター」(旧衛生組合)にて、視察研修させていただきました。私にとっては、合併後、はじめての視察になります。

長時間になり、恐縮です

昨日の視察は、越谷市、三郷市、八潮市、それに茨城県取手市の議員、市民の皆さんが中心の視察団でした。知人が多かったものですから、私ともうひとり、宮代台のAさんもご一緒させていただくことになったのです。

午前9時半からということで、総勢16人は20分前に現地に到着していた人たちも含め、熱心な研修になりました。あとで考えますに、この視察ツアー、特にツアー・コンダクター(?)がいない団体だったため、(聞きたいことがいっぱいあったので)終了時間が延び延びになって11時45分までセンター職員にお付き合いさせてしまったこと、申し訳なかったです。

※はじめに、「じゃー、これから始めます」と、終わりに「これにて。ありがとうございました」がはっきりした挨拶でなかったことが後で気になりました。もちろん、仰々しい議長挨拶や、首長挨拶などとは無縁の市民団の視察ではありましたが・・・。

センター側は、いつものように、茶托付の熱いお茶のサービス、後半の質疑には4人の職員が対応、お世話になりました。

そのおかげもあってか、本来の目的である、「菌床」による生ごみ処理をじっくり見学し、枝葉の粉砕⇒堆肥化施設にも足を伸ばしての説明を受けました。37℃にもなった猛暑日、そんな環境でも、生ごみ処理の臭気は問題なし、ということがわかったのは収穫だったと思います。時期的には最高の視察でした。

その後、会議室にもどり、質疑応答になりました。東埼玉環境センター(越谷市、草加市、八潮市、三郷市、吉川市、松伏町の5市1町)の対象人口は、約87万人。その管内のメンバーが多かったのですが、依然として燃やすごみにたよっていく処理形体を打破しようとする市民グループは、常に先進的な取り組みをしている「久喜宮代衛生センター」の説明の中から、いかに住民、議会、行政が取り組んできたかのヒントを得ようと、質疑をしていました。

視察団の中に、お住まいは東京西部地区だという(環境ジャーナリスト)Aさんもいました。Aさん、提供された資料の中から、直近の数字に「たいしたもんですね」と、関心していました。彼は、H5~6年頃からの、「久喜宮代衛生組合」の取り組みについては、熟知していて、現在の「堆肥化」についても、合併による取り組みの渋滞はあるもののかなり評価していました。

昼食を食べながら意見交換会

視察後、昨日の「第二の目的」-管内住民との意見交換会になりました。場所を近くの「都古」に移した交流会・意見交換会もたっぷり2時間、相互活発な意見が飛び交いました。

「大地のめぐみ」堆肥化プラントは?

環境ジャーナリストのAさん、「大地の恵み堆肥化プラントについては、こっちもいわなかったし、組合側も触れなかったけど、どう評価していますか」と。一連の取り組みを知っている環境通なら当然関心をもつ事項であります。

私は「アレは住民代表を軸とする堆肥化検討委員会が、ヒアリングを繰り返した後、【久喜宮代】仕様を実現できると踏んだJFE(日本鋼管)に発注したものでした。5年間悪戦苦闘したプラントです。検討委員会の積極的推奨ではありましたが、成功例とはいえませんね。堆肥化は成功しましたが、現実は、ランニングコストと臭気にずっと悩まされていた。現場は、温度管理、プラントの管理と寝ずの番をした5年間でした。皆さんのところは、アレを参考にして、うまくやってください」と、いいました。

行政というところは、結果がいいも悪いもパイオニア的な取り組みを担わなければならない。これも行政の使命だと思っています。行政(というより現場)は、住民・議会が出した方向性に沿って最大限の努力をしたことは間違いなく、悪いというなら悪いのはこっち(住民主体の検討会、承認した議会)だ。しかし、その延長線上に、今全国から注目されている「菌床型生ごみ処理」があるということです。

まぁ、「あの5億円のプラントは成功したとはいえない。皆さんは成功させてください」って言ったもんだから、かえって皆さんの胸に、ストンと「納得」が落ちたようです。

それで、「だから、(そういう意味でも)久喜宮代はすごいよ」といってもらえました。「何もやらないで、楽なほう(つまり、何でも燃やしちゃえ)を選ぶほうがそりゃー簡単だ」とも。

合併後の今後も大変

本当のこというと、センター側の説明はかたくて、言葉が十分でなかった。「もっと自慢していいのに。もっとうまくいえるのに」と、宮代台のAさんとひそひそ。まぁ、合併なった今、鷲宮、栗橋、菖蒲など3町との調整、取り組みの歴史を、「久喜宮代」レベルまで持っていく「今後」を考えると、饒舌になれない心境と見ましたが・・・。

その分、昼食交流会では、私たち、かなりの評価をしながら「久喜宮代」を喧伝しましたから。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。