第144回J・Iフォーラム、知事の反乱で地方分権は進むか [学習会]

「構想日本」

ここのところ、夜にかかる外出は、遠出を避け、地元優先になっていた私ですが、ちょっと久しぶりに「財団ビル」=「構想日本」のフォーラムに出かけました。144回となった「J・Iフォーラム」、昨日のテーマは「知事の反乱で地方分権は進むか?」

橋下大阪府知事たちが連日マスコミをにぎわせている。彼らの旗印は「地方分権」だ。地方分権は、法律も作られ、10年来いろいろ議論が行われたが、結論だけ言うとほとんど進んでいない。抽象論はもうやめよう。例えば、新型インフルエンザ、きわめて中央集権的に行われたことが現場の混乱の大きい原因だった。 昨日のパネラーは、以下の人たち。--フォーラムから--

①上 昌広(かみ まさひろ)東京大学医科学研究科 特任准教授          医療ガバナンスを研究。周産期医療の崩壊をくい止める会事務局長など

②露木 順一(つゆき じゅんいち)神奈川県開成町長               NHK政治部記者を経て、1996年衆議院出馬、次点。1998年、開成町長当選。2007年から内閣府「地方分権改革推進委員会」メンバー。

③福嶋 浩彦(ふくしま ひろひこ) 前我孫子市長 現在は中央学院大学社会システム研究科教授 東京財団上席研究員など。

④穂坂 邦夫(ほさか くにお) 前志木市長 NPO法人地方自立研究所理事長

コーディネーター ⑤加藤 秀樹(かとう ひでき) 構想日本代表    非営利独立のシンクタンク「構想日本」を設立。縦横無尽の射程から日本の変革を目指す。

たくさんのヒントをもらった

参加するたびに、「私だったらこうする」、のヒントをもらえる。だから面白い。

メモから

(福嶋) 分権というのは、主権者である市民が、これは国、これは自治体と、権限を分けて与えることなんです。角度を変えると、分権というのは、自治体が自区内の住民の意志で決める仕組みがあるかどうかだ。そのために、はじめて、住民にとって分権が必要になる。行政の中だけでやっているのでは、国でも地方でも住民には同じだ。永久に身近な話題に上らない。

(露木) 分権? 住民の関心を呼ばない。分権改革委員会のメンバーだが、住民にとっての分権改革に2つの手法がある。〇経費の無駄を暴く方法と〇税金にこういう使い方があるよ。もっといい使い方教えて。でも、自治体の無駄なんて小さい。チェックも効く。国の無駄はハンパじゃない。それを国会議員はチェックしているか。まったく意に介さない。

私の意見 まったくその通り。国にチェック機関がない。会計監査院はちょっと違うし。その中で、「構想日本」および国会議員の「無駄撲滅チーム」の事業仕分けは、有効な作業だったと思います。

自治体の公共改革もスピーディーに結果を出す必要のあるものもある。それには、先日富士見市で行われた『市民判定員』を入れた事業仕分けは、新手のしくみでおもしろい。                       裁判員制度みたいに、仕分け人の判定に民間の判定を入れるわけです。                                          「公共改革協議会」などの時間がかかるものより、「私だったら、これ要らない。これは必要だ」の当事者意識を育て、即決性に住民が責任を持てる。

富士見市の『事業仕分け』資料、先日、担当課にあげたけど、読んでくれたカナー。資源ごみになってないかなー。

あとの懇親会で

夕方6:30~8:30過ぎまでという、構想日本のフォーラム。あとの懇親会までは参加する余裕がないので、いつもパス。でも、きのうは、思い切ってイタリアンレストランで開かれた懇親会にまで出ました。

いろいろな方と名刺交換したり、意見交換したり、ヒントがますます灯ってくる。                                        著名人に混じって、越谷市の職員がいました。彼は、福嶋前我孫子市長(東京財団上席研究員)の週末学校に自費で参加しているそうです。そのT君が、宮代町の職員は、お手本になるといっていました。「はい、そうです。頑張っている人がたくさんいるんです」と、こちらまでうれしくなりました。

宮代職員も、(希望があるなら)福嶋さんなどが開催している公務員塾や週末塾に参加するといいと思っています。刺激を受けることが、今、すごく必要なのではないでしょうか。8月1日にもあります。週末学校が。                    週末塾に出たり、そこから広がる人脈で昨晩のような懇親会に出たり、こういうことがきっと役に立つと思うんです。

[ドコモポイント][ドコモポイント][ドコモポイント][ドコモポイント] お葉書をいただきました。「シルバー人材について「視点」に書いてくれてありがとう」と。うれしい! 先輩のみなさまのお力を借りることが、大げさに言えば、日本立ち直りのポイントと思っていますからね、私は。 頼りにしてますよー!!


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