草加市 新里(にっさと)町内会 [地域発]
3月26日(金)
元気な自治会と交流しました
昨日3月25日は、冷たい雨が一日中降っていました。桜も足踏み状態。そんな冴えない空の下でしたが、午前9時から12時まで、草加市の元気な自治会にお邪魔しました。 こちらは、宮代台の方3人、それに草加市「みんなでまちづくり課」と連絡を取っていた私、合計4人で集合場所の、草加市役所ロビーに到着。
同行して下さる「みんなでまちづくり課」課長の菅沼さん、課長補佐の芝田さんは、車2台を用意して待っててくださいました。草加市の西の隅っこに位置する「新里町会」に向けて出発です。
新里(にっさと)町会は、草加市の西のはて、川の向こうは東京都足立区という地域です。本当に、自治会館のすぐ裏は毛長川(綾瀬側の支流)、人道橋を渡ると、東京都なんです。
「出遅れた町会にようこそ」という会長さんと、これまでいろいろ努力をして盛り上げてきた事務局長さんが部屋を暖めて待っていてくださいました。ドアには「歓迎 宮代町まちづくり関係みなさま」と手作りのビラが貼ってありました。なんでも一生懸命のお姿にあったかぁーい気持ちが伝わります。出遅れた分、多分勢いがあるんでしょう。
みんなのお金を合わせて作ったという小さめの町内会館を入ると、集会室には開拓住民のような「あれ」「これ」の活動が、時系列に張り出してありました。 --- 以下、お話を要約
犬糞の土手が花咲く道に
「毛長川土手の遊歩道化に取り組みました。 「毛長川」は、国交省の管理、小さな川ですが、道路もない土手だったんです。 道路もないから、土地も売れない、畑も荒れて不耕作地。犬を散歩させる「犬糞道路」といわれていました。ここを掃除することから始まったんです。
ただただ、犬の糞を拾うことだけに終始しました。そのうち、散歩する人は気をつけるようになりました。それから道路じゃない荒れた土手に砂利を引き、道になりました。その後、100㍍づつ、舗装しました。市が費用の一部を出してくれました。
「毛長川コスモス街道づくり」の展開
不耕作地に「コスモス作戦」で、不耕作の畑にコスモスを植えました。満開になった頃、「ただでお花を摘めます」と、コスモスの摘み取りイベントにしました。人道橋を渡って、東京からも、人が来ましたよ。大成功!
毛長川もキレイになりました。最初掃除した時には、自転車はおろか、軽自動車が出てきてびっくりしました。汚いから何でも捨てちゃうんです。地元の人じゃなく、ちょっと住む住民が引っ越す時、みんな捨てちゃう。
それから、みんなに元気が出ました。参考になる自治会、町内会を見学に行きましたよ。
お手本は、日立市
お手本は、日立市「塙山学区」自治会だったんです。元気なところだったんで、見学に行きました。そしたら「歓迎!! 新里町会様 」の横断幕で迎えてくれたんですよ。今日のは、それをまねしたんです。当時の会長さんは女性の会長さんだったんですけど、とても元気でキメ細やかだったですね。それに触発されて、自分達も頑張ろうってね。」 ・・・吉岡会長さん、土澤事務局さんのお話から
地域の「将来計画」を持つ町会
昨日の、本当の訪問目的は、この「新里町会」が作っている「地区の将来計画」を研修するためでした。
事の発端は、聖学院大学の講演会に行った、宮代台のAさんが、草加市の木下市長の話を聞いたことから始まります。木下市長は、先進的な市長ですが、その市長が、草加市は「地域」が将来計画を持っている、と言ったことにAさん、大変関心を深めました。
そういえば、何年か前、木下さん(彼は「地方政治改革ネット」のメンバーでもあります)が、例会に来てくれたとき、「草加市はこれから地域の計画を作ることになる。地域によって大変な差がある。差はすなわち地域の個性だ」というようなことを話したことがありましたっけ。
そこで、宮代台の有志が、「草加市の自治会活動を詳しく知りたい。それから、どこか将来計画などを話してくれる自治会はないかナ」と、私に連絡を取ってこられました。 もう3ヶ月くらい前になります。知り合いの草加市議に頼んだら、彼は、「いったいどこが担当なんだろう、地域の将来計画は?」と、あちこち当たってくれました。そして「みんなでまちづくり課」だとわかり、さっそく菅沼課長とこちらの望むことの調整になったわけです。
訪問まで時間がかかったのは、3月議会が入ってしまって、課長さん大忙しになってしまったからです。でも、昨日の訪問、良かったです。いろいろ苦労話も聞けて。
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