事業だと思っていたのが、行事だったのが良くわかった:草津市 [事業仕分け]
草津市の事業仕分け
国の事業仕分けは、不透明な税金の動きが白日の下にさらされるという効果はあったと思います。 一方で、地方公共団体の事業仕分けは、形骸化した事業、無くてもいい事業というのが、市民目線であぶりだされる、という効果かと思います。
先日20日の日曜日、滋賀県草津市で行われた事業仕分けでは、市民判定人から「事業だと思っていたのが、行事であったのが良くわかった、あればいいけど、税金がそれだけ使われるなら要らない」等の感想が寄せられているそうです。 仕分け人の一人になった自民党-河野太郎さんのブログで紹介されています。
事業仕分けで、埼玉県富士見市、和光市と続いて市民判定人方式が始まりました。ここが国と違う点でして、市民に当事者意識で参入してもらうには、「虎の子の税金を使うならば、本当に不可欠の事業か?」との視点が入る「市民判定人」方式は評価できます。市民判定人方式は、裁判員制度と同じで、無作為に選んだ判定人に、率直な市民意識を問います。
2回目の余裕
それと、草津市の事業仕分けでよかったのは、2回目という余裕で、事業を10だけにしぼったことだと思います。なにも、40も50もの事業を1日、2日でやる必要はないのでは、と最近感じていました。 初めて実施するところは、多くの事業をそろえなければサマにならないと思うのか、外部の仕分け人にお出ましいただくからには、と欲張ってしまうのではないでしょうか?
行政の常套手段、切りたい事業に「市民判定人の判断でやめた」という口実のための事業仕分けをしないこと、は大前提ですが...。
あちらこちらで「ぜひ、東武動物公園駅にエレベターを」の声
中島地区のあるお年寄りの方から、あるいは姫宮東団地の方から、ほかにも、動物公園駅に「エレベーターがなぜ設置できないの?」というご意見をいただくことが多くなりました。
ほんと、そうですね。これはかなり住民の願望度が高いようです。10ねんまえとは様変わりした要望です。 仮に1500万円(2基)だとすると、ほかの1500万円事業より、優先度では住民判定は上位につくのではないでしょうか。
中島地区の方は、わざわざ姫宮駅まで行ってエレベーターを使い、電車に乗って出かけるのだとか。例えば、「ふれあいセンター」の維持・管理費の一部である1500万円と、エレベーター設置の1500万円と同じ税金をどう使うのか、という判断です。 こういった事業は、当事者(納税者)が考えるべき。
家庭なら、今年は他を切り詰めて、「地デジテレビ」を買っちゃおう!」と決断するところを、行政でも「家族会議」感覚で。
東武さんと協議して。。。
執行のよく使う答弁に「東武(鉄道)さんと協議して」があります。これは、はっきり言って先延ばしの答弁ではないでしょうか。
億という単位ならともかく、1000万円単位なら、東武に「エレベーターは、手前ども(町)で設置させていただきます。これにより東武鉄道の乗降客の利便性がぐ~んと高まると思いますよ」とかいって懐の深いところを見せちゃえばいいじゃーないですか。次のコラボ事業での、東武との関係を滑らかにしておく効果はあると思うし、迅速なエレベーター設置で、住民の満足度は上がるし、、、1500万円クラスの使い道ですよね、実際。
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