さいたま市議会に抗議・「辞職願」の吉田さん当選 [選挙]
無所属議員には「意見」を言わせない
昨日は、さいたま市長選挙の投開票が行われ、民主党県連が応援した、前県議・清水氏が圧勝しました。おめでとうございます。
大きなニュースの影で、市議会議員補欠選挙の結果も伝えています。
同じく圧勝で復帰した吉田一郎市議に、心からの祝福と、「ホッとしました」を送ります!
2月議会最終日、さいたま市議で、無所属の吉田一郎さんは、新年度予算案に反対意見を述べていたところ「意見を述べた!」と、突然の懲罰動議。
採決も行わないまま、懲罰委員会開催が開かれたということです。
その後、本会議において、懲罰事由に対する吉田議員の「弁明」が行われる事になり、そこで予算案に反対する理由に触れたとたん「意見を言った!」と、弁明の途中にもかかわらず、中止命令。
孤軍奮闘する無所属議員の発言を、徹底的に封じ込めようとするさいたま市議会。
吉田議員は「無所属議員に本会議での質疑・討論を認めない、さいたま市議会の現状に抗議する」とし、その場で「辞職願い」を提出し、議場を去りました。
県議会並みの給料と、県議会並みの権力体制
さいたま市議会では、6年前、自民・公明・民主・共産、それに無所属の会派が「申し合わせ事項」と称する「ルール」を決め、会派に属さない議員には議案に対する賛否の討論を認めなくしました。
吉田議員は、当選以来一貫して「地方議会の本旨に沿わない」として発言権を求め続けてきました。
発言の制限を受けた吉田議員は議案討論の際、動議提出権を利用し、請願のタイトルに賛否を書き込んで読み上げるという方法を(議長の承諾を得て)採ってきました。ところが、昨年6月、これも突然、発言中止が命じられました。
なんと「議場占拠」だと…
突然の「発言中止」命令に、吉田議員は発言を中断し、その場で議長の方を振り返り、その理由、法的根拠を聞きました。
この行為が「議場占拠」とされ、議場からの強制排除(これは警察権の行使です)。
9月議会では7日間の出席停止、12月議会でも懲罰会議、2月議会では3度目の懲罰に。
再び活路を求めて
吉田一郎さんは、昨日投開票が行われた「埼玉市長選挙」の市議補選に立候補しました。
実は、彼の「辞職願い」は議長預かりとなって、「宙吊りの刑」になっていたのでが、直接市民に審判を仰ぐため打って出ました。
結果は圧勝
姑息で、疲労感しか残さない「大所帯市議会」のやり方に、市民が判決を下しました。
吉田さんは、ぶっちぎりで圧勝しました!
少数で風通しがよくなった宮代議会
宮代町議会は、今回20名から14名に定数を削減しました。
私は、なんでも削減すればいいという風潮には同意しかねます。
しかし、宮代町では結果オーライでした。
大型会派がバラケて、力が拮抗し、権力主義が影を潜め、風通しが良くなったのです。
それに、大人の裁量があり、少数を尊重するようになりました。
16万円ほどの報酬に、政務調査費も自ら廃止した宮代町議会に、「多すぎる。日当制にしたら」という意見も、昨日の学習会では聞きました。(1日3万円の日当制にした福島県矢祭町では、一人90万円と、3分の1にまで削減できましたが)
しかし、86万円の月給、43万円の政務調査費(もちろん月額です)を持つさいたま市議会の「懲罰」乱用、審議ストップの現状もご参考に、当町議会の奮闘に、今しばらくのご容赦をお願いしたいと思います。
昨日は、さいたま市長選挙の投開票が行われ、民主党県連が応援した、前県議・清水氏が圧勝しました。おめでとうございます。
大きなニュースの影で、市議会議員補欠選挙の結果も伝えています。
同じく圧勝で復帰した吉田一郎市議に、心からの祝福と、「ホッとしました」を送ります!
2月議会最終日、さいたま市議で、無所属の吉田一郎さんは、新年度予算案に反対意見を述べていたところ「意見を述べた!」と、突然の懲罰動議。
採決も行わないまま、懲罰委員会開催が開かれたということです。
その後、本会議において、懲罰事由に対する吉田議員の「弁明」が行われる事になり、そこで予算案に反対する理由に触れたとたん「意見を言った!」と、弁明の途中にもかかわらず、中止命令。
孤軍奮闘する無所属議員の発言を、徹底的に封じ込めようとするさいたま市議会。
吉田議員は「無所属議員に本会議での質疑・討論を認めない、さいたま市議会の現状に抗議する」とし、その場で「辞職願い」を提出し、議場を去りました。
県議会並みの給料と、県議会並みの権力体制
さいたま市議会では、6年前、自民・公明・民主・共産、それに無所属の会派が「申し合わせ事項」と称する「ルール」を決め、会派に属さない議員には議案に対する賛否の討論を認めなくしました。
吉田議員は、当選以来一貫して「地方議会の本旨に沿わない」として発言権を求め続けてきました。
発言の制限を受けた吉田議員は議案討論の際、動議提出権を利用し、請願のタイトルに賛否を書き込んで読み上げるという方法を(議長の承諾を得て)採ってきました。ところが、昨年6月、これも突然、発言中止が命じられました。
なんと「議場占拠」だと…
突然の「発言中止」命令に、吉田議員は発言を中断し、その場で議長の方を振り返り、その理由、法的根拠を聞きました。
この行為が「議場占拠」とされ、議場からの強制排除(これは警察権の行使です)。
9月議会では7日間の出席停止、12月議会でも懲罰会議、2月議会では3度目の懲罰に。
再び活路を求めて
吉田一郎さんは、昨日投開票が行われた「埼玉市長選挙」の市議補選に立候補しました。
実は、彼の「辞職願い」は議長預かりとなって、「宙吊りの刑」になっていたのでが、直接市民に審判を仰ぐため打って出ました。
結果は圧勝
姑息で、疲労感しか残さない「大所帯市議会」のやり方に、市民が判決を下しました。
吉田さんは、ぶっちぎりで圧勝しました!
少数で風通しがよくなった宮代議会
宮代町議会は、今回20名から14名に定数を削減しました。
私は、なんでも削減すればいいという風潮には同意しかねます。
しかし、宮代町では結果オーライでした。
大型会派がバラケて、力が拮抗し、権力主義が影を潜め、風通しが良くなったのです。
それに、大人の裁量があり、少数を尊重するようになりました。
16万円ほどの報酬に、政務調査費も自ら廃止した宮代町議会に、「多すぎる。日当制にしたら」という意見も、昨日の学習会では聞きました。(1日3万円の日当制にした福島県矢祭町では、一人90万円と、3分の1にまで削減できましたが)
しかし、86万円の月給、43万円の政務調査費(もちろん月額です)を持つさいたま市議会の「懲罰」乱用、審議ストップの現状もご参考に、当町議会の奮闘に、今しばらくのご容赦をお願いしたいと思います。
2009-05-25 07:24
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