サウジアラビアは、教育費・医療費が無料 [国際交流]

異文化講座

国際交流ネットワークは、昨日、日工大別科(日本語習得過程)に在籍しているサウジアラビアの学生をお呼びして、異文化講座を開きました。

国際交流も、この10年ほどで、かなり様変わりしています。                この交流が始まった頃は、台湾との交流が濃かったので、台湾の高校生が修学旅行の折、日工大に立ち寄ったこともありましたが、その後、あれよあれよという間に、中国からの留学生が増えて、台湾からの留学生、交流生は激減しました。

それから、なんと言っても、オイルマネーの豊かなサウジの学生が増えたことも、変わった点です。カジュアルな服を着ていることが多く、例のコットンの白くて足元までの服を着ることは少ないのですが、時々はそんな服で買い物もしています。

しかし、宗教の戒律上、男女が一緒に歩くのも本国ではマレらしいのですが、ここ(日本)では一緒に自転車を走らせていることもあります。

ナツメヤシの国サウジ

異文化講座は、2人が担当してくださいました。その他に4人、サポートメンバーも。   最初は、流暢な日本語を話すムクリンさん(無垢林なんて、当て字も板書していた)。

 サウジアラビアは、国土の80%が砂漠ですが、亜熱帯気候に属し、思ったより温暖であること、時には雪も降るということを聞いて「へーぇ、そうなんだ!」

タイトルにある、ナツメヤシは、国を代表する木で、1300万本くらいあって、年間60万本収穫する。やしの実は、ミネラル、ビタミンが豊富、100グラム318kカロリーで、蜂蜜よりも栄養価が高い、と説明も細かい。砂漠と言っても、緑の多いストリートは、美しい。

サウジは、王国です。現在3人の王様がいて(身内ということらしい)、子どもはたくさん。

意外にも、かなり高地があるのも驚きましたし、オイルマネーがもたらした超近代化cityと、アラビア文明の遺跡が調和している国だということもわかりました。

主要な収入は石油産出によるもので、国の収入の8割を占めているそうです。     潤沢なお金の中、教育費と、医療費は無料という、日本では夢のような話も聞きました。教育費は全体の27パーセントを占めているそうです。光熱費もかなり低価格らしいです。

人口は、1692万人、14歳以下が全体の45パーセントという若い国です。

ラクダは人間の

ラクダは、いたるところにいるのだそうです。年に1回「らくだレース」は開催され、気分が乗ったラクダは競走馬より速く走るんだそうです。優秀なラクダは一頭1000万円の値がつくこともあるということですが、金に糸目をつけない時代は、かつて日本にもありましたっけ (もう、遠い昔のような...)。

結婚するまで、デートもしたことない

夏休みに国に帰り、お見合いを成功させたイブラヒームさんに、ここからバトンタッチ。

サウジは、宗教上の決まりが厳しく、小学校から、大学を卒業するまで男女別の教育を受けます。職場も男女で働く場所が違うことも。女性は出来るだけ顔や手足などを隠すのが決まりであり習慣化されているので、家族以外は話をしたこともないそうです。

「デートもしたことないんですか」と質問しましたら「はい、そうです。だから日本の女性も、私たちは安全ですから大丈夫です」と。

で、年頃になると、お母さんが選んだ女性とお見合いのような出会いをするそうです。もちろん断ってもいいのだそうですが、お母さんに絶対の信頼を置いているので、一人目で決まる確率は高いのだそうです。

夏休みに帰国して、お見合いしたイブラヒームさん(26歳)は、冬休みに帰国し結納のようなものを相手に差し上げ、来年の春くらいに帰国し結婚式の運びになるそうな、、。

同じ中東、アラブでも、豊かさでこうも余裕があるのでしょうか。戒律が厳しくても、豊かさの中で「礼節を知り」落ち着いた話し方をする人たちです。

持ってきてサービスしてもらったコーヒーは、焙煎してないコーヒー豆ということで、変わった味がしました。

丁寧に、なんどもアラビア語を教えてくださいましたが、何度教えてもらっても、模様にしか見えない文字はかけませーん。右から左に向けて書いて行くのに「えーぇ!、そうだったの?」


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